とにかくすごい作品だと思いました。痛いシーンや無理やりの表現など見てて辛くなる所も多々あるのですが、性に対するここまでの倫理観のなさと狂気さはBLならではだと思い、むしろこの作品の光る部分だと思います。この狂気さをここまで潔く表現した上ストーリーが綺麗にまとまっているところに森世先生の力量を感じました。ここまで闇全開な話がどんな結末を迎えるのかとドキドキしながら読むのが楽しかったです。最後は確かに思ったよりあっさりしていましたが、違和感は全くなかったので、そのあっさりさも含めてやはりすごい作品だったと思います。ただ本当に痛々しい表現が多いので、苦手な方はよく考えて読むことをおすすめします。素晴らしい作品でした。