ネタバレ・感想あり蟷螂の檻のレビュー

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執着溺愛
ネタバレ
2022年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 典彦の坊ちゃんへの執着溺愛が病的で良かった!
究極のヤンデレ。
特に3、4巻は闇過ぎなんだけど私にブッ刺さり、ここから紙を揃えたくらい。
26話が連載誌と違うということだったので買いました。最初電子で買ったら電子単行本と一緒なのでご注意を!狙っている方は紙の雑誌買ってください。
典彦と最後会った時の坊ちゃんの笑顔が究極で満たされた感がなんともいえなかった。
この2人の幸せの在り方なんだろうなと。
大好きな作品の1つになりました。
ダーク
2022年5月19日
仄暗く閉鎖的な世界観が上手く作られていて、昭和という舞台設定を生かし物語に引き込まれます。おすすめしたいけど万人には受け入れられないであろうドロドロの執着BL。
闇深っ
ネタバレ
2022年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1〜5巻。特典収録電子小冊子。随分前に1巻を読み、先に進むのがキツく暫く放置しては読みを繰り返して全て読了。
狂気の連鎖でしたね。闇を抱えていると病むのだな。闇を明るくしていかなければどんどん歪にはまっていくのかな。ガンとして回りに左右されないさち子の存在は貴重。救われる。読み応えたっぷりでした。
でりこ先生サイコー!!!
2022年5月14日
全五巻話の展開とても良く出来ている、と感じました。これは最後まで想定して描きはじめたのでしょうか。だとしたら本当にすごい。壮大なストーリー。旧家の闇、人間模様の柵、狂った愛情。全てを追求せず、過去は想像に任せるところも、それはそれでいい。一度救われたと思い、そしてまた捕まる、メリバの極み。それでいて、その読者の気持ちを汲んでか、描き手の気持ちの浄化のためか、番外編などあるのが本当にありがたい。堕ちた気持ちが救われます。
大好きです!
2022年5月13日
この作品を読みたくてシーモアに登録しました!
初めて購入した電子コミックです。買って良かった!!
主人公の育郎がとにかくエロくてセクシーで可愛いのです。どのシーンからも色気が漂います。幼少期から可愛いです。典彦とのラブシーン、NTR、エロ満載です。最後二人は幸せですが、しばらくは余韻から抜け出せず、日常生活でもずっと考え、他の作品は読めないほどどっぷり浸かりました。一番大好きな作品です。
名作。でも、苦手な作品です。
2022年5月11日
同じ作者様の他の作品は大好きです。本当です。「犬も食わない」とか、でりこ先生の執着愛の強いの大好きなんですよ。でも「蟷螂の檻」を購入する事は長く躊躇しておりました。評価も高く有名な作品なので腐女子として避けては通れない気がしていたのですが。意を決して今回読んで見ました。ストーリーの重厚さや世界観やキャラ設定の独自性とかどれをとっても非の打ち所がない素晴らしい作品です。エロだってこんなにも背徳的な行為なのか?って打ちのめされるくらいに強烈です。でも私にはやっぱり重すぎでした。しかし私がメリーバッドエンドが苦手という身勝手さだけで、この素晴らしい作品の評価を下げてしまうような事は忍び無いので☆5つをつけさせていただきました。本当によく描かれた心を揺さぶる素晴らしい作品だと思います。典彦の本当の母親と蘭蔵の本当の父親は誰か?という問題…典彦と育郎の最期までの生活…同様に蘭蔵と健一は…など疑問がいっぱいあって、再読しなければならないのでしょうが、しばらくはそんな気にはなら無いと思います。それくらい重い。エンディング最終コマの育郎の表情が、物語序盤の蘭蔵の笑顔を思い起こさせるのにもゾゾッとしました。6巻は物語の舞台裏裏話としてコミカルに登場人物を演じた俳優たちの日常を紹介しています。本編があまりにも重苦しいので、ちょっとだけ6巻を見て救われたような気がします。刺さる人には深く刺さる、BL界の名作なのだと思います。
どこまで行っても……怖い!
2022年5月11日
こんなに、衝撃的とは……!ビックリでそして、怖いながらも感動でした。。。どれだけ求めれば、どれだけ愛すれば、どれだけ汚せれば、どれだけ落とせれば納得するのでしょう。普通ってどんなこと?幸せって……?ぐるぐる考えてしまいますが、最終的に相手の喜びも悲しみも怒りも信頼も憎しみも全ての感情を自分に向けて欲しいって言う事は、なんとなく解ってしまった。。。すごいお話でした!読めて良かった~
囚われたのはどっち?
ネタバレ
2022年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重い、重いです。愛も罪も何もかも重い、、、。最終的に縋る者が育郎しかいなかったのは典彦なのでは?!ドMが行き過ぎてドSになっちゃうなんて坊ちゃん好きすぎて訳わかんなくなっちゃってもう、なんていうか怖いけど狂気だけど健気にすら感じます。坊ちゃんも典彦以外どうでも良くて、典彦の手で無理やり第三者に身体を開かせられたり、酷いことかなりされてるのに、結局典彦許しちゃうし、世界に坊ちゃんと典彦だけだったら幸せに暮らせたのに、典彦は自分だけの坊ちゃんになって欲しかっただけなのに、かなり遠回りして、でも、最後に坊ちゃんのあの笑顔見れて、抱きしめて貰えて本当良かった。結局蟷螂の檻に囚われたのは典彦だった気がします。読み終わったらカーテン開けて、窓開けて、晴天の空を仰ぎたい!重たいけど暗いけど不思議とそんな晴れ晴れとした気分になる作品でした。すぐには読み返せないけど、無性にこの世界感に浸りたい時があります。
激重拗らせ攻め
2022年5月9日
攻めが歪みすぎてて最初は理解できない行動も多かったけど、その真意が分かるともうゾクゾクが止まらんー!
ぐっちゃくちゃのドッロドロなので心して読んでください笑
最後は賛否あるみたいだけど、個人的にはハピエンで良い終わり方だと感じた。
どろどろです
2022年5月9日
いやあ、もう。近来稀に見るどろどろでした…。破滅型が好きとはいえ、胸くそ悪くなるくらいの執着と妄執、、、、。純愛と狂気は紙一重。シリアスであればあるほど、スピンオフとのギャップもたのしい。
ついに読んでしまった
2022年5月8日
普段甘々なものかケンカップル→なんだかんだ両思いラブラブなものばかり好んで読むので、この手のお話はあまり読んでなかったのですが、ついに読みました。
滅茶苦茶中盤から辛い。主人公の生い立ちから其々の登場人物の愛憎渦巻く環境や、執着と狂気。
辛いのに読むのを辞められない。最後まで一気読みして、読了後は放心といった感じですね。
傍目から見てメリバかな?と思いそうですが、きっと2人的にはようやく色々な煩わしさから解放されて幸せなのかなとも思いました。
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面白い!
2022年5月4日
耽美な世界観…それでいて激しいえち…
大好物!
ストーリーも重いが、しっかりしていて読み応えあり。
ちょっと難しいところもあるので、じっくり読みたい人にはオススメです。

