ネタバレ・感想ありかつとしのレビュー

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また発見してしまった!
2025年1月6日
はじめましての作家さんでした。
半額になっていたから購入したのですが大当たりでした!
今まで満足した作品に出合うと「天才」と言い続けてきたのだけど軽々しく使い過ぎだったと反省してます。
この作家さんこそ本当に、まさに、天才だと思う。
まずオリジナリティがすごい(語彙)
似たような話を見たことない。
ストーリーに絵柄がすごく合ってる。
ご自分をよく分かっている作家さんという印象です。
表題作プラス他1作でしたが、かなりテイストが違う話で、どちらも最高によかった(ほんと語彙。。)
さっそく他の作品も見に行かなきゃ。
次々素敵な作家さんに出合うから参っちゃう(財布が)
掴みどころなく揺れる心と行動と
ネタバレ
2024年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半の4編は全て『かつとし』のシリーズ、後半は全く違う『スイート•ハラスメント』前後編という構成です。『かつとし』は間違いなく読ませる力のある作品ですが、読む人を選ぶかと思います。絵柄と相俟って不思議な昭和感の漂う独特の世界です。コイン•ランドリーで偶然居合わせた克利は、初対面の主人公にグイグイきてキスまでしてきます。嫌だと思いながらもされるがままの主人公は、翌日も克利に会いにコイン•ランドリーに行ってしまいます。流されるようにして一夜を共にして「先輩」と呟いた克利は、翌朝黙って姿を消すのでした。白々とした朝の空虚さがキンと心に響きます。続く2編で克利の高校時代、憧れの先輩、辛い体験が描かれます。それらの過去を経た現在が『かつとし』。やっぱり先輩のことが好きな克利は、やたら同じおじさんとエンカウントします。珍しく感情的になる克利の心と揺れに人間臭いリアルさが滲みます。『スイート•ハラスメント』カッコいい新入社員のツムラくんと上司の内藤さんのお話。まだ組織に呑まれず尖った津村くんの初々しさと、穏やかに組織をまとめる内藤さんの大人な包容力が良きカプです。サーフィンする津村くんがイケてました。
なんだろう…良かった
2024年9月6日
私はすごく好きでした。これ、初コミックだったんですね。不穏な空気出しまくりでどう転ぶのか、先が読めない感じがなんとも言えずいい。面白かったです。かつとし、寂しいながら脱出出来そうでさすが年上だなと。わがままいいながら、2人がうまくいった先を少し見たかったです。もう1本のお話も良かったですけどね。
ふたつのお話、両方とも良い
ネタバレ
2024年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとも不思議な吸引力を持つ作風だなという印象。

これまでにレビューを書かれている方々と同じく、言いようのない気持ちになりながらも、ぐんぐんと引き込まれた表題作。面白い構成と生々しくも濃い人物描写でこちらの胸を抉ってきます。

1話目では得体の知れない印象だった主人公かつとしの、それまでの人生の味を知ってからの印象は魔性と幼さ。オジサン(といってもまだまだ若い)と絡むようになってからは人間味も出てきて、寂しさから悪い方向に行きそうな彼が良い大人と出会えたのは本当に良かった。そしてあの表情と場面で物語を終わらせるのはすごい。

もうひとつのお話は大人の素敵な恋のお話。こちらも人物描写が素晴らしく、一緒に恋を味わえます。
かつとし…
ネタバレ
2024年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ポテト先生の新刊が出てると知って嬉しく、そのままカートへ。どれを買ってどれを次にするかを悩んでいたら、最後にいるのは決まって”かつとし”。かつとしを見ながら、ごめんまた次ね。。と、またかつとしを後回しにしようとしたら、今回も目が合って(それは気のせいなんだけど)、あぁ 私、かつとしに甘えていたなと。先ずはかつとしから…と思いました。かつとしは9/5までセール中。

