ずーっとずっと【お気に入り】に登録していて、立ち読み増量キャンペーンは何度かあってもセールになる事はなかった作品です。いつもはセール+クーポン(30%オフ以上)で購入するのですが、もう待ちきれなくて購入してしまいました。待った甲斐があったと言いたいところですが、純粋に作品だけの魅力で凄く良かったです。絵もストーリーも何処となくほのぼのした雰囲気があって「実際にこの世界のどこかでありそう」感が漂っています。だから主要登場人物の気持ちが分かるし、擬似体験しているような錯覚に陥ってしまい、ウルッときてしまいました。途中、すれ違いなのかそうでないのか分からない展開があって、読者にも豪・阿久根にも分からないように書かれている所に先生のストーリー展開の上手さを感じました。これは最後の書き下ろしで阿久根サイドの話として、種明かし的に教えてもらえてスッキリしました。今回初作家さんでしたが予想以上に良かったので、この後『JOY second』を読むのはもちろん、他作品も読んでみようと思いました。