最終巻まで読んだので更新。
凄く良かった…ため息が出ました。
そしてその後の中の人シリーズ。読まなきゃ良かった。折角浸ってたのに台無しでした。
一気に買った人は別日に読むことをオススメします。
余韻
2022年5月3日
病み系は特に好みではないが本人達にしかわからない幸せというものは是だと思う。3巻あたりは病みが酷くて胸が悪くなったが5巻は逆に胸がすっとするような爽やかな気持ちになった。家や親族とのしがらみがなくなり真に自由になった育郎と蘭蔵が幸せなのがよく描かれている。父親が蘭蔵に溺れていたのは妹の影を求めていたからなんだろうけど蘭蔵はどういう気持ちでいたのか、そこは語られないままだったのがわずかな不満かな?髪が白くなったのもいつなのかなぜなのか、飯田と暮らすようになって黒くなったのは戻ったのか染めたのか、たぶん戻ったんだろうけど。健一は蘭蔵が迎えにきてくれて良かったね。さち子は気高く強かった。飯田は一番平均的な普通の人だった。典彦と育郎はどうやって生きていくのか、今度こそ一緒に逝くのか。終わりの余韻まで横溝正史のような、周りから見ればやるせなく、当人たちはすっきりと晴れやかな、そんな作品でした。
独特の世界観☆
ネタバレ
2022年5月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの絵の色気とお話が凄く合ってます。典彦さんと育郎さんは、依存し合って歪んだ愛の形なのでしょうが、幸せなのでしょうね。最終巻で、典彦さんと再会した時の育郎さんの笑顔が最高でした。蘭蔵さんも悲しい境遇だけれど、可愛らしかったです。
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面白い!!
2022年5月3日
読み終わった後の喪失感が半端なく、何回も読み返しては泣きそうになってます!!こういった話が好きな人にはめちゃくちゃ刺さると思います。
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面白かったです
ネタバレ
2022年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは典彦の育郎をてにいれたサクセスストーリーかなぁ
愛情に飢えた無垢な坊ちゃんをたらし込むのは容易だったし、あれやこれや手を回して躾けてやりたい放題し放題で紆余曲折ありながらも坊ちゃんを手に入れてたいしたものです。
坊ちゃんは典彦の虜になってしまって、エロの刷り込み大成功です。
さまざまな人の人生を狂わせた典彦は本当には許せないですけど、人間って弱いから都合の良い方へ流されちゃうんでしょうね
私的には蘭蔵さんが健一さんを待っていた、迎えに来ていた事が嬉しくて嬉しくて、蘭蔵さん頑張ったんだね、2人が末永く幸せであって欲しい。
さちこは本当に凄いですね、この物語で一番強くてまともにがんばった人です。
典彦と育郎のその後も気になりますが思いのほか綺麗に終わったので良かったかな。
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究極の闇レトロ
2022年5月2日
小冊子まとめだけ購入(本編は紙を所有)
昭和レトロなお家騒動、既婚者でありながら使用人と不倫、モブおじ、メス堕ち調教などなど色々な闇属性カテゴリーが詰まってます!闇、黄昏属性の皆様には絶対刺さるやつです!!そうでない方も一回読んだら「蟷螂の檻」に囚われてしまう事間違いなし!最後は涙なしでは読めないぐらい感動しました。
おすすめです!
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最高です
ネタバレ
2022年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一気に読みたくて完結を心待ちにしていました。メリバっぽいラストが最高でした。番外編も楽しく全部読ませてもらいました。暗い雰囲気のお話が好きな人には是非読んでもらいたいです。
執着がすごい
ネタバレ
2022年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 色んな人を巻き込んで大変なことになったカップルでしたが、ちゃんと二人が納得できるように完結してよかったです
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重すぎた
2022年4月28日
しばらくレビューを書く事も出来ないくらい、読後感がやばい作品でした。誰にも共感出来ない(さち子が唯一の良心)漫画はなかなか無いです。
1週間ぐらい引き摺りましたが、スピンオフの「中の人」の明るさに救われました!
暗く昏くのめり込む作品
2022年4月24日

救われて欲しいと思いつつ、
このまま堕ちて欲しいと思ってしまうキャラクター達に、
話数を読んでいく度にハマっていってしまいます。

ほの暗さを感じつつ(いんび)さが滲むので心を掴まれるような作品だと思いました。

明るくハッピーな未来予想図は生まれないと思うので、
メリバとか平気な人向けかな?と思います。
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最終巻まで読んだら絶対呻くやつ…
2022年4月23日
ハピエン至上主義なんですが、だから「…え?これって幸せになれない二人じゃない?」って最初読み始めた時にうっすら予感して。だって、名家の御曹司とその家の使用人ですよ?時代は戦後間もない昭和時代、しかも東北のとある地方が舞台。そんな封建社会で、末永く二人は幸せに過ごしましたチャンチャン♪、ってなれないじゃん…って思いながらも、続きが気になって最終巻迄読みました。そして、最終巻の最期のページで呻きました…。
ハピエン好きだけど…。
いや、でも、これは、これで。
嗚呼。

呻きたい人、是非読んで。
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執着愛憎の極み
ネタバレ
2022年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めてすぐに、あ、これヤバいヤツと思って気軽に読み始めたことを後悔しました。夜読み始めて全巻、番外編や中の人諸々気付いたら朝方でした。(笑)
戦後の時代背景や田舎独特の風習や閉鎖的な環境から全体的に重苦しくて昏くて、そして退廃的な美しさがあります。そして歪ですね。
最初、典彦の思惑や感情が読み取れないのでどういう立ち位置なのかはっきりとした見解が欲しくてあらすじは必読でした。
登場人物ほとんどが狂っている中、何の力も持たなかった生娘のさちことチャラ男の飯田のみがまともで、2人の視点で物語を締結させる構成。そして1話冒頭シーンの柵のこちら側だった育郎が最期はあちら側になっているという…もう最初から最期まで緻密に練られててゾワゾワが止まりませんでした。
ただ、皆前向きに前進してる中、飯田のみが未だ育郎に囚われて探し続けているところが哀れで、一番割を食ってて可哀想でした。
明記されてないですが、蘭蔵と典彦が甥兼兄弟だったのか…それによって典彦への見方が変わってくるなって思いました。
育郎がキレイで可愛くていじらしくてすごく好きです。基本純愛ハッピーエンド派なので、途中飯田に掻っ攫って欲しかったけど、再会時の育郎のあの笑顔を見たらコレだなと納得。
もースゴイものを読ませてもらいました。多分これ1ヶ月くらい引きずりますね。後半の蘭蔵の無垢な笑顔が救いです。
あと逸れますが、昔も今も火傷にはハミ焼酎なのですね!(笑)
少しだけ?ドロドロ。
2022年4月11日
試し読みで気になり、気付いたら一気に購入してしまいました!!中々のドロドロ具合で、ラストは…ハッピー?エンド。切なさも残しつつ(途中再登場の“彼”が切ない!)、それぞれの幸せの形におさまった感じでした。共依存、執着攻めが好きなのですが、数値?高めの共依存と執着攻めでした!個人的には後半のお兄ちゃんに泣かされました…😩
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ほっこり?した
2022年4月11日
本編が激重ででも好きで話も面白くてズブズブにはまったんですが、やっぱ心のどこかに鉛が息を潜めていたみたいで、この番外編を読んだあとは頭悪ホモ作品を読んだ後みたいな心の軽い気持ちになれました。
傑作
ネタバレ
2022年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後様々な場面がいつまでも頭を離れません。最後は曖昧な終わり方ですが同じような話がダラダラ続くよりよっぽど良い。これから何度も読み返すと思います。日本画みたいな表紙も妖しくて素晴らしい
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まるで昼ドラを見ているようでした…
2022年4月9日
闇が深いです。
メンタル削られてしばらく呆けてしまいましたが、何度も読み返したくなる作品です。
耐性ない人はしんどいかもしれませんが、魅せ方が綺麗で本当にドラマのような作品でした。
久しぶりのヒットでレビューすることにしました。
決して許されるわけではないですが、
それぞれが自分なりの幸せの形を見つけそこに落ち着いたのかなと思います。

なによりさち子により多い幸せがあるように願わずにいられません。
素敵な女性です。
4巻まで(5巻も読了)
2022年4月8日
2話まで無料で読ませていただき、そこまで読んだら続きが気になってしまい値引きされていた4巻まで読みました。2巻まででも重いとは思ったけど2人の世界で重いだけの話ではなかった。主人公兄弟可哀そうよ😔ラスト気になるので5巻は近々クーポンか何かでゲット予定。5巻も読了。読んでよかったです。
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暗くて重い恋愛で最高
2022年4月7日
歪んだ幸せもあっていい、と思えるラストでよかった。憎しみの果てにある愛がいい。
登場人物それぞれ魅力的。
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2巻まで
2022年4月5日
無料開放していただいてる2巻まで読みました。本当にonBLUEって太っ腹。ドロドロしてるけど面白く引き込まれ、2巻まで読ませていただくともう続きが気になって仕方がない。
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エロの最高峰
ネタバレ
2022年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーも完璧、エロの描写も最上級、ここ最近読んだBLで No.1です。共依存の2人をこんなに素敵に描けるのは採景でりこ先生しかいない。
祝、完結!!
ネタバレ
2022年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう、完結するまでレビューは書かないと決めていました。いや、もう完結しないかと思ってたので、脳ミソ焼き切れそうです。典彦は、當間の家も育郎も健一も、それにさち子も全員壊して終わらせようと思っていたのに、結局は育郎の事は壊しきれなかったんですよね…。育郎も典彦から離れて、やっと真っ当な人生が送れると思ったのに、結局は典彦から離れる事は出来ないんですね。あの再会した時の、育郎の子供のような笑顔、あんな嬉しそうな顔、作中で最初で最後でした。育郎が全てを捨てて典彦の檻に囚われて生きる事を望んだのなら、それが正しいも間違いだとも言えないですね。闇が深すぎて好き嫌いがかなり別れますが、私は読んで良かったと思っています。
檻の中でこそ
ネタバレ
2022年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ さいこ○す典彦に育てられたとも言える育郎。當間の家で、歪んだ中で生きる辛さで求めたものを与えてくれたのは典彦だけだったんですね。さちこもその一端になりそうだったのですが、蘭蔵と健一の庇護者として実業家になるとは、カッコ良すぎて惚れます!健一も幸せになってほしい。蘭ぞがどんどん可愛くなってます。そのさきもあるんだろーか?などと期待してしまう…。さちこは2人をそっとしておいてくれてるんだと思います。わざと、忘れていたなどと言って。再会した時の育郎の笑顔が美しい…。喜びに溢れで眩しかった…。典彦しかいらない世界に生きてるんだなぁ。6巻、読めて良かった。裏側の人達設定、楽しくて、好き!でりこ先生素晴らしい作品お疲れ様でした!カラーイラストの美しさと艶やかさが最高に萌えます。
中の人好き♡
ネタバレ
2022年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 仄暗くヘビーな本編をほんわか支えてくれるストーリー。救われます!
そして、皆さんの別の顔が知れて、ただファンとして楽しいです☆
燃え萌えて完全燃焼ですよ。(私が…)
ネタバレ
2022年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★當間家次男・育郎と使用人・典彦……蟷螂とハリガネムシの話。(4/8まで無料、セールですよ)

