薔薇色じゃない
」のレビュー

薔薇色じゃない

凪良ゆう/奈良千春

16年発売貴重なBL小説販売終了もうすぐ

ネタバレ
2025年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 16年発売のBL小説。もうすぐ販売終了になるそうで、終了前に、もったいなくて積読だったこの作品読んでレビューしなきゃーと急いで読んだ。
愛がありすぎるのでレビューになってないから要注意。

ゆう先生最高最高、マジ最高。
販売終了になる前に読んで、みんな。挿し絵なしなので外でも読みやすいよ。
こういう衝撃の単巻ものBL新作、また書いてほしいーーーーーーーーんだけど、まずこういう展開は、先生は16年当時のあとがきで、お別れエンド以外はどんなネタでも書けるって書いてるけど、25年のBL小説出版界では避けられるんじゃないかな。そいで、ゆう先生の一般小説のネームバリューで期待されるほど売れないんじゃないかと思うので、もう永遠に無理なのかな。。。。ああああBL界の至宝に旅立たれてしまったわ。。。

でもね、もしドラマ化するなら、かなりイケると思うのよ。販売終了も、もしかしたらドラマか映画化のプランがあって、それを機に新装版出すからではないかと予想。喧嘩の原因も性別超えて普遍的だし、職業フードスタイリストなんてすっごく映像的だし。あのラスト近くのアイスクリームのシーンとか。最高ね。

そいで、できればネタバレなしで読んでほしいんだけど、
倦怠期BLを通り越して容赦なさすぎる展開、あの1行で凍ったね。。。迷って迷ってうろうろするふたり、いやそっちじゃないよ、右ですか左ですか、違うよずっとそのひとの隣だよ!!!っつー15年間。映像が浮かんでくる文章の上手さと相まって、途中苦しいとこもあるけど最高の読書体験だったわ。つかやっぱ悩んで悩んでBがLしてるの眺めていたいじゃん!!!ありがとう、ゆう先生!!!そしていつか単巻BL小説の世界に還ってきてーーーーー

追記
キャラ文庫からもうすぐ紙書籍で挿し絵作家さんも変わって新装版発売されるそうですね。電子版もそのうち出るのかも。映像化されるのではないようで、予想外れた、残念〜
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