このレビューはネタバレを含みます▼
草間先生の珠玉の短編集。
少し前の作品だが、魅力は色褪せない。
また、軽いタッチで描かれているように見えるが、先生の絵には不思議な色気があり、特に伏せ目がちな瞳が素晴らしかった。
表題作の「幸せの条件」2話。
好きだなあ、野良猫が居座って懐くような感じ。
傍から見ると犯罪まがいだが、ゆるく、ほのぼのと読めてしまう。
と、思っていたら…出た、パンツ!
BLではホクロの次にパンツをチェックしてしまうので、ありがたい描写。
「おかしな男」
ピザを月2回食べる子とデリバリーする子。
DKはタバスコなどかけないのだろうな。
久しぶりに歳を忘れてカロリーバリバリのピザを頬張ってみたくなる。
「されど美しき日々」3話
先生の作風なのかな、よく考えると結局エグいのに、テンポよくユーモアを混ぜつつ進むので、許せてしまう。
かわいく描いているが、予想外な執着もの、良い。
「銀杏のお話」
時代を超越した素敵な巡り合わせで、大変美しい。
まるでおとぎ話のよう。
サラッと短いのに、銀杏の葉が落ちていく様子が深く印象に刻まれる。
ちょんまげと長髪の色気が半端ないし、この作品が一番好きかもしれない。
「書き下ろし」
電子化の過程がうまくいかなかったのか、先生のコメントが途中で切れてしまっているのが残念。
表題作の書き下ろしで、ここでもパンツが!
先生はパンツお好きなんだろうか…と最後に胸が躍ってしまった。