★當間家当主の葬儀の日、奥の間に匿われていた育郎の兄・蘭蔵が牢を抜け出し育郎の前に姿を現した。當間家代々の愛憎と官能の檻が開く…。

★本当に素晴らしい痛みを刻んでくださいました。何度、心が焼かれると思ったことか…。典彦が妬き切れたこその顛末が…、その「檻」を選んだ育郎が…、ただただ美しかったです。人の醜さと美しさは対極にありますが、それは紙一重だな、と思いました。襖1枚隔てたアチラとコチラ、牢の柵、皮膚の奥側、廃診療所の内と外…倫理や道徳心がないからこそ追求できる「美」と「官能」に目眩がします。そこに絡むさち子の正義と飯田の人の良さ、蘭蔵と健一の未来。その「真っ当さ」がより育郎と典彦を隔てますね…。onBLUEの26話も良いですが、私的には単行本の26話からエピローグの流れが、吐き出すことのできない澱を残してくれたと思いました。典彦の渇きは、そのまま読者にも残る気がして…捕らえられてしまったな、と思います。読み返すたびにその澱が浮き上がり、また沈殿する感覚です。1巻(始まり)への呼応としても素晴らしい終幕でした。

★1〜5巻で本編完結。大変読み応えがありますが、万人に受け入れられる作品ではありませんね。ですが、こちらの作品には「中の人」がいますので、そのことを知るといくらか心穏やかに読めるかと…笑。6巻…萌え尽きました。あーかわいいかわいいかわいい…。私的殿堂入り作品です。

★私は、本編1〜4巻→『演技の裏側、お見せします。』(この中の人々に救われました笑。4/8までセールですよ)→本編(1〜4巻読み返して)5巻→『艶屋敷』→『わたしの坊っちゃんがかわいすぎる』→6巻『小冊子』→onBLUE52(読むかどうかかなり悩みました)の順で読みましたが、良い流れでした。でりこ先生、8年間大変お疲れさまでした。完結おめでとうございます。心に焼印のように残る作品を描き上げてくださり、ありがとうございます。中の人の続編、スピンオフ等々も楽しみにしております。フォロー様方はじめ、作品を愛する皆様のレビューを拝読し、感動しました。
すごい
2022年4月3日
1、2巻を無料で読んで、気づいたら全巻購入はしてました。ドロドロのお家騒動でした。
最後はハッピーエンドと言って良いのか…え?これで終わってしまうの?と言う感じもありましたが、これはこれで良いんでしょうね。深いお話でした。
どの場面も全て印象的
2022年4月3日
最近は重めの作品をあまり読んでいなかったので、久しぶりにガツンときました。私は1巻から最終巻まで順当に読み進めましたが、4巻のあのドラマティックな終わり方は、5巻が出るまでファンの皆様相当待ち遠しかったことと思います。私は育郎贔屓なもので、やはり育郎が愛しいし、典彦のある種歪みのある愛も憎めなかったです。蘭蔵さんも他の皆も、それぞれが善と思う選択をして幸せになってくれればいいと思いました。唯一、あの憎らしい悪代官だけは育郎の前でこてんぱんにされてもらいたい。では、可愛すぎる坊っちゃんを見に行ってきます。
背徳感あふれる世界にどっぷり
2022年4月3日
素晴らしいです、この背徳感あふれるドラマ
地雷の方もいるのかもしれませんが、日本人なら誰しも見かけたことがあるこの手の物語、本家と分家、座敷牢に秘められた家人、狂人、地方の村での因習、狭く閉ざされた屋敷内での愛憎劇・・・これらが男色(BLではなくあえてこう言いたい)ベースで彩られて官能的かつ外道で非道な展開に耽溺する心地よさ、堪能させていただきました
ハピエンか、否か、受け取る方によりけりですが、私は
それぞれにとってのハピエンと解釈しました
1,2巻が4/8までセールで無料版提供、読む前は購入はそこまでにしようと思ってましたが、これは全然無理でした、小冊子からスピンオフまで一気買いですが後悔なし!本編で毒されすぎた方はスピンオフ読むべし。

フォロー様達、島でのオススメ、レビューありがとうございました!
口添えがなければこの素晴らしい作品を購入ためらったままでした
檻に囚われたのは
ネタバレ
2022年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめは檻に囚われていたのは蘭蔵。
蘭蔵の出てくるシーンはとにかく胸が痛くなった。蘭蔵の行動が初めは少しイライラすることもあったけど(病気なので仕方ないが)だんだんと、どうか幸せになって欲しいと読み進めるにつれて愛おしく感じるようになった。弟を思う姿には涙が出た。
一方の育朗は地位も名誉も手に入れていたのに、最終的には自らが檻の中に入ることを選んだ。対称的な兄弟の姿とぶっ飛んだ典彦の狂愛。
とても濃密な物語で一言では説明しきれません。言い表せない。闇BLとか官能的とかそういうワードで説明するには、惜しい作品です。あまりにも物語が壮絶で世界観が完成していてたった5巻で物語を全て回収し、まとめあげた作者の力量に驚かされました。
今までこんな作品は読んだことがない。重めの話なので、読み返すには気力がいるけれど、読んでよかった。読みごたえのある作品でした。
いやー、振り切っっってる
2022年4月2日
振り切ってます。闇BLと分類されるそうですが、そのジャンルって全部こんなにヤバいんですか?犯されまくりですし、おっさんの真珠のあれが出てきた時は、もやはBLではなく青年誌ですかと。3巻読み終えた後は文字通り頭を抱えて「無いわ」と呟き、リタイヤする予定でしたが、その後の展開が気になってしまい、気持ちえぐられるの覚悟で次の巻へ。…しばらく床に臥す。でもね、気になるんですよ。あそこまで狂わされてなお育郎の魂が綺麗なんですよ。次が気になるんですよ。これから最終巻を購入してきます。→結果、傑作でした。純文学ですか。切なくて息が苦しいです。
1.2巻無料で読んで。
2022年4月1日
重い感じの好き!と思いながら読み進め、止まらなくなり、全巻購入。
典彦やばい、郁朗かわいそう、と思いながら読んでいくと、郁朗の父母も、蘭蔵の母もみんな狂ってる!
そして子供たちは被害者か!とツッコミたくなる。
郁朗の無理矢理される感じは可哀想で辛かったけど、最後は典彦に歪みながらも愛されて、郁朗も幸せに感じたのでしょうか。
蘭蔵も可哀想で、だけど弟が大好きでお兄ちゃんしたかったに涙しました。
個人的にさち子が強くて好きです。
狂おしい物語
2022年4月1日
性が入り乱れのお家騒動です。愛に飢えてる育郎と代々仕える身の典彦がメイン。性に奔放なお家柄と典彦が愛を拗らせてやり過ぎるので物語が混沌としてます。登場人物は少ないんですけど、人間関係を理解するのに復習が必要です。イチャイチャラブラブではないので、好みは分かれるかもしれません。ただSが苦手な人も、激しい愛情をぶつける典彦とイジワルされまくりの育郎の行く末や當間家の謎もあり、ストーリーに引き込まれてしまうかも。時間軸が前後しますが、本編を読んでから「~艶屋敷~」→「わたしの坊っちゃんがかわいすぎる」の順で読むのをお薦めします。本編がドロドロなので、最後に「かわいい坊っちゃん」で心が落ち着きます。
ええ、終わり!?
2022年4月1日
ものすごく余韻がある、終わり…。もう少し続いて欲しいような、このまま、その先を読み手が想像するカタチで良いような…。いい意味での「後味悪い」ラストです。唯一幸せになったのは、お兄ちゃん!?いや、私の妄想では…と、誰かとこのお話を語り合いたい衝動が。皆さんは、どう完結させますか?このお話からの中の人ストーリー!?緩急激しいところが、先生は天才やな、と思います。
最高すぎた
ネタバレ
2022年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラスト、ラスト!やばいです。対照的に義兄の結末があるのもさらに良い。あーこれが究極愛。震えました。この感動を見てほしいです。
震える…
2022年3月31日
試し読み2巻読みそのまま、完結まで買ってしまいました。
震える…ホントに凄い。私も語彙力ないので、やばいしか出て来ませんが。。執着の最上級でした。典彦、激重注意です。
作者様♡名前ステキです!さいけでりこ先生。
ハピエンしか読まない私が5つ星の理由
ネタバレ
2022年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ バッドエンドに近いハッピーエンドなのに読んで良かったと思わせるシーンがたくさんありました。のめり込みました。ハピエン物語しか書かないし読まない私でも、本当におもしろいと思える作品でした。最近クレオパトラとか親近婚とか調べてたのである程度耐性ついてたのもありますが、次が気になって仕方ありませんでした。
私の脳はハピエン脳なので、最終回後のあの二人はちゃっかり隠してた資金であらゆる場所を転々と拠点を移し、海外で火傷も足も完治させて100歳まで仲良く生きるという未来が待っているだろうと思ってます。
すごい…
2022年3月30日
初めの方は暗いお話なのですが最後にはすごい結末でした。本当にすごいとしか言えない読んだ人だけがわかるような面白い作品でした。この漫画に出会えて良かったです!まだ迷っている方がいらっしゃいましたら時間が空いた日にでもゆっくりと読んでみてください!!本当にすごい作品です!!
凄い妖艶な世界観
ネタバレ
2022年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ チョコストロベリーバニラで、好きになった作者さまですが、こちらもまた……イケメンが可愛そうな立場に置かれてて、でも妖艶な感じをまとっている世界観に引き込まれます。
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人生観変わる
2022年3月30日
全体的には重い内容だけど、読んで人生観変わる。なんだろう…最大限に言い表わせる気がしないが、この作品はもしかしてノンフィクションなのではないかと錯覚する程に惹き込まれました。自分の生きていない時代というのはリアルさを倍増させるのかな。気付けば課金完結が一番リアルに残りました(笑)覚悟してでも読む事をオススメします。
深山典彦という男
2022年3月29日
いやぁ、すごいですね笑
耽美で陰鬱で、愛憎入り交じってドロドロで。なによりこの深山典彦という男のキャラが奥深い。

