ラブストーリー好きな人なら続きを読まずにはいられなくなるというか
掴みで成功してるお話だと思いました。
この手のお話って、切ない片想いが少しずつ良い方へと向かっていくみたいな、
そんな感じを期待して読んじゃうんだけど
南波さんの作品に限っては、ストーリー構成のせいなのか
キャラのせいなのか
何故か、そういう気持ちにならないので、この結末は個人的にはスッキリでした。
もうね、しょーがない!これはね。
仁菜の京ちゃんへの気持ちがどういうものだったかということでしょう。
心変わりというわけではないというか
実際、京ちゃんからのキスは逃げてたし、まだ中3の子供だし・・
と言いつつ、三宅くんは京ちゃんより大人っぽかったな。
あんな中坊おらんよ。
まぁ本当は王道的に気持ちの良いエンドが理想だけれど
これが南波さんのカラーだし、それが嫌いじゃないので
これまで読んだ南波作品の中でも一番好みです。