ネタバレ・感想あり紅椿のレビュー

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椿のように美しい鬼子に魅了されました
2025年5月18日
冬に咲く椿は、厳しい寒さの中で真紅で大きな花が美しく際立つ。
アカもまた、得体の知れない鬼子であり、人の言葉が通じず、肉を食し、姿は相反しとても美しい。再開後、親子の愛から恋欲へと変わり、盲目となり、最後は本当の鬼に喰われてしまいそうに……
椿は不吉な花とも言われ、正に美しさに酔いしれ、深い山に入った為鬼に遭遇してしまった。
孤独な佐吉の、なんとも悲しい話だと落胆したが、最後はファンタジックに救われた。独語、尾を引かれるような気持ち……もっともっと美しいアカを堪能したかった。
愛のお話
2025年2月15日
赤子から育て家族として接していたのに大人になったアカに劣情を抱けるものなのかと最初は思いましたが、ずっと一人で孤独に生きてきた佐吉にとってアカは子であり友人であり恋愛感情を持つ全ての関係性での愛の対象になる存在だと気付いて、その壮大かつ小さな愛の物語にせつなく胸が苦しくなりました。アカもそれは同じだったのよね。再び寄り添えた彼らの笑顔がまぶしかったです。
いいね
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人の感覚だけで読むと怪我をするBL
ネタバレ
2025年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んですぐにわたしも思いました…「アカと人間、鬼は一体どちらなんだろうか」って。
赤髪に薄茶の瞳を持って生まれたがゆえ人里離れ孤独に暮らす人間の佐吉と、山に産み捨てられた鬼のアカ。
鬼と知りつつも佐吉は赤子のアカを家に連れて帰るのですが、里のえらそうなじじいが佐吉を「鬼っこ」と蔑んでいるところから、佐吉がアカに何らかのシンパシーを感じたのは間違いなさそう。
そうはいっても言葉も通じなければ生態も異なるので、成長するアカを匿うことが難しくなり佐吉は泣く泣くアカを手放すことに。仕方のない決断だったとは思いますが、手放すなよーと言いたくなる気持ちもわかる。だって佐吉が「自由になれよ」と自己完結に浸っていた一方その頃、アカはガリガリに痩せ細るまで椿の下で佐吉のことを待っていたのだから……通じないはずの「必ず迎えにくる」という言葉を信じて。
離れていた7年の間におそらくアカは他の鬼と接触し、いろんなことを知り、人間との違いを悟ったと思う。そして考える(おそらく)…どうしてあの時佐吉は自分を山に置いていったのか、なぜ泣いていたのか…だから再会しても佐吉を全然拒まなかった。それどころかまた置いていかれまいと血まみれの身体を洗い流したり、佐吉の欲望を見抜き受け入れたりするほど身近に感じていることが見て取れる。
それから冬が近づき腹を空かせた鬼が山を徘徊する頃、アカは佐吉を遠ざけようとしたのに…アカにメロメロな佐吉には伝わらず鬼と遭遇し修羅場と化す——のですが、ここから先はしあわせのターン!
よかった…ほんとうによかった…
差別世代がいなくなりつつがなく人としての天寿をまっとうできたうえ、愛しい鬼との第二の、気の遠くなるほど長い人生が待ち構えていようとは…佐吉びっくり。おまけにアカと言葉も交わせるようになり、アカはアカなりに佐吉を想っていたことがついに判明。佐吉視点だけで見るとこの物語は悲劇だけれど、案外そうでもなかったという大どんでん返しが素晴らしかったです。
※先生のあとがきにも補足がしっかりと書いてあります。
あれ?『コッコとのこと』を買おうと思っていたのに…この作品にも出会えてよかったです。
BLを超えたストーリー
ネタバレ
2024年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLと括りにしてしまうにはあまりにも超えていてBLとは思えないようなお話でした。
人外受けかーと思いつつ、深夜なので数ページ読んで寝ようとしたところ……
結局最後まで読んでしまいました😢
言葉が通じるってとても素晴らしいことなんだと気付かされる作品でした。
佐助が鬼に襲われてアカに助けられた所でメリバっぽい感じで終わるのかなぁと思ったらまさかの現代‼
予想外の結末だったけど佐助の寿命が終わるのを待っていたって所がよくあるご都合主義とかじゃなくいいなと思えました。
人と鬼とじゃ一緒には生きられないですもんね。
寿命を全うした後ってのがほんとに凄く刺さりました😢
あとがきで描かれてましたがタイトルは紅椿だけの方が雰囲気あって私は良かったと思います。
やさしい紅椿
2024年12月12日
序盤出てくる年寄りの男女がなんとも味わい深くて、これは面白いぞとなる!年寄り描写大事!
アカの為に隠した手足も顔も、アカが見える世界は片目のあの小さな穴だけで、抱きしめたくても相手を傷つける爪が邪魔をする。守りたい、怖い、寂しい、悲しい‥独りでは背負いきれない感情が2人に降り掛かっているのがひしひしと伝わってくる。
この世に産み落とされたアカに手を差し伸べたのも、縛ったのも、手放したのも、そしてまた探そうとすることも、全て身勝手な様だけど、そこにある命に人の心がする事は佐吉のようにあって欲しい。
日本の昔ばなしに違和感を感じるからこそ、この作品にシンパシーを抱いてる気もします。ゲゲゲのやつとか好きな人はグッとくると思いますよ‥最近のあのゲゲゲな映画とか好きならおすすめですよ‥結末にも救われてたんまり泣けます。アカが人間になりすぎてるが(笑)
あとがき読んで、紅椿でも別に良いけどやさしい紅椿が採用されなかった理由がよく分からん。ええやん、やさしい紅椿!
優しいひとみか
2024年12月8日
現代には無いような物語かと思って読んでいましたが
案外そう遠く無い時代なのかな
アカ の視点でもう一度読み返すと切なさが倍になり
嬉しさも倍になります。
相手を思って思いやる それは村人にも言えるのかな
素敵なお話しでした。
気持ち良く泣けました
2024年11月3日
幻想文学を読んでいるような 不可思議で切なく愛しい物語でした この作家さん大好きになりました 大切に読み漁っていきます
三田先生の描く漫画が大好き
2024年9月25日
物語も絵も素晴らしすぎてハマりました。
面白いからものすごい集中して読めて、ふたりの幸せを祈ってました。
あー面白かった!
三田六十先生の描く漫画大好きです。
心に染みるストーリーと繊細な絵が最高調和
ネタバレ
2024年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何回読んでも鼻の奥が…ツーーーーン……となって泣いてしまう………。
「コッコとのこと」が良過ぎて好き過ぎたので、三田六十先生の他の作品も購入したいと思い探していました。表紙からもう「憂いと愛と美」が溢れ出て止まらないこちら、以前に読み放題で読んだ事があり(期間限定だったと思われます)すっごく印象に残っていた作品でした。このセールの機会に入手。

