気難しい王子に捧げる寓話【SS付き電子限定版】(小中大豆  笠井あゆみ )の注意事項

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ライトノベル
気難しい王子に捧げる寓話【SS付き電子限定版】
2巻配信中

気難しい王子に捧げる寓話【SS付き電子限定版】

740pt/814円(税込)

518pt/569円(税込)
8/27まで

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155pt/170円(税込)

作品内容

【電子限定版】書き下ろし番外編「ある家庭教師の決意」収録。●「薔薇の聖痕」を持つ王子は、伝説の英雄王の生まれ変わり──。国中の期待を背負って甘やかされ、すっかり我儘で怠惰な暴君に育ったエセル。王宮内で孤立する彼の唯一の味方は、かつての小姓で、若き子爵のオズワルドだけ。宰相の地位を狙う野心家は、政務の傍ら日参しては甘い言葉を囁いてくれる。そんな睦言にしか耳を貸さないエセルの前に、ある日預言者のような謎めいた老人が現れて!?  ※口絵・イラスト収録あり

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レビュー

気難しい王子に捧げる寓話のレビュー

平均評価: 4.8 161件のレビューをみる

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高評価レビュー

受けが可哀そうなのが好きな人におススメ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 英雄王の生まれ変わりの証である薔薇の聖痕を持っているにもかかわらず怠惰で暴君な王子エセルと、宰相の地位を狙う元小姓のオズワルドのお話。

正直めちゃくちゃ癖にぶっ刺さりました。
受けが(あくまで)精神的にガツンとやられてハチャメチャに傷つく話…めっちゃ好き(笑)
もちろん最終的にハピエンが待ち構えている前提だからこそ楽しめるのですが。

この作品も私が好きな要素満載でした。
エセルがいけ好かない暴君シーンは、暴君であればあるほど後々ガツンと来る効果があったと思います。
誰からも嫌われ、一番大好きな人には軽蔑されている残酷な事実に、これでもかと傷つくことへの布石だったのでしょう。
絶妙な加減で嫌な王子でした。
そして彼が嫌な王子であればあるほど、後の頑張りが光りました。

もちろん出来るところから頑張り始めたエセルもすごく良かったですが、オズワルドに対する恋情が忘れられないのに、軽蔑レベルで嫌われていることを知っているため、彼に対してとても臆病になってしまうエセルがね。もう切なくて切なくて…。
ティッシュ何枚も必要になるくらい泣けました。良かった!!

エセルが良すぎたため、ちょっとオズワルドのゲスさが際立ってしまった感がありますが、まぁ…それまでのエセルがダメ過ぎたので仕方ない。
それでも咄嗟に自分の身体を盾にしてエセルを守り、大ケガを負ったシーンはキュンとしました。

エチは最後に1回だけ。
それまでの道のりが長く険しかったからこそ、より一層愛を感じられました。

ラストまで読んで、英雄王と宰相は生まれ変わりとかではなく、その人の心持ち、覚悟が生まれることで証が生まれるのかなぁ、と。
素晴らしい王の資質が生まれた時点で痣ができる、王を守るしっかりした覚悟が生まれた時点で痣ができる、みたいな。
2人の頑張りで国の将来が変わったのがとても嬉しかったです。
そして王なのに子をもうけることなく、愛を貫いた2人が素晴らしかった。

しっかり将来まで書き切ったラスト。
読む方も満ち足りた気持ちで読了できました。
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12件
2026年2月20日
祝⭐︎続編!…まだ続く??続いて下さい!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「気難しい王子に捧げる寓話」は、小中大豆先生の作品の中で一番好き。この度続編が出ると知り、一巻を読み返し、めちゃくちゃ楽しみにお待ちしていました。
一巻では主人公エセルが建て直した国の未来まで描かれ、綺麗に纏められていたので、ここからどのような続編になるのか想像もつかなかったのですが、私が見たかったシーンと「ソコ!!」というオタク(私)のツボを的確に押さえてくださっていて、めちゃくちゃ満足度の高い続編となっていました。

