一人暮らしを満喫する男が年下の幼馴染と再会し、その昔誕生日にあげた「なんでもいうことききます券」を使われ同居やえちなことを求められるお話。
7歳年下とは思えない程の成長を見せる奏汰に翻弄されっぱなしのみーくん。小さい頃に告白された事があるとはいえ、ゲイではないはずのみーくんが奏汰を意識しまくったり、えちに抵抗がなかったりと少々気になる部分はあるものの、それを吹き飛ばす「なんでも券」の可愛過ぎる発想が素敵です。こんな小さい時のあるある可愛い体験が、こんなにエチエチな展開をもたらすなんて考えたこともありませんでした。可愛いとえちのアンバランスさが逆にギャップになり作品の魅力を生み出していると思います。
それでも展開は思った以上に切ない方向へ。5枚目の券の使い方に奏汰の本気さやみーくんへの誠実さがうかがえ、全てはじめから決めていたことが年下故の精一杯な愛情表現なのかなと感じました。最終的に奏汰のその当たって砕けろ作戦が功を奏し、良かったなと思います。二人とも好きがだだ漏れなことに気付かないくらい、お互いに思い合っている姿が可愛かったです。