てんある
」のレビュー

てんある

蜂煮

ハッピーポイント2000点でドン

ネタバレ
2026年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母親を亡くし怪しい宗教に嵌った朝陽と、天使ミカの物語――。

新刊作家買い。
蜂煮先生はわけがわからないけど中毒性があって。冒頭の怪しい宗教がズンタッタしてるところから思わず顔がニヤけてしまう。
天国に商店街のクーポンみたいなポイント制があったり。天国裁判所では天使がパイプ椅子に座ってたり。シュール。
初読のとき「今回の話は薄味だな?」と思ったのですが、気のせいでした。読み返すほどにじわじわくる。この蜂煮作品独特のジワる感覚がたまらない

【以下ネタバレ】

でも奇異で面白いだけじゃない。
思いもよらない方向から真面目なテーマを読者にぶつけてくるのが蜂煮先生。

最初読んだときは、なぜ神様が「朝陽を幸せにしてきなさい」と命令したのか分からなかった。私もミカと同じく、ポイントを稼ぐのなら誰でもいいじゃんと思ったから。

でも地上天使の目的は、人間の幸せ
ポイントが多ければいいものじゃないのね
幸せとか愛って、搾取するものじゃないんだよと。ただ一人を大切にして、そのことに気付くんだよと。神様はミカに気付いてほしかったのかな……あらやだ神様、意外といいやつじゃん!?
ハッピーポイント2000点のシーン。
多分あそこでミカは朝陽と恋に堕ちたのね
最初は「愛してる」と口先だけで言っていたミカが、最後はその一言で赤面するシーン、よかったな

エチはほぼギャグ。だがそこがいい。
今作品も面白かった!好き!
次の作品も楽しみにしています
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