かつとし…。かつとしを知ってから何度か試し読みをしていたけれど、読むのが怖かった。壊れてそうで。初めて会った人に背中むけてするのは怖くない?と思って。そしてまた表紙のかつとしを見て、瞳が悲しそうなのに色っぽい…。この魅力。おまけにどこかこんな人を知っている様な普通の青年で、なのに瞳がとにかく印象的。

短編2作品なのですが、かつとしを読みながら何度もかつとし、やめな…と項垂れました。自暴自棄なかつとしが可哀想で。裸体のかつとしは筋肉美じゃない普通の青年なのですが、丸い男の肩の線や臀部の形がどこか色っぽいんです。そこに彼の長い夜の受け生活というか…男の誘い方を知ってる男の生活が身体に滲み出てるなと感じて、かつとし、幸せになってと願っていました。だから終わり方はめちゃくちゃ良かった。

次の短編は、かつとしを読んだ後に読むと、太陽出てきた!という感じで良いバランスでした。購入して良かったです。
克利
2024年8月25日
独特の絵と仄暗さ。
不器用で生きにくいかつとしが幸せになれる日がくるのかと思いながら読みました。前半にでてくる先輩の優しいようで残酷な態度に、救いのない話しで終わるのかと思いましたが、後半にでてくる人として大人であろう彼のお陰で希望が見えて安心しました。
元々短編から発生している長編なのでしょうか?途中話が見えずらかったのですが、全体を通しての話は筋が通っていたので問題はなかったです。
何回か読めば更に味わい深いものになる作品だと思います。
2作目も同じく感情の読みにくい部下と、とても落ち着いた優しい上司との心温まる話でした。
感情を出すのが苦手な人物を主役にした作品は多いものの、リアルに描いてあるのは少なく、終始安易な描き方になっているものが多いなかで、こちらはとてもリアルに生きづらさが伝わってきました。
プラス仄暗い雰囲気とレトロな絵なので、好みがハッキリ別れると思います。
グサッと来るけど最後は温かい
2024年5月13日
上野ポテト先生の作風が好きなので読んでみたらやっぱりこちらも好きでした。主人公の気にしてる所とか弱い所をグサッと刺してえぐり、読んでるこっちも共感できてしまい結構なダメージを食らうのだけど、その気持ちに気づいてくれたり、寄り添ってくれたり、手を差し伸べてくれる人がいて、最後は救われる。そんな作風で好きです。『かつとし』も読後、良かったね…と温かい気持ちになりました。
かつとし…
2024年1月8日
上野ポテト先生に興味をもったきっかけの作品です。登場キャラの思い(真意とでもいうのか)が、じわじわと伝わってきて、癖になります。
とても秀悦な構成
2023年7月18日
表題作かつとしと、歳の差リーマンの話でしたが、どちらもとても面白かったです!絵がBL好きの方にとって、好き嫌い分かれると思いますが、絵だけで読まないと決めつけないでもらいたい作品です。
かつとしは、一見世渡り上手に見えますが、とても生きづらい不器用な人です。その弱さや、危うさ、健気さを彼と接する様々な人物の目を通して触れていくのですが、本当にその流れが良い。最後に、そんなかつとしが本当の笑顔を見せることができる相手と出会うのですが、どんどんかつとしが可愛く見えていくんです。作者さんの絵が苦手だと感じた人でも、最後には外見においても可愛いと感じる方も多いのではないでしょうか。綺麗すぎる絵ではなく、非日常的な不幸が降り注ぐわけではない。だからこそ、本当に現実味があり、どっぷり感情移入がしやすい。だからきっと、かつとしがこんなに可愛いと思えたのだと思います。読後、おしゃれなショートムービーを見たかのような満足感を感じました。かつとしってタイトルも本当最高です。
リアルな人の生き様が読みたい方には、本当に強くお勧めします。
もう一つのお話も、人として愛おしいような可愛い2人です。
悩んでいるなら、ぜひ読んでみてください。
「かつとし」とは
ネタバレ
2022年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「オートマチック・コントロール」「モノローグ」「いつかくる朝」「かつとし」が表題作部分です。「オートマチックー」「いつかくるー」では行きずりの男性からの目線でかつとしがとらえどころのない存在のように語られていて「モノローグ」「かつとし」で学生時代から今にいたるまでのかつとしが描かれています。構成がすごくおもしろいです。ヌルヌルした幻のようなUMAの実態に迫るみたいな。かつとしが意外にかわいく見えてきます。あと2話分で「スイート・ハラスメント」イケメンと上司の年の差カプ。こちらはまあまあですね。どちらも登場人物に歪みというか、クセがあってそういうところがなんか気になります。作者様は心理学など学ばれていたのかな。独特の作風でよかったです。「ノイド」と「夜明けのリトルマーメイド」を読みましたが、こちらは初コミックスでなるほどという感じ。次作も楽しみです。かつとしはビッ〇設定ですが、エロはあっさりです。星4.5くらい。
2018年1月 総195ページ 協力書店ペーパー(漫画)1p 修正=見えない構図、ごく一部白ペンぐしゃぐしゃ。
かつとし!うぬぬぬ
ネタバレ
2022年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山野ポテト先生の作品はなんかドキドキハラハラします。何コレ何コレどうなっちゃうのー?っていう世界観がきです。かつとしのルーツがわかってなぜか
ほっとしました。かつとしコイランの彼とはそれっきりなのかなぁ。
かつとしは年上の甘やかしてくれる人が合ってるんだろな。先輩が付き合ってくれたら1番いいんだけどそこはアレなんだなぁ。でもなんだかんだ良き出会いがあって幸せそうだったな。かつとし。
会社の先輩と新入社員の話は海に行きたくなりました。大人になるとなかなか
行かなくて色んなことを諦めてたり。若い子はそこを飛び込んできてくれるから
動かされるというか。素直になれるのかなー。恋のリハビリ。良きです。
色んなすきな形があるなーと。面白かった!かつとし続編希望!
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なんかすごく好きだった~
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローさまがレビューを上げていて凄く読んでみたくなりました。
手に取ったの大正解でした。
かつとしの後ろ姿に涙が止まりませんでした。
手に届くようで届かない、諦めてるけど離れられないって本当に苦しいだろう。
拗らせるよねぇ。
そして先輩なんだよ!って腹が立つ。手を出すのは1番やっちゃダメだけど適当な言い訳したのが本当に腹が立つ。
ありゃ独占欲だ。
最初のシーンからもうやばかった。かつとし、壊れる寸前。バランスを取ろうと必死なんだろうけどどんどん追い詰めてて消えちゃいそう。
おじさんとの出会いがかつとしの捩れた感情を解けるきっかけになりそうなのがお話のエンディングで良かったわ。