三田六十先生の作品は、感動の粒子が小さいのだろうか。めちゃくちゃ心の奥底まで染み込んでくる感じがする。激しく揺さぶるわけでも切り込んでくるわけでもないけれど、めちゃめちゃ染み込んでくるんです。で、涙が止まらなくなる。温かい読後感は保温効果も高いのか、読了後しばらく温かな気持ちが続く。
……………伝わるでしょうか??伝わって欲しい。
切なく苦しく愛おしく、涙と鼻水が止まらず「頼むから幸せになってくれ」と祈りながら読む中盤までの辛さが嘘のように浄化され、すごく幸せな気持ちになれるラストでした。
「設定と展開が少々強引では??」と思われる方もいるようですが、私としてはファンタジーとして素直に受け入れられる(むしろ心から"良かった"と思える)ラストでした。
心に染み入るストーリーと美しく繊細な絵が絶妙に調和していて、最高の作品だと思います。
「コッコとのこと」がツボだった方、泣けるファンタジーをお探しの方、温かい読後感に浸りたい方に是非読んで頂きたいです。
孤独な二人
2024年8月17日
村から疎まれる存在だった佐吉と、生まれたてで捨てられた紅。お互いにお互いの存在しかいらない二人。一瞬バッドエンドかと身構えましたが、ハッピーエンドでよかった。二人の関係はもちろん、おじいさんになっても大事にされてる佐吉を見られたのも良かったです。ただ、おじいさんになるまでの佐吉の人生を考えてしまうとやはり涙。
何回読んでるんだろ。。。
2024年8月14日
読み放題で何度も読んでるはずなのに、、、結局別で購入してしまった。。。惹き付けられるものがある作品です!
んー
2024年8月12日
良かったよ?良かったんだけど1巻におさめるにはちょっと勿体なくないか?せめて上下巻にしてもう少し丁寧にストーリーを進める事が出来たんではないかと思います。もったいない!!
美しく、考えさせられる。
2024年6月23日
絵もストーリーも美しかった。
作者様は、デビューから、作者様独自の世界観が独特で大好きです。
この作品、何度も何度も、読むほどに好きになります。
童話や日本の昔話で語られる人間がもつ残酷な面や普遍的なもの、それが感じられる作品。
でも、しっかりとハッピーエンドなBLなのです。
予想外のラストに歓喜してしまいました。
良き!
ネタバレ
2024年6月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、アカがめっちゃカワイイ!
大きくなったらなったで、キレイな少年になった!
佐吉のアカへの愛も深くて、お互いがお互いをとても大切に思っていて、
終わり方もキレイですごく良かったのでオススメdrす。
想像つかない超ハッピーエンド!
ネタバレ
2024年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悲しい結末は、嫌やな〜と、読んでいくうちに、絶対悲しいやろな〜と思ってた。悲しみのあるラストみたいなシーンは有りますが、そこで終わってなかった、超ハッピーエンド!楽しんでください。
鼻の奥がツンとした
2024年3月9日
もう…なんて書けば良いのか…佐吉の心がずっと叫び続けている話でした。そして、時の流れで変わっていくものだというのを実感しました。これはね…悲しい話じゃないし感動とも違う、心の叫びでグッと捕まれる1冊でした。
感動
ネタバレ
2024年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵がとても綺麗で世界観に引き込まれました。暗めの話かと思ってましたが、最後には笑顔に終われて良かったです。
泣けた
ネタバレ
2024年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1人でも生きていけるけど寂しいよね。ぼっちの佐吉が鬼の赤ん坊、アカを拾って育てていくんですがやはり人ではない生き物とは分かり合えない部分がありめっちゃせつないです。泣けました。時代が昔の設定なので今と違い選択の自由が無く、異端な者には生きづらい世の中だったんだろうなぁと思うと佐吉の境遇にまた泣けました。
ほろっとしました。
ネタバレ
2024年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鬼の捨て子を放っておけなかった佐吉さん。「人として」育てたかったけどそれが出来ないと知って山へ返す時の気持ち、辛かっただろうな。でもやっぱりアカが忘れられなくて。。。再会したことが果たして良かったのか?とちょっと悲しくなりましたが、最後はあー、良かった、となりました。すごく素敵なお話、ありがとうございました。
紅い瞳と赤い髪
2024年2月9日
言葉を話さない鬼の紅。
赤子から育て、山に返し再会すると美しい紅に惚れてしまった佐吉
美しい山里の閉鎖した離で暮らす佐吉の幸せ
紅が美しいのでセ⚫︎クスも情景の様に美しいです
まるで小説の世界
ネタバレ
2023年11月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 台詞の言葉にとても惹きつけられるものがあった。鬼の心とは。人の心とは。本当の鬼の心はどんなものか。人間の内に秘めた醜い感情こそ鬼ではないのかと。始まりから惹きつけられ、魅せられた。赤子から育て、そのうち愛が芽生えるのだけれど、この時点でもしかすると好き嫌い分かれるかも。私はそれでもこの物語ならいいと思った。言葉の通じない二人の間で、でも確かに何かは通じていて、離れていった意味も、人の一生が終えるのを待っていた意味も、アカにしかわからないけれど、その感情を思うと切ない。そして最後の演出も良かった。言葉が通じただけでもう既に喜びがあふれる。二人で気が遠くなる一生を送ってほしい。
涙がぽろり
2023年11月21日
言葉が通じなくても、外見が人と違っても、相手を思いやってる、素敵な話でした。後半涙が出てきたけれど、幸せな最後で良かった。
優しい暖かな作品
2023年11月8日
とても優しく、愛しさに思いを馳せるストーリーです。
とても長い長い時間のほんの一部を見せてもらっているような心地でした。
語り継ぎたい、新たな日本昔ばなし
ネタバレ
2023年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐吉の父は、おそらく漂流した異国の人だったのでしょうね。佐吉は、赤い髪に茶色の瞳であったがゆえに山奥に追いやられ、(天狗伝説もおそらく、こうした異国人だったのかも)里の村人から遠ざけられて暮らしていた。そんな孤独な佐吉が拾い、育てた鬼の赤ん坊、アカ。佐吉はアカに自分を重ね、愛したは、実に必然な展開で、最期は楢山節考のような姥捨ての果て、アカと佐吉がようやく安住できた、というストーリーで感涙(*T^T)。なんとも哀しく、でも美しいおとぎ話で、最期の最期、現代に続き、希望の持てる展開にホッとしました。
最後まで読むとハッピー
2023年9月10日
ほぼラストまで、なんか、ずーっと心が重い。けど、最後の最後で大逆転の幸せが待ってたという感じです。作者さまの世界観にひきこまれ、昔話を読んでいるような、ファンタジーを読んでいるような不思議な感覚に。けどなにはともあれ、読んで良かった!本当に泣ける良い話でした。けど、メンタル弱ってる時には読むのを控えなきゃです。
最後
2023年9月5日
最後に涙しました。
ただ、悲しい涙ではないです。
良かった…幸せに…の、涙です。
悲しいのは…始まりから途中です。
永遠に続いていくおとぎ話
ネタバレ
2023年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大変美しい筆致で描かれています。昔々、髪や眼の色が普通とは違うということで疎まれ孤独な境遇だった佐吉が、山で拾った赤い髪の赤子を「アカ」と名付けて育てますが、アカは鬼の子でした。親の縁が薄い佐吉はアカを愛しんで育てて、アカは美しく成長します。艶やかなアカに佐吉は夢中になり、ついには一線を越えてしまうほどアカを愛してしまう佐吉でしたが、異種族である二人には悲しい別離の時が来て、年老いた佐吉はアカに会いに行こうとしますが、ついには力尽きて…と、ここまではいわゆる「おとぎ」なのですが、その後の展開に驚かされました。この先は完全ネタバレになるので書けませんが、読み手も救われました。
美しいアカ
ネタバレ
2023年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鬼だから死ななかったという事でしょうか。切なさ超えて現代も2人で生きているというお話。綺麗な鬼で幻想的でした。できればそのままその時代を仲良く暮らして永遠の別れが来る時にもっと一緒にいる為に…というのが哀しくならず良かったのですが、言葉も通じませんでしたしね。鬼と人との違いとね。最後は笑えてるアカを見せていただけて嬉しかったです。
拍手喝さいの感動作!(★8)
ネタバレ
2023年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美しさと優しさと信頼が際立つ、素晴らしい感動作です。期待の100倍良かったです。辛く苦しいところもありますが、ラスト、感動しすぎて、拍手喝さいでした。これが実現できる、漫画ってすごいって思える一作です。素晴らしい!
2人がずっと幸せでいられますように。
軽い気持ちで読み始めるべきでは……泣ける
2023年8月7日
人外ものは少し苦手で敬遠してたけど読んでよかった。
最後に救われた上幸せな気持ちになりました。
椿の色と雪の色のコントラストが……たまらなく良い。
2人だけの世界いつまでもこの先も見れたら……。
読み返したくなる作品です
2023年7月17日
とても良い結末でほっとしました。もっと幸せな二人を見ていたいと思いますが、この一冊で完結するのが良いのかもしれませんね。
最後がよい
2023年6月3日
感動でなきました。最後の番外編?ぽい、締めが逸脱ですね。先生最近作品出していらっしゃらないので、新作お待ちしております。
泣けます。
2023年4月7日
人外BLです。鬼の子を山で拾った男のお話。自らも異人のようなその外見で村から離れて暮らすことを選んだ青年が、山で拾った赤い髪をした鬼の子を慈しみ育てます。成長するにつれて、美しくなっていく鬼の子・・・。悲しく寂しい物語りなのですが、温かく最後はハピエンです。ラストがすごい好き!
綺麗なお話し
ネタバレ
2023年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼
読み終わってから、
……あぁ、よかった…と泣きそうになりました。


