君と宇宙を歩くために
」のレビュー

君と宇宙を歩くために

泥ノ田犬彦

読んで良かった。

ネタバレ
2025年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ オススメにあがるのでずっと気にはなっていたのですが、絵があまり好みじゃなかったのと発達障害を扱っているらしいということで気が滅入りそうで敬遠していました。今回、電子コミック大賞にエントリーされていたので読んでみました。

発達に特性があったりグレーゾーンなのでしょうか。はっきりとは言っていませんが、生きづらさを感じている子達。苦手なことへの対応の仕方を知っている宇野と出会ったことで小林も変化していきます。逃げずに苦手と向き合って成長して世界が広がっていく二人に目頭が熱くなります。
発達に凸凹や特性がある子が苦手なことや望ましい接し方についての知識は多少はある。でも今まで直接身近に接することがなかったのですごく他人事だったなと思いました。苦手なことに接した時にどのように感じるのか、どのような反応になるのか・・・全ての人に当てはまるわけじゃないだろうけど自分の知識に照らし合わせて「ああ、そういうことなのか」と腑に落ちる部分が多くありました。きちんと調べてとても丁寧に描かれているんだろうな。
読んでいて気付かされることも多い作品です。ぜひたくさんの人に読んでほしい。
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