つまさきの紫陽花
」のレビュー

つまさきの紫陽花

aioiuo

ものすごく秀逸で印象的な導入。

ネタバレ
2025年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ SNSで出会い、その表紙の美しさに一目惚れして購入した初読み作家さんの新刊。
冒頭のDay.1〜Day.3で、2人の美しく愛おしさ溢れる日常を読ませてから、じっくりと2人の出会いを描く……。ものすごく秀逸で印象的な導入で、ものすごく魅了されてしまいました。
穏やかに流れる時間を美しい絵と選び抜いたセリフで紡いでいて、キャラの表情(特に吸い込まれるような美しい目!)や仕草でその感情を余すことなく伝えているのが素晴らしい……。
また、タイトルにも「紫陽花」がついていますが、作中にもたくさんのお花が出てきて、その一つ一つが美しく(でもくどくなく)、徐々に惹かれあっていく2人の気持ちを際立たせていて、本当にお見事でした。

1巻は「恋の予感」で終わります。ここから先の盛り上がりとラストを見届けてからレビューしようかとも思ったのですが。今、この素晴らしい作品を布教(腐教)したい……!という思いに駆られて、新刊のタイミングでレビューしました。

「ここから……!」というところで終わってしまうので、続き欲しさにウズウズしてしまう人もいるかもしれません。でも冒頭のDay.1〜3で仕上がりの2人のイチャイチャとラブラブ(とエロ)が見られるので、「ここに辿り着くんだ🖤」という結果を知っている安心感があり、私は比較的心穏やかに続きを待てる気がしています。
2巻、楽しみにお待ちしています。またレビュー更新します。
いいねしたユーザ35人
レビューをシェアしよう!