昔の日本のお話しっぽい物で、
外見が黒髪黒目では無いので(それ以外にも理由があるけども)
村八分状態の育て親(攻)と、
山で拾われた鬼の子供(受)のお話し。

なんか切ないなーと思いつつも、
読んでて、純粋という言葉が出ました。

途中苦しい場面も有りますが、ハッピーエンドで終わるので、
綺麗な終わり方が好きな人向けかと思います。
2023年3月9日
表題作のみ186pでした!試し読みで気になって購入後もあたためにあたためた作品・・・・大正解でした・・・・人外BLは世にたくさん出ていますが、“言葉が通じない”という設定は今まで見たことない気がする・・・・・もちろん最後は言葉が通じるようになるのですが、言葉が通じない間の2人もダイスキ・・・・・言葉が通じないと分かってても佐吉さんは諦めたり怒ったりせず話しかけたり、アカも話す佐吉さんをよく見て話を聞いて、分からなくても“理解る”そんな気がしました。また読み返したい素敵な作品でした!完結になってないから、続き出てくれるといいな〜〜〜〜〜〜
人外ロマンス
ネタバレ
2023年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ やさしくて不思議なお話。
あとがきで作者さんが丁寧に解説して下さっていて、また読み直したくなります。
見つめることが愛、て良いですね。
人としての一生を終えた後、現代でアカと待ち合わせしている姿が見られて良かった。
エロ少なめ、ファンタジー人外BLです。
人と人外との話。
ネタバレ
2023年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 186p、全表題作、描き下ろし、あとがき、電子限定描き下ろし。人と人外である鬼との話だが、大抵、人外ものを読むと互いの言葉が通じ合っていたりするパターンが多いような気がする。しかし、この話ではお互いの言葉はわからないまま進む。相手がわかっているのかどうなのか、今ひとつハッキリはしない中でただ愛しい気持ちは伝わる。孤独な中で育ってきた主人公が大切に大切に思うアカ。アカが立ち向かう部分には涙がほろっと出てきた。終わりは意外な展開でしたが良かった。
儚さの先にある永遠
2022年11月27日
序盤の言葉の通じない佐吉と鬼の子、アカの親子のような関係は読んでいて微笑ましかった。鬼とバレないように佐吉がアカの容姿を隠すのだが、そのアカの姿がとてもかわいらしい。願わくば、ずっと一緒に暮らしていて欲しかったのだが…
中盤、一緒に生きていけなくなった2人が逢瀬を重ねる様子は切なく、いつ壊れてしまうかわからない儚さも加わり美しかった。先生の絵がまた、雰囲気に合っている。
アカの気持ちがくみ取れないため、最後まで何が起こるかわからずハラハラしたが、後半はグッときてしまった。
ご都合主義と言われようが、あのラストで自分は満足。
椿の花が2人の様子を表しているようで、とても効果的。
昔話を読んでいるような、不思議で素敵なお話だった。
泣くぅ~(T^T)
2022年9月14日
初見の作者さん。
言葉が通じ合えない人と鬼のお話ですが…ヤバイですこれ!久々にボロ泣きですわ。

読み進めている時、個人的には恋愛と言うよりも情愛の印象を受けたので、身体を重ねる事に少し違和感。(あくまでも私感です)

紅椿の紅色、鬼の子のアカ、佐吉の赤毛、そして血の色…。
色んな赤が相乗効果をもたらしてくれます。
是非ネタバレなしで読んでほしいです。
(総186ページ)
やさしいアカです
ネタバレ
2022年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題で限定期間中に読みました。途中悲しくて涙を流し、でも最後はホッとして感動して、手元に置いておけるよう購入したくなった作品です。人外ファンタジーですが、色々と考えさせられました。「鬼」とは?「鬼」の心とは? それは悪いことの象徴? 憎しみや怒りといった負の感情? そして「人らしく」とはどういうこと? あとがきで作者さんが書かれていた通り「やさしい」視点で再度読み直しましたが、やはり「人」にはなれなかったアカが一番やさしいですね。泣きましたが、私はエンディングに救われました。
久しぶりにレビューしたくなった作品です
2022年8月24日
佐吉が村の理不尽な理由で一人で今まで生きてきた。人は一人で生きて行く事はできません。どんなに孤独だったか、気持ちを考えると胸が締め付けられる想いです。そこでアカに出逢い、人としての喜びを知ることが出来て本当に良かったです。お互いの心理描写がとても丁寧でもう何回読んだことか、その度に発見があり、何回も読んでしまいます。たまたま見つけた作品で見つけれて良かった。この作品に出会えて良かった。ずっと余韻に浸ってます。さあ、また読み返そう。素敵な時間をありがとう。素敵な作品を書いて頂き先生ありがとうございました。
切ないです。
2022年8月23日
線が細く綺麗な絵で引き込まれました。
切なくて苦しくなる作品でした。
こういう作品が好きです。
ありがとうございました。
ひたすらに美しく優しい……ギュンとくる
ネタバレ
2022年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 僕はニーチャの作家さん。
本作は折に触れ、何度も読み返す作品。
優しくて寂しい男、佐吉と鬼の赤子アカとの、
出逢いと別れが描かれています。
ラストはハッピーエンドです♡

人外で人と鬼の組み合わせは好きでよく読みますが、何と言っても斬新なのが、鬼側のアカがまったく人語を喋ることができないままに交流をしていくということ。
BL脳で鍛えられた色々補完する能力は必要ではなく、ただただ鬼といたらこんな感じかな…というリアリティを感じることができるんです。
話すことがない分、会話はないですが、
佐吉の優しいところやアカの気持ちなどが作画やコマ割りで伝わってきますし、余白で想像してみたりと終始ゆったりと2人の出逢いから生活していく様子を見ていけます。

ストーリー展開にしても、佐吉とアカの気持ちがよく分かるもので……後半からは、もう、ぎゅーと?
いや、ギュンかな。感動を表す語彙が出てこず残念w
胸が熱くなったり、目頭が潤んだり忙しいです。
しっとりとゆっくりと物語に没入させてくれる稀有な作品です。
佐吉とアカの一つ一つの行動言動の意味など、レビューで書き連ねたいほどなんですが、実際に読んで感じるものがあると思うので…グッと我慢しますw