ただの坊っちゃん大好きではなく、大好きすぎて坊っちゃんの感じる全ての感情を自分が独占したいという、完全にイカれた奴笑 BLのあらゆるプレイを一人で担当する勢い。

でも、私は深山のこの腐った狂愛の感じが嫌いじゃない、嫌いじゃないんだよなぁ笑

その他のキャラも本当によく描かれていて、それぞれのキャラに美しさとリアリティがある。ことに嫁は、この2人に関わって人生を台無しにされたと言っていいのに、最後まで人として毅然としていて、美しい生きざまであった。
是非シリーズで!
2022年3月29日
本作を読み終えて暫く放心状態になってしまいました。
重いストーリーに良い意味でスッキリしない終わり方…
その後を想像したい様なしたくない様な。
心臓をえぐられる様な…
語彙力が無いので上手く伝えられないです。

が、舞台の裏側おみせします。
わたしの坊ちゃんがかわいすぎる。
を読んで気分が一転します!
今までの重い気持ちは何だったの?
って位に一転します笑
是非本作の後にこのシリーズを読んで欲しいです。
サイコパス典彦がちょっと可愛く感じます。
初めてBLで
2022年3月29日
女性キャラが一番好きになりました。笑 このお話にはさち子のまともな視点が欠かせない。主人公の危うさにずっとヒヤヒヤしながら最後まで見てはいけないものを垣間見ようとする好奇心で一気にページをめくりました。それくらい面白かったです。このジャンルには珍しくおっさんたちの政治的会話にも奥行きを感じました。世界観がとてもよかったです。
完結おめでとうございます!
ネタバレ
2022年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完結待ち望んでいました!続きが気になってこんなに待ち侘びた作品珍しいと思います。
攻めの典彦さん狂気が凄まじくて、しんどい時がありましたけどこういう終わり方もまた深く考えさせられました。
たくさんの方に読んでほしいです!
あと蘭蔵さん本当に美しくて大好きです。心がキレイ!
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すごい作品
2022年3月28日
世界観もキャラ設定も完成度が高すぎる!!
読めば読むほどそれぞれのストーリーにひき込まれてページをめくる手が止まりませんでした!
美しい世界
2022年3月28日
BLに興味は無かったのですが偶々無料の一巻を読み、その美しさと世界観に惹き込まれてしまいました。普段漫画もあまり購入しないのですが、こちらの作品は尊すぎて次々と課金してしまうファンの心理を理解しました。
そういうシーン抜きにしても、作品としての完成度が高くて映像化しても面白そう。でも作者の絵の繊細さや美しさが至高だから、映像化したところで原作は越えられないのだろうな。
初めて手に取ったBL作品が本作というのは幸せかのか、逆に不幸なのか…いずれにせよ、この作者が只者ではない天才ということだけはど素人の私でもわかりました。
闇が凄過ぎる‼️
2022年3月28日
読み始めたら止まらなくなってしまい全巻一気読みしてしまいました。ちょっと疲れましたが、病み系BL好きには最高でした。

この作者さんの名前はなんと読むのですか?
中毒性
2022年3月27日
レビューを読んでこの作品はヤバい!と思い、買ったまま、ゆとりと冷静でいられる時を待って開封しました。が、引っ張られる〜暗い渦の中に巻き込まれる!スキさえあれば頭の中で反芻している!しばらくは自分に読み返すのを禁止しようと思います...。現実社会に帰ってこれない気がするから。
気づいたら全巻購入してました
2022年3月27日
内容もボリュームがあって話の続きも気になって、全巻購入してました。ハッとしてあれってなりました。こんなに続きが気になる作品は久しぶりです。読めてよかったです。
2022年3月27日
気になってはいたけど、内容的にずっと躊躇してました。完結して2巻無料を機に見てみたら、一気に最後まで見入ってしまった。とにかく闇。ずーっと闇。不憫すぎて辛かった。唯一、蘭蔵の可愛さにちょっと癒された。蘭蔵が最後笑ってて良かった。再会のとこ泣けた。育朗と典彦はなんて言ったらいいのか、、、
苦しいしツライけど、好き!!
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんか、不憫で不憫で、、、。ハッピーエンドなのかなぁ??んー、本人たちはそれで幸せかも知れないけど、世間的には悲劇の継続な気がする。可哀想な様子、汚れて堕ちていく様子に少なからず欲情してしまう私のような人にはお勧め。地方の名家のドロドロ話。ふーん、、、と思ったあなた!!思ってる3倍はドロドロしてるからぜひ読んでほしい。主人公は父親亡き後、若くして主人となり奮闘する育郎とその使用人の典彦。登場人物みんな狂ってるけど愛おしいです。まぁ、この親、この使用人に育てられたらそうなるしかないわってゆう。。。育郎さんが典彦の前で政治家に組み敷かれるところと、典彦に押さえつけられて健一さんにされちゃうところとか、たまらんです。。。私の欲がひんまがってるのか、、、。いや、典彦にも育郎には敵いません。みーんなどっか狂ってます。
究極の共依存
2022年3月27日
病み系BLが好きでずっと気になっていたのですが、今回の完結&値下げ、あと皆さんの熱いレビューを読んで購入。もう周りから見たら理解不能な選択でもお互いが合意し求め合っているなら仕方がないと5巻の育朗の笑顔を見て思った。勿論、典彦の罪は許される事ではないけど、闇堕ちした典彦との陽の当たらない人生を選んだ育朗の選択に痺れました笑。典彦の満たされない渇き,歪んだ愛情も性癖に刺さりまくりです。蘭蔵は、実父からの性的虐○、義母から辛い仕打ちに胸が苦しくなりますが、事故前の弟・育朗への兄弟愛、無償の愛の想い出、記憶だけが救いだったのかと思うと泣けます。最後、健一の想いも救われて良かったー。育朗に出逢って翻弄されましたが、飯田とサチコの「普通」に何度も救われたました。これ以上追ってはいけないと分かっていますが、育朗と典彦のその後を見たい‥です。
宿主を喰らい尽くすハリガネムシ
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハリガネムシ典彦が非道すぎて、さち子〜助けて〜と終始さち子に縋りながら読み終えました。
突然ですが典彦のひっそりキモ怖いところ
【その1】5巻の感動の再会(!?)で育郎の顔をみて凶器ぽろりしたところ。表情いかんではその場でヤるつもりだったなこの野郎。
【その2】大学卒業を待たずに育郎を実家に戻るように仕向けたところ。遠距離我慢できない自己中。それか悪い虫がつくのを察知したか。怖い。
【その3】2度目の貫通時に殺すの殺さないのと物騒なお喋りするところ。それエチ中にする話じゃないから。流石言葉責めもサイコパス風味。
【その4】たぶん美都枝も殺してる。きっとそう。
【その5】なんでマムシ酒持ち歩いてるの?キモッ…て思ったけど、どうやらマムシ酒には火傷とか傷とか治す効能があるとかなんとか。ついに狂って変なモノ飲み始めたゾとか思っちゃったゴメン。

