ネタバレ・感想あり【電子限定】翼なき彼らのレビュー

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西田ロマンティックファンタジー劇場
ネタバレ
2025年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 40代男性ふたり。
幼いころ確かに触れ合った心が、夢か現か幻か…白くてきれいな羽の持ち主に引き寄せられて思い出の場所へ。
なんてファンタジック。
しかもそれぞれが世知辛い世の中に痛めつけられ、愛したいし愛されたいのに上手くなんかいきやしない。そんなもんだろ?って枯れ始めた心だけどやっぱりどこかで後ろ髪をひかれちゃうのはあの頃のお前なんだよ…っていう感じがもう最高にロマンティック。
疲れ気味でもう男くささが漂っちゃうくらいのふたりだから余計にぐっとくるというかエモさが増量。
40男はどうしたってちょっとカッコ悪いのが良い。

白い羽の意味は何なのだろう。
命は引き継がれてゆくという事を具現化しているという事なのだろうか。
幼いころに救おうとした羽(命)。
救いたくても救えない羽と諦めさせた羽。
愛する人のそばにいるという願いがそこにあるのだろうが、ストーリーの真意が深すぎて全く拾いきれないのです。

これは、ミニシアターでシネマ鑑賞したいわぁと思うほど、40男のコミカルで哀愁漂う秀逸な愛の作品(実際シネマ化とかは否定派w)
さすがなんだなぁ西田先生。
噛んで噛んで噛み進めるとまた違う味が出てくる西田作品。
本作も帽子を脱いで突っ伏しましたわ。
翼なき彼らの願いと生き方
ネタバレ
2025年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 翼がもたらす不思議なお話。面白いので読めちゃいますが、すっごく難しいです。出現が意味するものは何なのか。子供の命は。彼の命は。そもそも翼だけに見えるそれは何を暗示するものなのか。それまでの人生を会話から感じさせつつ挟み込まれる少年時代。木田が大事なものを持たない生き方をしてきたこと、睦が頑張って父親になり努力しながら生きてきたことの理由が見えてきます。後悔の涙を流した木田の人生、睦の人生に、新しい道が示されたようなラスト。通行止めの解除に、しょうがねえ行くかと独りごちるシーンは得もいわれぬ解放感がありました。分からないものは分からないまま受け止めましたが、またいつか意味を知ったり知った気になったりするのでしょうか。おじさんたちの魅力を味わいながら、クスッと笑いズシンと腹にくる作品でした。校長先生は今も昔もカッコよかったなぁ。「やさしいあなた…」も絶対読みます!
大好きてす
2024年8月28日
西田東さんも西田ヒガシさんも同じ人だけれども、やっぱり西田東さんだと思ったのです。ハッピーイェイとはならなくても、ほんのりと幸せでいてほしいふたり。
西田ヒガシ先生最高
2024年2月7日
島で知って以来西田ヒガシ先生の大ファンです。凄く心理描写が上手くて、くすっと笑えるセリフも多くて大好きな作品です。
なんちゅう作品だ!
2023年3月30日
島でお薦めされた作品。ご紹介ありがとうございます!いや〜しんどかった〜心がー抉られたーー!子供ネタが駄目な人は要注意かもしれません。なので☆4にしようかなと思ったのですが、こんな作品考えられる?ヤバすぎるでしょってことで☆5です。
他作品の『ロマンティック』同様、読むタイミングや置かれた状況で色んな解釈ができる、自由で難解で不思議な愛の物語でした。
でも自分の中でこれだけは変わらない…西田作品に出てくる男達が好きだーーー!!!
2番目
ネタバレ
