フォロー

0

総レビュー数

17

いいねGET

39

いいね

17

レビュー

今月(6月1日~6月30日)

レビュー数0

いいねGET1

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • マイ・ブロークン・マリコ

    平庫ワカ

    わたしとこわれたまりこのはなし
    ネタバレ
    2024年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シイちゃんへ

    えへへ、驚いた?久しぶりにお手紙を書いてみました。懐かしいよね。シイちゃんにはたくさんお手紙書いたなあ。残してくれてるかな??シイちゃんは、いつも私のことを心配して私に本気でいてくれたよネ。シイちゃんが、フライパン持って怒ってくれた時、本当に嬉しかったなぁ。シイちゃん、足ガクガクで声も震えてたのに、最高に格好良かった!シイちゃんがいるって、私にはシイちゃんがいるんだって安心できた。だからかな、なんでだろう、シイちゃんは私の一部みたいに思うんだ。シイちゃんが悲しかったら、わたしも悲しい。シイちゃんが嬉しかったら、わたしも嬉しいヨ。今はもうよく分からなくなっちゃったけど(元々何も分からないのかもだけど…)、わたしシイちゃんとどこにいてもいつも一緒にいるみたいに思うんだ。シイちゃんも同じ風に思ってくれてると良いなぁ。シイちゃんは、私の人生の最高のヒーローだよ!またシイちゃんに心配かけさせちゃうかなあ。えへへ、その時はまた本気で怒ってくれるかな??さすがに今回はやり過ぎだよって言われちゃうかなぁ。シイちゃん悲しんでくれるかな?私の人生は、全部シイちゃんがいたから意味を持ったんだよ。また、会った時にはいつもみたいに話を聞いて、心配して、本気で怒ってほしいなあ。こんなことになってもやっぱりシイちゃんに見捨てないでほしいなあ。ワガママかな?笑 シイちゃんがいれば、わたしはもう怖くないよ!こわれた私だってシイちゃんがいれば全部全部大丈夫になるんだから。シイちゃんといればこわれた私だって悪くないなって思うんだあ。本当ダヨ!また2人で遊ぼうね!
    シイちゃんありがとう、ごめんね。
    シイちゃん、ダイスキ!!


    まりこ
  • ミッドナイトブルー

    須藤佑実

    海を見ていた午後
    2024年3月17日
    表題作ミッドナイトブルー、亡くなった同級生への淡い恋心のお話。読んでいると何故だかユーミンの「海を見ていた午後」を思い出す。思い出の場所、何気ない会話、そっと見つめた横顔、もう2度とは戻らない時間、伝えることのなかった想い。ゆっくりと揺蕩う描写の中に、時折細く悲しい叫びが聞こえる。
    山手から海を眺める。光に反射した波間の白いきらめきやソーダ水の中を見て、1人物思いに耽る。あの頃が戻らないことはとうに分かっている。もうとっくに諦めている。それでも、今では思い出すのにも時間がかかる遠い痛みをここで反芻する。そっと目を閉じ、静かに想う。そうすれば、私は思い出の中のあなたにまた会えるから。この痛みを繰り返し、悲しみや輝かしいあの日々をゆっくりと胸にしまうのだ。永遠に永遠に。忘れないように。遠くでかすかに汽笛の音が聞こえる。
  • セトウツミ

    此元和津也

    本当に大好きだ!!!
    ネタバレ
    2023年8月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「放課後に大阪の男子高校生2人が河原で駄弁ってるだけなのに、なんでこんなにおもろいん??」「なんなん?間とテンポ?なんで??主人公2人が魅力的やから?トゲトゲ頭となんか捻くれてるイケメンが??いや、天才か??」と最初読んだ時から、訳がわからないほどに引き込まれて、興奮冷めやらぬまま即全巻購入しました。なんだか元気が出ない時、思い切り笑いたい時、こころのまあるいところを労わりたい時、読み返しては、文字通り腹を抱えて笑っています。いやー、いつ読み返しても本当に面白い!何てすごい作品なんだ!!内容は、基本的に主人公2人の会話シーンだけなのに抜群のお笑いセンスとウィットに富んでいて、ありきたりではない非常に練られた緻密なストーリーに、いつ読んでも感動して、そして必ず笑ってしまいます。2人が駄弁るだけのシンプルな構成にも関わらず、ここまでの完成度を誇っているのは、やはり作者さまのこれまでの努力や経験、力量のすごさなのでしょう。笑いだけではなく、読み進めると感じる不穏さをアクセントに、ただのコメディで終わらせないところが、この物語の最大の魅力になっていると思います。本当にもう最高です!大好きだー!こんな2人をずっと観ていたいけれど、この2人をこの河原に閉じ込めておくのは何だか勿体無いなと思ってしまう。最後に、この2人の関係性は物語が完結しても続いていくのだろうなあと考えると、人生はとても素晴らしいものに思えます。素敵な作品をありがとう。
  • かくしごと

