ネタバレ・感想あり3番線のカンパネルラのレビュー

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情緒がある
2025年3月30日
みんな幸せになって欲しいと思いながら読みました。
空気感が伝わってきて何度も読み返しています。
この作家さんの本全部読みたいです。
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失恋のヒリヒリの描写が素晴らしい
ネタバレ
2025年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名作だと聞いていて、詩的なタイトルから表紙の飄々とした風貌の彼の爽やかな恋の話だと想像していたのに、実は彼は前の恋人につけられた心の傷からまだ血を流しているような、情けない感じの人でした。そして彼が線路に飛び込むのではと勘違いして救ってくれた高校生のカンパネルラは、なんと新しい恋の相手ではなく。ちょっとウザい上司は、「やっと飲んだか」の一言とともにまるで違う人のように見えてしまう。そんな、いくつもの驚きに満ちた作品でした。

重い自分を持て余して苦しむ加納くんが、「服も小物も映える胸元のセクシーな人」に見えている人もいる。前彼のかけた呪いが解けてよかった。きっと、周りのゲイ友も前彼に話を合わせていただけで、本当にバカにしていたわけじゃないと思うよ。店長と良い恋をして、加納くんがそんな風に考えられるようになったらいいな。あなたの恋が、カンパネルラの心に何かを残していたらいいな。

加納くんの失恋の痛みがあまりにもヒリヒリしていたので、何だかひたすら彼の幸せを祈るレビューになってしまいました。いやほんと、ヒリヒリの描写が素晴らしかったです。前彼なんて回想でしか出てこないのに、こんなに苦しみ続ける作品は初めて読んだかも(あ、「STAY GOLD」の日高くんがいた!)。何度も読み返したい、愛おしい作品でした!
主人公加納のお話
2025年3月6日
BLでよくある2人の恋愛の顛末やラブラブの話とは違う。主人公加納がウダウダと心の中で考えていて、それが自分と似てるところがある。妙なリアリティと孤独や人を求める気持ちが描かれた作品。この作品では登場人物の誰かに対して好きとか萌えみたいなのは感じない。しみじみ心理描写があって終盤は大人の恋愛で魅せてくれる。途中思わせぶりな?登場人物とかLGBTの話は要らない気もするんだけど、逆にそこがどれが大事でどれが大事じゃないのかがはっきりしない日常なのかも。ある程度経験を積んで、人生を振り返り始めるような世代の方が響くというタイプのお話だと思う。
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何回読んでも泣ける
2025年3月6日
誰しも、ちょっとしたことに一喜一憂して情けなくなったり、当人が全く気付いていない何気ないことばに傷ついたりしたこと…生きててありますよね。更に、所謂「気にしぃ」が発動してしまうと…わたし生きづれぇー‼︎って。共感して胸がぎゅぅぅっと苦しい!でも最後まで読めば救われた気がしてしまいます。電車(銀河鉄道)が全体の繋がりになってるのもとても良い!
絵のタッチもお話に合っていて素敵です。
BLとか関係なく、とにかく心の機微が描かれたとても良い作品だと思っています。
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大人の淋しさ
2025年2月8日
親とも離れ、一人暮らしで、いい歳で恋人に振られ、自信を無くし、フラリと…、、、大人の淋しさの表現が秀逸。カンパネルラにスーツを作るエピソード読みたいなぁ。
また名作に・・・
ネタバレ
2025年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出会ってしまいました。

終盤、主人公の加納くんが「生きる」を決めたこと、
また再び誰か(店長)を愛することを選んだこと、
店長が加納くんの頭ごと自分に引き寄せてること、
・・・ほっとして胸がいっぱいになりました。