もう一つのお話は穏やかに恋が進む二人で、ああ、同性でも普通に手をつないで歩ける世の中だったらいいのにね。ってかつとし読んだ後だからすごく思ってしまった。
確かに穏やかで可愛いかも。


初読み作家さんでした。
すごくはまりそう。
フォローさま、レビュー上げてくださってありがとうございました!
どんどん可愛く見えてくる罠
2021年10月5日
はまっています、上野ポテト沼。
不穏としか言えない試し読み部分。なんなの…かつとし。

長い長い夜を流浪するかつとし。かつとしの夜が明ける日は来るのか。かつとしの笑顔が、この出会いはこれまでとは違うのかもしれないと期待を持たせるが、それでもやっぱり流浪し続けるのが、かつとしなのかもしれないし。
ああでも、頭ナデナデされて幸せになって欲しいな、かつとし。

後半3分の1くらいは「スイート・ハラスメント」という可愛いタイトルの中編。ほんのり「向こうの人」テイストがあり、ちょい格差を感じる恋愛に足を踏み入れる2人を生々しく描いてて、読んでる私はまたしても赤面して足をバタバタさせる羽目になりました。あぁそれでも「向こうの人」よりは100倍安心して読める…と思ったら最後にぶっ込んでくるのね。やめて〜ちょっともう黙って!恥ずいから…。部長かわいいよ部長。

