ボーイズラブ・コンプレックス【電子限定特典付き】
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ボーイズラブ・コンプレックス【電子限定特典付き】

横澤しっか/Canelé編集部

セ○レからログアウトして

ネタバレ
2025年12月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さま(単話が面白くて新刊をお待ちしていました) 200頁(セ○レがNGワードだった)

制作会社のAD・本田真太(ほんだ しんた)は上司からしごかれる日々。疲れた彼の癒しは仮想空間風俗〈でぃあ・ば~す〉(現実から逃げて別人でやり直す?)
舞台は高校。そこで爽やかな長身イケメン「マコト」となり、「アキ」と体の関係を楽しむ。「アキ」は軽い感じだが、どこかほっとけない儚げな面立ちだった。

さて、本田(=マコト)は冴えない見た目がコンプレックス。上司の桐島(きりしま)はイケメンで長身。若くして昇進するデキる人。本田は肌が触れたことで「アキ」に気づく(現実で気づくって、いいよね。繊細な感性がある)
本田は内側のめがある。周囲に気を配り、困った人を見捨てられない優しさ。それだけではなく、助けられるだけの能力を積み重ねている人でもある。だから桐島は本田に仕事をふる(意識してか、無意識なのか。本田と仕事をしたいように見える)

桐島は嘘を重ねて生きている。毎日がいき苦しい。仮想空間は逃げだった。けれどその先で素直な自分に出会ってしまった。マコトが現実で会おうと口にする。そこはほんとカッコいい。(好きな子の涙に男がたつって、ラブだわぁ)しかも、とびっきりのおしゃれをして待つ桐島のめちゃめちゃカワイイこと(思いっきり口角があがりまくり)

ところで、ふたりは好きの告白なんてしないのかな(え~、いくつになっても告白ほしいぞ)これはコンプレックスを抱えた大人たちが仮想空間で恋に出逢う物語。

本田のフォルムは変えられないが、好きな人(桐島は本田の見た目を悪いと思っていないし)を大事にして仕事の自信がつけばスタイルが変化する。内面のよさは芽がでるまで時間がかかる。その時間を楽しむのも恋人の特権だと思っている。
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