その他にも名シーン、セリフ、たくさんあります。
主人公の心のうちの描き方がとても丁寧で、
とてもリアルに感じます。

この作家さんの絵はとても柔らかい印象で(こういう表現の画力ってとても難易度が高そう!)コマ割りもとても上手いって、素人な私ですが、思ってしまいます。
また続編も読みたいです。
京山あつき先生、天才!
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さわやかなコミック
2024年11月9日
BLでもかなり読み易く、いい意味であまり印象に残らないような……??
数年前に買いましたが定期的に読み返したくなります。絵柄が綺麗で安心して読めます!
心の琴線に触れるセリフの数々
ネタバレ
2024年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやーBLなんだけど、BLじゃないなぁ〜人生を考えさせられるBLというか、映画を観た後のような感覚になります。拍手喝采ですよ!素晴らしかった!いや、素晴らしかったとか言ってる自分が浅いなぁっと自覚させられる程心理描写が深かった。セリフの一つ一つがよく考えられてるし、主人公の気持ちもわかるし、ノンケ店長のああいう言葉もわかるし。高校生と電車で遠くまで行った時の会話もまた、味があった。この先2人ずっと同じ電車に乗り続けることをただただ祈ります。リアルにこの2人は存在するんじゃないかと、こういうカップルはリアルにいるんじゃないかと思わせるリアルなおはなしでした。買って損なしですね!
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とてもとてもイイ
2024年7月7日
まずは、主人公がとても魅力的なお人柄にも変わらず、自己肯定感低いいや違うな、なんだろ生きていくのを(楽しむことを)諦めかけている?
でも、誰しもそんな時はあって、見た目は素敵な人でもそんなこと思うのかなーって人の事は分からないものだなと・・・思うこともしばしば。
誰かから見てと、自分自身と、また違う関係ないけど目に付いた誰かと、色んなものが相まって素敵なストーリーでした。
このお話を読んでいると、生きとし生けるもの全てのものが、愛おしく思えて来ます。
どんなに嫌いな人でも、その人にもストーリーがあるのだなと思うとそんなに嫌いでもないかもって。
それから、自分をもっと愛おしく思おうと考え直したいとも思えた。
店長の、物腰や、しゃべり方もステキ。
あんな感じの人近くにいたら、すぐ惚れるであろう。
きっと片想いで終わるけど。
主人公くんは、上手くいってよかったし、互いのやり取りからしてとてもお似合いです。
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号泣しました
ネタバレ
2024年6月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めてレビューを書きます。
主人公の感性が自分と似ていて、自分の生活と重ねながら読んでいました。苦しい気持ちも人に期待してしまう気持ちもでも無駄だと思ってしまう気持ちも誰かといたいのにいたくない気持ちも全部わかってしまって気付いたら号泣していました。
ちゃんとキュンもあります。
最後、主人公が幸せそうな顔をしていて、ほっこりしました。
とても素敵な作品です
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ダラダラしてんな〜と思ってしまうけど…
2024年3月20日
読み始めには、誰がカプなるか、分かりにくいと思う!でも読んでいくうちに、恋愛と、友情?みたいな感情の違いとか、それが当て馬じゃなくて、人生考える時間みたいな感情?絵はあまり好きでは無いけど、是非皆さんに読んで欲しい作品です!
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映画のよう
2024年3月14日
すごく素敵な作品です。文学的で映画を観てるようでした。絵もキレイでかわいいし、主人公の感情を深く表現してて泣けます。電車で会う高校生の描き方とか、当て馬のようであり、そうではなく、主人公の繊細な心の支えとなる重要な役割を担っています。
絶望と幸せを行ったり来たり、恋に一喜一憂する主人公、その描写が絶妙なんですよね。すごいです。
沢山の人に読んでほしい作品です。
カンパネルラ助けて!!読んでないのかよ
2024年2月21日
銀河鉄道の夜は、帰って来なかった、遠くへ行ってしまったカンパネルラとの別れ(死)
加納くんの優しさが染み入るように穏やかです。死にそうな人に間違えられて、助けられたDKを優しく包む言葉で包む。
電車に乗って夜の外の景色を見るのが好きです。昼間はギラギラ輝きが強くて疲れてしまう。自分の疲れた顔が見えないくらいの距離で外を見る。
バツイチ店長浮き浮きしてます×加納くんはは細く美人傷心中
ゴリゴリのセ⚫︎クスのはずなのに満ちたりた2人が素敵です。
カンパネルラと電車の旅
店の名前がジョバンニ
ままならない人生
ネタバレ
2024年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きなのに、うまくいかない。
でも、寂しくて、人の流れの中で孤独を感じる・・・。
その電車の一コマで、何気ない高校生の言葉とか、知らないからこそ、救われることもあるのは、なんだかわかる気かがします。
職場で気になる相手ができて、気持ちがたかぶるけど、相手の放った一言でたやすく傷つく。振られたことがトラウマになってるから、ただ一緒にいたいだけなのに、それもかなわないのかと絶望したくなる気持ちもあって、主人公の切なさがじんわりと伝わってきます。どうなってしまうのかなと思っていたけど、あそこで店長が乗り込んできてくれて、二人で話すところがよかったです。
銀河鉄道の夜を引き合いにだしているからなのか、その雰囲気が出てる感じがしました。
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余韻に浸れる秀作!!
2024年2月6日
絵柄も地味だし(好きだけど!)エモいだけかもと思ってたんですが…よかったです!めっちゃよかったです!最後までハラハラドキドキ🖤したし、ちゃんと胸キュンもしました!何回も読んじゃう、買ってよかった1冊です
凄い!
2024年2月2日
なんかファンタジーじゃないBLのような、でもちゃんとファンタジーのあるBLのような不思議な感覚になる話しでした。レビュー数と星の数は裏切らないんだなと、この作品を購入してしみじみ思いました。
恋をしたらまた読みたい
2023年8月7日
別の漫画アプリで無料を読んでいて、ストーリーの運び、キャラの心情の描き方に胸を掴まれ…シーモアで探して買いました。胸を打ちます…名作
他とは違う貴重な作品!
2023年7月19日
エッセイを読んでいるような、ドラマのストーリーをみているような、素敵な作品です。いわゆるBL漫画とは違う作品だなあと感じました。イラストの繊細さも相まって全体的に清々しい空気が流れています。時々読み返したくなります。静かな満足感あり!
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グッときた。
2023年7月15日
初読み作者様。ハマっちゃったな…単調な毎日を繰り返す大人の寂しさ、親切な高校生の瑞々しさ、恋愛の楽しさ辛さ。主人公の色んな感情がぎゅっと1冊にまとまった、じんわりと心に染みる作品でした。
惹き込まれる
2023年7月12日
読み終わった後いいもんみたなぁって思いました。
絵も雰囲気良すぎて、すごく惹き込まれました。素敵な話でした。
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穏やかになれた。
2023年7月12日
加納くんが可愛くて愛おしくなる。
好きになった人と別れるか続くかは分からないけど
加納くんが今幸せな顔をしているのが良かった。
よかった
2023年7月11日
銀河鉄道の夜は読んだことないです。なのでカンパネルラが何なのかは知らないままですが…面白かったです。
ちょっと独特な世界観。
男性キャラが何人か出てくるのですが、誰とくっつくのか途中まで分からなかったところも面白かったです。
表紙を見ると、なるほど2人いますねー。深い。
グイグイと引き込まれます。
ただ店長はやっぱりデリカシーがないと思うし、主人公がシャワーの時までメガネかけてるのがとても気になった笑
ここでは、あえての主人公と呼ばせて頂きます。
その後の2人の未来はどうなったんでしょう?
末永く一緒にいられたらいいですね。
そっちかい?
ネタバレ
2023年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公と高校生のラブかと思ったら
そっちかいな。でも お似合いかなぁ。幸せになってよ〜と思っていたので、じわーんと温かい気持ちに
なりました。京山さんのお話 好きです。
理性的な言い訳いらんな
2023年6月15日
体裁を繕いあーだこーだ結論付けてもいいけど、だって致し方なし
はーい、周りよく見てー?
自分よく見てー?

京山さんの作品は一点見つめて突っ走りがちなワタシにとって反省させられる事多く、考えさせられる事多く

それでも好きすぎる
とても良いお話
2023年5月15日
主人公の気持ち一つ一つに共感できる、心にじんわりと染み入るお話でした。銀河鉄道の夜にからめてのストーリーが
本当に良いです。
2人で終着駅へ
ネタバレ
2023年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 失恋になかなか立ち直れずグズグズしてる加納。子供でも大人でも失恋は辛い。でも人に優しくされると、もしかして相思相愛?って期待しちゃう…いいと思う。寂しくて常に真剣に誰かと恋していたいって気持ちは分かりますよ。私は結婚してたって旦那以外の人と恋したいなぁって妄想しちゃうし…。加納の心の声が辛くて悲しくて、でも生きて生活しなきゃって頑張ってる姿に共感しながら応援しました。最初、加納がモサっとしてて色気を感じなかったけど読んでいくうちに段々と感情移入していき、店長とのシーンの時はエロくて色っぽかった。
店長の、俺の乗る列車から妻は降りて気付いたら君が乗ってて隣りに座ってた、と言う言葉がロマンティックでいいなぁ〜と思いました。
疲れた人に是非読んで欲しい
2023年5月13日
作者様買いです。
顔レビは泣いてますが決して悲しい物語では無いです。が、何度かうるうるしちゃいました。死ぬほど辛い訳では無くても将来の不安やちょっとした出来事で消えたくなる気持ちとか色んな感情が染みて。。。 最初カンパネルラの高校生との恋かと思いきや..。明日は頑張れるか自信の無い時に読んで欲しい素晴らしい作品です。あなたにもカンパネルラに出会えます様に。
すごく好き
2023年5月9日
劇的な出会いも、色艶かなエチも、好きな駆け引きもなにもないのですが、主人公が語る言葉一つ一つにどこか自分と重なる部分を感じる事ができる作品です。
手に職を持つゲイのサラリーマンが失恋を引きずり、なかなか前向きになれない中で、電車で会う高校生に元気を分けてもらい、ノンケの店長とゆっくりと距離を縮めて付き合っていくお話です。
店長と出会えて想いが通じ合って良かったね、と読後感はほのぼのです。
心に宮沢賢治がいる人へ
2023年5月9日
電車で通勤していると逆方向に乗りたい衝動がたまにあったり、知らない終点の駅まで行きたいとか思いつつも職場や学校に向かってしまう常識人なんだけど、でも心の内には宮沢賢治がいる様な人に全力でお薦めしたい。
良かった…
ネタバレ
2023年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めましての作家さんでしたが、優しい雰囲気の絵柄のとおり、疲れた心に寄り添ってくれる、じんわり幸せになれる素敵なお話しでした!
表紙の加納さんがセクシーで惹かれました。仕立屋さんなんてぴったり。まじめで頑張り屋で優しくて…あー、好き!ほんと、どうぞお幸せに…
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繊細な心の動きと優しく流れる空気感が見事
2023年5月9日
大好きな作品で、何度も読み返しています。
僕は なんて たやすく よろめくんだろう
モノローグが秀逸なお話です。
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読み返したくなる作品
2023年5月9日
主人公のふわりとした、それでいて深い感情と言葉がじわりと沁みてきました。登場人物それぞれに違った側面があり、時にはわずらわしく、時には愛おしくもあり。このタイミングでこちらの作品に出会えて嬉しかったです。きっと何度も読み返すと思います。
じんわり優しい
2023年4月19日
こんなじんわり優しいBLに出会えるなんて。
どこにでも誰にでもあるような心の揺らぎが銀河鉄道の夜にからめながら、とても丁寧に綺麗に描かれています。
派手な作品ではないけれど、最後に読んで良かったなぁと思える作品です。
素敵な良作!
2023年4月9日
すっごく良かった!この空気感、ストーリー。特に宮沢賢治好きには、たまりません。これは人生を描いた良作です!大好き!
ああああう!!
2023年4月4日
時折、過去を思い出しては泣いたりする生きにくい日々が、君と出会って前向きになれる。
そんな心が変化し、未来もかたちを変えるお話です。

