わあぁ大好きな軍物のお話…!なぜ今まで存じ上げなかったのか!しかも陸軍士官学校が舞台だとは…。ドストライクすぎる。
そして軍服大好きなんです。どちらかというと海軍の方が好みではあるんですが、陸軍の方も見慣れたらだんだん格好良く見えてきている…。作者様の後書き、わかりみすぎて何度も首を縦に振りながら読ませていただきました。
祖父や親類が皆揃って陸軍所属だったこともあり、作中でも描かれる詰め襟の軍服は写真等で馴染みがあります。
そして、桐島くんもかけている眼鏡。祖父の部隊(歩兵)の集合写真では、眼鏡をかけている方の比率が思いのほか高かったことを思い出しました。軍隊ではあまり眼鏡の方は多くないという思い込みがあったので、これは意外でしたね。
あの当時は皆様桐島くんと同じ丸眼鏡、やはり昭和の眼鏡の形はとてもインテリジェンスに見えます。素敵。
作品の絵柄は、品があってほんのりレトロな感じ。物語にすごくマッチしていると思います。
そんな作画の耽美なイメージに反し、ストーリー展開はだいぶコミカルで微笑ましい。個人的にはかなり好み。
そして何より、桐島くんと高橋くんの、口には出さずとも心の中で固く結ばれた“絆”が堪らないのです。あぁ~本当に何で存じ上げなかったのか…!
もっと早くこの作品と出逢いたかった…。でも出逢えただけで幸せだと思うことにします!検索で表示されて下さって本当に有難うございます(敬礼)。