2022年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ とりあえず、2回読んでレビューを書く(笑)雑誌で飛び飛びで読んでいたときは???だったけれど、通して読んだからといってわかった訳ではなかった(笑)
孤独と子ども(次代に繋ぐ)と2番目に愛する人。皆には見えない翼は、落ちた羽は実体化する。命を削って他者に与えて生きている。己の本心は隠し家庭と子どもをもった睦。信じ寄り添う人を作らず、子どもを持たなかった木田。幼き頃に大切だと思った2人同士。ままならなくても数十年生きてきた。2番目に愛する人を思い出したら1番目は救われる。翼は生かす象徴なのか。1番目は結局、自分だったのでは?と感じた。木田は生まれるはずだった命を見た。鳥の神様?は、彼は生かすことができないという。既にない命を思いだし後悔して、また男と、睦との情事を思い出したら命の交換になったような。それが大事だったから。そうしたくて、できなくて深層に沈め表面ではなかったことになっていた思い。睦と木田の両者の思いが、幼き頃に願った睦と一致したから。最後に死んだ鳥に寄り添い羽ばたく鳥が象徴するよう、再生がテーマなのかな。西田ヒガシ先生のお話は、ファンタジー要素がメタファーになっているようで、一筋縄で行かない人間の心理を形にしているような。睦は娘が好きだった髭を剃ってよかったんだな、と全部に意味を感じる。説明もないとこ、西田節が好きです。
テーマ?ジャンル?分かりません
ネタバレ
2022年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゲイがノンケのフリをして無理矢理家庭を作ったとして、上手く折り合いを付けて生きていける割合ってどの位なのだろう?子供を授かるってハードルが高いですよね。そもそも女性を抱けるか問題もあるし。
この作品はファンタジーと現実問題とノスタルジーが入り乱れていて、全部のジャンルが得意な読者なら理解出来るのかな?私には難しくてラストも結局のところ良く分かりませんでした。
だけど所々にグッとくるエピソードがあり、作品としては好きです。西田先生が伝えたかった事の1割も掴めていない気がしますが。精進します。
大人のためのファンタジー
2022年11月21日
日々くらしている過程で、幼い頃のことをふとしたきっかけで振り返るなんて機会はたまにありますよね。夏のプールの消毒槽の匂いだったり、夕方に灯の灯った住宅からの夕飯の準備する匂いだったりがした時の気持ち。別にその幼い頃に戻りたいわけではないけれど、思いがけず、どうしようもなく懐かしくも切なくなってしまう瞬間。そんな時の気持ちを思い出してしまいました。幼馴染の頃に心を交わした友人がそれぞれの人生紆余曲折あって、再び故郷で出逢って始まるお話。BL要素としてはほのかな感じなのですが、それはそれでいいよなー。似たようなストーリーがどうしても多くなってしまうBLの世界ですが、これは独創的で心に響きます。幼い頃の願い通り、二人で生きていくんだろうなって気配もあって満足。
西田先生中毒者です
2022年10月9日
西田先生の作品はどれも面白いですが、今回も味わい深かく、ちょっとした会話のリズムも素晴らしい。
私にとってBL作家さんの中で一線を画す作家さんです✨
読後の心地よさ
2022年8月6日
読解力の無さに定評のある私なので西田先生の本意はわからないままですが柔らかな希望ある未来の予感に気持ちよく読み終えることができました。西田先生の作品が大好きです。
社会人の教科書的な話かな〜
ネタバレ
2022年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ (1月新刊)