どちらもエチシーンはありますが、エチい感じではないかな。部長のもっちりボディは性癖の人もいるかも?
「かつとし」のP107の指文字みたいのを思い浮かべてる絵が、何か意味があるのかな?と気になっているのでどなたか解析してくれないかなぁ…。(摘んだり突っ込んだりしてぇ〜っていう欲望?)
えーっかつとしーっえっ
2021年6月14日
と、いう終わり方でした。びっくり。
その後を見れるかと思ったら次は別のカップルの話で、突然のかつとしとの別れにショック。かつとし可愛い。先輩への想いよりオジさんへの想いが強くなるかつとしが見たかったな。
物足りなさ100%なのに、かつとしの魅力が強くて買い損とは思わない。絵も好みで最高でした。
かつとしにハマった
2021年4月30日
フォローしている方のレビューで上野先生を知り、この作品にたどり着きました。
まず表紙に釘付けになり立ち読みしたら、かつとしが怖い…何ならキモい…。こっからどうなるのか?と何日も気になりすぎてカートとにらめっこ。結局買いました(笑)
何と最後にはかつとしが好きになってました!!ビックリ!!作者さんすごい、脱帽です。
朝日が昇る中、かつとしの後ろ姿が頭から離れない。
ただ、この作品が好きかどうかは、結果的にかつとしにハマるかハマらないかなのかなと。
ハマった私は本当にすごい作者さんに出会えて興奮気味ですが、ハマらなければ…え?で終わるのかも知れません。
何だろう、オールナイトで映画を見た後の様な気怠い心地よさがたまらない…
もう1作品も登場人物が魅力的ですね〜。
上野先生の独特の画風が世界観さらに濃くしてますね。
『向こうの人』『ノイド』も早く読みたい!フォローしてる方に感謝!!
かつとし、という何か
ネタバレ
2019年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 掴み所がなく、何を考えてるのかもよくわからず、特段美形ってわけでもないのにひとを惹きつける。そうかと思えばふらりと離れていく。

