恋人が事故で記憶喪失になり、付き合っていた2年間の記憶をなくしてしまうお話。
設定が設定だけにシリアスな感じを想像していたんですが、ギャグっぽい要素が強くて思っていたのと少し違いました。
でも不意にくるシリアスな場面では胸がギュッと締め付けられ、付き合っていたことを忘れられてしまった多郎の気持ちを思うととっても切なくなりました。
ただ多郎の表情が豊かすぎて、そのコロコロ変わる表情や軽いノリ、あと突然始まるエロな展開に最初はついて行けず、ちょいちょい置いてけぼりになりましたが、読んでいるうちにそれも慣れてきたかな。
掴み所がないなと思えた多郎の性格やコロコロ変わる表情も、明るく振る舞っているけど隠しきれない愛おしさや不安や切なさが溢れでてるのかなと思うとしっくりきました。
きっと読めば読むほど理解が深まる作品なのかなとも思ったりしました。
少しドタバタした印象で入り込めない部分もありましたが、お互い髪の毛が伸びた再会シーンには涙涙…
3巻目のアフターエピソードではラブラブで幸せそうな2人が見られたのがすごく良かったです。