本作品、4巻まで読んで、典彦、政蔵、美都枝と當間家の伏魔殿ぶりに慄いてましたが、5巻ですごいラスボスキャラが明かされたなと。この魔性が諸悪の根源じゃない?祖父も父も典彦父も狂わせたし、美都枝を発狂させて蘭蔵の障害の原因作ったし、蘭蔵はこの人の身代わりだし、結果的にこの家で典彦というモンスターが生み出された。過去と現在を行ったり来たりしながら明かされていく各々の境遇。何度も差し込まれる無垢な赤子のカットが眩しいし哀しい。蘭蔵の正常だった最後の記憶だし、それは弟を慈しむという生きる原動力。最終的に蘭蔵が慈しむ相手は健一なのか〜嫌だ〜健一嫌いだ〜。
飯田くんは、別作家さんの闇系傑作「心を殺す方法」の英先輩みたいだよね。光の人。そして好きな相手ととことん噛み合わない存在。好きです。

でりこ先生のエチシーンはほんとエロくて最高です。途中は物語の闇に引き摺り込まれてそれどころじゃないのですが、完結まで読んで納得してから再読しますと、濃厚エロがそこかしこに散りばめられていまして、シチュエーションもイン靡でたまりませんでした。育郎の中にひっそりと潜り込んで、何年もかけて腹の中を喰らい尽くし、気づいた時には空洞。主体性を失い、ただ抱かれ、最期を待つ宿主。典彦なら言葉通りその肉も喰らうのではないでしょうか。

そして、小冊子のPW8文字、まんまとcncnって何回も打ち込んで、あれ〜?ってなりましたw でりこ先生、たくさん楽しませて頂きありがとうございましたw
お疲れ様でした
2022年3月27日
闇系サイコパス作品と知っていたので手付かずにいましたが、完結、値下げということもあり全巻購入。ストーリーはしんどい。でも最後まで中だるみなく読ませるところは流石の一言。読者を選ぶと思います。最後の解釈は読者に委ねるということでしょう。典彦の犯した数々の罪をどこかで償わせなくてはと思いはしますが、私はバッドエンドのお話は嫌いなので死という形ではなく、今までの出来事を背負って生きていてほしい。限りなくバッドに近いハピエンと解釈します。典彦の執着愛も居場所のない坊ちゃんも必然として出会い愛し合い結ばれた。もう、何も、誰も二人を阻むものはないのだから、どこかで誰の目にも触れないまま愛し合いながら生きていて欲しいと願います。
完結してから出会えてよかった
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄いの一言です。2巻無料読んだら最終巻まで読む手を止められませんでした。読んでからしばらく引きずって、番外編も全て読んで、また本編に戻って…どっぷり世界に引き込まれて抜け出せません。壮絶な人生だけど育郎さんの典彦と再会した時の笑顔が全てな気がします。ハッピーエンドなんだろうな。蘭蔵さんが癒しでした。兄弟愛にも弱いのでお兄ちゃんになりたい蘭蔵さんにも何度も涙しました。暗くて重い作品好きだけど典彦が不気味で怖すぎてここまで作品にハマると思わなかったけど、ストーリー、サブキャラも含めた登場人物のキャラクター、作品としての完成度がとにかく素晴らしいです。苦しくなったら、中の人や坊っちゃんがかわいすぎる読んでから本編読むとよいです。作者さんの降り幅が凄くて感動します。
最終巻、ありがとうございました😩。
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 襖の向こう側で、育郎さんが犯されている。その様子を耳にしながら覗くでもなく、膝を崩さず正座してジッとしている典彦さん。その上奥方をその場に呼び付け、育郎さんが家業の為に犠牲になっている所を確認させる。…そのシーンに典彦さん含めた父親からの、二代に渡って仕えてきた當間家歴代当主に対する怒り…當間家の業の様なものを感じました。それは代々当主が作ってきた闇の様なものなのかなと。。それを本家最後の当主 育郎さんが一心に受けている。きっと典彦さんの父親も同じ様に正座し、育郎さんの母親が先代当主とその政治家から犯されている様子を覗くでもなくジッと耳にして過ごしていたんだろうなと思うと、何となく典彦さんという人格もまた、當間家が作り出した業のひとつなのかなと、そのシーンで感じました

個人的にですが、そんな描写こそがBLじゃないかと😩感動してしまいます。とても芸術的で美しいなと。もしあのシーンで典彦さんが興奮して中の様子を覗いたら…それではただのエロになってしまう訳で。ジッと正座している彼を育郎さんも襖の反対側で感じていて、助けを求めるでもなく犯されている。それが女性ではなく美しい青年だからこそ耽美で、その図に純文学の様な尊さを感じました。…女とは取り引きできんよ、の捨て台詞…昭和😩

「蟷螂の檻」はフォローしている方々のレビューすら見れず、真っ白な状態からではないと読めない作品の1つでした。読み終わって作品レビューを眺めていると、26話の雑誌掲載と書籍掲載の内容を比べたレビューを拝見しました。何処となく2人のあの終わり方が喉につかえていた私は、雑誌掲載版も読みました(onBLUE vol.52)もう…😩 私は雑誌も含めてが26話かなと。雑誌の方を読んで、始めて2人が愛し合っていると感じました…泣 育郎さんの「こんな気持ちで…」の言葉がもう、大泣きでした

死を他人に託す事が出来た育郎さんは、愛されていたなと。典彦さんに自死はなく、ひとり歳を重ねながら生ていくのかなと。そうして感じる全ての情は、愛していると育郎さんを想い、それは彼の生涯を通して続く事なのかなと…最後はそんな風に感じました。実母が最期居た医療施設に最後に2人。典彦さんは満たされたと思います。