そう。一巻、BLである事を忘れるくらい壮大で圧倒的な没入感がある作品でしたが、ワタクシとしてはもっとイチャイチャするシーンと、甘〜いオズワルドが見たかったのです。(スケベ)
胸が抉られるような過酷な境遇を乗り越え、愛する者達の為に運命を変えるべく懸命に生き直したエセルには、心から幸せになって欲しかったから。強がりとか虚勢とかそんなもん全部取り払った、ただただ「愛している」気持ちを直球でエセルに伝えてやってくれーー!オズワルドの意地っ張りの不器用者ーーーーー!!!………って思っていたから。

ソコが見られて…甘さ増し増しで…もぅほんと嬉しかったですありがとう感謝感涙_| ̄|○

スケベなので言及するのがまずソコになりましたが、物語としてはなかなか重く苦しい展開でした。光あるところに影あり…。理想論と綺麗事だけで世の中を変えることはできず、為政者として非情な選択を迫られることもある………。その影(いっそ闇)の部分をも描くから、リアルで臨場感があり説得力もあり、強く心を打つ作品となっているのだと思います。

まだ続きますよね??
続いて欲しい。ゴドウィン卿を取り込み、七侯を抑え、国を建て直すところ。そしてビリンガムが夢見たあの光景…エセルが引き継ぐと誓ったあの夢を、現実のものにしていくところが見たいです。

続いて下さい。
更なる続編、いつまでもお待ちしています……!!
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37件
2026年7月14日
島でオススメしてくれた方ありがとう
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ422P。島でオススメして頂いて購入した本作、海外のファンタジー児童文学を連想させるような内容でページをめくる手が止まりません。
この先生一般小説を別名義で書いたりしてないのかな?BL以外の作品もあるなら読みたいと激しく思いました。

堕落した国家と堕落した王太子、野心家の子爵に風変わりな学者。全ての登場人物に何故か愛着を持ってしまう不思議な作品。
読み始めはここ数年見た中で1番最悪な受けだと思いましたが出だしが最底辺だったからこそ、もうあとは上がるしか無くて改心してからの快進撃に爽快感がありました。
恐らくイソップ寓話の教訓をベースに作られたお話だと思います。人の愚かさ醜さそして優しさが自分にどれだけ影響してどのような結末に導くのか。
環境が変われば人は変わるし人が変われば人生が変わります。
不思議な老人に見せられた鏡の中の未来を覆したくて心を入れ替えて一国の当主に相応しい器を形成していくエセルと、エセルを憎みながらも己の野心のためにそばを離れないオズワルド。

愛と憎しみは紙一重でエセルに愛ゆえの憎悪を抱きながらも、自分がエセルの1番であることを強く望むオズワルドの執着(クソデカ感情)が良かった。憎まれていることを知ってるから自分に何の期待も持たなくなったエセルに逆に執着していくオズワルド。最初と立場が逆転していってて攻めザマァ展開です。美味。

痣の回収が見事でラストは思い描いた理想の未来で胸が詰まってホロリとしてしまいました。ずっとこのルスキニア王国にいたい!と読み終わりたくないくらい面白かったです。
未読の方に激しくオススメの1冊でした~良かった!
ただ1つ気になったのは笠井先生大好きですが今作にはあまり合っていなかったように私は思いました…特にマルジンは作中の描写と大分違うのでは…
いいね
31件
2023年3月12日
す、素晴らしい!ブラボーです!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の見たいものしか見ていなかった世界を俯瞰で眺めた時、目に映る全ての景色が実は180度違っていたとしたら、人がとる行動は何パターンあるのだろう。
諦めて流されるか、腐ってもっと墜ちるか、それとも這い上がるか・・・

きっとその中だったら”這い上がる”が一番きついだろうと思うし、そう選択したとしても一歩間違えたら真っ逆さまかもしれない状況で、エセルは一つ一つ慎重な選択を重ねながら自分の未来のかじ取りをしていく。
手の付けられない暴君でどうしようもなかったエセルの本来の賢さが露わになっていく過程がたまらなく良かったです。
彼が愛したオズワルドとの関係がある出来事を分岐点に大きく変化していくけど、心理描写がほんとに容赦ない。ここまで辛辣に、しかも陰でなじられる主人公って・・・だからこそその後のカタルシスがすごいです。

