以前作者さん買いしてレビューできずにいた作品。
完結している作品だと、本作が先生の最後の作品。
あぁ…分かっているけど、また悲しくなってくる。
今回久々に再読しましたが、他作同様読み返す度に面白味というかグッとくる部分が増して、ま
たハマり直してしまうんです。
作者さん曰く和製ホラーということで、ストーリーとしても面白いと思います。でもグッと来る処はそことは違う部分かなぁ。
それが何かと問われたら説明が難しいのですが、自分でも眠らせてたセンシティブな部分をザワザワさせられる感じです。美術館でどうしてだかこの絵の前から動けない…みたいな感じと似てるかな。
だから面白いとか感動したって言うより、伝わったなぁという実感が全身に駆け巡る感じです。
これは先生の育んできたものとか、伝えたかった事と自分の何かがシンクロしたのかなと思います。
本当に不思議な感覚に包まれる作品を描かれる先生なんですよね…。
山田先生もう筆を折られていますが、先生の作品をまた読める日を切に願っています。
届かない独り言でも言わずには居られない。
待ちたいから、待ちます。
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