あの作品レビューがなければ、雑誌版を知る事が無かったかと思うと、本当に感謝です✨
狂愛の最高峰
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやいやいや〜読後の余韻が半端無いです。最終巻読後何度かまた一巻から読み返し、お口直しに番外編全て購入&読後また繰り返し4-5巻読み返し、また一巻に戻ってます。旧家、名家もの、ダークで仄暗い物語が好きなので初めて1巻を手にした時はこれは最終巻が出てから一気に読もうと思い、でも我慢できず3巻まで読んでいました。その時点で典彦の坊ちゃん好きにハマり、典彦の数々の非情な仕打ちも含めて彼の狂った執着に抗えない育郎が堪らなかったです。育郎にとってあの家で典彦は唯一縋れる相手だったと思うので、この終わりかたは私はアリです。もう二人だけの世界にどっぷり入ってしまった方がいいんです。心中し損ねた二人が離れ離れになって、檻から出て、それは育郎にとって返って空虚感が増すだけであったと思うのです。再会した時の育郎の笑顔が良かった。あどけなくって。それと対照的に、蘭蔵が檻から出て、言葉も少しずつ話せるようになってさち子と健一と未来を築いていくのは清々しく思いました。飯田君がずっとモヤモヤしているのは可哀想なのか、関わらない方が彼のためかもしれない。某レビュアー様のお陰で雑誌の方の26話も拝見しました。雑誌の26話は甘いです。素敵です。典育ラブ全開、優しくしっとりしていて何度も読み返しています。が、単行本5巻の26話の加筆修正されている方が典彦の渇きが伝わっているような気がします。私は5巻の26話、典彦の「とうにそんな資格はありません」の一言にきました。きゅうっと胸が詰まります。もうこの一言に典彦の坊ちゃんへの想いがぎゅっと詰まっていると思うんです。その後の「今だけです。今だけ〜」も。はぁ、典彦のようなサイコパス攻めにはもう会えないと思うと寂しいやら、こんな攻めに出会う受けはひとたまりもないんじゃないかと脳内ぐるぐるしています。色々な胸に迫る濃い感情を引き出す作品でした。暫く他の作品が読めないくらい、蟷螂に浸っています。数々の地雷がある作品で、ntrや受けの結婚など。でも私は大丈夫でした。多分典彦の生い立ちからくる残酷さの裏に育郎を想う狂った愛を痛いほど感じたからなのか。サブキャラも魅力的だからか。怖いもの見たさにドキドキしながら読み進めていくのが止まりませんでした。最後に、さちこは聡明で気高くって最高でした。作者様、心にくる作品をありがとうございました。お疲れ様でした。
壊れた世界観が美しい
2022年3月27日
でりこ先生が長編で挑むだけあり過去最高に病んた作品となったのでは。もう、最初から最後までしんどいし、どいつもこいつも囚われすぎて幸せになる気がない。なのにこの不幸で壊れた世界の中で垣間見えた愛が儚くも美しすぎて尚更救いがなくてやるせない(救済措置が「中の人」なのかな)。作者の目論見通り鬱々として読みました。最高でした。でりこ先生お疲れ様でした。
沼です
2022年3月27日
感想を全部書くと1000文字超えそうなので絵柄の好きな所を書きます。顔はけっこうデフォルメを加えてありますが、手がデッサンの手本かなというくらい正確です。それからずっと眺めていたいほど舌が美しいです。こんな角度の舌(実物)を見られるのは、身近な人間にポーズを取らせない限りは映画か写真かAVか…だと思いますが、なんにしてもものすごい観察眼とフェティシズムで完璧な形を描いていらっしゃいます。
なまめかしい美人画を想起させるアングル、服の上からでも思わず掴みたくなるような肉体、役者絵のような色気。それに物語がぴったり合っていてヤバい作品です。
どこまでも満たされない渇きに身を捧ぐ愛
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ できれば人を見えない線で区切りたくないが、唯一共感性や愛情といった普通に人が抱く感情を欠落させている人物とは、線を引かざるを得ないと思っている。善意が通じず逆に利用されるおそれがあるので自己防衛のために。
複数人を死に追いやり人を操って良心の呵責を感じない典彦は、典型的なサイコパスの特徴を備えている。
なので、次第に育郎への執着が狂気を帯びるにつれ、それは愛情ではなく育郎を貶めるために育郎の自尊心を自我を破壊しようとしているように見え、4巻では、育郎がこれ以上、周囲が典彦のすることに巻き込まれないように心中を企てただろうと思っていた。育郎も典彦の愛という言葉が詭弁だとも言っていたし、と。この段階までは育郎を典彦に魅入られ、様々な躾も施され「向こう側」に引き摺りこまれているけれど、なんとか救い出せないかという気持ちで見ていた気がする。そこから蘭蔵が育郎を助け出しとき、これで育郎は「こちら側」に来られるのではないかと一筋の光を見た想いだった。
そう期待して5巻を読み始めたため、初読では「育郎が向こう側に行ってしまった」という印象と、それでも典彦の気持ちは満たされず、清く正しいさち子は「向こう側」に行ってしまった育郎への思慕はなく、典彦といる育郎の姿を見ていない飯田だけが育郎への思慕にとらわれている様子を見て、何とも渇いた心持ちの中で読み終えた。
ただ、その後、小冊子や加筆修正前の雑誌掲載版を読むうちに、サイコパス典彦にも幼少時から育ててきた育郎にだけ向けた典彦なりの愛情はあったのだと理解した…極めて例外的に…しかし、やはりその障害ゆえか健全な情緒が育たず本当の意味で満たされることを知らない典彦は、育郎が愛情を注いでも満たされず、感情は渇いたままなのである。壊れたバケツのように。4巻で檻から出た育郎が檻の中にいることに愛情を感じ寄生した典彦に喰われること=運命を委ねることに幸せを感じるというラストはやはり衝撃的だ。人格障害を抱え罪を繰り返した典彦とでは行き着く先はそうなるのが分かりながら、その手を取った育郎の妖艶な笑みからは退廃的な幸せの形を感じる。
背徳的な世界観の中他の作品では味わえない2人だけのディープな関係における愛を見せてくれた凄い作品だと思う。美しい育郎が壊れていく姿も酷く扇情的で絵柄と相まって魅力的だ。でりこ先生、熱の高いレビューを書かれた皆様感謝です。
完結
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ どんな終わりになるのか、全く予想がつかなく、ドキドキハラハラしながら最終巻を読みました。
きっとこれは、それぞれのハッピーエンドなのでしょう。
そっかぁ、そっか〜・・・と読み終えてから暫く考えてしまいました。
うん、個人的にはやはり、罪は償って欲しかったなぁ〜〜と、償ってから二人で生きて行って欲しかったなぁ・・とか思ってしまいました。
蘭蔵さんの心からの笑顔が見れたので、それだけでも気持ちが救われました❗
もうこんなコマは見ることがないだろう
ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄まじいコマが5巻冒頭にありました。火傷をおった全裸の典彦が、雪が降りしきる暗闇の中に消えてゆく…。しかも直前には人をぶすぶす刺して、蹴って、罵って、そして笑顔で消えてゆく。この1コマを見れただけでもう私は満足してしまって、その後の話があまりうまく飲みこめませんでした。それくらいの衝撃でした。すごいな、「BLにおける攻め」の固定観念を覆す存在でしたね、典彦は。すごいな。個人的には、坊ちゃんが幸せそうに笑っていたので、坊ちゃんにとってはハッピーエンドだったのだろうと思います。
これぞ愛憎劇…
ネタバレ
2022年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完結を心待ちにしていました。育郎や蘭蔵さんが救われることを願っていましたが、救われたのかな?双方スッキリしていたようだし、良い悪いの分別のない世界ですが、登場人物たちがあまりに不憫なので、皆がそれぞれの幸せを見つけてほしいと思っていたし、これで良かったのだと思います。BLなのであり得ないですが、さち子と幸せになってほしいと願うほど、途中典彦の対応は酷かった!そして、そう願ってしまうほど、さちこは男前でした。ここまでBLで存在感のある女性って母親以外でなかなかないんじゃないでしょうか。
でりこ先生が22話冒頭と26話を加筆修正したとおっしゃっていて、26話が掲載されているonBlueを持っていたので、比較しながら読んでみました。雑誌の方が育郎の気持ちがよく伝わってきて、単行本の方が典彦の気持ちの比重が多いと感じました。(でりこ先生も典彦の心情が足りないと呟いておられ)多分、伝えたいことは同じなんだと思いますが、雑誌の方が爽やか、というか優しく感じました。それは、愛している、と言葉で伝えているし、典彦の物足りなさもモノローグとして無いからかな、と思いますが。

典彦のそれは本当に愛なのか。育郎も本当に典彦を愛しているのか。愛って執着って何?と色々と考えさせられてしまう作品です。
とにかく引きずってるので、番外編を読んで笑おうと思います。
す、凄い…
ネタバレ
2022年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 長編の闇BLに耐えられるか心配だったけど、全然余裕で最後まで余所見もせずに終わりました!痛々しいし救いがあるのかも分からないのに、この人たちがどうなってしまうのか見届けずにはいられない。登場人物皆が辛くて苦しそうなのに、読み切った後の感情は何故か静かでした。読んでる最中はあんなに気持ちを振り回されてたのに…凄い作品だ(先生が凄いのか)。一般的な幸せが牢獄と感じてしまうように育てられた坊ちゃんが望んだ「檻」は…再会した典彦に見せたあの穏やかな笑顔…交わっていた色んなセリフが皆の最後にどんどん繋がっていく構成力に脱帽。天才か。酷く目も当てられないシーンなのに怖いもの見たさで覗いてしまうのは、私も典彦同様、坊ちゃんの全てを見たいと思ったからなんでしょうか。愛くるしさも、諦めた表情も、歪んだ顔も、求める雌顔も…目が離せないってこの事。全員が自分の行いと向き合う事でやっと道筋が見えてくる、何かを理由に人のせいにしていては何も掴めないよという訴えも感じる。典彦は恐怖だったけど、それでも人の子だと最後は感じてしまいました。読み手で色んな感想が出てきそうな闇BL、読んで損はないかと。
凄かった!!!
2022年3月26日
こんなBLは初めてでした。衝撃的です。
2作無料だったので読み始めると止まらなくなってしまい、気づけば全巻購入、スピンオフまで購入してしまいました笑
読み応え抜群でした。
業が深くて震えます。
2022年3月26日
深く沈む欲望は己を周到に人間の体で覆って潜んでいます。
体の中で根を張り、指先、眼球、吐息さえ我がものにできるまで深く深くひっそりと。

典彦の乾いて満たされない器は決して満たされることは無いのだろう。注がれて満たされたいものは注がなければ手に入らないと思うから。エロスであるゆえ。
対して蘭蔵はひたすらに与え続ける。全ての人に無垢な愛を。アガペーである蘭蔵と純粋で小さな子どものまま抱きしめてくれる温もりを両手を広げて探し続けていた育郎。なぜこのふたりが手を取り合えなかったのかと涙が出ます。

