レビュー
今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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逆境にたってもめげない!2020年8月24日1巻読み終わったばかりですが、他の方にも是非おすすめしたくてレビューしました。
主人公のオパールは、遭遇する誤解やそれに伴う困難を、自らの知力と財力それに時には管財人など人を頼ることによって跳ね返し、解決していきます。
この解決の仕方が……ひとひねりあって、楽しいしスカッとした読後感に繋がってます。
物語の素地となる知識(西洋の貴族制度や、会計の知識)も、しっかりと足固めされておられると思います。それなのに文章も読みやすく、構成もしっかりしておられるので、飽きることなく読み終えました。おそらくいろんなエピソードが他にもあるのに、相当見直されて文章を削られたのでは。
2巻目、今から読み始めます。読後が楽しみ‼ -
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恋っていいな、と思わせるお話です2016年3月13日以前付き合っていた恋人の事が忘れられない男と、
無邪気で面倒見がいいけれど、どことなく気持ちを近づけるのをためらう男の、不器用で柔らかい恋のはなしです。
まさお三月の作品はこれと、「もとめてやまない」しか拝読してないのですが、共通して、ちょっとしたエピソードとか、会話の流れとかの描きかたが、とてもあたたかい。モブにすら愛情を感じます。
この作品に関しては、きちんと性表現がありますが、それ抜きにしても読ませる作家さんです。
巻末のおまけ漫画だけでも、価値がある。
恋に落ちるまでの経緯を楽しみたい人には、おすすめの作家さんかも。 -
あたたかい気持ちになる。2016年1月24日作品全体に、やさしさを感じます。
あ、もちろん激しいシーンとか、トラブルは起こるんですよ?
ただ…最後まで人間関係が切れないと言うか…。
何があっても、一時的に離れても、また出会うと言うか…。そこの描きかたが、うまいと思います。
現実の話をすると、私、性格が結構ドライなんですよ。だから、もし、この話と同じ状況になったとして、どのキャラクターの役割を
担ったとしても多分、さくっと関係を絶つだろうなって。
でも、それじゃ人として寂しい。でも、現実はそういうものなんです。
この作品で、その、優しい部分を補填してるのかも知れないなぁ。 -
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かけがえのない相手を愛す、ということ2013年12月8日以前、別サイトで山田ユギさんの作品を結構購入していたのですが、この作品はまだ買ってませんでした。
もっと早く買っとけば良かったです。
同性同士の恋愛のウェットな部分、世間体とか子供を残せないとかいう事に逡巡しながらも、お互い相手を求めるー山田先生のBL・ML作品に通底するテーマに惹かれて、少しずつ他の作品も再購入している最中です。
ためらいながら、相手を求める気持ちを描いた素敵な作品だと思います。
姉妹作の「空いているドアから失礼します」も素敵です。こちらを読んで思ったのは、丁寧に取材をされているのでは?ということでした。
これも、作品全般に言えることではないかと思います。
時々直筆の台詞が個人的には結構好きで、たまに活字体になっていると、ガッカリしたりします。
いま、闘病中との事なので、一刻も早い御全快を心待ちに致しております。
もっと、もっと、読みたい漫画家さんです。