本当に、普段いかにBL脳で読んでしまっているのかが、
よく分かるww
それはそれで楽しむ術として必要なんですが、
物語を読む。ああ…こうゆうことだな、と思わせてくれる本作に是非出会ってほしい。
今なら期間限定8/31まで読みホで一冊丸々読めます。
この機会に♡
良かったです!
2022年8月16日
鬼の赤ちゃんからの出会い。とても良かったです。親心から恋愛にもなるのか不思議ですが、ストーリーもとても良かったです。死ぬときまで一緒に仲良くお幸せに。
素敵なお話でした
2022年8月15日
どこか物悲しいけれど、優しい優しいお話でした。どんな結末なのかドキドキしながら読みましたが、とても素敵な結末でした。
たしかに
ネタバレ
2022年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 赤子から育てた子をそういう対象としてみられるのか、という所はありますが、でも紅に対してきれいだなという感情を持った時、そういう対象と見たんだなとわかったし、あとは本当の親子ではなく紅も佐吉のことを特別に想っているならいいのかなと思いました。紅が佐吉を守って死んだ時は泣いた。でも現代も2人幸せに暮らしていてよかった。
号泣。
2022年8月9日
心に ぽわっと灯りがついたような気持ちになりました。決して 熱くはなく、温かい気持ち、温もりを味わいました。そして、悲しみのどん底を味わいました。涙が 頬を伝いました。どうにかならないものか、と、この美しい愛を守れないのか、と 心がヒリヒリ痛みました。最後は あぁ、よかったと安堵の涙が流れました。これで 二人が 一生 添い遂げて生きていけるのだ、という確信が 涙となり、心の中を 嬉しさの洪水にしました。おまけ描きでは 彼らが やっぱり 今も二人 いっしょに生活していることがわかって ほんとにほんと 安堵しました。又、三田六十先生の後書きにも 感激し 心打たれました。
泣きます…
ネタバレ
2022年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外でしたが、表紙の雰囲気に魅せられ購入しました。山で拾った鬼の赤子・アカと暮らしていた佐吉でしたが、アカの将来を思い泣く泣く山に帰すことに。人喰いと言われ人に恐れられる鬼と、理不尽な理由で除け者にされる佐吉。酷い言葉を平気で発するじさまに、真実を語るばさま、真実を知り後悔する与助。佐吉を放り出したのは、人の姿をした鬼…でした。そんな佐吉が求めたのは、自ら手放したアカでした。幼いアカも成長したアカも変わらず言葉を発しなかったけど、2人がお互いを求めていることが伝わりました。傷つけることを恐れて佐吉に寄り添えず泣いていた小さなアカ、椿の前でずっと佐吉を待っていたアカ、佐吉と触れ合うアカ、指きりできなかったアカ、佐吉を助けたアカ…言葉のないアカの気持ちに泣かずにはいられません。予想できなかった最後にも泣けました。もうほんとずっと泣けます。買ってよかったです。
青年と美しい鬼の愛
2022年7月28日
切なく美しく儚い、山奥で一人暮らしていた青年と美しい鬼との愛。紅椿に美しい赤い髪と目の鬼を重ねる青年。作品の世界観とストーリーに深く惹き込まれ涙が止まらない。感動しました。三田六十先生の他の作品も読んで見たくなりました。
泣いたという
2022年7月18日
レビューが多かったので、まさかそんな、私は落ち着いて読むぞ、と心して、、、読了。
途中から泣きました。
くしくも某俳優の命日の深夜。
いろいろな思いがめぐりました。
大切なモノを大切にできる時間は、人間は有限である。
普段は忘れてしまうことを思い出させてくれる作品です。
泣けた!
2022年7月14日
感動して泣けたなんて久しぶりです。
エロさ少ないけど、内容が深くて好きです
何度も読み返したくなる1冊でした。
泣けました
ネタバレ
2022年7月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 感情を揺さぶられるお話。成長したアカの妖艶な姿が印象的でした。さらに年月が経って、年老いた佐吉が永遠の世界で若返ってアカと会ったとき、これからずっと二人でいられるのだなと、泣けてきてしまいました。
すごく良かった
2022年7月6日
たまたま見つけた作品で全然期待せずに読みました。すごく良かった。びっくり。絵の雰囲気も好きです。同じ作家さんの他の作品も読んでみたいです。
いいね
0件
めっちゃ良い!
ネタバレ
2022年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悲しくも温かいお話でした!言葉の通じない人間の佐吉と鬼の紅の、お互いが相手を想うからこその葛藤や別れが切なすぎた!お互い唯一無二の存在だからこその別れと再会が切なくもあり暖かかった!ラストも素敵で、紅視点でも見てみたくなりましたー!
BLだけどBL要素なかったとしても好き
2022年6月15日
普通にいい話でした。
この話ならBL要素なしでも良かったんじゃ、、、?と不本意にも思ってしまうくらい。
雪の上の椿を思い浮かべ心が震える
2022年5月15日
人外BL。
いつも何となく手が伸びないカテゴリーでこちらも評価が良いのは知っていたのですが購入に至らずにいました。
同作家様の『俺の~』の絵や作品の雰囲気がとても好きになり『野干~』と共に購入。
食わず嫌いならぬ読まず嫌いをしていた私!バカっ!!

何周読んだのかしら。昨晩から何周?
そのたびに鼻の奥がツンとしぐっと涙がこぼれるのを我慢したことか。
だってほら、夜中に泣いちゃうと朝、妖怪みたいになっちゃうし。
そして、一通りの家事を済ませ、日曜の午前中に部屋にこもり思う存分泣きましたよ。
今、頭痛いです(笑)

村八分として生きてきた佐吉が拾った鬼の子アカ。
一人の時間を永遠と生きてきた佐吉にとって、鬼の子と言え腕の中に抱える小さな温もりは、さぞかし温かくて愛おしかったんじゃないだろうか。言葉は通じなくてもひたすらに話しかけ笑いかけ大切に育んでいたんだろうと思えます。
アカが佐吉の顔をじっと見つめ腕を伸ばす、その仕草が二人の間の絆を想像させます。
アカは言葉は話せなくても人の心も鬼の心も両方持っていたのではないかしら。
幼いころの蝶の儚い命、傷つけてしまった佐吉の腕、佐吉の涙、純粋に目の前にいる佐吉と共にいること。だから、佐吉と離れてしまってからも佐吉を待ち、佐吉を受け入れたのかしら。

愚かな人間は恋に溺れ破滅を引き入れてしまう。本当になんて愚かなんだろう。悔しいけど私も人間だから佐吉の情も後悔も痛いほど伝わってきました。
けれども、鬼のアカは恨むことも恐れることもなくただそばに居ることを選ぶんですね。それすらも人には伝わらない。本当に人は愚かだ。

