グレープフルーツムーン
」のレビュー

グレープフルーツムーン

芹澤知

タイトル通り爽やか!

ネタバレ
2025年6月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。幼い頃からスイーツ好きの香月と、夢を見失っていた天才パティシエ・洋一郎のお話。
縁あって、昔から通っていた洋菓子店でバイトすることになった香月。そこで鉢合わせすることとなった、宅配業者と勘違いしていた洋一郎こそが…。

やはりまず表紙。色合いが素敵すぎる。絵柄も綺麗ですし、ページを開けばキラキラのスイーツ…!見ているだけでも幸せな気分になれます。
不器用だけど元気ハツラツな香月と、ちょっと意地悪だけどケーキ作りは一流の洋一郎。
実は香月、子供の頃に洋菓子店を訪れた際、洋一郎の姿を目にしています。冒頭の、香月の思い出の中の“宝石を生み出す魔法使い”が洋一郎なんですよね。
肝心のストーリーはブロマンスに近い感じでしょうか。ガッツリ系が好みの方は物足りないかもしれません。私はこういったお話も好みなので満足です。
はじけるグレープフルーツの香り(ちょっとプ○キュア風…)が漂ってくる気さえしてきます。タイトルからもお話からも、甘酸っぱい爽やかさが感じられるような良作でした。
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