『BUDDIES』でハマり、作家さん買いする勢いで色々読んでいます。どの作品もですけど、迷いようがない一本道のようでいて、紆余曲折・アップダウンがあるものだから、一冊に収まりきらない面白さがある気がします。
あとはキャラ設定が独特だし強烈でインパクトがあります。何となく斜に構えた感じの主人公が多いイメージですが、擦れてるのとは違う…傷つきやすい心の持ち主で、実際に傷を持っていて、それらを抱えながら隠しながらも強くあろうと戦っているような、虚勢を張る感じに近い気がします。
双子も信吾もそれぞれに何かままならないものを抱えながらも頑張る姿が、たとえ虚勢だってDKという若さの特権で可愛く思えました。利己的なように見えて思いやりの心を隠し持つ千歳が、要所要所で空回っているところが個人的に好きでした。デキる奴のダサいシーンって意外に女性の需要が高い気がします。