    久米田康治

    君は天然色。
    2023年3月29日
    TVを流し見していたところ「君は天然色」が流れてきて、ハッと見入ると、美しく青い世界観!!これは、面白そうだと思い、シーモアに飛んで参りました!
    アニメでは、ゆるフワ〜な雰囲気と主題歌が合わさり、そちらも素敵なのですが、漫画だとなんとなく辻褄が合わない、なんとなく不安だなと思う要素が散りばめられていて、ただのゆるふわで終わらない、この漫画の凄みを感じます!
    いや〜映像でも、十分美しさが際立っていましたが、表紙や時折、挟まれるカラーページも見ていて引き込まれるような素敵な青色です。もう、このカラーページを読むだけでも、価値があります!
    くーちびるーつんとーとがらーせてーと歌いながら、海を見に行きたくなる、そんな漫画です。
  • 虫と歌 市川春子作品集

    市川春子

    禁断に触れる。
    ネタバレ
    2023年3月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 美しい。ただひたすら、美しいのに、気がつくと禁断に触れている。冒頭作、自分の切断した指から生まれた女の子に恋するお話。日本語にするだけで、独特の世界観。何故だか、胸がザワザワする。いけないことを描いているはずなのに、それでもいやらしさがないのは、この作家さんの筆致と、どこか無機質にも思える構図のおかげでしょうか。どのお話も、美しくて悲しくて、そして、ほのかに禁断が香ります。この色香が、この作家さんの最大の持ち味であり、醍醐味と言えると思います。掲載されている短編は、どれも少し悲しくて、どこかにゾクリとするような描写があります。唯一無二の世界観に触れたい方には、ぜひオススメです。
  • 魔女と野獣

    佐竹幸典

    青年誌掲載の女性向け漫画好きにオススメ!
    2023年1月6日
    私は、青年漫画誌に掲載されている女性向け漫画が大好きなのですが、(ですので、青年誌を検索して、表紙でビビっとくるものを選んで読んでいます。)この作品は、久々の大当たりでした!
    まず、表紙からも分かるように美麗な作画と構図!!そして、内容も魔術を題材としながらも、新しい視点で斬新かつ、アクションシーンも豪快で読み応えが十分!また、愛を知らないギドとそんな彼女に愛を教えてあげたいんだと伝える魔術師アシャフ、この主役2人の関係性が、たまらなすぎて、きっとこの設定が刺さる方々は、多いはずだと自信を持ってお届けできます!笑
    どのページも美しく作り込まれた繊細な筆致で描かれるダークファンタジー!!言葉にするだけで、面白さ抜群だと思うので、まだ読まれていない青年誌に掲載されている女性向け漫画好きの方には、強くオススメしたいです!!
  • HUNTER×HUNTER カラー版

    冨樫義博

    史上最高傑作。
    ネタバレ
    2023年1月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何故、こんなに面白いのだろう。何故、こんなにも涙が溢れてくるのだろう。
    キメラアント編で描かれる種を超えた愛…私は、人生でそのような感情を抱いたことなどないのですが、この漫画を読むと、何故だかどうしてすんなりと理解できてしまう。何故だか、涙がとめどなく溢れてくる。巧みな心理描写と作画、どちらも卓越していらっしゃる冨樫先生ならではの成せる技なのでしょう。
    この漫画のすごいところは、たくさんの方がおっしゃられていると思うのですが、人間的心理への深い推察と、それを客観的に描写しているところだと思います。体験したことのない超越した感覚、未知への好奇心、強くあろうとする強靭な心意気、分からないはずの感覚が、この漫画で理解してしまえる。自分は、こんな素晴らしい感情を理解できるのだと、とても嬉しくなります。改めて、冨樫先生は、本当に素晴らしい漫画家であると実感いたします。(レベルEと同じ作者とは思えません。)いつまでも先生の作品を読み続けたいです。
  • 高台家の人々

