植物学専攻の院生が同じゼミの後輩とルームシェアをすることで生まれる恋のお話。
物語全体から植物を愛でる優しい気持ちが溢れていて、読んでいるだけでマイナスイオンをたっぷり浴びたかのように癒やされました。人付き合いが苦手だという御影は、大人しくて控えめでまさに植物のようなただそこにあるだけのような生き方をしていますが、近づいてみると生き生きとしていてマイナスイオンを出して癒やしを与えてくれる、そんな存在だと感じました。七星が御影に惹かれたのも癒やされたのもとても良く分かります。七星も根は真面目で優しくて落ち着いた性格なんだと思います。とにかく二人の波長がピッタリと合わさって進む穏やかな日常から出る癒やし効果が、半端なく心に潤いを与えてくれたと思いました。
えちは控えめですが、この二人なりの優しさと頑張りに溢れていて、はじめて感が出ていて良かったです。