ホストと社畜
」のレビュー

ホストと社畜

河尻みつる

疲れた時こそ読んで欲しい魔法の様な15分

ネタバレ
2025年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前チラッと拝見して、気になってたところ値引きされてるしハピランのタイミングでポチったら、70%offクーポンもついてきて、実質128円で購入。
何気に決まった時間に毎日いる赤の他人同士。職業も性格も年齢も違う2人の生活サイクルが、唯一交わるわずか15分の朝のひととき。見ているだけで、なんだかほっこり癒されました!2人の通う吉田屋の半熟目玉焼きには要注意!

No.1ホストのレンと社畜という名のSE鈴木。意外な共通点から一気に距離が縮まります。と言っても特にそこから私が期待する様な何か生まれる訳でもなく、時間がくればお互いの生活に戻るといった毎朝のルーティン。
また、店員さんの腐女子目線によって、まさかなBL風味の2人が拝めちゃったりするんです!解像度の高い妄想のお陰でうっかり現実との区別がつかくなるほど(笑)
笑顔の2人から生まれた副産物をしっかり頂きました。。何も生まれないといいつつ、悩みがあれぱ自分の経験踏まえてアドバイスしたり、時に相手の何気ない言葉に救われたり‥ほんの少し前向きになれちゃう不思議な相乗効果も!
一番好きなのは、レンが二十歳になって初めてのアルコールデビューを鈴木としたエピソードです!
お子様舌なのでビールは飲めませんが、喉を鳴らして飲む姿はいつみても美味しそうだな~とつくづく思って眺めてました。
何気に誘われた鈴木との約束を守り、誕生日に特別な一杯で過ごす時間、いつものいってらっしゃいとおやすみなさいが、揃っておやすみなさいが新鮮でした。
また2巻でようやく自己紹介、名前呼び。今までそれで成り立つ関係だったのが、レンの帰省により鈴木の思い込みネガティブ思考が発動。こんな庶民派で好感度の塊みたいなホストいる!?と思ってたレンの実家に何か納得。結局毎日会わないと調子が悪くなるので連絡先交換。人間関係や少しずつ背景が分かってきてストーリーにも厚みが増してきます!!1人で落ちるダウナー系社畜鈴木も、少しずつ人との関わりを持ったりと成長もみられました。
次は秋に3巻がでるそうなんで、また2人に会えるのを楽しみに待ってます!!
いいねしたユーザ16人
レビューをシェアしよう!