    森本梢子

    超絶妄想炸裂ワールド。
    2023年1月4日
    なんだか日々の生活に疲れてしまったなという時にオススメ。脳内で妄想ドタバタ劇を日々繰り広げるヒロインと他人の考えていることが(本当に)分かってしまうイケメンな御曹司とのほっこりするラブストーリー。設定だけ読むと、メルヘンでふわふわして少女漫画のようだが、やさしい世界観に、世渡りに疲れたオトナの心がほぐされる。歳を重ねるとココロは強くはなるけれど、時々どっと疲れてしまう。誰にも邪魔してほしくないし、何にも傷付けられたくない。そんな気分の時に読むと、心がじんわり温かく、世の中捨てたもんじゃないなと前向きになれる。自分にやさしくしたい時に、ぜひ!
  • 25時のバカンス 市川春子作品集II

    市川春子

    異質な美しさと人間的感情
    ネタバレ
    2022年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の「25時のバカンス」。美しく優秀な研究者の姉と自由気ままな写真家の弟、どちらも人とは違うナニかがある。時々、ゾッとするほど美しい描写に、切なさと焦ったさが混在している。宝石の国の作者さんということもあって、作品の設定には、未知の生物や未知の世界線がたくさん出てくる。どれも美しいけれど、どこか不安定で、そしてそのアンバランスさが本当にクセになり、どんどん引き込まれていく。特に、表題作の夜の海での描写が、作者さん特有の筆致で、妖艶に、けれどどこか不安をかき立てるようで、その絵を眺めているだけでも、満足できるお気に入りの作品である。漫画だから、当然モノクロの世界なのに、ここまでゾクリとさせられる絵に、嘆息してしまう。そして、それだけではなく、このお話で描かれるのは、異質な世界線で繰り広げられるひどく人間的な感情で、そこがまた素晴らしい。一冊でとても読み応えがあり、読了後には深海でひっそりと息をしているようななんとも不思議な気分になる。静かな夜に読むことをオススメする。
  • 九龍ジェネリックロマンス

    眉月じゅん

    yamaさんの「春を告げる」
    2022年2月20日
    この漫画を初めて読んだ時、正確に言えば、1巻の扉絵を見た瞬間に、yamaさんの「春を告げる」が、脳内で再生されました。漫画の舞台は、少し未来の九龍城砦で、歌の舞台は、東京。全く舞台は違うのに、何故なのだろう。春を告げるの歌詞の何とも言えないエモさと、ポップだけどノスタルジックなサウンド、漫画の少し湿っぽい熱気が伝わってくる、行ったことはないのにどこか懐かしい気持ちを感じさせる九龍城砦での描写。緩やかに、だけど確実に終わりへと向かっているようなそんな終末感のある雰囲気が、リンクしているからでしょうか。今でも、この漫画を読む時は、「深夜東京の六畳半〜」が流れてきます。
    この漫画は、基本的にミステリーロマンスであると思いますが、何故だかどうして、こんなに切ない気持ちになるんでしょう。読んでいると、時々、自分が何か本当に大切なことをすっかり忘れてしまって、それに全く気が付かずに生きているような気分になります。多くの漫画を読んできましたが、こんな感覚を体験できる漫画は初めてで、本当に本当に大好きな作品です。
    眉月先生の漫画は、絵、特に女性が本当に艶っぽく、唯一無二の色気と空気感作りが魅力だと思っていて、今作も繊細で作り込まれたストーリーと相まって本当に素晴らしい作品になっています。ぜひ、多くの人に読んでいただきたいです。
    最後に、もしアニメ化するのならば、ぜひ、yamaさんの春を告げるをエンディングに、お願いします!!!笑
  • 黒執事

    枢やな

    最高傑作
    2022年1月30日
    緻密に練られたストーリー、すべてのキャラの造形が格好良いことは言うまでもなく、後半に進むにつれ、謎が解き明かされていくこのワクワク感!まだまだ、完結していませんが、本当にあらゆる面で完成された作品だと思います!30巻もあるし、なかなか手が出しづらいな〜なんて思われている方がいたら、今からでも遅くない!早く読み始めてほしいと強く強く推したくなる漫画です。まだまだ、解かれていない謎がたくさんあり、どのように物語が終着するのか先が読めないところもおすすめするポイントです。きっと読んだら、ハマってしまって、セバスチャンにメロメロになること間違いなし!!!笑
  • 夢中さ、きみに。