とにかく大人の雰囲気。
静かなんだけど心は熱いものを感じます。
心理描写、空気感、切なさやロマンがたまりません。

代わり映えしない毎日を過ごしたことがある社会人におすすめします。
ぜひネタバレ無しで。

大人の情緒、感じてください。

ストーリー◎◎◎大人の恋。トップレベル。
画力○ラフなのも世界観あって良し。
キャラ◎応援したくなる。
エロ○雰囲気です。良い。

読み返すとニヤけます。
素敵な作品
ネタバレ
2023年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 失恋から立ち直れない暗い主人公と、受験を控えて悩みも抱えてるだろう優しい男子高校生と、LGBTを理解したいけど、無意識に意図とは違う言葉で誤解される店長と、それぞれ存在が重要で深い作品でした。
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何度も読み返してしまいます。
2023年4月1日
心の動きがうまく描かれていると思います。
もやっとした感情や心のよろめき。。。。。。
私の心の中のベストマンガに殿堂入りです。
意外
ネタバレ
2023年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 意外でした。高校生とくっつくのかなと思って読んでたのですが店長とラブになったのでおお!となりました。
主人公が情に絆されやすい性格もあって気持ちの変化がわかりやすくておもしろかったです。ちょいちょい笑いました。店長とも最終的に分かり合えててほんまによかった、高校生とも出会えたから先に踏み出せたんやろうなと思います。
人生を見つめ直せる!
2023年3月25日
淡いタッチの絵が好きで購入しましたが、一体誰と恋仲になるのか予想できないのが、主人公の独り言?がなぜかハマった!
何か良かった!
心が前向きになれる良作
ネタバレ
2023年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生きるのに疲れた時にもう一度読み返したい。そんな作品。BLという枠を超えて人生を考えさせられる。生きるのってしんどいですよね。何のために生きてるの?生きることは死を覚悟するための修行なの?そんなことを考えていた序盤の主人公。小さな幸せに救われながらなんとか頑張ってる姿にも激しく共感。人生という列車には乗る人あり降りる人あり。振り回されながら惑わされながら、それでも自分の列車からは降りるわけにはいかない。窓に流れる景色は美しいですか?どれだけ心が疲れても自分のための自分の人生は美しくありたい。そんなことを思いました。
大人のお話
2023年3月24日
生きてる意味あるのかな、消えてしまいたいなと、一度も考えたことのないオトナっているのでしょうか。どうしようもなく涙があふれたこと、不用意に無意識に誰かを傷つけたこと、あるいは傷つけられたこと…。身に覚えのある方にはぜひ読んで頂きたい素敵な一冊です。
独特の世界観
2023年3月20日
初作者様でした。
ストーリーは静かな感じで進んでいくのですが、独特の世界観に引き込まれる作品。
失恋で傷心し、恋に臆病になっているのに恋したい、人とあまり交わらない一匹狼のような主人公。
なのに優しくされるとコロっといってしまいそうになったり喜んだり沈んだり感情の起伏が激しいところがとてもリアルで人間味があって共感できた。
店長とずっと仲良しで幸せに暮らしてほしいと願う。
ふんわり深い。
ネタバレ
2023年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵とかあまり好みでは無かったんですが、試し読みとレビューに惹かれて購入。
最初は、主人公が冴えなくてやさぐれてるなー、って印象でしたが、お話のキーになる高校生とかLGBTのバイトくんとか、店長とか。
色々な出会いがあって、元カレに振られた痛手から這い上がっていく、主人公の強さとか人の弱さがわかる機微の鋭さみたいなのにすごく惹かれました。
空気感はとにかくふんわりしていて、読んでて苦しく無いし切なくて泣くほどでもない。
でも、惹かれて生涯作品であることは間違いない。
結局、くっつく店長の「こう言う物言いや態度が、つもりもって離婚されたんだろうなー」って上手く描かれていて、すごく良かった。
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店長のアプローチがよき
ネタバレ
2023年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく繊細というか、気持ちの襞を丁寧に辿っていく作品。決して起伏が大きい物語ではないけれど、読んでいると気持ちが動かされて読み応えがありました。物語が進むにつれ、その人の裏側や隙が見えてきて、クスッとさせられます。リーマンものとか、ノンケ攻めとかカテゴライズできなくはないけれど、してしまうと作品の雰囲気が伝わりづらくなる不思議な作品。

1回目読んで、2回目読み直して、店長のアプローチの仕方がすごくよいなあ、と思いました。明らかに繊細な気遣いをするタイプではなさそうですが笑、主人公への関心がストレートに表れています。自分の気持ちに素直に行動したらこうなった、という素直さ。主人公の、一見飄々としているのに、内面は繊細で重くて泣き虫な様子と対照的で、よい組み合わせだなあと思います。