これまた衝撃的な一冊でこういうテーマを漫画で読めたことに
驚きと感動が(笑)

40代半ばの幼馴染(木田×藤井)の25年ぶり再会の話。

男性達が様々な形で純愛を貫いちゃうヒューマンドラマにハマる西田さん作品には、大人の絵本のような一面があって、今回は特にその面を遠慮なく出された'社会人の教科書'のように感じて、優しい会心の一撃に射抜かれる快感が(笑)
既に猛リピートしていて中毒化してます。


親に理解されず傷付き大切なモノまで奪われた少年のまま取り残されていて、今回娘さんの事故を機にその潜在的な部分をほじくり、無自覚の欠落感や赦しを認識する事がテーマのような。
人生を再構築していいよ、みたいな優しくて明るい未来がある話に感じました。違うかな〜。

海外小説だと翼は生命力や心の栄養の象徴だったり、白い翼は護る心や真理寄りの怒りの象徴だったりするんですよね。
西田さんの意図はどうなのかな〜。
道端の死骸は、その無自覚の欠落や怒りみたいなものなのかな〜と。社会的に成功していても満たされない藤井も刹那的に生きる木田も霧が晴れた様な心境じゃないのかな。そうだといいな。


かなり気持ちの悪い事を書いていますが(笑)
読み手によりいくらでも解釈出来そうな話を描いてくださる西田さんにはまたもや驚かされました(神)
オバケの話もまとまるの待っています〜
朝も昼も夜も夢の中も抱きしめていたいひと
ネタバレ
2022年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小学生の木田くんと睦くんが翼を持つ何かを助けます。お礼に一つ願いを叶えるという声に、ムツミくんは「大好きな人といつまでも一緒にいられますように」と願います。場面が変わり、40代半ばとなった木田秀彦が故郷近くを車で通りかかった時、自分を呼ぶ声とともに1枚の羽根が舞い落ちてきます。引き寄せられるように故郷に立ち寄った木田に、かつて共に過ごした藤井睦の記憶が鮮やかに蘇ります。中学半ばで転校した木田が立ち寄った母校では、よく知る校長と睦とが迎えます。黒い髪•黒い瞳の可愛かった睦はヒゲと翼を生やしていました。木田と睦にしか見えないその翼は、睦が家族と事故に遭った時から生え、同時に「おまえの愛する人は誰だ」との声が聞こえるようになり、導かれるように故郷に帰って来たのでした。片目を失った木田と娘を失いかけている睦は豪雨で町に閉じ込められます。飛び去る翼、舞い落ちる羽根、羽搏きの音が随所に挟まれ、死の身近さ、命の在り方を暗示する、ちょっと不思議で温かいファンタジーです。
優しく希望の見えるラスト
ネタバレ
2022年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔助けた鳥が、くたびれた中年になって人生行き詰まった時に願いを叶えに来るお話。
西田先生の新刊は不思議要素あり、全てを詳らかにしていないので意図を正しく汲み取れているかはわかりませんが、自分なりに解釈して感じたことを書いてみます。

願い事を聞かれた時に、睦も木田もどちらも初めに子どものことを願う。自分のことは二の次。自分自身のことにはそこまで執着はなく、今まで後悔も間違いもありながらも自分なりに選んで人生を生きてきたから、今さら貪欲に幸福を掴む気はないように思われる。
それでも2番目は?次に大切なものは?と尋ねてくれる鳥の神様(?)はとても優しいと思いました。今一番大事なものと心の奥底の願いと。初めからそれを問いかけ続け、どちらも救い上げてくれる鳥の神様は心が広い。
まだ四十半ばだもんね。自分の命も救われ、きっと願いも聞き届けられたんだから第二の人生として心新たに生きてほしいと思う。
大人になったつもりでも、結局人間の本質ってそう変わらないしね。

途中アンハッピーで終わるのかと思ってドキドキしたので、最後のどこか吹っ切れたようなすっきりとした顔に希望が見えるようでほっとしました。
読み終わった直後はあ、ここで終わりかと思ったのですが、物足りない感はなく、不思議と清々しい気持ちが残りました。
類いまれな独特の世界観を持つ作者
2022年1月26日
この作者の作品を読む度に、若い頃に読んだBANANA FISHを思い出すが、最近ではオバケと共にそれを遥かに凌ぐ勢いで、独創的な無二唯一の作品を発表している。創作作業は大変だとお察しするが、作者のご家族の件が落ち着けば、また新たな境地を切り開いてくれることだろう。
When you wish upon the Wings.
ネタバレ
2022年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★何でも屋・木田×建設会社リーマン・睦の哀しき男の物語。
★25年振りのふるさと。立ち寄るつもりなどなかった場所で、木田は幼い頃に数年一緒に過ごした睦と再会する。可愛かった面影が見当たらない睦の背中にあるものに、木田は驚きを隠せない…。
★「律儀な羽だな」と思いました。睦が死にかけているのを察知して、「あの子の願いを叶えてないぞ」と睦の体に入り込んで生かし、願いを叶えようとした…けれど、睦の心には、子どもと初恋の木田の姿があったのでしょうね。…勝手な推察です。羽の力で再会した2人が、心の奥深くに隠していた願い(自分)と向き合う姿は、とても複雑でままならない。「願う」とは「選ぶ」ということにもなるんですね。得るために捨てなければならないものがある。睦は子どもを愛し、ゲイである自分に蓋をした。木田は自分を守って、子を葬った。そのことは、ずっと彼らの中でくすぶっていた…。睦は子どもを救うために木田の元にやって来ますが…彼は翼のない体でその身を投げ出しているんですよね。賭けだったのかな、と思いました。木田の言葉を胸に「(翼が現れれば)生きていける」と思ったのか、「(翼が出ないまま落ちて)死んでもいい」と思ったのかは分からないのですけれど、睦は選べなかったんじゃないかな。子どもも木田も、愛する2人とも生かしたかったんじゃないかな、と考えたりもしました。木田の願いに対する羽の答えが切なく響くとき、木田は何を思ったのかな…とか、彼らの行動や言葉を繋いで、色々思いを巡らせることは、不確かでありながら、面白かったです。(面白い以外にしっくりくる言葉がある気がするけど思いつかないな…)
★表題作のみ195ページ。羽に導かれた彼らのラストは、清々しさを感じました。2人の物語はこれからですね。
★「目は…」「ヒゲは…」…ここ、すごく好き。
西田作品大好きです!
2022年1月26日
どうしてこんなにレビューが少ないのでしょう?ということで、応援のレビューです!!
西田先生の作品いつも楽しみですが、今回もいろんな捉え方ができる、何回読んでも答えが出ないお話でした。
とても面白かったです!
不思議なテイスト
2022年1月26日
大好きな作者様の最新作。発売前から楽しみにしていました。