    和山やま

    君に夢中。
    ネタバレ
    2022年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なぜ和山先生の描く人物は、こんなにも魅力的で独特の色気があるのでしょう!!!こちらの作品は、男子校に通う2人の男子校生にフォーカスした短編集なのですが、1話目のかわいい人…確かにかわいい!でも、それを独特の視点で描き上げる力量、絶妙なセンス、話のテンポ…どれをとっても素晴らしい!こんな男子校生活なら、ずっと見ていたいな〜と思わせるそんな素敵な作品です!読んで損はありません!もし、こんな世界線がどこかで繰り広げられているのなら、私はうれしい!!!笑
  • 進撃の巨人

    諫山創

    最高の作品
    2021年5月30日
    以前、シーズン1のアニメを観てからどハマりし、13巻までは読んでいたのですが、しばらく読むのをやめてしまっていました。ファイナルシーズンのアニメが、放送されるとのことで、アニメをもう一度、見直してみると、やっぱり、面白い!!!と再び、どハマりし、居ても立っても居られず、こちらで、漫画も購入しました。残酷で時にどうしようもない救いのなさに胸が詰まってしまうことがありますが、圧倒的な世界観と内容の面白さで、読み進めてしまいます。
    完結してしまいましたが、定期的に読み返したいと思う最高傑作の作品だと思います。先生の次回作が楽しみです。
  • ミステリと言う勿れ

    田村由美

    常々、考えてみる。
    ネタバレ
    2021年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通り主人公が遭遇する"事件"を解決していくことを主軸にお話しは進んでいくのですが、読む度に主人公 整くんの考え方に、改めてハッとさせられます。「僕は常々考えているのですが〜」が、主人公の口ぐせですが、常々考えているから、そこまで超越した考え方ができるのかなと思ったり、他人に対する態度や生き方、平等とは何かなど、様々なことに新しい知見を与えてくれます。整くんは、博識で文学や絵画、宝石などに造詣が深く、作中にも色々な知識が出てくるのも、非常に面白くタメになります!
    特に印象に残っているのが、「半分こして、大きい方をくれる人が優しいとは限らない」という整くんの発言で、確かに考えてみれば、当たり前なのかもしれないけれど、優しさとは何なのだろうと改めて考えるきっかけになりました。
    生きていく上での指標のようなものを示してくれる漫画です。毎回新刊が発売される度に、噛み締めるように焼き付けるように、とてもとても大切に読んでいます。他の方へも強くオススメしたい作品です。
  • ラブファントム

    みつきかこ

    ただひたすらに良い
    ネタバレ
    2021年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もう本当にただひたすらに良いです。素晴らしいです。
    2人の出会いから、お付き合いに至るまで、そして同棲してからも、ずっと甘くて時々刺激的で、見ていてこちらも素敵な気分になります。読むたびに、「長谷さん、格好良い〜大人の色気〜好き〜!」となるので、年上でバリバリ仕事が出来て、タバコを格好良く吸う男性が好きな人には、ぜひぜひオススメしたい作品です!
  • 呪術廻戦

    芥見下々

    圧倒的強さと疾走感
    ネタバレ
    2021年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 文句なしの面白さです。
    登場人物が、次々と消えてしまい、救いのない気分にもなるのですが、ストーリーの疾走感と先の読めない展開で、どんどん読み進めてしまいます。
  • 北北西に曇と往け

    入江亜季

    雄大なアイスランドの自然と不調和
    ネタバレ
    2021年5月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 非常に面白いです。
    3巻まで読んだ感想ですが…アイスランドに行ってみたい!と思わせるほどの壮大な自然描写、主人公と祖父、友人の穏やかな関係性を描いて、ゆるゆるとお話が進んでいくのかと思いきや、突如として現れる主人公の弟の存在により、物語が一気に底知れない恐ろしさに包まれます。ミステリーとしても楽しめる作品で、早く続きが読みたいです!主人公も格好良く、どのページを見ても美しいのも、とても良いです!