夜明けがいちばん暗い
」のレビュー

夜明けがいちばん暗い

山田ノノノ

めちゃくちゃ感動した!

ネタバレ
2024年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山田ノノノ先生の作品からはいつもこういう種類の感動をもらってる。痛みも包括して明るい方へ向かうキレイなものというか、純粋で素直で美しいもの。幸せを感じることすら苦しむ斉藤さんの後悔と罪悪感が、タカヤの光で夜明けを迎え朝が来る。無垢で優しい心の存在が結局は一番強い。かつて母親へ掛けた言葉の、本質を疑わない真っ直ぐな救い。もうほんと凄いのをこれでもかと畳み掛けてきて、最後まで涙腺やばいです。メガネを外した本気の斉藤さんもやばかった!読み終えてから見るタイトルと表紙、最後の文章もめちゃくちゃ良かったです。ともすれば忘れがちになる命の大切さと現実を、いま一度考えました。若い子達も、身体を大切にして欲しいな。感動するし面白いし、おすすめ!
いいねしたユーザ9人
レビューをシェアしよう!