夏雪草という不思議な名前の花を初めて知りました。花言葉の一つに「思いがけない出会い」があるそう。だからって幽霊と出会うなんて想定外すぎる…。
幽霊の夫、亡夫への想いを引きずる未亡人、新しい男。みんな未練がましい。
1番未練がましいのはやはり篤くんかな。生前を考えればわからなくもないけど、生者のことは生者に委ねるしかないでしょ、と。
生きた世界で彼女と並んで歩くのは1人。だからといってもう1人も消えていい存在でもない。そして用意された、生者と切り離された世界。逃避ではなく、確かに存在したと証するための世界。だから決して「不幸」ではないんだよな。ただ生者の体温を感じることができない世界。
肉体を持つということ、人格というか「内側の人」、どちらが意味をもつのか、ときかれれば「内側」だと思うけど、人間て見た目に影響されやすいんだよな。
ちゃんと内側を見る人間でありたいと思ったのでした。
フォロワーさんのおかげで、読者傾向偏りがちだった私が色んな出会いをいただいてます。感謝と同時に、私が本の中から戻ってこない、という事態が発生しております…。