恐らく彼は「先輩」や「おじさん」の前からも姿を消すのだろう。たぶん。

かつとし、って実は何十、何百年と
同じ姿のまま生き続けてて
男たちを彷徨い続けてる亡霊みたいな存在なんじゃないか。
私にはこの物語が、現代の「怪談」に見える。
物語を楽しみたい方へ
2019年5月27日
また作家買いする先生に出会いました。
淡々とお話を進行させるだけではなく、もう一歩奥行きのあるお話を作るのがなんてお上手な作家さんなんだと、この作品を読んで確信しました。
タイトル通り「かつとし」と言う男についてです。読み終わったら、なるほど。と言うと思います。表紙の彼、最初は憎たらしささえ感じますか、読み進んで彼の行動の理由を理解できると、愛おしくてたまらなくなります。また、2作目のスイート・ハラスメントはおじさん好きなら絶対にハマるはずです。おじさんがちゃんとおじさんなんです。でも、めちゃくちゃ可愛いし格好良いんです。どちらの作品もそこまでのエロはないと思うのですが、体の肉感がむちっとしててエロいです。個性のある絵、大好きです。
向こうの人が面白かったのでこちらも購入
2019年5月26日
2パターンのお話が入っていました。決してキラキラした内容ではないけれどどちらも読んでいて楽しい。ジワリとハッピーな気持ちになりました。
蝶に触れるような優しい作品
ネタバレ
2019年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごく良かったです!
2本立てで、表題作の「かつとし」と、もうひとつは会社の先輩と後輩の話でした。かつとしは仄暗いですが、2作品ともハッピーエンドです。
1話目はかつとしの魅力と寂しさを説明した話でした。2話目はかつとしの昔。4話目でかつとしの寂しさ、拗れを溶かしてくれる方が現れて良かったです。本当に可愛がっていることと、出会った理由がラストで分かりました。続きが読みたいです。
もうひとつの作品は、大人の不器用な感情と、子供の不器用な感情が上手く描かれていたと思います。
強引なところがある後輩とフォローが上手い先輩。相性が良さそうな2人で、ポカポカした雰囲気で終始穏やかに見れました。
絵はBLでよくある線の細い男の子でなくて私は好きです。別の作品も読んでみたくなりました!
じんわり心にしみる。
2019年1月31日
1話目は、「かつとし」の気まぐれな一夜の相手目線、という珍しい構成。
寂しいもの同士、肌を重ねるが、「かつとし」の心は埋まらない。
2話目以降は、「かつとし」の過去、先輩との話。先輩がつり目でかっこよくて個人的には好きです。
まっとうなノンケであるはずの先輩×かつとし、そのあとに不思議な魅力のある 年上の男性と出会う。
「かつとし」の心の寂しさ、穴は、どうしても埋められないのだけど、じんわりと「かつとし」自身がいい方へ変わっていく。幸せになって!って思える影のある主人公。
絵柄も少し古い感じが素敵です。丁寧に描かれているのがわかります。
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2018年5月26日
2つのお話。表題作とイケメン新入社員×先輩社員。体の描き方が肉感的でヒワイだがエロはあっさり。かつとしくんも後のおじさん?も良さはわからなかったけど相手がわかってればいいわけだしね。
どちらも恋が始まったかなor始まったばかりのところで終わってるのでもっとイチャイチャが見たかったけど、幸せになるならいいや。かつとし君の話をもう少し読みたかった。心情を丁寧に描いてくれてます。期待こめて星5。
2つの話
ネタバレ
2024年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 克利と田中の話と、リーマン同士内藤と津村の話の2つ。上野ポテトさん好きで作者買い!本作も、面白かった〜!勝手に重い話なのかと思ってて手が出なかったんだけど、読んでみたら克利の切ない片思いと新しい出会いの話で、キュンキュンでした。年上田中が穏やかで包容力あって素敵!好き!克利の先輩にトイレで言うセリフ痺れたわ。最初の方に出てきた男と田中の見分けがつかなくて、最初田中はアイツ?とか見返したりしちゃった。田中は田中だね。内藤と津村の話も飲み会の様子などが身近過ぎて居心地悪くなるくらいリアルで、2人が距離を詰める様子が丁寧に描かれてて面白かったなあ。
初コミックス
ネタバレ
2023年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 195p、表題作含め、2作品、「ごあいさつ」(あとがき)、協力書店ペーパー。「かつとし」の方はオートマチック・コントロールから胸にゾワリとした感じを漂わせながら読みはじめた。あのちょっと意味深な表情は次への怖いもの見たさを唆る。そしてその意味深な顔がそれまでの彼の過ごしてきた経験からくるものなのだと読み進めていくとわかる。全く怖い話ではないけれど、人への執着と恋の気持ちの不思議。どうしてそういう事になっちゃうかな?なシーンもあちこちにあるけど話が終盤になるとはじめのゾワリは無くなっていた。2作品目は「かつとし」に比べると入りやすい話だった。
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キャラ立ちの勝利
2021年10月14日
かつとし、なんか変なんですよ。妙に距離が近くてそのくせ本音は絶対隠してて。得体の知れない影があって、でも笑顔は子どもみたいでめちゃ男たらし。その辺の解説はバーのママも語っています。ホント便利なゲイバーのママ(オネェ言葉がデフォルト)。揺らぎのある絵柄も相まって穏やかじゃないニオイがプンプンする。読み進めると、かつとしがそんなな理由がちゃんと判るのでスッキリします。

同時収録のリーマンものも、やっぱ一見変なキャラ。でもこっちの方はわりと解りやすくて、タイトル通り甘めのハラスメントが程よい味付けとなっています。オジ受け可愛いし。