カンパネルラのお役目を背負った高校生の彼が物語のよいアクセントになってるなと思いました。彼の物語も読んでみたいです。
線路は続くよ何処までも
2023年3月19日
…色々考えさせてくれる作品。相思相愛だと思っていたのに失恋…あまりのショックにただぼんやりと日々生きている加納。優しくしてくれた高校生、気にかけてくれている上司の行動に大失恋して動かないはずの心が期待してときめいて否定して落ち込んで…そんな気になる人達の何気ない言葉に行動に心を乱されて落ち込んでしまう…。何度も何度も心が浮き沈みして忙しい加納にさりげなく何度も寄り添ってくれる高校生くんには感謝&感動。言葉足らずで『薄っぺらな優しさ』と勘違いされてしまう上司も加納との出会いで『本当の…』見つけられたのかな?BLというだけで括ってしまうのは『もったいない』素敵作品。
これはジャンルを超えた名作!!
ネタバレ
2023年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルと淡い色調の絵柄に惹かれて、割引もあるしーと気軽に買ったら、ほんとに泣ける、大正解のお話でした。自分は男性でもLGBTQでもなく辛い別れを今したわけでもないし片想いの相手もいないのに、加納さんの心の揺れ動きに同調して苦しくなったり安堵したり、実に忙しかった。店長さんとの進展のしかたも、ただの胸キュンではなく、おそらくどちらも完全に理解してるわけでもないけど、というのがチラリと見えつつなのも伝わってきた。心理表現が巧いですとにかく。
しかし、加納さんにとってのカンパネルラ、男子高校生くん、ああいう、特に意味のない何てことない行動が誰かを救う(逆に奈落に突き落とす)、というのは現実でもよくあることで、その辺ほんとよく掬い上げたなぁと。またこれがさらさらとした絵によく合ってて、初見の作者さんですがすげぇと感心しきりでした。これから要チェックです!
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エモい!!!
2023年3月12日
きっと何度も読み返すのでしょう。ふとした時にこの、優しい世界に浸りたい気持ちになるのでしょう。ゆっくりとじわじわと深い所に滲み入るような味わい深い作品。ゲイのテーラーとノンケの店長、そして通勤電車で会う男子高校生。淡々と主人公のモノローグが語りかける言葉がなんともエモい!
原作ファンにこそ読んでもらいたい
2023年3月9日
初読み作者様。『銀河鉄道の夜』が大好きなので購入。主人公・加納くんが前向きに人生を歩みだすまでを描いています。加納くんは失恋の痛手を拭えないまま無為な日常に疲れているサラリーマンで、ある日カンパネルラ(原作ではカ"ム"パネルラ。表記を変えたのはなんでだろう)とあだ名した高校生君と出会い心を救われる体験をします。このカンパネルラ君の立ち位置が素晴らしく納得しかありませんでした。もう一人重要なのが加納くんが働くお店の店長さん。この人は優しいよういて浅く、悪気なく他人を傷つける発言をうっかりしてしまう人…こういう人いるし、自分もまた誰かにとってはそういう人になっているかも。スゴくリアリティのある人物描写に唸ってしまう。そして加納くんがこの先の道を決める大事な場面で『銀河鉄道の夜』に出てきた蠍の火の神話を用いてくる辺り、原作ファンとしては膝を打ってしまいました。宮沢賢治の思想が色濃く反映された名場面です。エチは見えない構図でさらっとあり、物語の雰囲気を壊さずで良かったです。絵は独特で味があります。
最後にきて泣けてきた
ネタバレ
2023年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ グッときたなぁ。なんでこの作品を今まで知らなかったんだろう。
加納の失恋から立ち直れず、去った彼の言葉を繰り返し思い出す描写に心の不確かさと生き辛さを感じながら、胸が痛む。寂しさと憂いと、それでも毎日が続く疲れ。高校生(カンパネルラ)との出会いでちょっとした楽しみが現実とのバランスをとる。自分のチョロさを呪いながら、ゲイとしての生き辛さと好きな人と一緒にいたい切実な願いが切ない。店長との齟齬にも逃げ出したかったけど、カンパネルラが救い、話すことができた。掴めた幸せも永遠でないことを心に落とすことができて、一緒に解決していけそうな期待を日常に寄せることができて。よかったなぁと思える。最後の鬣と産毛のところで、泣けてきた。エチあるけど、なんかそういうBLじゃない。良質な作品です。
わぁ…
2023年3月5日
とても不思議な一冊でした。
ひたすらに主人公の立場での思考。
深くて寂しくて切なくて。
それでも誰かに惹かれて恋をして傷もふさがって過去もなんてことなくなる。
すごくリアルでした。
この作家さんの本は二冊目ですがまた集めていきたいと思いました。
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うるっときた
ネタバレ
2023年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生とどうにかなるのかと勝手に思っていたのでまさかの店長と!
でも心の支えになってた高校生とのやり取りはほんわかで良かったなー。
深い
2023年3月2日
線のような画ですらっとした男性たち。物語のような話でもなく、現実。セリフ、ここでこのセリフなんだな、というリアル。でも、どこかこの出会いがすごく助けになり、考えることをすすめられ、幸せに動き出した。ずっと幸せであれ。と一緒に願う作品でした。
良いもの読ませていただきました
ネタバレ
2023年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ〜面白かったです。なんかしみじみくるものがありました。
表紙から何となく予想してた展開だったのですが、それでもまあ!高校生のカンパネルラの活躍ぶりは素敵でした。
主人公の「この恋がダメだったら次こそ死んでしまう」という思いの分かりみが深くて胸がぎゅっと苦しくなりました。
でも人生先何が起こるかは誰にも分かりませんので、今現在を店長と仲良く過ごしていって欲しいです。
そしてラストの名刺!「ジョヴァンニ」最高です。
じんと来る作品
2023年2月27日
色んな方のレビューが長文で、『みんな長ッ!』っと思いながら、レビューを見て買いました。

あー。ここのことね、なるほどね、と共感しながら読みました。

レビュー書いてくれた方々、作者さん、ありがとうございます。

何度も読み直すと思います。
人生
2023年1月10日
すごく面白かったです。登場人物がそれぞれの人生を生きていて、そこに偶々交点ができている感じが堪らなく良かったです。店長みたいな人、憎めない良さがある。そういう人物像を描くのがお上手だなと感じました。
よかった
ネタバレ
2022年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ TwitterのTLで流れてきて気になって試読したら良さげで。
絵がふわふわと優しく、ストーリー、言葉のチョイスが独特で、失恋の傷を負ったままの主人公の平凡な日常に、温かい人の心や同僚との関わり、とにかくちょっとした日常や主人公の心情に共感しつつ、物語が進みます。
ふとしたきっかけで関わる高校生に癒やされたり、その彼の背中を知らずに押していたり。
ゆっくりと恋が始まったり。
丁寧に描かれていて、独特の空気感に引き込まれていきました。

分かれるつもりでつき合うのはいやです

のシーンで、自分でもびっくりするくらい泣いた。痛い!胸が痛いよぅと泣いてました💦
その勢いでレビューしてます笑

よかった。とても素敵な物語✨
ハピエンですし、この先もふたりの人生は続いて行くし。
読んで良かった。このお話に出逢えてよかったです😄
カンパネルラと主人公の関係が好き
ネタバレ
2022年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前回の値引きの時、迷った作品でしたが、「ぜひぜひ、読んで…」のオススメレビューを見て、今回は即決です。主役は、失恋を引きずる雇われテーラーの加納。このカレが、失恋を癒すには次の恋とばかりに、すぐに誰かによろめく。でも、その気持ちはわからなくもないかな〜。次の恋を探してる時は、そんなものかも。でも、そのせいで、加納のお相手が、3番線のカンパネルラなのか、店長なのか、どっちなのか分からずドキドキしました。結局、タイトルの高校生は恋の相手ではなく、でも加納にとっては救いとも癒しともなるキーパーソンです。カレの方にも下心は無く、本当に親切なんです。正直、カンパネルラが当て馬でもなんでもないけれど、加納にとっては大切な出会い、、で良かったです。もう一人、よろめいた店長の方と仲良くなっていくのですが、バツイチノンケの店長の恋愛ギアが入ったのがちょっと驚きです。京山先生の描かれるキャラは、主役からモブまで魅力的。様々な感情や思考のキャラの気持ちが、すっと入ってきて、何か分かる〜!となります。描く力のようなものを感じます。絵が好みじゃないからと、避けなくて良かった作家さんです。
一緒の電車に
2022年11月1日
ただ乗り合うんじゃなくて隣に座り
語り合わないと意味ないんだ〜と。

