「きみと見た ほうき星を探して」の続編です。
再び環境の変化に振り回される二人。今度は立場が逆になって、あの時のお互いの気持ちを感じながら悩むお話です。自分が同じ立場になってみて、当時の相手の気持ちが痛いほど身に沁みている場面が何とも切ないです。でも、あの時とは違い、もっと深く付き合っているだけに疑心や不安も大きくなっていて押しつぶされそうな河合を見ているのが辛かったです。
まだ完結されてないとは知らずに読んでしまったので続きがとても気になります。二人がこの壁をどう乗り越えるのか、大原のまるで避けているような態度の裏には何があるのか。大原が河合を想うが故の嬉しいサプライズを用意しているはずという期待を込めて、続編を待ちたいと思います。