エンディング。
救われて、光の中で読み終えられたことがほんと素敵でした。
でも、ろうそくが消えるようなバッドエンディングもちょっと想像してしまう。

本当に素敵な作品を先生ありがとうございます。
作品を作り上げることがとても大変だという事を先生のTwitterを読んでいると伝わってきました。
何年たっても次回作待っています。
よかった!
ネタバレ
2022年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外で言葉が通じないお話は初めて読んだのでどうなるんだろと思ってたけど面白かったです!最後幸せになれてよかった😩
人にはなれぬ鬼の子供を愛した男
ネタバレ
2022年5月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人を喰らう鬼が出るという山の麓で1人暮らす佐吉はある日、紅い椿の木の下で泣く赤ん坊を拾います。まだ臍の緒の付いたその子は、紅い髪•紅い瞳に2本の角と鋭い爪を持つ鬼の子でした。自らも薄い色の髪と瞳を持つ佐吉は、その子をアカと名付けて育てます。アカは成長しても人語を解さず、長い爪は意図せずに美しい蝶をも傷付けてしまいます。やがてアカの存在が村人の知るところとなった時、佐吉と母親に何があったのかが年寄りによって明かされます。幼い鬼の子の存在と村人の鬼のような心、さらに恨み辛みという自分の内なる鬼を知り泣き崩れる佐吉を前に、慰めたくとも長い爪で傷つけてしまうことを恐れて動けずに泣き叫ぶ幼いアカに胸が締め付けられます。10年経っても言葉を喋らぬアカは明らかに人とは違い、人らしくと願うことはアカの幸せにはならないと佐吉は別れを決意します。山中で腰綱を切られてきょとんとしたアカは、やがて無邪気に蝶を追いかけて姿を消してしまうのでした。緑深い山に咲き、降り積もった雪に落ちる椿の花の紅い色が、モノクロ画面でもはっきりと感じられて素晴らしいです。アカの大好きな蝶が、人と鬼との心を繋ぐかのように、優雅に優しく頼りなくふわりと舞います。指切りひとつを心の支えに、約束を果たす佐吉と、待ち続けるアカの美しい純愛の物語です。
泣きまくりました。
ネタバレ
2022年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の頃のアカが、言葉はわからないけれど、無邪気でかわいい。
大きくなるにつれて、人と鬼の違いを見せつけられる事があり、心の葛藤が痛いほど伝わりました。
最後のハピエンまで、もう悲しくて辛かった。
ホントにハピエンで良かった。
ずっと二人で幸せに!
摩訶不思議。
ネタバレ
2022年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 村人から疎外され一人で生きてきた青年、佐吉。
ある日、鬼の赤子を拾い「アカ」と名付けて育てます。孤独ゆえに欲しかった絆や温もりでしたが、所詮は鬼。平坦に暮らせる訳もなく、とうとう山奥へと手放します。うーん、拾ったなら、どんなことが有ろうとも責任全うせいや。さらに、捨てたくせして会いに行く?優しいようでいて、かなり身勝手。さらにさらに、情交しちゃうか。一般常識で捉えたならば、こんな気分になりましょうが、そこはそれ。鬼が出てくる作品となれば、夢想、妄想、幻想と誇大して楽しまねば。
佐吉は最後の最後まで未練たらたらで、思い出の場所に連れて行ってもらいますが、そこから一転して怒涛の明るいフィナーレ。マジかって笑っちゃったけれども、これはこれでOK。明暗の世界を楽しめましたし、何よりもハッピーが現代まで続くなんて本当、夢があります。
人外恋愛ファンタジー 泣けました
2022年2月24日
淡々とストーリーは進んでいき、全体の雰囲気、好きです。ただ、赤子から育てていた鬼と再会して、美しく育ったとはいえ突然そういう展開になる?アカも恋愛感情あったの?と疑問に思うところは有りましたが、泣ける場面も有り、いい作品でした。
感動しました!
ネタバレ
2022年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても素適なお話に感動し、読み終わってからも余韻が残りました。表紙も綺麗で惹かれました。佐吉が鬼の子を拾い育てるお話‥。アカは言葉が理解できないけど、心で感じ取ろうと佐吉を見つめるところが可愛かったです。
人間と鬼、一緒に暮らすのはアカの為にならないと思い‥山に還そうとするところは切なくて泣けました。アカは佐吉にまた会えるのを待っていたのでしょう。佐吉もアカに会いたくて探し続け、そして悲しい別れ‥胸が詰まり泣けました。時が経ち、予想をしていなかった出来事に涙が‥そして温かい気持ちが溢れ‥笑顔になれます‥。作者さまの書かれてた通り、あとがきを読んでから読み返すと違った視点で読めてよかったです。ほっこりする人外の話が好きなのでこの作品にとても心が癒やされました。
良かった〜💦
2022年2月6日
久方ぶりに泣いてしまいました💦もう、悲しい最後しか予想してなくて覚悟決めて読み切ろうと、ティッシュ用意して読み進めたくらいです(笑)
ハッピーエンドで終わった時には、あーどうかこの二人には密やかな幸せが続きますようにと願ってしまう程でした
感動しています
2022年2月6日
率直な感想だけ。読後感はとても幸せです。こんなに優しい物語はなかなか出会ったことがないのでとても貴重な体験をさせていただきました。倫理や理性や細かい設定を考えない上で他の人の感想も気になる作品です。人に薦めるのもなかなか難しいと感じました。ただ優しいので、癒されると思います。
ん?え?!そうなる?!?!と思うラストなのでまたすぐ読み返します。
涙腺崩壊
2022年2月3日
人外物なので暫く悩みましたが、レビューを読んで購入して正解でした。
二人の気持ちが切なくて涙しましたが、最後は良かった!
ハッピーエンドが見れて良かったです。