人って優しさに弱い。すぐよろめく。
ホントそう。特に弱ってる時はね。

電車でのあのシーンは少女漫画なら
すんごくベタな展開だけどいい歳したオッサン二人だと
かなり萌えてそしてジーンとしました。
見送るDKくんの表情がなんとも。

読み終わり表紙を見直し…そうか~。
DKくんきっといい男になってスーツ作りに来てくれる
未来が見える。
いいね
0件
めちゃくちゃイイ!胸が痛いよー
2022年10月21日
読み終わってから、また最初から読みたくなって、表紙にほぉ〜っと感心して、そこから主人公の気持ちに同調して胸が締め付けられたり、キャー!って一緒に一喜一憂しながら、結局4回読みました。
大人の日常ってこんな感じだし、なんとなく気が合うな、話してて楽しいなーってところから恋愛になるし、スキです!みたいな分かりやすい告白なんかはないんだけど、お互いが好きなんだって分かってはじまる。
すごくリアルな展開なんだけど、普通の日常にはほぼないであろう、高校生に助けられてから挨拶だけする顔見知りになって、いつもとは違う電車で会ってから一緒に小さな冒険へ。互いにモヤモヤした気持ちをそれぞれ抱えながら、話して気持ちを整理する。
要になる2日間にギュッと色んなことが起こって、主人公の加納の気持になってるこちらとしては、心が忙しくてネガティブになりそうなんだけど、それを高校生がフワッと救いあげてくれる。これってすごいことだよなぁ、うらやましいな。
もう、とにかく読んで!っていいたい。
もっと沢山の人に読んで欲しい作品です!
好き
2022年10月19日
主人公の加納くんが等身大のゲイ青年という感じで、思わず感情移入してしまいます。加納くんと電車で乗り合わせる優しい高校生男子が、何年かしたら「あれは恋になる前段階だったかも?」と思ったり思わなかったりするかも?と妄想するのも楽しかったです。
感動
2022年10月19日
こういう愛好き❤︎店長真面目だからきっと大丈夫。学生君もきっと良い大人になるよ。再開したら今度はよき友達になれると思う。
素晴らしい。神作品です(^_^)
2022年10月17日
素晴らしい。神作品です(^_^)
仕事で疲れたときに読んだから、泣いてしまいました。
『銀河鉄道の夜』の雰囲気もしっかり根底にあり、静かで優しい物語です。
人生を電車に捉えているところは、なるほど…と感心しました。
何度も読み返す本になります。
京山あつき先生の本はまた買います(^_^)
詩的
2022年10月16日
とても良かった。実は絵柄はあまり好みではありません。主人公も受けなのか攻めなのか分からなかったし、誰と誰が化学反応を起こすのか簡単には予想出来ませんでした。でも人生について主人公と一緒に深く潜ってみたみたいな、独特の苦しさがとても良かったです。
泣いた。
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良い!日常を丁寧に描いた作品だと思います。どうしようもない虚しさとか、ちょっとしたことにすぐ期待しちゃうとか、そんな自分を戒めるとか。高校生の存在が素敵です。高校生にも高校生なりの悩みとか楽しさとか不安とか、分からないけどあったんだろうなと、でもあんなにフラットに出会って共に時間を過ごして救われることって、あるといいなって。あたたかい気持ちになりました。
行き先はそれぞれだけど、人生という電車に乗るという表現、銀河鉄道のジョバンニとカンパネルラ、フラット感のある表現なのに胸の奥を握られたような気持ちになる作品でした。読んで良かったです。
人生という旅
2022年9月12日
ずっと読みたかったお話です。
すっごくすっごくよかったです。
年を重ねてきた今、とっても沁みますね。

失恋の傷心から、生きる気力をなくてしている加納。誰との恋の話なのか最初分からなくて。加納と一緒にカンパネルラと出会い、たくさんの景色を見て、少し前を向いたり、また臆病になったり。共に旅をした気分です。

加納の抱えている寂しさや不安、弱いところも、心の中で上がったり下がったりするところも、すごくよく分かるんです。恋のお相手も決して完璧ではなくて。
人間味溢れるふたりが、とっても愛おしくなります。

電車で話している言葉がとっても素敵でロマンチック。人と人が出会う事、今を生きる事、恋をする事、あぁ、人生って素敵だなぁ。ちょっとロマンチックなあたたかな気持ちが胸に広がります。
大切にもっていたいなと思う作品でした。
すごく良いからネタバレ無しで読んで!
2022年8月4日
「すのーふれーくす」が良かったので作家さん買い。軽そうで実はとても奥深い作品です。主人公の心の声がすごくリアルで、途中うんうん頷きながら読んじゃいました。展開が意外だったので(少なくても私にとっては)、できればネタバレせずに読んでみてください。
面白い~~!!
2022年7月6日
タイトルどんな意味なんだろうと思ったんですが、最後まで読んで納得しました!
男子高校生の使い方がとても上手!
いい意味で情けない大人二人に巻き込まれる一番頼もしいDK、あまりみない関わり方なメインが3人いる(三角関係未満?)BLで新鮮な気持ちで読み終えました!

