プルーストの恋人
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プルーストの恋人

縞ほっけ

クセモノ西田について言及しまくるレビュー

ネタバレ
2024年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ミサキさん可愛い。伊織頑張った。西田クセモノ…。

BLに第3の男(当て馬?)が絡んでくると、途端に落ち着きがなくなり目が血走りソワソワしたのち、殺意を抱くことがある血の気が多い私ではありますが、西田のことはどうにも嫌いになりきれず、つかみきれず、「こいつクセモノ……」という感想のまま1周目、2巻ラストまで読み終えてしまいました。最後まで読めない男…西田陣。


きっと西田、嘘は何一つついていないのだと思う。ミサキへの好意も、戸惑いも全部本当の事だったのだと思う。ミサキの能力を買っていることも、一緒に仕事がしたいのも本当。
お嬢さんから突き返された指輪をミサキに渡したシーン、「お前何考えとんじゃ??」と一瞬眉間にシワ寄り下顎出ましたけど、これはミサキの背中を押すためだったんじゃないの……?と2周目読んで思いました。
伊織に「俺が貰っていい?」と焚き付けたのも、全てを分かった上で、伊織の背中を押したのではないか…と。


何食わぬ顔で、自分が悪者になる事も厭わず、ミサキが再び歩き出せるよう、弟子と2人で幸せになれるようアシストした西田、、、(でもちょっと寂しさあり)。1周目「なんや当て馬め余計なことするなよ……」とか思いながら読んでほんまゴメン。反省してます。

…西田を嫌いになれない(むしろ好き)私の勝手な解釈ですが。
西田、そういう事で合ってます??

これは西田サイドのスピンオフが読みたいですね。どんな思いでミサキに絡んでいたのか。弟子とのやり取りを見ていたのか…。辿り着いた結果を見届けた今の胸中は…。

2巻でひとまず、ミサキと伊織が幸せになれて良かった。この二人ならきっとこれからも大丈夫。
でも西田の事が気になって仕方ない。どうかside 西田のスピンオフをください。西田にも幸せになって欲しい。縞ほっけ先生、幻冬舎さま、よろしくお願いします。

※新刊自動購入でゲットした2巻を読んだ同日、本作品が電子コミック大賞2025にノミネートされことを知りました!おめでとうございます!!✨
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