でもこの作品はレビューするのが難しいな…。
なんとも形容し難い、不思議なテイスト。

いろいろと型破りです。
まず登場人物が隻眼とヒゲ男…BLとしてはかなり異例な組み合わせ。
ストーリーも終始王道とは別の方向に進みます。

勢いですぐ結ばれるほど若くない。最初に考えるのは逃げること。
でも何かに縋り付いていなければ自分を保てなくなるほど孤独で 寂しくて。
問われた問いに答えはなく、ふわふわとした不思議な感覚と鈍い痛みが心に残る。

スカッと「ああ面白かった!」という作品ではないです。好みは分かれる作品かもしれません。
この独特なテイストと苦味……私は好き。
先生のTwitterによるとプライベートで色々とお忙しそうですが、どうぞお体を大切に、ゆっくり執筆のほうも続けてくれると嬉しいです。西田ヒガシ先生の世界、大好きです。これからも応援しています
喉の奥がヒリヒリと焼けるように痛い
ネタバレ
2022年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれに願ったのは、「子ども」のことでした。それは「自分が願ったこと」だけど、「自分を主観とした願い」とは一致しないのかな、と思いました。そもそも、本音で生きることさえできなかった人たちですから…。
睦の「大好きな人といつまでも一緒に…」という願いにおいて、「大好きな人」の意味合いも、「一緒にいたい」形も、相手によって異なるんじゃないかなと思いました。だから、「羽」に何度問われても、答えは難しいよねと思いました。睦にとって、「子ども」が1番であることは間違いないのだけれど、…涙を堪えきれない姿がそこにはありました…。
終盤、木田の前に現れた子ども…木田の子どもだったのかな…。一瞬、父親である睦を見てから口にした木田の願い。悔やむには遅すぎて、涙があふれます。それでも彼は願った。木田の過去の選択には何も言いたくありませんが(ズルくてすみません)、自分の子どもをもつことに対する恐れは、悲しいくらいに伝わってきます。伝わってしまう自分にとっては、とてもしんどい話でした。でも、きっと彼らの願いは叶えられるのだろうと思うラストは、温かかったです。
人の過ちや迷いや悲しみを、是非を問わず包み込んでくれる西田先生が好きです。ありがとうございます。
西田先生、優しいなぁ
ネタバレ
2022年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生のTwitterを見て楽しみにしていました。お話は少し不思議系が入っていますがモヤモヤは残らず。読み手によって色々な解釈ができそうですが、読後は西田先生の優しさに触れてジンワリきてしまいました。
少年時代に仲良しだった2人が25年ぶりに偶然故郷で再会するところからお話が始まります。自由人でやさぐれ気味な木田と家庭人でリーマンの藤井、最初こそぎこちないのですがお互いを支えに過ごした少年時代が回想されるにつれて、相手がかけがえのない存在だと気付き始めます。大人になるって自分の大事な部分を削ったり偽ったりと大変ですが、本来の自分を取り戻すのはもっと大変で‥。背中に生えた翼はそんな大人達へ「あなたの大切なものは何ですか?」と問い、「自分を見失わないように」と伝えてくれているかのようでした。
そんな2人が涙を流しながらこぼした願いにこみ上げてくるものがあります。単なるBLとは一線を画す作品、またもや先生に心を奪われて優しいなぁと深く思うのでありました。
不思議な作品でした
ネタバレ
2022年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 西田ヒガシ先生の新作、先生のTwitterを読んでずっと楽しみにしていました。
睦は結局事故でどうなってたんでしょうか。。。?色々と謎は残りますが、さすが西田先生。すごく面白い作品でした。
あの翼は…
ネタバレ
2022年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今作も西田ワールド全開!っと言う感じで、
理解するのが難しく色々グルグル考えちゃったのですが…^_^;理解出来てるかは別として、やっぱり凄いな〜って、この独創性は唯一無二ですね。
エチもサラッとですが、丁度良かったです(*´∇`*)
むしろそれ以上は…