ラストに向かう数話は私も血を吐いたのでは無いかと思うくらい内蔵が捩れましたが素晴らしいものでした。
先生、凄いです。

レビューで知ったonBLUE掲載版からの加筆修正。業の深さが際立ちます。
onBLUE版もちろん読ませていただきました。パラレルワールドだと思えるほど典彦、育郎共に表現が異なりますね。

onBLUE作品、本当に傑作が多いです。
震えます。
※※痛くて酷くて救いがたい表現があるので素晴らしい作品ですが苦手な方はご注意されて読んでください。←結局読んで欲しいww※※
幸せの価値
2022年3月26日
地方の資産家 當間家次男 育郎さんと使用人 典彦のお話。
清々しいほどの泥沼愛憎劇です。心してどうぞ。笑
読めない展開が続く不安感が本作の魅力の一つだと思います。
一般的な幸せが当人にとって本当の幸せなのか?
5巻終盤の育郎さんの微笑みが答えなんでしょうね。
あまりの泥沼に心が折れそうな方は番外編「演技の裏側、お見せします。」と「わたしの坊ちゃんがかわいすぎる」でお口直しされると良いですよ。笑
ハードな作品もいけるクチな方には全力でお勧めします。
読者ですら妻に助けを求めるほどの…
2022年3月26日
もうBLはいいから、妻と兄と逃げろーー!!幸せになってくれぇー!!さちこ助けてーー!!闇深すぎるだろーー!!…って思ってたけど、…ちがった(^ ^)そっか。人の価値観とか幸せも百通りあるということですね(^ ^)そっか。まぁ…蘭ちゃんがニコニコ笑って生きてるならいいや。蘭ちゃんが唯一の癒しで可愛くて大好きでした(^ ^)そしてまじめな話をすると、障がいのある人物を描くことは難しかったのではないかと思います。わたしは初めは障がいのある人が乱暴に扱われている部分が嫌で読めなかったでした。でもそのことが物語には重要であり美しい部分で艶っぽく印象に残る…素晴らしい表現力だと感じました。最後まで読んでよかったと心から思いました(^ ^)でりこ先生は天才です。
切なすぎて泣けた。。。
2022年3月26日
4巻まではこれでもかと身も心も典彦さんに、蔑まれ、痛めつけられるぼっちゃんだが、お兄ちゃん&飯田&さち子さんによるファインプレーの逆点ホームランか?と思いきや、こうくるかの展開。元々、両思いのぼっちゃんと典彦さんなのに歪みまくった愛の形が切なすぎて泣けてくる。
あれって、ハッピーエンドなのかな~
あれが2人の幸せの形なん? とにかく泣けた。
あと、個人的には飯田のいい人なんだけど煮え切らない態度にイライラ。それに比べてさち子さんの男気のあることったらない。個人的には組み合わせはどうであれ、皆がハッピーエンドの続きのスピンオフが読みたいです。
待ちました
2022年3月26日
前巻から3年待ちました。今は描き切ってくださった感謝で胸がいっぱいです。

典彦のモノローグが気になっています。これが無ければお仕舞いの捉え方はひとそれぞれと納得しますが、あれのせいで夜も眠れなくなりそうです、でりこ先生!!
よかった~
2022年3月25日
一巻から最終巻まで本誌、単行本ともにリアルタイムで追ってきた大好きな作品です。いや~良かった…。正直、坊っちゃんが幸せならメリバだろうとバッドだろうともういいとずっと思っていたので私的にはここまでハッピーエンドで終わらせてもらえたのがすごく意外で、とても嬉しいです。いや読む人によってはメリバかもしれないしバッドかもしれない。でも私にとってはこれ以上ないハッピーエンド。ありがとうございました。
完結おめでとうございます。
2022年3月25日
日付変わった瞬間に五巻を読み、こう終わるか〜と。いやーー語彙力がなく、なんて書いたらいいものか…メリバ…いや限りなくハピエンに近いメリバか…
とにかく2人だけの世界!という感じで官能的で美しかった。
闇・エロ・鬼 畜・そして純粋なるモノ
ネタバレ
2022年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終巻発刊で久しぶりに1巻から読み返しました。
やっぱスゴい!
何回読んでも凄まじい!エロ凄まじい!!
首根っこを掴まれて大渦の中にぶん投げられて上下左右全方向から千の針と一緒に揉みくちゃにされたようです。
闇スキーとしては最上級のご褒美です。
4巻読了時に、どうやって決着をつけるのか?続き早よ!ってなってました。
今回は最後までイケるんだ!イっていいんだー!と狂喜乱舞の再読でした。

端的に言ってこのお話を、超ド級のマゾ(典彦)と飢えたゲイ(育郎)の執着愛と読みました。
かつて典彦ほどのMは見たことも聞いたこともありません。
快楽を得る為にあらゆる犯罪行為も反倫理的行為も、己の中で全て正当化する。
メチャ悪いヤツです。反吐が出ます。
何にも代え難い愛するたったひとり=育郎を苦しめて興奮する。
それは一見S気質に見えます。
しかし愛する存在が痛めつけられるのはとても辛い、この自分の「辛さ」に興奮している。
愛するあまり育郎の全てを欲しているのですが、あらゆる感情、好きも嫌いも憎しみも最上級の感情を欲しがる故の仕打ちです。
それは命を投げ出しても足りないレベルです。

対して育郎は幼少時から全てを典彦から与えられ続けています。
親(と祖父)があまりにも鬼 畜(文字通り鬼でケダモノ)だった為、致し方がないとはいえ、つけ込んできた典彦の手を何度でも取ってしまいます。
育郎にとってこそ、典彦は全世界中のたったひとりなわけです。
典彦がとんでもない奴のおかげで、私達はこの痛くて苦しくて切ない最高級の闇とエロを享受することができたのです。(ノリヒコバンザイ!)

こんな真っ暗闇の中でお兄ちゃんとケンちゃんの関係だけがあったかいです。
さっちゃんは光です。
彼女は中身が男性です。しかもかなりな男前。
中身がぐじぐじな雌の育郎と好対称でますます輝いています。
………
他レビュアーさんのおかげで雑誌掲載時の26話と読み比べる事ができました。ありがとうございます。甘い典彦貴重です。
が、やはり加筆修正が本当に素晴らしい!!
育郎側の気持ちを吐露させて逆に典彦の愛の深さを示したのですね。
もちろん育郎のとった行動が、全話通してここが決着!これが最適解!と納得の修正でした。
途中で飯田お前行けーと思わないでもありませんでしたが。
まだ読んでいない方が本当に羨ましい最高のお話でした。

局部は細線で見えてます
記憶を消して読みたい。会いたい。
2022年3月25日
一・二巻無料だったので読んだところ、この作品の題名のように私もこの作品の檻に入り、どハマりして、最終巻まで購入して、ぶっ続けで読んでしまいました。いま読み終えたところですが、今までBLを読んで味わったことのない虚無感?空っぽ感?何も考えられない状態が続いています。なんとも言えないこの感じ。ヤバいです。なんなんだ。大好きですが、もう二度と読まないと思います。私に記憶を消せる能力があったら何度も消して、読み直します。語彙力がないので、魅力を伝えられてない気がしますが、全員呼んでください!!!!!
26話がオンブルーvo.52 より加筆修正!!
ネタバレ
2022年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は蟷螂の檻 中の人 を読んで1〜4巻を一気読み典彦の狂気執着に触れこの作品が大好きになりました。
ただ、NTR、受の結婚など苦手な要素が多い人には闇鍋要素しかありませんね。全てを赦せる人向けかもしれません。
ただそれだけではないんですよね。私の語彙力がないせいで作品の魅力を思う存分伝えることは難しいですがそれを含めもう二度とこんな素晴らしい作品が読めないかもしれないというのが正直寂しいです。多分きっとみんな典彦ラブになるはずです。一気読みした当時 次に出る単行本で最終巻と知っていたので電子配信にて本誌を読んでいました。典彦が気になりすぎて最終巻まで待てませんでした。彼はそれくらい私の中で狂気的魅力を持った男でした。
本誌オンブルーvo.52 私的 神回の26話が単行本収録の際に大幅な加筆修正がされていました。
単行本収録の26話も良かったですが、オンブルーvol.52の26話の典彦がねもう最高だったんですよ…めちゃくちゃ好きすぎて何度読みかえしたことか…。甘すぎ(?)たのがいけなかったのでしょうかね?最後だからこれくらいの甘さ(?)でも良かったと思うんですが
典彦の渇きをやはり描きたかったのでしょうね。
本誌vol.52 典彦の「ずっとお側にいさせてください」が私には刺さりすぎて抜けないです。
2人ひっそり離れず最期まで一緒にいてほしいです。
典彦は決して赦されない罪を重ねてしまいましたが、どうしようもなく愛しく思ってしまいます。そんな私も蟷螂の檻にとらわれてしまった1人です。典彦のような狂気じみた攻が癖になった今どこを探しても彼のような攻には出会えないでしょう。
*****2022年4月30日にオンブルーvol.52の電子販売が終了してしまうので幻の26話になる前に本誌未読の方いたら是非読んでみて下さい!!!!!!こちらも最高ですので!!!!!典彦がもっともっと好きになるはず!?!?です。
from REDの方で蟷螂の檻同人誌ver.が2冊配信されているので未読の方は是非。本編とはうって変わってのハッピーあほエロです笑笑。のりピッピが育郎に可愛いがられています笑。
本編は最終回を迎えましたが私が蟷螂の檻を読むキッカケとなった 中の人 のお話の続きがあるのと、しばらく先にはなりますが蟷螂の檻本編のスピンオフも始まるらしいのでそちらも凄く楽しみにしております。先生、典彦に出会わせてくれてありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
まじで読んで欲しい
2022年3月25日
買うか迷ってる方まじで読んでいただきたい
記憶を抹消して読みたいBLナンバーワンですこれは3年程更新されていません今まで色んなBLを読んできたし長編BLも読んできました。まじで凄いです。。出来れば時間があってゆっくり読める時に読んでください。私は最初2巻まで買って面白かったら続き買おかな~くらいのチョー軽い気持ちで読み始めました(なんか難しそうな内容だし頭に入ってくるか心配だった)ですがなんと面白すぎてドハマリして次の日速攻続きをを買いに出かけました。ずっと待ち続けていた最終巻、、本当に本当に素晴らしいですがもう蟷螂の檻が終わってしまったのかと本当に本当に悲しい気持ちもあります。。
病BLが好きな方は100億パーセント好きです。
少し苦手な方も100億パーセント好きだと思います。
何年もかけて完成させられた物語がとても心に染みます。こんな気持ちにさせてくださる漫画にはなかなか出会えません。本当に本当にでりこ先生お疲れ様でしたの気持ちです、、そして最終巻まで描いてくださり本当に本当にありがとうございました涙涙涙
特典などでは中の人(蟷螂の檻の物語が全てフィクションでドラマの設定.俳優さんが演技している)とかがあるのでまだ心を病まずに生きています。。その子たちも可愛すぎて癒されます。中の人の連載もすっごく楽しみです。
長くなりましたがここまで読んでくださった方、、本当にありがとうございますそして蟷螂の檻読んでください。。既に読まれている方、、一緒に泣きましょう。。(嬉し泣き)
完結
2022年3月25日
中の人のシリーズはまだある?みたいですけど、完結しました。育朗が選んだ道はやっぱりなと思いましたが、先があるとは思えなかった。そこから再出発はあるのだろうか?
仄暗いたんたんとした闇が心地よい・・・
2022年3月5日
4巻まで読了済。各々の心情や過去、もろもろの諸事情が明らかになりましたね・・・。そのうえで選択したかに見えたところで・・・あの4巻の終わり!!!続きが気になり過ぎてつらいのですがーーーーーーー!!!!ものすごく重い重すぎるお話なのですが、静かに闇が描かれていてものすごくスラスラと読めてしまう不思議・・・早く続きをお願いしますと土下座待機しております!!!
すごすぎる
2022年3月5日
典彦の育郎への思いがどんどん不穏な方向に向かっていくところが胸糞悪くもあり、どこへ向かうのかもっと見たくもあり、複雑な気持ち…。育郎には必ず幸せになってほしいのですが、それに典彦の存在は必要か否か…私にはもう分かりません、、!
いろんな登場人物がいて、いろんな想い方があって、それを描く作者様の手腕に脱帽です。
個人的には育郎も典彦も蘭蔵も健一もさち子もみんなみんな幸せになってくれたらいいなと思っていますが、どういう結末であれこの物語の行き着く先がとても楽しみです。
我悟了
2022年2月28日
没错,这是一本不正常的爱,我不能以一贯的眼光来看这部作品!但是!这部作品打开了我一扇新的大门!我对没设定的接受程度实现了质的飞跃!感新彩景老师敲醒我沉睡的灵魂!在一起吧大家!
世界観が好き
2022年2月26日
でりこさんの作品は絵が好きです。こちらの作品は世界観も好きです。攻めの人が雰囲気男前で妖しくて、エロくてゾクゾクします。
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語彙力が追いつかない…
2022年2月25日
ので単刀直入に言います。とてつもなく暗いです。話は重力を感じる程に重いです。ですが私にとってこの作品はすっごく良い物でした。心を抉られながらも読んで良かった、買って良かったと思える作品です。