これは意見が分かれると思いますが(余韻に浸って色々と想像するのも良いので…)、もう少しだけ今の二人を知りたいなと思います。
涙が出ました
ネタバレ
2022年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 村から離れて暮らしている佐吉と佐吉に拾われた鬼のアカのお話です。まずですね、アカの赤ちゃん姿〜ちっちゃい頃がかわいいです笑
成長したら美少年って感じでまた違う魅力があります。この2人が言葉が通じないことが1番辛いです…。
個人的に、佐吉が泣いてるのをみたアカが佐吉を慰めようと?したんですかね触ろうとしたんですけど自分の爪が佐吉を傷つけてしまうから、触れなくて泣いちゃうんですよ。そこがほんっとに可哀想でした。
読んでて涙が出るシーンが何度もありましたが結末はちゃんとハッピーエンドでした。そうくるか!って予想外でした笑 でも2人が幸せそうな未来まで見れて本当に良かったです!
温かい気持ち
2022年1月18日
優しいお話で、とても良かったです。ラストも良かった。アカはこんな感じなんだ、と垣間見れて可愛かったです。作者さんのあとがきも、とても思いが込められているんだと感じられ、より良かったです。
なんとも色っぽい
2022年1月13日
大人の昔話。色気と切なさがある物語。アカの身体が球体関節人形のような独特の色気がありドキドキします。
満たされました
ネタバレ
2022年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は子供だから言葉が話せないんだろうと思いながら読んでいましたが、成長しても言葉が通じないのでこのまま凶暴化しちゃうんじゃないかとドキドキしていましたが、言葉が通じないなりの仕草や行動がちゃんと通じ合えてて最後にまた会えて言葉も通じてハッピーエンドは読んで良かったなと思えた作品でした。
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話せない設定がいい!
2021年12月22日
話せないからからこそ伝わるものがある。
日本の昔話みたいな雰囲気が好きです。
子供時代がかわいいし人間と鬼の価値観の違いが埋まらないのも良かったです。
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終盤、押し寄せる救いに涙腺崩壊💗
ネタバレ
2021年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 差別されながら 孤独に暮らす時点で心がざわつきます。
そして 産み落とされた鬼の赤ちゃんとの出会い。
違ったのは いつまでも 分かり合えない人と鬼 鬼のパワーがどんどん開花されていくのに ついに 山に返す。これって あまりない設定ですよね
どう展開していくのか 夢中になって途中でやめられない。
数年後 やはり 山に探しに行き 新しい関係になり 続くかと思えば 鬼の一族は存在してたんですね。はぐれ物同士の離れられない繋がり。
生きていてくれたことに 胸が締め付けられます。
だから それからの救いは 空が晴れたような・・・。
まして、現代まで時間をつなげてくれてるなんて 最高です。
びっくりしてしまい すごく 感動しています 壮大なお話を読み放題で読めるなんて
とても 得した気分。
是非読んでみてほしい 今まで読んだ鬼とのお話とはちょっと違います。
だけど 最後 ホッとしますから😉
赤ん坊時代がめっちゃ可愛い
ネタバレ
2021年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 捨てられてた鬼の子を拾った男の話。赤ん坊の時から育ててた子に、途中会ってない期間があるとしても欲情するってどうなんだと思わないでもないですが、それほど成長したアカは美しいです。最後…よかった、本当に。
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よかったです、
2021年12月4日
綺麗な鬼だなーと思いました。なんだか、大人の日本昔ばなしみたいなかんじ。ファンタジーだけど、好きな話でした。
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癒され、驚き、想像し、
ネタバレ
2021年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外苦手なのですが、立ち読みでとっても気になり購入。
鬼の子の可愛らしさに癒される一方、
(BLらしからぬ?)鬼ならではの気質や本性の描写に驚き、
この先どうなるの?と、読む手が止まりません。

