何となく(いや、割とハッキリめに?)着地地点が見えていて、さして山も谷もあからさまな横槍も入らないのに…これだけ面白いってスゴイ事だと思います。主役二人の年の差からくる精神的な力関係と身体的な力関係とが、シーンによって行ったり来たりしまするのが楽しかったです。
女の子達のキャラも悪目立ちする事なく寧ろ良い子で、今時なのに理解があって明るくて、好感が持てました。BLに出てくる女の子の性格が悪いのを苦手とする人は居そうですが、そういう人も大丈夫だと思います。
昔懐かし「〇〇券」、こういうアイテムを本来あるべき方向性(お手伝い的なやつ)とは違う事に使うという発想が、新鮮で楽しくて良かったと思います。
しっかり致すことは致しているのに、なぜか生々しがなく可愛くて、純粋に祝福してあげたくなるようなお話でした。