すれ違いも不思議と絵柄が軽やかなせいか苦じゃなかったです!
もっと作者さんのほかの作品も見たくなりました!
恋愛に至らない出会いもいい
ネタバレ
2022年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 失恋の痛手からなかなか立ち直れない主人公は見ていて少し辛いところもありましたが、ちょっとしたきっかけで今まで気にも留めていなかった人と交流が始まり…。途中まで、誰と恋が始まるのか本当にわからなくて、それがすごく良かったです。恋愛に至らなかった方の出会いも良かった。人生の出会いや別れを電車の乗降に例えて告白するシーンも素敵でした。ただ1つ、よく見れば表紙の絵で察しのつく方もいるかもしれませんが、私は表紙だけでは主人公の恋の相手が誰なのかわかりませんでした。なので紹介文でネタバレぶっ込まれた感じです(積んでいたので紹介文すっかり忘れて読めましたが)。出来れば紹介文の『〇〇×〇〇』の部分はなくして欲しいです。
よかった
2022年3月15日
表題作のみ195ページ。失恋で生きる気力がわかない主人公の心の声がリアルで、銀河鉄道の夜とからめて文学っぽい話です。この話もそうですがこの作家さんのマンガは繰り返し読みたくなります。
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好き。
2022年3月11日
読み返す度に、良き作品だと感じる作品。過程とか早いのかもだが、それをまったく読み手に感じさせないのが凄いなと。穏やか進行に感じる。主人公の気分の浮き沈みがあったり、葛藤するのも共感でき、また登場人物が完璧人間じゃないのが人間らしくて良い。そしてDKがほんと良い子で癒されます。
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人は自分の力だけでその尊厳を回復できるか
2022年3月8日
失恋によって自分を見失ってしまった主人公が少しずつ再生していく話。ある意味非常にリアルで先の展開が読めません。
他人から不当な扱いを受けると、自己の尊厳が傷付きます。自分の”根幹”が揺らぐ、という表現でも良いかもしれません。この主人公は、その根幹が揺らぎ、生と死の境界線すらも曖昧になってしまっています。それでも、日常を生き、その日常の些細なことから一歩ずつ再生へのステップを踏んでいきます。その描写が秀逸だと感じました。
自分を救ってくれる王子様が突然現れたりなんてしない。でも、周りには必ず自分に温かい眼差し(〜してあげよう、とかそういうものではなく、いい人だな等の対等な目線)を向けてくれてる人がいて、それは自分が当たり前に行っていることの結果であったりして、それに気付くのも、その眼差しを受け取れるかどうかも、自分次第。むしろ、自分を大切にできるからこそ、その眼差しに気付くことができる。気付くことができるから、自分で自分を大切にできる。こうしたループが、尊厳の回復につながっていくのだろうなと感じました。最終的には自分で自分を回復させるしかないけれど、その過程では様々な人たちの存在がきっと助けになる。すごく優しいお話で、とても心に沁みいります。自分の状態次第では泣いてしまうかも。
ゆっくりと上昇してゆく失恋からの再生
ネタバレ
2022年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋の始めからでは無く、失恋の痛手から始まるこの物語は、加納というちょっと根暗な男性の心象風景が描かれます。彼氏にフラれて1年半、まだ立ち直れていない加納は出勤のホームで、飛び込むと勘違いしたDKに抱き留められます。通勤電車を利用しながら、なんとなく『銀河鉄道の夜』のカンパネルラを待っていた加納は、毎朝顔を合わすそのDKをこっそりとカンパネルラと名付け、挨拶を交わすようになります。加納の送る日常と彼の思いが淡々と描かれる中、銀河鉄道、人生、リアルと3つの列車が並走します。その時々で乗り合わせる人、降りてゆく人と目まぐるしい中、ひと時を乗り合わせた高校生の存在はまさにカンパネルラのように眩しく、光の温かさで加納を支えてくれます。恋愛では無く友情とも違う、損得の無い不思議で優しい二人の関係が加納の新しい恋を後押しします。最後に、それまで一部ずつしかわからなかった加納の働く店名がわかり、タイトルに繋がります。
沁みじみします。
2022年3月2日
すぐキュンとしたり、しょんぼりしたり、主人公の加納さんの気持ちの揺らぎが、とても人間らしくて共感できます。
どちらに転ぶの?と先が読めない展開も良かったです。優しいけど、ちょっと無神経な店長も、こんな人いるいる!とリアルでした。
お日様みたいなカンパネルラも、年相応の悩みを持って毎日を生きている。
日常にある幸せを信じたくなる、読後感がじんわり温かいお話でした。
他の方もレビューしていますが、読了後に表紙をみて、さらに作品の良さが沁みじみと拡がりました(^-^)
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エッセイ風で素敵な作品
2022年2月27日
日常の一コマ一コマがエッセイ風に描かれており、言葉選びも秀逸です…。主人公の吐露に共感したり胸に刺さったり。。。
恋愛とか人生のあれやこれやとか…何気ない日常を普通に送りながら、少し疲れたかも…という人にオススメしたい作品でした。
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やさしいせかい
2022年2月18日
所々にあらわれる、詩的で綺麗な言葉選びとストーリー展開が心地良いです。
悲しいことがあると、何で生きているのかとか、なんとなく考えたりすることあると思うのですが、ずっと「陽」の方にいなくても、誰かに助けられたり、また、知らないうちに自分が「陰」にいる人を助けていたりすることがあるかもしれません。
生きている理由なんて、持っていられれば幸せかもしれないけど、なくても幸せはつかめるし、幸せになるために生きているのかもしれない。幸せはどこに転がっているかわからないし、自分が誰かにとっての転がってる幸せかもしれない。
カンパネルラや店長に救われて幸せをもらった加納くんですが、カンパネルラや店長の幸せにも貢献しましたね。
その後児玉くんはどうなったのかだけ少し気になります(笑)
3番線のカンパネルラに会って欲しい
ネタバレ
2022年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大げさに情緒的でも扇情的でもないこの作品に心が震えて温かく寂しくじわりと沁み入りました。
宮沢賢治の作品をなぞらえてと言うのか、主人公加納の人生の一部分をロマンチックに描いていると思いました。
加納が自分を叱咤し慰めまた叱咤し反省。ぐるぐると当てもない銀河鉄道の乗客のようです。
高校生をカンパネルラと呼びますが、また高校生も彼自身の列車に乗っていて加納はふらりと乗ってきた乗客。もしかしたら加納もカンパネルラになり得るのかもしれません。
作中で店長がそのように語っているシーンがあります。ロマンチストだなぁ。

加納が心の中で呟く言葉のひとつひとつがあまりにもに普通で切なく、心から愛おしく感じます。
誰しも自分に期待するけど些細なことで絶望もするでしょ?私も絶望の洞穴ならたくさん持ってますもの。

恋する心が絶望の淵にあった時、高校生カンパネルラとのあてどもない旅が心に残ります。高校生カンパネルラのただそこにある優しさや温もりがいつも少しだけ顔を上げる力になる。名前も知らないのに。
そんな風に人と関わることが出来るなら、なんでもない日常が銀河鉄道の美しい夜に思えてきます。
あー。私も店長のロマンチストがうつったかも。

大人が恋人を作るには幾重にも期待と後悔が重なりますが、少し開いた胸元や無造作にシャツがまくりあげられた腕に触れたいとお互いが思った時、2人だけの時間が流れます。
そのシーンの切り取りの素敵なこと!