人の言葉が分からないゆえに、
ほぼ無言のアカ(鬼)とのやりとりな訳ですが、
それが却って想像と余韻を掻き立ててよいです。

最後に若返った理屈はよく分からなかったですが、
とても印象に残る惹きのあるお話でした。

描き下ろし6ページ。
あとがき1ページ。
カバー折り返し1・2。カバー裏。表紙表・裏。
電子書籍限定描き下ろし1ページ。
総186ページ。
泣けた…
ネタバレ
2021年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さんのレビュー見させてもらい気になって購入。
普段なら購入しない人外もの。言葉が通じなくても心は繋がってたんだなぁ~最後の展開が感動!やっぱり言葉の力は凄いと思った。こんなに泣けるストーリーだとは思わなかった。
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鬼と人間だけど想いは一緒
2021年11月11日
期間限定で読み放題にあった作品。好きな世界観だったので改めて購入しました。赤子で捨てられた言葉を理解しない鬼のアカと、赤い髪と薄茶の瞳で生まれ「人」と違うと里の者たちから敬遠されていた佐吉。孤独と生きてきた佐吉がアカを求めてしまうのはどこか自分と重ねていたからなのか…鬼であるアカは言葉は分からずとも佐吉を理解し愛そうとアカなりに考えていたんだと思います。なのに佐吉ってやつは自分本位で突っ走っちゃうからあんな事に…涙。もう会えないと思ったけど、ちゃんとハピエンで良かった!しかも現代の2人まで見れた。アカの命が尽きるまで…究極の愛の告白だわ〜佐吉しっかり働かんなんね!笑
なんだろうか…ちょっと怖い。
ネタバレ
2021年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ っはー!絵が美しかったですね〜!「俺はニーチャ」の漫画の描き方に惹かれてこちらも読んでみましたが、また全然違う表現の仕方興味深かったです。
三田先生の漫画愛と作品を面白くしようとする努力そういうのが感じられる所が好感もてます!
アカは言葉を話さないのでその分絵で伝えないといけない。アカが動くとざわめく草、その一挙一動にいちいち反応する佐吉の表情。
セリフなしで伝える怖さってあると思うんですが、そんなもの感じない表現力が素晴らしい。
一読すると2人の長い長い時間の中で変わらない気持ちとアカがずっと伝えたかった言葉が切なくて涙が出るんですが、ただの感動物語にならない違和感もあるんですよね。
鬼の子に心を奪われた男の欲望と人間の汚い部分、それをいい事にまんまと身体まで手に入れた鬼のちょっと怖いおとぎ話のような…そういう風にも取れる。
それ意図して描かれてたら、三田先生の胸クソ鬼 畜BLとか読んでみたいですwハマるんじゃないかなって思う。
あとがきで設定に関してプチ補足して下さってるんですが、せっかくの余白の部分がなくなる気がしないでもないですが別視点で読む楽しさはありますね!
面白かったです!!
泣いた
2021年10月2日
鬼と孤独な男の話。すごく良い話だった。泣ける。
大好きなのに手放す強さ優しさを持った男。言葉は通じないけど心を通わせる事ができたから再会出来て、最後なんてどうなるのかと思ったけど涙のハッピーエンドでした。
ストーリー重視の作品で人外をあんまり読まない人にもおすすめだと思います。
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描写が綺麗!
2021年8月15日
純愛だけど、悲劇なのかと思ったら、良い意味で裏切られました。まさかの落ちだけど、ハピエンが好きなので良い!
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なんと言えばいいのか
2021年8月14日
僕はニーチャで作者さんを知りました。
レビューを読んで迷って迷って読んでみましたが、なんと言えばいいのか(^^;
とても不思議な読後感です。
レビューになってなくてすみません。
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感動!
2021年8月11日
まだ、試し読みしかしてないけど、興味が湧いたのでレンタルしようかなと思います!泣けるとレビューにあったので見てみます!
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すごい!
2021年6月1日
好み別れるかな?
でもすごいすてきな話でした!
長生きしてくれてうれしい!
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あー重いお話かなと思いきや
ネタバレ
2021年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後の展開が素敵でした!
悲恋モノが苦手なので途中で嘘でしょって思いきや、これで!現代となっても共に居て、本当ホッコリしました。
他の方が分かりにくいと言っていますが、行動や感情の説明や言葉がないからこそ、主人公の鬼の子への愛情が読み手には伝わってきて、尚更感極まりました。
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素晴らしい作品
ネタバレ
2021年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 涙なしには読めない作品でした。こんなに胸が締め付けられる、苦しくなる作品は今までに出会ったことがなかったです。自分の育てた子に手を出すなんて、、、というレビューもありましたが、1人子供のアカを思い待ちながら過ごした7年、どうしても会いたくてやっと会えたと思ったら妖艶な男の子に変化していて心奪われてしまった。自分の子供として育てようと思ってもやはりどこかで自分の子では無い、人として育てたくてもやはり鬼の子供で人にはなれない、という葛藤の中で生きてきたから青年のアカに恋心を抱いたのだと思いました。
アカも言ってること理解しているんですよね、人のように表現できなくても嬉しい感情悲しい感情、大切なひとを守りたい思い、ちゃんと人と同じように持ってます。
アカの思いが言葉としてないので、行動から読み取らなければならず、余計に感情移入して泣けました。とにかく素晴らしい作品だと思います。
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感動です!
2021年5月28日
