ネタバレ・感想ありこの世のふたりのレビュー

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2025年1月22日
ストーリーも良いですが、まずは絵が素晴らしすぎる。
ささっと描いたかのように見せて丁寧に描かれている背景。トーンをほとんど使わないことで、コントラストがハッキリして独特な世界観を観られます。
背景は線描がほとんどで、その分登場人物の着ているものの黒が映えて美しいです。
2人の会話も素敵です。淡々と、でも心の芯に語りかけるような言葉たち。本当に素晴らしいです。
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ふたり
2024年10月25日
読み放題にて。小説家と小説家の妻と心中した資産家の愛人の話。残された2人が傷の舐め合いみたいに一緒に住みますがお互いに絆されていく姿とやり取りが穏やかで心が温かくなります。ずっと2人で幸せに暮らしてほしいな。
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良かった。
ネタバレ
2024年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説家の妻と資産家が心中してあの世に行き、この世に残された小説家と資産家の男の愛人のお話。
残された者同士傷を舐め合うような関係から始まったけど、きさらぎ先生が飄々としていて淡々とストーリーが進んでいきます。最後はほわっと温かいラストでした。
星4.4
心が通じ合っていく静かな時間の流れ🌸😉🌸
2024年9月1日
手書き感いっぱいの不器用な絵が、逆にふたりの不器用な淡々とした生き方と波長が合う雰囲気でヨカッタです。もうふたりはそっとしておいてあげて…とささやきたくなる様な読後感がとても心地いい作品でした。。🌙😊🌓😄🌙
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とてもよかった
2024年7月2日
表紙に釣られて読みました。淡々と描かれる2人の日常が描かれており良かったです。こんな人生を歩んでいけたらなと思える、純文学のようなマンガでした。
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残されたふたりの
2023年3月11日
「小説家もの」が好きなので購入しました。心中で置いてきぼりになったふたりのお話。淡々と抑制的な語り口で、置いて行かれたうつろさや後ろめたさや、心が通い合っていくあたたかみが描かれていてとても良いものを読みました。
とても良かったです!
2022年1月28日
絵がとっても細かくて、風景や家の中、先生やむつみ君の服など、絵を見るだけでも過ごせるくらいです。お話も、とっても良いです。この世に残された二人が、一緒に暮らして、残された寂しさ、なんで残されたのだろうという悔しさみたいな物を埋めていく過程が、すごく劇的な事が起こるわけでもなく、淡々と描かれていて、本当に良かったです!
心中のち、淡々とした語り口の平和な日常
2021年12月9日
不倫心中で妻に残された夫と愛人に残された情人が出会い…と書くとドロドロかと思いきや、終始淡々とした語り口で平和に進みます。明治や大正文学っぽい会話劇のせいか、2人の関係はサラサラと上品で全くドロドロしていない!寧ろ『こんな日常っていいな』と思える程に良い。なんとなく、先生の愛し方と青年の愛し方の相性よかったのもあるんだろうな…(激情的に愛されたかった心中した2人とは相性悪かったんだろう)最終的に、巡り合わせの不思議と、相性いい相手に出会えた2人の上品なやり取りを見守る気持ちになりホッコリ。こんなドロドロ設定でこんなサラサラ気持ちいい話を書けるのは凄い。
この世でふたりでいる幸せ
2020年12月8日
初読み作者さん。積読リストに長い間入ってて、どうしてこの作品を見つけたか忘れてしまった。。なぜかレビュー数少ないですが、なかなか他にはない特別な作品でした。明治から大正くらいの時代、妻が不倫相手と川へ身を投げて心中してしまった小説家。心中現場の橋の上で、不倫相手の愛人(もちろん男)と出会うところから話が始まります。お互いに置いていかれたもの同士、孤独に苛まれ、喪失感を埋めるため成り行きで同居することになる。ふたりが出会ってからの日常を、劇的ではなく、淡々とした筆致で描いています。時代背景の細かな描き込みと重なって、どこかもの悲しさの中に、この世でふたりでいる幸せを感じました。
とてもよかった
2020年12月1日
似た喪失を経験した二人が出会って寄り添いながら過ごしていく様子がとてもよかった。
すき
2020年11月29日
なにこれ、最高。時代背景と始まりが始まりなので物悲しい雰囲気はあるけど、結果、相思相愛ですよね。二人ともずっと敬語っていうのも珍しくて萌えました。
暗いテーマで淡々としてるも心地よい話
ネタバレ
2020年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さん。
不倫の果ての心中からタイトル通りこの世に遺された二人の話。時代モノで和装と洋装が混在し、むつみ君が置いてきた洋服からモダンボーイを連想させるから大正時代なのかな。

