「まどいのいきもの -銀河生物観察記-
」のレビュー

まどいのいきもの -銀河生物観察記-

永田礼路

(と)まどいの生き物たち

2026年9月10日
25年前、宇宙からの銀河風により地球の生物に変化が生じ始めた世界。寂れた医院の医者・薄羽と、そこを訪れる患者たちの物語――。

1巻まで読了。超面白かった。現役医師が描くガチSFと聞いていたので難しいのかな?と少し身構えて読んだのですが、絵もストーリーもとても読みやすい。

各話読み切りのオムニバス形式。
謎の進化を遂げた奇妙な生物たちに翻弄される人々の、悲喜こもごもの世界。団欒を意味する「まどい」というより、戸惑いの生き物(←人間)のほうがたくさん出てきます。
第三話の「点灯ヤングメン」が抱腹絶倒だった。第二話の「蟹と歩む」もよかったな…。どの話も人間に対する視線が温かくて優しいところが好きでした。

心の隙間にふと入り込む、摩訶不思議な生き物たち
その動物たちを通して、人間の生きざまや悲哀が浮かび上がるところが秀逸。めっちゃ面白かった。
飄々としてつかみどころのない薄羽先生にも何か過去がありそうで……2巻がすごく楽しみです
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