試し読みで、きっと辛い話だと思い込み、読み進めるのをためらっておりました…か、素晴らしいお話しでした!
なぜもっと早く読まなかったのだろうか…。
ラストであろうと思った場面で泣き、その後、さらに大泣きでした…! 後書きを読み、作者様の言っていた視点から読み直すとさらに感動。ぜひたくさんの人に読んでもらいたい。心に残る良いお話でした。
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よかったあ
2021年5月28日
めちゃ泣けました!ラストがまたよかった!めちゃいい話でした。絵も作品にぴったりで美しかった。
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久々にいい作品に出会えました。
2021年5月28日
タイトルに惹かれて読みましたが、良かったです。時代背景や設定もはっきりさせなかったあたりも良いと思います。
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感動しました。
ネタバレ
2021年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ アカの一挙一動が美しい。私個人バッドエンドが苦手なので途中ハラハラしながら読んでいましたが最終的に現代で2人が幸せそうにしていて良かったです。
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美しい
ネタバレ
2021年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も話も儚く綺麗。
性別も種族も越えて、ただ好きになった2人。
ラストは幸せそうな2人が見られてよかった。
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泣けた
2021年5月24日
こんなお話があってもいいな‥と思った。大事にされていると鬼にだって気持ちが伝わるんだなぁと感動した。
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素敵なお話
ネタバレ
2021年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう中編から、自然と涙がポロポロ…最後まで涙でした。ラストは、2人の幸せが今も続いている事に感動。辛かった時間が埋められた気がして安心しました。とても素敵なお話です。
美しい
2021年5月24日
風景が目に浮かぶような美しい作品だと思います。読んで良かった。
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ヤラレタァ、、、
ネタバレ
2021年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初からずっと切ないです。言葉が通じない人と鬼。違う生き物なので考え方も違う、生き方も違う、感じ方も違う。相容れないんだと悟った佐吉が一度は手放しますが、分かり合えないもどかしさを感じていたのはきっとアカも同じだったんだね。あー、コレは切ないまま終わるのか、、って思って読んでいたら良い意味で裏切られました!ありがとう!こんなハッピーな終わり方が待っていたなんて!ハッピーエンド主義者の皆さま、最後は幸せが待っているので安心して浸って泣いて下さい。
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紅い
2021年5月23日
泣いた赤鬼やごんぎつねを思い出しました。
悲しくて、どこかDNAに訴えかける色と山の深さ。
きれいで悲しくて。美しいお話でした。
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良かった!
ネタバレ
2021年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外とか好きではなかったのですが、評価が高くて読んでみましたが、これはとても良かったです。BLということも忘れるくらいストーリーに引き込まれました。ラストに向けて涙が止まりませんでした。とてもいい終わり方だったとおもいます。ただ、おまけでその後のストーリーありましたが、思ってたのと違ってそれだけが残念です。
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今も余韻に浸ってます
2021年5月22日
本当にいい作品でした。もう涙が止まらず、読み終わって皆さんのレビューを読んでもまた涙が溢れてきます。ここまで泣いた作品は久しぶりです。幸せなラストで本当によかった。
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★4.9
2021年5月21日
P186/エロほぼなし/迫害された村人×鬼の子/絵★4.7ストーリー★4.9キャラ★5漫画の上手さ★5/佐吉は鬼の子を拾い、人の子になるように育てるが鬼はやはり鬼。見た目が他と違うと里から村八分にされていた佐吉。鬼は里の人間か、それを憎む自分が鬼なのか…
クライマックスのアカを抱えながら全てに対し後悔するシーンは何回見ても泣けます。
文章力、漫画のコマ表現、文句なしです。初めて交わるシーンはとても美しく素晴らしいです。おすすめです!
泣きそうになった
ネタバレ
2021年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ よかったです。グッときて泣きそうになるシーンがありました。私は好きです。
ただ、ちょっと最後のハッピーエンドが強引かな?
鬼は老衰以外では死なない設定なのでしょうか?
でも、大筋で大変おもしろかったです。
アカの子供時代、かわいかった~。
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面白いしなける
2021年5月19日
読み放題にて軽い気持ちで見たらすごくいい話だった。泣けるし終わりかたもいい。絵も綺麗。この作者さん初めてだったけどすき。
めちゃくちゃよかった!!
2021年5月18日
すっっっごくよかった!泣きました。本当の意味での異種間のラブストーリーでした。
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作家名: 三田六十
ジャンル: BLマンガ 人外・獣(BL)
出版社: 双葉社
雑誌: comic marginal