沁みる作品だなぁ。
登場人物にもセリフにも流れる時間まで沁みました。
195ページ
2022年2月18日
京山あつき先生の作品3作目です。高校生よ、癒しをありがとう!主人公の心の葛藤が丁寧に描かれていて良かったです。
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じわる
ネタバレ
2022年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルがいいですね〜作家買いです。絵が上手いというわけではないのに、なぜか惹かれてしまう作家さんの一人です。あるきっかけで顔見知りになる高校生との交流と平行して、上司との関係が変わっていく…いやてっきり高校生となんかあるのかと思いきやですよ!良かった〜…じわじわくる…冴えないし、過去の恋をズルズル引きずるそれでいて恋愛体質?ななんか情けない受なんですが、なんか愛しい。徐々に縮まっていく上司との関係もいいし、高校生とのやり取りもいい!
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生きていくという事
2022年2月16日
沢山の人を載せて走る電車の中には色んな人生を抱える人がいるのだと、改めて感じさせるじわっと優しさと切なさを感じさせてくれる作品。

主人公の日常のちょっとちょっとの場面で、傷付いて、喜んで、そんな人間臭さが沁みます。
同じ風景も、心の持ち様で色んなものに感じられる。
他人との関わりは、自分の知見を広げさせてくれる。

日常のありふれた日々を、主人公や他登場人物達によって、意味深いものだと知る短編映画の様な作品。
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優しさって
ネタバレ
2022年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の人生という列車に乗って終着地点に辿り着くまでに、どんな人たちが乗り降りするんだろう…ふと考えてしまうお話。劇的に何かが起こるとか、そういうシーンはないけれど、誰もが思い当たるような事を丁寧に見せてくれて読後感は安らぎと自分に優しくなる勇気を貰えました。人生の山あり谷ありをDKや店長を通して向き合うことができた加納さん。人の優しさにすぐよろめいてしまう可愛い加納さん…だから弱い部分は見せないようにして仕事行ってるんだろうな、とか。そんな姿を実はDKは前から見てたんじゃないかな?とか。善人の悪気ない言葉は悪魔のそれより罪深いとか…読んでて色々と思う節が出てくる素敵な作品だともいます。ずっと元彼の言葉に囚われてた加納さんにとってDKと過ごす短い時間は癒しで、店長とはその言葉を乗り越えるための時間なのかな。不思議で面白い関係でした。
本当の幸いを人生という電車に乗って探す旅
ネタバレ
2022年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 優しいDKをカンパネルラに、勤め先をGIOVANNIに、通勤電車を銀河鉄道に。
マンガ作家さまに宮沢賢治好きの方が多くいらしている気がしています。
いいですよね。夢見るようでありながら人間くさい弱くて優しい世界観。
。。。
思いっきりネタバレしますが、表紙絵のDKカンパネルラとはくっつきません。
なのに何故タイトルにまでなっているのか?
それは主人公、加納が人生丸ごと救ってもらえるくらいの影響を受けたからです。
銀河鉄道の夜のカンパネルラと同じように、孤独な世界の中の唯一の優しさを、この名前も知らないDKくんにもらい続けて、未来を生きられるようにしてもらったからです。
そしてカンパネルラは他者を幸せにして電車を降ります。
。。。
それはさておき、萌えポイントいっぱいありました。
加納が店長にもらった缶コーヒーと清涼飲料水をずっととっておくトコとか、店長がキャバクラ行ったのがイヤで拗ねてた加納を可愛く思うトコとか、退社後に店長が追いかけてくれないかとゆっくり歩いてるトコとか。
他にも些細な事なのに、とてもキュンってなる所がいっぱいです。
サイコーのキュン死場面はやっぱ店長と一緒に電車に乗ったあのシーンです。
手に手を取り合った2人を電車の外から見るカンパネルラ。
ホントにロマンチックです。
…からのレロレロえちシーン。…からの一連の場面。
加納の幸せをキュンキュンしながら見守り隊に参加していました。
。。。
幸せに生きるって、誰かと同じ車両に乗って旅する事というなのかな?と考えた作品でした。
局部は見えない構図でした。
心に残ります
ネタバレ
2022年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 銀河鉄道の話が所々に出てきて、いい味をだしています。電車のなかでであった男子高校生徒の交流、店長との交流、人との出会いは電車にも似て、出会ったり、一緒に時を過ごしたり、別れたり。主人公は悩むタイプで、軽く生きることができない。苦しくて、悲しくて、寂しくて。共感できました。電車が実にうまく使われています。
同じ時を旅する人との出会い。
2022年2月13日
恋人にフラれ、自分が否定されたようで存在意義が見出せなくなっていた加納さん。。
そして駅で予期せず出会った男子高校生の存在が、加納さんの心を癒し、心のビタミン剤になっていきます。

新しい恋に踏み出すまでの心の機微が丁寧に描かれていて、加納さんが泣くたびにもらい泣きしている自分がいました。。
「生きている、生きているのがうれしい」と言った加納さん。これからは2人でゆっくり、同じ時を旅していってくださいね。。
作者様、素敵な作品をありがとうございます。
共感というより脳内そのもの
ネタバレ
2022年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 感受性が強くて優しく隙のある加納さんが素敵。彼の目に映る人や三番線ホームも列車も日常の何気ない風景だけどキラキラして加納さんの心の中を映しているみたいでした。
よくBLでテーマになるゲイとノンケの恋の葛藤。作中に(あなたの「俺は違う」という気持ちはずっとあなたの中にあり続け、プライドを傷つけるかもしれません。逃げ場のない僕ですら苦しくて逃げ出したい時があるのです。僕はずっと一緒にいたいけれど、とても難しいことです。)と加納から店長へ想いを打ち明ける場面がありますが、今まで読んだ中で一番刺さりました。
加納さんみたいな人が幸せになれる世の中であって欲しい!
心に深く染み込む物語
2022年2月13日
恋人が去ったことで自分の存在意義を見失った加納。
それなりに進路に思うところはあってもキラキラと明るい道を進んでいく高校生。
人との関わり方に難ありの店長。
オープンゲイのバイトくん。
キャバクラ大好きな同僚。
みんなそれぞれこんな顔もあるしあんな顔もある。
そりゃそうですよね、生きてるんですから。
こっち側の顔じゃないその向こうの横顔が見えた時、その人物が自分なりに一生懸命生きていることが見えてたまらなく愛おしくなります。
なんだか読んでいる間ずっとダラダラと静かに涙が溢れていました。
とても深く染み入るお話です。
美しい物語
2022年2月12日
はぁ。良かった〜。何とも言えない読後感です。しっとりとした大人なストーリーでした。
買って損は無い。思わず作家さん買いで他のコミックスも買ってしまいました笑
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癒された〜
ネタバレ
2022年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人気作、評価の高い作品はやっぱりそれ相応の理由があるんだなと思いました。
途中まで(これは誰とくっつくんだ?BがLする結末になるのか?)と思いながら読んでいましたが(笑)、最後はハッピーエンドでホッとしました(笑)
主人公(受け)がナイーブで繊細な性格をしていたのでちょっと女々しい感じもしましたが、そんな感受性豊かなところがこの作品の癒され感に繋がっているような気がします。高校生もめちゃくちゃ癒しだった〜😃
沁みる良い作品だったので紙書籍で買い直してしまうかもしれません(笑) それくらい良かったです。
涙が出た。
2022年2月12日
素直な自分の思いを持ち続けるって事を忘れていました。周りわ人に合わせて行く事が普通になって、自由そうで、じつは不自由で、不自然。だから泣けましたこの作品。ただただ涙がでました。
読み終えてから改めて表紙を見て……納得。
ネタバレ
2022年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★洋装店員・加納と店長とDKのそれぞれの銀河鉄道物語。(2/14まで50%オフクーポン対象作品色々ですよ)

★電車に飛び込むと勘違いをされ、DKに抱きすくめられた加納は、恋人と別れ無気力に日々をやり過ごしていた。寂しくて仕方がない加納は、客にもDKにも店長にもヨロめく。新しい恋は煩わしいのに…。

★「波長が、合うのだろうな」と思う、加納とDKカンパネルラくん。2人が一緒にいる空間は、見ていても落ち着きます。加納と店長は…落ち着かないですね苦笑。ハラハラします。加納の胸のざわめきを感じるから…かな。何とも、微細なところまで“心”を描く作者様だな、と思います。言葉を尽くしていながら、言葉だけに頼っていないな、と感じます。店長との夜に「ああ 幸せ」と思う加納の表情と、髪を洗いっこする加納の表情…同一人物?同じに幸せを感じてる人?って思えるくらい、心を映しています。好きな作者様です。

★ボーナストラック含めて195ページ。ベランダで大人の色気を見せつけられたのですけれど、お風呂上がり「…あおるな」からの、黙ってモゾモゾしているのが可愛くて。想像を掻き立てられましたよ笑。

★DKカンパネルラは、少し前から加納を気にかけていたんじゃないかな、と思えて、「ありふれた親切」と相手に思わせられるのが、いいな、と思った次第です。
………あら?ヨムビーこんにちは苦笑。
僕の愛しいカンパネルラ
ネタバレ
2021年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1年以上経っても失恋から立ち直れず寂しさと孤独に押し潰されそうなところを、勘違いで助けてくれた男子高校生。いつしか彼は僕にとって、まるでカンパネルラのような存在になる。
カンパネルラの君との出会いによって、何も無い日々に一筋の光が差し込み、いつしか自分の事だけでなく少しずつ周囲にも目を配り始める。
同僚のキャバクラ遊びを「優しさに強い」という表現がらしいですね。
寂しいとき程、優しさに弱くなるし勘違いもする訳で、誰かに自分の手を取って欲しいけど、過去を思い出し臆病になる。
それでもやっぱり優しくされたら嬉しくて、右往左往しながらも気持ちが走り出しちゃう。
そんな心理描写がわかりやすく痛い程伝わってくるものだから感情移入しちゃう。
何気無いベランダでの会話からのシーンも好き。
そこからの「助けてカンパネルラ 僕はひとりじゃ生きられない」
カンパネルラは、、あの男子高校生であり店長であり加納でもあると思えました。
ロマンティックで素敵な恋のお話。
臆病でやさしい人、どうか幸せに
ネタバレ
2021年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は失恋に傷ついて苦しんでるメガネくん。なのに恋愛体質で惚れっぽい。ゲイだから、ちょっとひねくれてる部分もあるけど実はとても乙女ですね。最初に勘違いから声をかけてくれた高校生とくっつくのかな?と思いながら読みましたがさすがにそんなことはありませんでした。勤め先の上司、店長さんとゆっくり恋に落ちていきます。好きになってずっと一緒にいたいと思うけど、ゲイじゃない彼が今後をどうするかってことを考えると怖くなって逃げてしまう。その逃避行?に高校生再びです。主人公くんは、若者にはちゃんと大人ですね。思うに恋愛にゲイもノンケもバイもヘテロもない気がします。付き合ったらどうするか、その未来を考えるのはそれぞれの考え方な気がするなー。店長はとても誠実でした。そして彼も、少し変わります。今は一緒にいたいでいいんだよ、それが正解だと思う。高校生にネクタイを贈るエピソード、良かったです。
全体的に絵本のようで映画のようでリアルなようでふわふわしてて…最後まで読みいってしまいました!ステキな作品です。
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とても良かった
2021年10月5日
繰り返しの日常に喜びや楽しみを見いだせず、痛手や寂しさを抱え日々の通勤電車に揺られる心情の表現が、現実であり非現実であり、なんだか揺さぶられてしまいました。とても良かったです。
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大人の恋
2021年9月12日
日常がゆっくり流れて、じんわり染み込むような大人の恋のお話です
派手な展開はないけど、誰にでも当てはまりそうな、どこにでもありそうな身近な話でした
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じんわりとしみる大人の恋
2021年9月11日
作者買い、値下げで購入。自分が一番と思ってたのに失恋した加納さん。彼のグルグル悩む姿に過去の自分の重ねて読んでしまいました。どうしたってネガティブになるよねって共感もしたし、惚れやすいすぎでは?とか思ったりしましたが、また一緒に暮らせる人と出会えて読後感もよかったです。そして加納さんが癒やされたように作中の高校生に癒やされました。
とっても素敵なお話でした
ネタバレ
2021年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の気持ちの揺れや変遷がとてもリアルで、胸に迫るものがありました。
たまたま同じ駅を使っている男子高校生に助けられて、結果心を救われた主人公。恋愛関係ではない、ふわっと優しい距離感でお互いを気にしている、なんだかこういうの良いなぁと。ダークサイドに堕ちそうな時に明るいところから引き上げてくれる人。どんな大人になるんだろうなぁ。
新しい恋も成就して良かったです。理解し得ない部分があったとしても、一緒にいたい気持ちを拠り所にふたりで歩んでいくんだろうなぁ、そんなラストでした。
どこかの車窓にリアルにありそうな、そんな大人の恋のお話でした。
良い!
ネタバレ
2021年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ よくあるBLならあの高校生と…ってなりそうだけど、そっちですかという意外性が面白かったです。2人の距離のつめ方も自然で良かった。そして、2人が最初に触れ合う首筋と腕が妙に艶めかしくて色っぽくてドキドキしました。
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思いがけない展開に感動
2021年9月3日
紳士服を作ってる男性の日常にね、ヒーローが現れてから少し変わっていくんですよ。その描写がね、なんともしみじみして本当にありそう。でね、ヒーローはヒーローのままで。その意外性が良かったな。ラストまで本当に良かった♥
すっごく好み❣
2021年9月3日
なんと!!店長が最初の面影からこんなに変わるとは思いもよりませんでした。いい意味で。あの高校生もすごく良い子で、登場する一人一人が良かったですね~。人生の変わり目にとても考えさせられることを言ってくれてますよね。何度も繰り返し読みたいと思うお話です。「銀河鉄道の夜」推ししてますね~。私それはしっかりと読んだことがないので、読むとこのお話をもっと納得、共感できそう。
大好きな作品
2021年9月2日
軽快なテンポででも時折ハッとさせられる言葉もあって…すんごい読み返しちゃうんですよねこの作品。
絵がすごくストライクなわけじゃないんですが話と会話で魅せられてしまう。男子高校生のポジションがまたよくてタイトルとの兼ね合いも最高でした。
もっとこの先生の作品がたくさん見たい。
いい話でした
2021年9月2日
たまたま通りすがりに見つけて読みました。主人公と自分(の気持ち)が重なった。「あれ?誰とどうなるんかな??」て終盤まで楽しめる所や割と現実的?な所が良かったです。絵の脱力感も味があってでもくどくなく好きです。主人公が泣き虫で可愛らしいです笑。自分もこういうふうに上司に振る舞えたらいいのにな〜など、恋愛以外の性格とか生き方とか?も見ちゃいました。落ち着いた大人ほんわか系のお話のように感じました。おもしろかったです。
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作家名: 京山あつき
ジャンル: BLマンガ
出版社: 祥伝社
雑誌: onBLUE / onBLUE comics