寂しさが半分になった2人




営業部の青井と情報システムの轟は、会社の手配ミスで社宅のルームシェアをするはめになる。
青井は営業だけあって、見た目爽やかで話術も巧み。しかし、ホントの彼は少々だらしない。基本、食事は外食かコンビニ弁当。酔うと絡み酒。会社の女性たちとの噂は絶えない。なのに、どこか憎めないのは人に見せたいイメージと内面のギャップに疲れる一面が見えてしまうから。
轟は無愛想な堅実派。人との距離感に苦しんでいて、孤独を癒す対象が文鳥。自炊派で節約をするためと割り切っていながら、料理のアカウントを更新している。ミルクティー色した髪で武装したシャイな人。
この二人は独身を謳歌している。社会に出て、恋愛以外の特別な人は作れるのか。
最初は嚙み合わず上手くいかない。段々、本音や偽らない自分が顔をだす。このとき無関心で流すのではなく、お互いを補うことで生まれる安心感が温かい場所に。肯定される喜びができて「結婚したらこんな感じ?」と考える青井。轟は手料理を美味しいと食べてくれる存在に気づく。それは独りではたどり着けない楽しさ。
リーマン達の生活にloveはない。社会人になってできた”特別な他人” そんな二人は、玄関で重いコートを脱いでしまっている
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