来世~が好みドンピシャだったので、作者買い。こちらも大当たりでした。デビュー作がこの完成度って凄すぎる。
コマの使い方とか、セリフ回し、モノローグの入り方、キャラの表情、すべてが良い。作品世界への没入感が凄すぎて、読んでいて周囲の音が消える。最後のページをめくり終えたあとは、まるで映画一本見終わったような虚脱感と満足感にクラクラして、しばらくボンヤリしてしまった。誰かのことを「好き」と言葉にしようにも、言葉にした途端、薄っぺらさに白けてしまうのだけれど、この作者は「愛ってのは、こう」と全力で殴りつけるような、重たいストレートな勢いでストーリーを展開してくるので、説得力というのか、とんでもないパワーがあります。めっっちゃ好きです。買うならぜひ全2巻をまとめて買って読んでください。