どちらの作品にも思ったことは、性的マイノリティが抱える気持ちって割り切れるようなキレイなモノじゃ決してないのだということ。
それが言動に出ちゃったら側から見ればおかしな人に映るのだろな、ってことでした。

上野先生は向こうの人に続いて読むの2作目。次はノイド読まなきゃです!
刺さらず
ネタバレ
2022年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ポテト先生の短編集。
好きな作家さんなので購入してみたのですが、表題作が刺さらず。
最後の名前オチも刺さらなかったので星三個。
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今まで読んだことないタイプの話
ネタバレ
2022年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ インパクトのある冒頭の話の後に短編を繋ぎ合わせたような構成でかつとしの為人やどうしてこうなったのかが描かれるのが面白かった。
先輩の優しいのに無責任に構うところに縋りたくなるのを他の男で紛らわす自傷行為にも似たかつとしの描写が最初は怖いのにラストは可愛く見えてくる。
不思議な話でした。
読んでいると…
2018年5月24日
イケメンという訳ではないのに、読んでいくうちに受けのかつとしが生々しく、エロく見えてくるのが不思議だった。一冊丸ごと表題作。
表紙の印象と内容が違ったけど…
ネタバレ
2018年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 予想と期待を持ちすぎるのは読み手の責任なので文句無いですが、読み始め若干アレッと思ったのは確か。でも読み返すとなかなか味のあるお話、かつとしも先輩も年上の彼もそれぞれ魅力的なキャラ。かつとしが先輩への想いを卒業出来そうな未来を感じさせる終わり方も良かったし、ただ先輩の複雑な心境が今後変化しそうで続きを期待してしまうところもあるかな。2カップル目のサラリーマンのお話も淡々としていてほんわかした感じ。絵のレトロな感じとストーリーが合ってると思います、ただ好き嫌いは分かれそう…。
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うーん、
2024年8月30日
1話のコいンランドリーの青年との恋が発展する訳じゃなかったんですねー?
この、誰でもいいからの話がないとかつとしが何故体だけの関係を好むのか…が描ききれないんでしょうけども。
それは“センパイ‘’に抱かれているつもりで他の人で間に合わせている…
切ない物語のようですが、ちょっと刺さんないですねー
センパイもさ、自分がかつとしと付き合う気もないくせに嫉妬だけして他の男寄せ付けないようにするのは自分勝手もはなはだしい!クズめ!
1番嫌いだわ、そーゆーやつ!😡
短編でした
2020年5月13日
もう少し深く物語があるのかと思いましたが短編だったのであんまり深くはありませんでした。名前が一緒の人を好きになるって面白いですね笑
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んー?
2018年1月25日
表紙と内容案内に惹かれ購入してしまいましたー!
私は好きなタイプではありませんでした。表題作ともう1作品ありました。ほとんど流し読みしちゃった笑 絵は昔風?しっかり描かれてますが可愛くはないです。暗い感じ。かつとし(表紙の子)の魅力が分かりませんでした。ネタバレ入りますので嫌な方はここまでで!
かつとしが高校のときに好きになった先輩が告白されれば誰とでも付き合う男で、憧れから男に告白され一夜をともに、、、後悔から始まりグダグタしちゃう、、的な?大人になりある男性と出会い解放される?みたいな話です。物語は始まりが別の一夜をともにする男の視線から始まり、本編へ、、。話はリアルかなあ?ありそーかもとは思います。キュンやラブを求める方にはオススメしません。
あと、エチ目的の方にも。致してはいますがサラッとだし、おじさん達が見る男性誌の感じ?です。意味不明ですね。ただ、1人の青年の苦しさや辛さ、それから解放される人生を1つの作品としてみるなら話はしっかりしてるので見応えありますよ。参考になるかは分かりませんが、、。私は若干購入を後悔してます。
あくまで私はです!別の方のレビュー楽しみにしてます!あ!もう1つは新入社員の無口なイケメン君×先輩社員→可愛いらしい感じの優しいお兄さん?
のカプですー。こっちの方はほんわか系で好きでした。
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