心中女性の夫きさらぎ(作家)×心中男性の愛人むつみ。

世間の喧騒の煩わしさと喪失感の中引き合った二人が、孤独を恐れて寝食を共にする生活に平凡が戻る中、幸せになって良いのか疑問や再び人を失う不安など複雑な心情が苦しい。むつみ君は既婚男性の愛人で最期不倫女性を選ばれた虚無感が気の毒。

既にこの世に存在しない人へぶつける事も過去を消す事も出来ない二人が、雪の日の思い出の様に少しずつ上書き出来る日常に意味のある話良かったです◎
穏やか
2020年7月13日
すごく時間のながれや、気持ちの流れが穏やかでした。タイトル通りこの世のふたりの癒やし合いながら生きていく話でした。
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寂しさを抱えた二人が幸せになるお話!
2019年12月29日
大切な人を亡くした二人が、最初は寂しさを埋めながら、寄り添って、少しずつ大切な存在になっていく。少し切なくて、でも温かくて、ほっこり幸せになれるお話です。素朴な絵柄が、昭和初期くらいの時代設定にあっています!むつみくんの過去の話とか、その後の二人の話とか、、もっとこの二人のお話が読みたいです。
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淡々と
ネタバレ
2024年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ するイメージだけど、きさらぎさんの熱い思いが伝わります。
妻が浮気してたのは知ってたけど、不倫相手と心中しうんざりの顔とラストの顔の違い。
2人とも良かったね、末長くお幸せにとほんわりします。
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温かみを感じる作品
ネタバレ
2023年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代設定や描き込み方などノスタルジックな良さがあります。それぞれ残された側の二人が残された事によって出会い、取り残された自身が無価値な存在に思えて傷付き、やり場のない感情を受け止めて寄り添い惹かれ合いながら支え合って生きていく展開が穏やかでありながら情熱的で良かったです。
日々を淡々と…
ネタバレ
2022年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 妻に捨てられた小説家、その妻と心中した男性の愛人。残されたもの同士が出会い共に寄り添い過ごしていく。設定は昼ドラ並みのドロドロなのに、淡々と描かれているのが心地好い。お互い敬語で話してるのもツボだったのですが、余計な説明がないぶん余白を読者が思い巡らせる事が出来る作品☆
作者様も攻めと受けの逆も考えてみれば良かったと後書きで書かれてましたが、そちらのパターンが読みたいなぁ…と。
心中した二人のことが気になる
2021年12月21日
168ページ。
この世に残された二人のお話。淡々としていて、それが「残された者」感を醸し出していて良かった。もしかしたら、苦しいのはこのお話の後に襲いかかってくるのかもしれないなあ、と読み終えてから思った。亡くしてすぐって、けっこう思考停止しがちなので。
この話ではほぼ出てこなかった、心中した二人のこととかが絡んで悶え苦しむ、そんな展開も見てみたい。
((2022.2.23追記))名義を「夏目くも」に変更して活動中
2人の生活
2021年7月20日
初読み作家さんです。自分とは別の相手と心中されて取り残された者同士…孤独を補う為の生活だけど、いつしかかけがいのない存在になっていく…ってことを、とても丁寧に描かれてます。悲観せずに読めて、読後は温か〜い気持ちに。
高評価だったので。
2019年2月15日
前々から読みたいと思ってました!お話しは昭和初期?大正?少し暗い内容ですが、遺された二人が色々と考えながら幸せを模索していくお話しです。絵が独特なので好みが分かれるかも知れませんが、お話しの内容は良かったと思います。淡々と進みますが何か心に残ります!
受け様愛され度80
2018年8月7日
どうしてこの表紙にしたのでしょう。中は繊細な絵を描く作家さんです。これでは表紙買いならぬ、表紙で買わぬ、です。
コマ割りやセリフ回しがちょっと草間さんみたい。ぴょんぴょんと跳ねていきます。エロは残念ながらエロさはない。互いに癒されてると思いながら癒してる。
いいお話でした。
しっとり
2017年1月19日
時代が古い時のお話ですがしっとりとした2人の関係がその時代ならではなのかなって感じでゆっくりと時間が流れてる雰囲気で私は好きでした。お話の内容もさらりとはしてますが面白かったです。
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出会いの設定はドラマチック
2021年3月17日
ですが、2人が感情的になるシーンもなく淡々と進み、最後まで想定外な出来事は何も起こりません。穏やかなお話は好きだけどやや拍子抜け。
人物以外も
2020年9月30日
舞台となった時代の街並み、建物、人々の格好、家具、じゅうたん、食器などなど、丁寧に描き込まれていて、見てて楽しい。
興味ない人にはごちゃごちゃしてるだけに見えてしまうかも。
ストーリーはよかったけど、一定のスピードでサクサク進む上に心理描写がないので、心に響かなかった。
江戸ものは短編集だったしあまり気にならなかったけど、こちらは読ませるストーリーなのでもう少しメリハリ欲しかったかも。
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作家名: くも
ジャンル: BLマンガ
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna