ネタバレ・感想ありためつもの 【電子限定特典付き】のレビュー

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1話2話をさらりと読み過ごして後で戻る!
2023年9月5日
1話と2話がいわゆる番外編…、3話〜から本編(主人公cp、表紙の2人)。
1話2話の不思議な物語をさらりと読んで、最後にもう一回最初にもどって読むと…なるほど!と繋がってくるかも(^_^)
ただでさえ不思議な物語なのに、主人公cpが後から出てくるので何の説明もないまま、なにやら不穏な物語に突入していく…独特さ。
この独特で不思議な不穏さのなかに、不器用な純愛がキラリと光るので後味が『柚子』のように爽やか…(^_^)かもしれない。
久しぶりにおもしろい物語を読みました。
明治カナ子先生ハマります(^_^)
もっと難しい話かと...
2023年2月8日
「坂の上の魔法使い」が好きだったので、こちらセール中に購入しました♪試し読みの時点で、え、この話難しいかも!って思ってしまい、積読していました((*ノ>ᴗ<)テヘッ✧
きちんと読んでみたらそんなに難しい話じゃないし、豊と定用の関係がすごく良かった~♪
5回も読み込んでしまった。
ネタバレ
2023年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最近読んだシリーズものファンタジー「坂の上の魔法使い」があんまりにも良すぎたので、続けてカナ子先生の積読ものを。単行本は19年発行ですが、始まりの短編が10年に雑誌掲載、一年に一度程のペースで描かれてこうやって纏まってひとつの単行本で一気に読めるのがありがたい。。実は初読で理解しきれなかったので、5回くらい読み直したら、読めば読むほど面白く惹きつけられました。
女の山神様を祀る一族の覡は神と通じる力を得るため、ためつものと呼ばれる特別な男と身体を繋げる儀式を行う、、というお話。
一族で登場CPは3組、二敷と床、雨敷(弟のわたると竜)、雨敷(兄の定用と豊)。それにキーパーソンの本家の年齢不詳の真敷です。
冒頭の18ページ短編の1CPは悲恋であっという間に終わるので、何がなんだかわからなかったのですが、もう少し詳しい理由が後半3CP目で語られるので、それを読んでからもう一度冒頭短編に戻ると泣けます。。2CP目は若い10代の同級生、こちらも24ページ短編で、ふたりが一緒にいるシーンが少ない回想中心の変わったつくりになってるので、ゆっくり読まないと意味がわからないかも。3CP目のお話にもちらほら出てきて仲の良さを見せつけてます。3CPめが、メインCPで、くっつくまで時間がかかる。。けど、最後は神様に揶揄われるまでの仲になっててハピエン。
よく考えると(考えなくても)、一族の枷がかなりあり覡もためつものも辛い設定で1CP目のように悲恋になりやすいのに、2CP3CPで、恋愛が生まれてくれてるので、ほっとします。願わくば一族で跡を継ぐこの間柄にこれからもずっと恋が生まれてくれますように。。
うわぁ~!
2022年11月26日
ヤバい作品です!(笑)流石の明治カナ子先生です!先生の独特の世界感は他に類を見ません!多分…(笑)最初は入り難くて、大分時間を空けてしまいましたが読み始めると止まりません!(笑)普通のBLに飽きた方、少し不思議なお話が好きな方には是非読んで欲しい作品です!
覡の定用に涙が出ました。
ネタバレ
2022年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山の神に仕える覡の一族「雨敷」「二敷」のお話が入っています。
最初に「二敷」のお話。
こちらのシチュが「雨敷」のお話しへと繋がっていくので大事なんですが、後半にそういう事だったのね…と答え合わせになってきます。
しかし、非常に切ないお話で信と床の物語を秘め事みたいにこっそりどこかで読みたい。だって絶対泣いちゃうよ。
それから「雨敷」弟覡のおはなし。
こちら、とってもほっこり優しくて可愛らしいお話。本編の兄覡とは正反対なんですよ。
そして、本編ためつもの。
なんとも不器用すぎてどうにもならないくらい反発しあう覡定用と供物ためつものの豊。二人には色っぽさも艶っぽさもないです。

しかし、この二人の関係はどうなっていくのか、どう触れ合っていくのか興味がガンガンわいてきます。ストーリーが魅力的だからもありますが、私は兄覡定用の頑なな嫌味むくれ顔と背景にあるのかなと思います。
そして、少しずつ明かされていく覡として生まれ育ってきた定用の半生を想像し涙が出てしまった。
触れ合っても唇を重ねても飢えてしまう。
自覚がないくらいに飢えている…(涙)
豊が自覚していく場面ではまた涙が出てしまった…。

泣けるお話しとは思っていなかったのでリビングで読んじゃいました。
ちょっとこっそり読めばよかった(笑)

覡が集合する場面で12人いるらしいんです。
え?ちょっとほかの覡とためつもののお話も作ってもらえませんでしょうか。
定められた人生を歩む人とその人生に巻き込まれてゆく人。
他にも読みたいです。
続編お待ちしております!
これはもう、ぜひとも続編を描いて欲しい。
2022年8月15日
清浄で張り詰めた空気、神事とエロスの共存、それらを独特の世界観でBL作品にまとめ上げる力量。最高によかったです!!! この作品はカナ子先生が最初の1話のみ描いて忘れていたものを、前担当さんが続きを打診したことでサルベージしたとあとがきにありました。いい仕事してますね、前担当さん。やっと恋心が芽生えた、豊x定用の続きが読みたい。神様だってちょっとしたいたずらを仕掛けてくることだし。
成立してしまう不思議さ
2021年8月15日
「坂の上の魔法使い」にハマって繰り返し読んでおりこちらの作品も読んでみました。これはねー好きなのかどうかわからない。わからないけど良い。深い内容があるのに咀嚼できてないのか、深読みせずにあっさり受けとめたらいいのか。見えない縁によって結ばれることを約束させられる子供たち。その理不尽を成立させる不思議さ。そして物語のメインは不器用なふたりが誠に結ばれていく可愛らしいお話で最後はほっこりします。しかし予想外にガッツリHシーンがあってびっくり(笑)この絵柄で成立しないと思っていましたが(ごめんなさい)ちゃんと心を感じるシーンです。うん、私には明治先生はまだ掴めないですが他の作品も読むと思います。
独特です
ネタバレ
2021年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだ作家さんでした。絵がどうしても苦手だな〜と思ってたらお話の設定にしっくりくる絵柄でビックリ…
独特の世界観で今まで読んだ事ないジャンルでした😊拗らせ系の2組のCPでしたがどちらも素直になれないだけ、素直になった分仕事が効率よく回る。どちらの受もツンツンして可愛かった😄
よかった
2021年3月29日
特殊な設定がめちゃくちゃよかった。不器用すぎる2人がたまりませんでした。読み終わりたくなかった。
柚子の大馬鹿18年
ネタバレ
2021年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山の神の声を聞く覡(かんなぎ)と、その能力を支える為に選ばれた「ためつもの」。男の子が生まれて記念に植樹をし、その木が常に無いスピードで成長すると、覡一族から迎えが来て、その子は生まれた家を離れて特定の覡のためつものとなります。幼い時に無理に連れて来られ、ためつものとしての務めはするものの、お互いにお互いを受け入れられない覡である雨敷家の長男・定用と、そのためつもの・豊のお話です。定用の弟・わたると、そのためつもの・竜がうまくいっていることに焦ったり、少しずつ打ち解け始めたら、豊がすぐに眠ってしまうようになったり、様々な事柄を乗り越えて心が一つになった時、豊が生まれた時に植えられた柚子の木が18年かかって花を咲かせます。序章に当たる『土塊』だけは独立した話で、大規模な山崩れによって一人の覡が亡くなります。物語が進む中に、亡くなった覡に何があったかと同時に、山に支配される覡とためつものとの絆の深さが明かされます。覡として純粋培養されてきたのだろう定用の不器用さがもどかしくも可愛らしいです。
和風シャーマニズム
2021年1月13日
神おろしをする巫女(男なので巫)さんのお話でした…。が、設定がエロい!笑。しかもBLなもんで背徳的にエロいなぁと思いました笑。巫さんのお話でしたが、神おろしはそれほど話の中心ではなく、そういう家系に生まれた人間の恋愛ものでした。特殊な家系に生まれた人間らしく癖のある性格がなかなか良かったです。ふと、跡取りとかどうするんだ…?と思ったり…。
ファンタジー
2020年12月25日
明治カナ子さんのファンタジーが好きです。面白くて、切なくて、時々暖かい、不思議な感じ。
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不思議な一族の話
2020年8月2日
最初の話だけは異なるのですが(一族としての運命を外れてしまった者の話なので)、それ以外は2組のカップル、どちらも意地っ張り受けとそんな受けが好きな攻めの話です。
ファンタジーがとても上手いというか、自然な作家さんだなと思います。
大人のための美しい童話
2020年8月2日
この作家さん初めてなんですが、独特の世界観と絵がマッチしていて、リピ読みしてしまいました。神や因習の重さという大きな力の中で、それぞれが「理不尽」を感じながら、確かな繋がりを築いていく覡と「ためつもの」。不器用で、ひたむきで、優しくて。じわじわ刺さりました。明治カナ子さんの作品、これからどんどん読んでいきたいです。素敵なお話、ありがとうございました。
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もっと読みたい
2020年7月30日
繰り返して読んでしまいます。この世界観と背景をもっともっと知りたくなってしまいます。ああ続きを是非お願いします。
リピート読み
ネタバレ
2020年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ とてもいいです。巫女的な山の力を引き出すためのカンナギとタメツモノの関係の話です。絵としてのエロは少なく、ハッキリ描かれているわけではありませんが、心が本当に繋がるまで、2人の気持ちが少しずつ変化していく様子が良いです。上手くいかなかったカンナギ×タメツモノの話から始まり、弟カップルを通して最後に兄カップルの話になるので無理なくこの物語の世界に浸って行けます。甘酸っぱい本人たちも気付かないような初恋にトキメキで心臓がやられます。
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独特な世界のなんとも素敵な恋物語
2020年2月19日
作家買い。世界観の説明がくどくなくそれでも入り込める説得力があるのがすごいです。人物がいつも魅力的な作家様ですが今回は特によかった。すれ違っていた心や見えなかった感情が時間をかけてゆっくり花開いていくのに、柚子の木の変化やビリビリとした感覚で気づいていく定用と豊の初恋に胸が熱くなりました。
よかった
2020年1月27日
メインの二人が、反発しあってたけど段々と向き合って近づいていくのがよかったです。この作家さんの話はいつも独特で、好み別れそうだけど、何かクセになるんですよね。
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流石です
2020年1月24日
作者の世界観が好きです。心に秘めた感情などをちょっとした仕草や間で表現するところがじわじわときます。
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なんかすごい‼
ネタバレ
2020年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 独特の世界観‼ストーリーに引き込まれる。面白い!そしてちょっと切なくて、、、😄始めの一般男性と恋した話は悲恋のままなんで、それから数年後どうなるのか凄く気になります❗
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よかった。
2020年1月24日
絵といい、雰囲気といい、作者様の世界にどっぷりハマりました。途中からお兄ちゃんがかわいくてしょうがなかった。
独特な世界観
2020年1月16日
山にまつわる因習に翻弄される男たちの短編集ですが、おもしろかったです!メインのツンデレ受けと素直になれない攻めのもだもだカップルが可愛かったです。
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独特の世界観すばらしい
2020年1月13日
神の声を聞くものと、その人のために身をささげるもの、という独特の世界に引き込まれました。絵もとても個性的で独特なのに美人、美形に見えるのすごい。
特別な力を持つ一族、最高。
2020年1月13日
山の神様の声を聞ける特別な力を持つ一族に生まれた者と、ためつもの。(ためつものー読んでなるほど)
幼い頃から決まっているためつものとの縁と結び付きが、歯痒かったりホッとしたり。とにかく最高です!
続編、スピンオフ希望。
心にしみました
2020年1月11日
読み初めて、絵のタッチにビックリしましたが、後半のお話になるにつれてタッチが変わっていたので気にならなくなりました。お話は、好きな世界観で引き込まれていきました。1回読んで繋がらなくても、読み返し、理解が深まると更にグッと来ました。一番自由がなく、満たされず、思いも容易に口にできなかった定用が、エサとしての豊でなく、互いに素直になって通じあえて良かった。キスシーン・・とても美しいです。
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明治カナ子の世界!
2019年11月12日
素晴らしい世界観。さすが明治カナ子先生!どうしてこんなお話を思い付けるんでしょう。地域伝承にありそうなお伽話とでもいうのでしょうか。よく練られているというか、うまく言えませんが、大好きな作品です。
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やはり、好き
2019年10月27日
独特の絵と世界観で読書を選ぶ作家さんです。最初はありえないと拒否していましたが、今ではズッポリハマってしまいました。
贄として崇められ尊ばれるが寂しがりな者とその対として支える物のお話。どちらかが欠けた悲劇も描かれています。
レビューを読んで購入
2019年10月13日
独特の世界感で、読み進んいくうちに面白さに引き込まれます。試し読みでは話しの流れが分かりにくいので、全話読む事をお勧めします。不思議な世界をお楽しみください。
不思議だけど、すっと入り込める世界
2019年10月8日
不思議な力を持つ一族の、不器用な兄弟の物語。一話の土塊を読んだとき、二話目はこの続きかと思って読み進めると、違う主人公のお話だったので、土塊はあれで終わり?と思っていると、後半でちゃんとつながり、納得。信くんが不憫です。雨敷兄弟はどちらも素直じゃないけれど、弟の方が若いだけ欲望にまっすぐで、兄の方が年数が長い分拗れちゃって、じれったいけれど、最終的にはハッピーエンドです。真敷様の正体が結局分からなかったので、続編は真敷様の人間らしいお話を希望します。
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読後もえすぎて両手で顔を覆ってしまう
2019年10月6日
どうかこの馥郁たる両片想いを味わってほしい……!
土着信仰BLすさまじくすばらしい。
覡とためつものが仲良くしてないと山の神とうまくいかないとか山の神はおれらですかいよ…て思いましたね…。おまえらが神のエサだよ!
最高すぎて酔っ払いみたいになってしまう漫画です。
世界観が好き
2019年10月5日
明治カナ子ワールド炸裂ですね!丘の上シリーズが好きな方はハマると思います。お互いが唯一無二の存在のところや、少しずつ心を通わせる描写がとても好きです!最初のお話がとても切ないのですが、あとの話に繋がってくる過程にもジンときました…読み手の好き嫌いが別れやすい作家さんなんだろうなって、いつも思うけど、私は好きです!
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久々の…
2019年10月4日
明治カナ子さん。やはり好きです。昔よく描いてらした痛い系のBLも好きでしたが、今回のようなファンタジーも好き。地方のある村に山の神と繋がっている一族があり、その巫女的な存在の"覡(カンナギ)"は"ためつもの"と呼ばれる選ばれし男を相手にし、体を繋げることによって神の言葉を聞く。そんな一族の分家である雨敷家の覡、兄の定用と相手のためつものの竜、弟のわたると相手(ためつもの)の豊がメイン。立読みはやはり分家の二敷家のお話が少し。ためつものに選ばれた経緯や、ただ体を繋げればいいというものではないということも、お話を読み進めればわかってくる。不思議で、でも幸せなファンタジーだった。ただ立読みのお話は悲しかったけど…。絵柄が独特ですがそこがまた良い。Hあり、修正は白抜きなのが残念!絵柄が大丈夫なら是非!
心に残る素敵な作品です!!
2019年10月1日
作品の世界観が素晴らしくとても素敵な作品でした!ためつものと覡の関係性が非常に魅力的で、ためつものの豊と覡の定用が互いに心を開いていき距離が近づいていく過程にキュンとしたり涙したりしました。じんわり心温まる非常に心に残る作品で何度も読み返しています!!
さすがです
2019年10月1日
この作者様ならではの唯一無二の世界観です。丘の上が洋風ファンタジーならばこの作品は和風 ファンタジーですね〜。神様の声を聞ける覡(受)その覡にエネルギーを与える為の相手であるためつもの(攻)。その宿命を素直に受け入れられる者とボタンを掛け違えたように反発してしまうカップル。信の生い立ちが切なくて もっと掘り下げたお話が読みたいかった。ですから是非続刊を!読後感大満足でしばらくその世界観に浸れます。しかし、この作者様はどうしてこんなに愛しい幼少期を描けるのかなぁと、それぞれの幼少期にキュンとしてしまいました。大好きな作品がまた増えました。
一心同体の覡とためつもの
ネタバレ
2019年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山の神の声を聞くことができる覡(かんなぎ)と、身体を繋げることで覡に力を与える「ためつもの」の物語。真敷家を頂点とした覡の一族から、主に雨敷家、少しだけ二敷家のお話。独特の世界観で引き込まれました。終始暗く重めの雰囲気だけど、読後感は優しくてよかった。
「土塊」
少し過去のお話。元々よそ者で、数年振りにまた村にやってきた床×二敷家最後の覡・信。ただただ切ない。信の事情や、この時なにが起きたのかは後の話で分かります。床にもなにか救いがあったと思いたい。
「雨敷」
わたるのためつもの・竜×雨敷家の次男・わたる。すれ違ってはいたけど、一番まっとうで健全な二人。
「雨敷2」他4作
ここからすべて雨敷家長男・定用のお話。定用のためつもの・豊×定用。拗れまくった二人の気持ちと関係が解れるまで。覡のこと、ためつもののこと、その役割や関係性など、だいたいのことがこの一連を読んで分かります。尊大で世間知らずで素直じゃない定用だけど、すごく可愛い人だった。この二人よかったなー。熟すまで時間がかかった分、幸せになって欲しいなあ。
好き
2019年9月30日
好きな作家さんです。どこがとか言えないんですけど。私に合うということです。
ぼうっとする程良い
2019年9月30日
山の神様と土地を結びつけるかんなぎと、その力の元となるためつもののお話。半分神域に埋まってるような人々の、静かな世界に浸れます。このようなお話を、好きな自分が好きです。
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独特なツンデレ
ネタバレ
2023年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ お話も独特(笑)山の神は女性、だから男性を好む。山の神の声を聴く覡は男性、女性と交わってはいけない。覡に与えられる「ためつもの=美味しいもの」は、選ばれし男性。幼いときからCPされ、一族の養子となる。
この本には本家の人以外に3人の覡が出てくる。一番長いお話は表紙の2人。覡は箱入り坊っちゃん。特に、分家長男の定用は(笑)弟も大概だけど。揃って気位が高くツンデレ。それを汲み取れと言っても難しいだろう。相性がよい相手を連れてきているが、愛し愛される間柄にならないと本来の力は発揮されないよう。それは、誰も教えてくれない。人を所謂許嫁(夫)を大事にして、好きになる。その営みに力が体現される。物理的な問題ではない。それがわかるまでの18年間。辛かったね。世界観が独特で、人物も独特で、じゃぱにーずふぁんたじーでした。エチがもう少し色気があるといいなぁ(笑)
熟すまで
2023年3月13日
覡としての教育のために学校に通う事もなく、外の世界を知らずに育てられて成長してしまった定用の孤独が、ためつものによって変わっていくさまが温かったです。
素敵なファンタジー
2022年8月6日
「坂の上の魔法使い」から来ました。覡もためつものもそれぞれ運命に翻弄されてしまう立場でそれが少し切ないです。でもそんな環境下だからこそ生まれる優しさや情があり心を引きつけられました。
独特な世界観…!
ネタバレ
2021年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄く独特な世界観。
18年越しに実る柚子っ!良かった、おめでとう。゚(゚´ω`゚)゚。色々な人達が出てきますが皆んな色々な思いを抱えていて…上手く言葉に出来ませんが凄く引き込まれました!(о´∀`о)

出来るなら最初の話に出てきた信が幸せになれる話と「何十年後に会える」の真相が見たい知りたいです(*´∀`)
序盤で迷子になりました
2021年2月10日
「坂の上の魔法使い」が好きで、作者さん買いです。「これも絶対好き!」って思ったのですが、自分の読解力のなさで、迷子になってしまい、「あれ?これ誰だっけ?」「えっと、この人とこの人の関係は何だっけ?」とページをめくり返して、確かめて・・を何度か繰り返してしまいました。で、途中で、唐突に自分の中で理解が追いついて、辻褄が合って、ああ、やっぱりこの作者さん好きだなと思いました。柚子の木の下で語らう定用と豊がとても良かったです。そして、対照的に、迷子の時に何度か読み返していた信と床がやるせない・・。
面白い
2021年2月1日
冒頭の『土塊』は正直???って感じで何かの続き?読み飛ばした?となりましたがその後の話を読み進めることで設定や理由がじわじわ分かります。
一冊まるまる覡と覡に力を分け与えるためつものの話ですが設定がよくてさすがです。
運命共同体の2人が恋愛に発展していく過程の描き方が秀逸でした。
3度目の挑戦で
2021年1月18日
2回挫折して、3度目にしてようやく定用と豊のところにたどり着き、そこからは一気に読めた。
最後の方まで読んでようやくそれまでの話の意味がわかって胸がギュッとなった。
学校にも行かず一人だけ「別のこと」をしていた定用。
弟に仕事を奪われたときや、豊の木が元気ないときの、定用の気持ち想像するとせつない。
ようやく花が咲いたあとも死人みたいに眠る豊をおんぶして帰るときも何を思ってたのか…。
3度目で無理なら読むのやめようと思ってたので、読めてほんとによかったー。
不思議なお話
2021年1月14日
何だか不思議なお話でしたーーーー。
でもほんわかする感じ。
ハピエンで良かった(*^^*)
独特な世界
2020年1月25日
作画と話の内容がマッチしていて、独特な世界感の作品でした。深夜に一人で味わって読みたいかも。一話目の続きが気になります。
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独特の世界観
ネタバレ
2020年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 明治先生らしい、民俗学が入ってるような、独特のストーリーです。冒頭の1話のカップルの話はメインカップルの前座のようなもので、分家の終わりの話。でそのあと本家の弟カップルの話に続き、メインの本家の兄カップルが心を通わせるまでを描いてます。不器用で嫌味なキャラだった兄が、少しずつ変わっていく感じがよかったです。個人的には、冒頭で信を失って哀しむ宅に、信敷が二敷家の"核"を形見にと渡してて、何十年後には再会出来るだろうと言ってたけど、その後のストーリー見てると核とは山の神様が降りる形代のようなものみたいだけど、それで神様が消えた核を持っていたとしてどうやって再会になるのかな?と最後まで謎だったのが気になりました😓あと、本家の兄弟はそれぞれのためつものと心通わせて役割とはいえ充実した生き方全うするだろうに、冒頭の分家の信は小さい頃にためつものに死なれてしまうわ、その後好きになった宅とは1回限りで死んでしまうわで、救いがなくて可哀想だなと思ってしまいました💦
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正直言うと
2020年1月15日
ガチな話、最初意味が分からず、何で評価高いの?これが本当に面白くなるの?!と思ってましたが、本当に面白くなりました。途中放り出そうかと思いましたが、思うだけにして良かったです。お兄さん可愛い人だなぁ。続き出たら良いのに
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タイトルがいい!
2020年1月12日
民俗学みたいなあるようなないような流石の世界観で引き込まれます。
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作家さん買い
2019年9月30日
あいかわらずの先生の世界。最初のお話しが寂しかったので、あの続きが読みたいなと。
定用と豊は 不器用すぎて、時間がかかりながらも 溶け合うのがわかりました。
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やっと最後まで読めました
ネタバレ
2020年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 8月に購入し読んで、途中で挫折してましたが、
最後までやっと読めました。

基本、まるっと1冊繋がりのあるお話ですが、
3組の主人公で展開されています。

オリジナルの設定で、
山の神の声を聞く「覡(かんなぎ)」と
覡の相手をする「ためつもの」という役割の3組のお話。

3組のうちの’定用’の性格が悪いわ、絵も汚いわで途中辛くなり、
(この方の作品ですごいよい作品があるのですが、絵柄は毎回うーんと思います...)
3話くらいで挫折してたのですが、
改めて頑張って最後まで読んだら、最後はよいお話に昇華してました。
’定用‘の性格が悪いのも、ストーリー上必要な要素になってました。

とりあえず最後まで読めてよかったです。
総213ページ。
うーん
2020年1月19日
ファンタジーなんでしょうがイマイチはまりませんでした。絵の雰囲気は嫌いでは無いけど、もう少し丁寧な方がいいですね
ファンタジーBL
2020年1月15日
初めての作家さんです。割引されていたので購入。
定用のツンデレかつ恋愛に不慣れな感じが良かったです。ただ、人物の区別が付きにくいのがマイナスかなー?
ミステリアスな真敷様の存在が気になります。
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終わりはほのぼの
2020年1月3日
明治カナ子さんの一遍世界が大好きでそういう雰囲気を求めて読みました。最初の話は正しくそういう感じだったのですが二話目以降は所謂ツンデレ系の話になります。チョット期待とは外れましたが楽しく読めました。この方の描く濡れ場はエロと言うより生々しくて、こういうことを幼い頃からしているってやっぱり残酷だと感じます。残酷さとほのぼの感が程程良い作品です。真敷様についても作品にしてもらいたいです。
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ためつもの
2019年12月30日
不思議な力がある人?面白かったです。主人公が魅力的でした。続きが気になったのでまた読みたいです。
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