このレビューはネタバレを含みます▼
幼馴染の執着ものかと思ったら、共依存のメリバでした。しかも片方は寄生生物…!
ロク(禄斗)とナナ(七海)は幼馴染ーーかと思ったら、ロクは恋人を失ったナナの前に現れた恋人を模した生物で、人間を糧に生きるため、ナナはロクのために”食事”を用意する日々。たしかにこんな生活は長く続くはずないよな…。メリバ必至よな…。
そして解釈が難しいラスト。遺体がどちらなのかは特典イラストから明白なんだけど、最後の最後の公園のシーンは解釈がいろいろできる。
①2人の言葉通り、ロクとナナは2人とも生まれ変わった。次はロクが人間、ナナが寄生生物として。
②ナナは死に、ロクはまた別の心の弱っている人間の大切な人につくり変わって生きている。
③ナナが寄生生物として生まれ変わり、他の人間の大切な人になって生きることになる。
③はナシかな。最初に思ったのは②なんだけど、あの少年の外見がナナに似てる(黒髪なだけだけど)んだよな。だから①か…うーん、どうなんだ?(笑)
特典イラストの2人が笑ってるのが、メリバの悲しさを緩和させてくれる。面白い設定とストーリーでした。