このレビューはネタバレを含みます▼
☆10でも足りない。この世界に惹き込まれすぎました。
こんなに神聖な体育倉庫がかつてあっただろうか?
かつてこれほど心を奪われた攻めはいただろうか?現時点で織人は私のBL史上最高の攻めです。普段受け厨を自負していますが今回ばかりは織人に最大級の賛辞を贈りたい!勝手にDSS(だって織人最高だから)賞を贈りたい!
下巻(2巻目?)の織人のモノローグが特にやばかった!自分でもコントロール不可能なほどに湧き上がる群れのキングとしての感情描写。αのΩ(まれにβ)に対する支配欲はどの作品にもあるけど、身の周りの社会までも支配下におきたい欲求はまさに群れをなす動物の本能そのもの。さらに支配だけでなく西央を絶対に守りたい!という強い庇護欲。バース創世記として完璧なプロットだと感動しました。
そして意識朦朧のなか織人を求める西央の愛おしさといったら半端ない。その表情、目線、たまらない。西央をロン毛にしてくれてありがとうございます。色気10倍増しです。
作者さまはああおっしゃってますが初めからすんごいクオリティの画です。めちゃくちゃうまい!そして巻が進むごとにさらに洗練されてとんでもねぇハイクオリティの画になっております。2巻末の西央や4巻表紙の織人なんてもうっ!
私の”僕エデ愛”もヒート起こしそう。書いててちょっと自分でも気持ち悪いなって思うけど止められない!それくらい圧巻な作品です。
これからは2人だけの世界から、同じような人間がどんどん増えてきて話のステージが変わりそうですね。
ちなみにわたしちょっと若干峰岸くん・・・当て馬ポジとして織人にLOVEなのはいいのですが4巻末の『政治家の息子』という肩書にですね・・・彼は吉と出るのか凶と出るのか。弟にもバレそうだし5巻がちょっと怖いよ~
でも先生に一生ついていきますよ!続き楽しみに待っています。