最後に、初見一気見をされる方は蟷螂の檻のスピンオフ作品があるので併せて読むことを強くオススメします。癒されます。
うわぁ、
ネタバレ
2022年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなかエグい。衝撃的ですね。好きですが、、、この後どうなる!?えっ、死んじゃったのかな??読むのが辛くなる部分もあります。
とんでもないBLを読んでしまった!
ネタバレ
2022年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料の時に読み、この先どうストーリーが展開していくのかが気になりすぎて既刊の4巻まで一気に買いました。真面目な美人受けがいやらしく開発されていくのが好きな人にオススメです。綺麗な顔と感じやすすぎる体のギャップが最高です。サラサラの黒髪とソックスバンドも性癖に刺さります。
普段は明るいラブコメばかり読んでおり、「受けがオジサンに犯されているというのに顔色ひとつ変えない攻め」や「攻めが他の男に受けを犯すよう促す」というシチュは苦手だったのですが、食わず嫌いということがわかりました(笑)でも他のどんなCPでも同じように見たいとは思わないので、典彦×育郎でのみ成立する萌えがあります。
典彦が「愛しています」という度、「騙されないで育郎!」と思ったのですが、でも典彦は典彦なりに愛しているというか、絶対に真っ当なやり方ではないのですが、これが典彦の愛し方なのだと、そう思うようになりました。歪み過ぎていますが、小さな頃からあんな可愛い坊ちゃんに懐かれたら手を出したくなるのはわかります(笑)
4巻の最後では、もう育郎は典彦という「檻」に囚われない……と示す描写がありましたが、この先2人が一緒に笑って過ごせるような時は来ないのでしょうか?典彦のせいで(まず父親が最悪で、更に元々育郎をよく思わない人や色欲狂いの政治家がいるせいもありますが)こんなに酷い目に遭った育郎ですが、それでも典彦を求めたので、この2人が穏やかに過ごせる未来を願ってしまいます。次の最終巻も絶対買います!!
迷ってるならすぐ買って読んで欲しいです。
2022年2月13日
一年迷い倒して、今回のonBLUEクーポンでやっと買いました。ドロドロ愛憎劇が最高でした!来月完結の5巻がでるみたいなので、どうなるか楽しみすぎです。望むなら2人が幸せに終わって欲しいです。
読後の精神的重荷がすごい…
2022年1月31日
愛なのか虚構なのかも分かりませんが登場人物らが誰かを思っても思っても報われない。思えば思うほど狂って行く様が辛かった。また、たまに光が見えてしまう事で辛さに追い討ちをかける。救われそうで救われない。ずっともどかしいがそれがいい。不思議な感覚を味わえます。しかし精神的にくるものがやはりある。次巻も楽しみにしています。
続きが気になる
ネタバレ
2022年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になっていて購入しちゃいました。
文学的なお話の進み方で、闇要素強めで、自分はとても好きです。また、R18場面も他ではなかなか見れないシーンが描かれていて、そこも私は好きでした。
典彦の愛が異質に見えるけど、全ての感情を求めるって、なんだか理解できる気がしたりして、、。
4巻まで読みましたが、続きがとても気になります。
典彦が今後の作品でどう描かれるのか、続きがとても気になります。
エローーイ
2022年1月25日
いやー、非常にエロかったです。少し高かったけど、買って良かったです!ハッピーエンドにはならなそうなのがね…
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重い。でも目が離せない。
ネタバレ
2021年12月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなかに重厚な作品です。
孤独な名家の御曹司である育郎が、家の世話がかりだった深山典彦によって身も心も支配されていくストーリーです。
典彦×育郎ですが、4巻読了時点でその後の展開が読めなくなってきました。これで死ぬとは思えない典彦ですが、さてどうなるか。
恐ろしいのは育郎にかかる全ての不幸は典彦が元凶というところです。父のこと、母のこと、蘭蔵のこと、さち子のこと、会社のこと、全てに典彦が噛んでいることが恐ろしすぎて。
全てが典彦の手中で起こっていることに背筋が凍る想いです。
昭和の一昔前な時代設定もあり、ドロドロした雰囲気がより一層引き立てられ、恐ろしいのに目が離せない内容でした。
辛い
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。5巻がまだ出ていないようなので読むのはやめようと思っていたのですが、でりこ先生のお話はどれもいらやしくて好きなので読んでしまいました。読み始めたら止まらなくなるのですが、読んでいて息苦しい。育郎に感情移入してしまって辛くなる。幼い頃から身体を拓いてきた等、表現描写ともにとても素晴らしい…けど辛い。育郎に幸せになって欲しい。蘭蔵が純粋で健気でこちらも辛い。幸せになって欲しい。典彦の育郎への気持ちは何なんだろう。考えれば考えるほどいろんな捉え方が出てきて分からなくなります。世界観はとても好きなので時間を置いてまた読み直したいと思います。
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叫びたくなった
ネタバレ
2021年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ もうお願いだから蘭蔵くん幸せになって欲しい。1番幸せになって欲しい子。あと、さち子さんもどうか當間家のことは忘れていい人見つけてください。育郎sideは絶対に典彦死んでないんだろうな…多分最終的には2人でくっつくんだろうね。もう育郎には昔からずっと典彦しかいないんだよね…だからどんなに歪んだ愛でも受け止めてしまうんだろうね。典彦あんまり好きじゃなくて、飯田さんと幸せになって欲しいとも考えたけど、それはなんか違うなって思った。この2人だからこその物語ですよね。ストーリー好きなんですけど、何度も読み返したくなるようなものでは無い。辛すぎて多分読み返しはしません。てか出来ないです。
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作家名: 彩景でりこ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 祥伝社
雑誌: onBLUE / onBLUE comics