ごちそうΩを読んではなさわ先生の他の作品を探していたら、すでに持っていたのがこちらの作品。表紙があまりにも可愛くて衝動買いした後、放置されていた模様。さっそく読んでみたら、なぜすぐに読まなかったのかと悔やまれるくらい良かったです。
表紙のベル男に惚れて購入しただけあって、どのページもどのコマも、ベル男がいれば「か、かわいい・・・」と思考が停止してしまい、特別かわいいカットにはキュンキュンしすぎて涙が滲むくらい私の母性本能は測定不能レベルに陥りました。
そんな状態で読んだので、一読目はストーリーが全く入ってこなくて、なんかクズい攻めと愛の無いHをしている印象しか無かったのですが、最後の描き下ろしに意外な匂わせがあって、その上でもう一度読み返すと、2人のやり取りが全然違う意味合いを持ち、愛が無いなんてとんでもない!ベル男の可愛さに目がくらんでいた私は、とんだ見当違いをしておりました。隅々まで愛に溢れた素敵な物語でした。後半のベル男の兄とその元親友のお話も、前半に負けないくらいすごく良かったです。短編も綺麗にまとまっていて、読後感がすごく良い!はなさわ先生はお話を作るのがとってもお上手だと思いました。