オズワルドの感情は致し方ないとはいえ、腹の底で抱えていた彼の本心を(エセルも我々も)知ってしまっているので、何だかざまぁ展開になっていくのも面白くもあり・・・そこから霧が晴れて一気にエセルに夢中になっていく様が、読んでいて最高のご褒美でした。
岩塩のごとき塩感情がでろんでろんの水飴のようになっていく2巻の溺愛はもう・・・ありがとうございます。何も言うまい。そしてマルジン…うん何も言うまい。

転生モノのように生まれ変わって全くの別人に、ではないにも関わらずそれくらいの展開が物語の地続きで起きていくのでドキドキしながら夢中で読みました。政治やその闇の部分もしっかり描かれていて読み応えがあるし、人生の指南書のごとく人間の関わり方も勉強になります。加えて笠井先生の耽美なイラストにもため息でちゃいます。
腕の痣の謎や、大事業の行方がどうなっていくのか今から楽しみで仕方ない。
早く続きが読みたくてうずうずしています!
いいね
24件
2026年8月18日
寓話が示す戒めと教訓
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 小中大豆先生のシリアス・ファンタジー。
気難しい癇癪持ち王子エセルと腹黒側近オズワルドのお話。
腐敗した国の政治を絡めた、読み応えのある作品。

薔薇の聖痕を持つ王と刺草の聖痕を持つ宰相の伝説が伝わる国で、聖痕を持つ王子エセルは暴君へと育ってしまう。
後に嘘と真実に向き合ったエセルの自責と自戒は痛ましい程のもので、それは彼に王としての覚悟をもたらした。
壮大で素晴らしい結末を見せた1巻だったので、続きは無いと思っていました。

めでたしめでたしの後に、彼らがどうやって未だ国政を牛耳る七侯と立ち向かい、国を治めていったのか。
過去の戒めと教訓を忘れず綺麗事だけでは終わらせない、エセルの覚悟を見せた2巻。物語は続き、それがいつしか歴史となっていくのだと強く感じました。
2巻最後の挿絵は可愛くて賢い義弟エドワードと、未来ある庭師見習いのダフ。新しい世代への眼差しは優しい。

エセルとオズワルドの関係は、時に甘く時に初々しく。
また時にオズワルドが過去を反省し、1巻での仕打ちを忘れない私の溜飲がほんの少しだけ下がる。
オズワルドの黒い部分もチラリと覗き、まだまだこんなもんじゃ無いんだろう?とその期待値も上がった。

そして各巻の物語を深く温かいものにしているのが、田舎学者マルジンと老師ビリンガムの存在。
優しい文体で語られた、心に残る、素晴らしい終盤エピソード。これが非常に大きかった。

仲間を増やしていくエセル達の物語を、まだ読めるのだとしたら楽しみでしかありません。
続きあるのかな〜と先生のXを見に行ったら笠井あゆみ先生のカバーラフ案が紹介されていて、そこから動けなくなってしまった!え、笠井先生ギャップが…好きです笑笑
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14件
2026年8月20日

最新のレビュー

面白過ぎて夢中で読んだー!!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ これは面白い!!
我儘放題に過ごしてきた王子が、真実を知り国を立て直そうと奮闘するストーリー。
こう書くと、どこにでもありそうな話ではあるのだけど、魅力的なキャラと巧みなストーリー展開で、本当に面白かった☆
特にエセルとオズワルドの複雑な心境と相手を想う気持ちは、痛いほどこちらにも伝わってきて切なくなりました。
そんな2人が国を破滅から救うため手を取り合って突き進んでいく様は本当に感動です!
ラブもしっかりあって、大満足!
全BL好きにオススメしたい作品です(*^^*)
いいね
2件
2026年8月22日

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