初めは、娘さんを助けるお話?っと思ったのですが、
昔の願い(心の願い)を叶える物語だったのかな…っと。
でもそう簡単にはいかなくて、既婚者だしね。
ちょっと良く思わない方もいるかも。。。
2人とも人生色々あって……じーんっときちゃいました。(ATM…リアリティあるなっ)
夫婦がどうあれ子供は可愛く愛しい。愛する人よりも。でも自分の欲のまま生きられない睦が辛いな〜っと。(いや自分で決めた人生なんだけどね。)木田くんもずっと罪悪感を抱え生きてきたのかな。木田くんの願いにポロポロきちゃいました。

ラスト、好きでした。
『ロマンティック』よりもモヤっとはせず…
色々な見方が出来ると思いますが、私はようやく本当に愛する人、愛してくれる人と一緒になれるのかなって…(^^)きっとこれから、ゆっくりと…

童話のような、助けたお礼に願いを叶えるよ…みたいな感じもあり、不思議さが残る作品でした。(いい意味で)
あの翼は願いを叶える翼?っと思ったのですが、、、
その辺は分からず^_^;
作者様買いです
ネタバレ
2023年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日常から離れた閉鎖環境の故郷で、2人がどう転がっていくのか楽しく読み進めました。ラストに向けての急展開は無く、ぼやけた着地点なので、好みは分かれると思います。主人公のやさぐれ感、シリアスな中のとぼけたセリフ、かすかな希望が見えるラスト等々、作者様らしさに溢れた作品でした。
ファンタジー
ネタバレ
2023年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直言って全く予想外の結末でした。全てハピエンと言っていい位の終わり方ですが、これは翼あるものの犠牲の上の命であり幸せなのかと思うと少し切ないです。でも翼あるものも次につなげる事が出来て、それが僅な救いであり希望をもたらしてくれます。
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不思議なお話
2024年8月19日
表紙のように羽が生えたりするファンタジーだけど、謎めいていて、出てくるものが何を意味しているのか?行動したことが作用して次の展開を起こしているように見えてきて、解釈が難しい。主役2人は社会でしっかり生きてる男という感じで渋い。
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う~ん、難し。。。
ネタバレ
2022年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 西田ヒガシ先生の作品には、えっ、どゆこと?っていうのが時にありまして、こちらも難しかったです。
子供のころに藤井と木田が遊んでいたときに鳥みたいなものを助けて藤井は「大好きな人といつまでも一緒にいられますように」という願いごとを叶えてくれる約束をします。
そして40代半ばになって願いごとを叶えてくれるみたいなのですが、その大好きな人は交通事故で入院している娘なのか木田なのか?どちらかを選ばないといけないみたいなことで。
あと藤井と木田にしか見えない翼が藤井に生えていて、これが何を暗示しているのか。やはり死なのかな?と思うのですが。藤井が木田を追いかけたのも翼が自分に無くなったので木田を心配したのかなと。
裸の子供は木田の子供で、あの子を家に帰すことはできない。願いごとは藤井とすることで、木田もこの世にとどまるのかな。う~ん、わからん。
でもたぶんきっとハピエンなのだろうと思います。
道端の鳥の死骸みたいなのはあの羽?次につないだの?代わりに逝ってくれた?そんなことないか。
本当にわからないことばかりなのです。でも極限状態にならないと2人は再会せず、このラストにつながらなかったと思うので意味のあることだったのだろうと思うわけで。
あとがきでもあれば...って、いつものあとがきだったらなにもわからないか~。でもアレ好きなのでアレください。
難しすぎたので低評価になって申し訳ありません。
2022年1月 総195ページ 修正=見えない構図
難しすぎた西田ワールド
ネタバレ
2022年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作者さんなのですが、この作品は私には難解すぎました。翼は何を表していたのか、最後に出てきていた裸の子供は誰だろう。うー、解説がほしいです。何回も読み返しそう。
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作家名: 西田ヒガシ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 茜新社
雑誌: EDGE COMIX