「かすみ楼」シリーズでファンになった朔先生の新作、初オメガバース!
人のフェロモンが「結晶」として見える特異体質の朱音(Ω)と中学の時の養護教諭、マキ先生(β)との再会物。
フェロモンが結晶のように可視化できる、というこの特殊設定が、最初は朱音を苦しませるものとして、途中ではマキ先生の抱える秘密を紐解くものとして、最後は2人の心が結ばれた証を表現して…と、とても効果的に活きていて素晴らしかった!!
特にタイトル回収の山場のシーンは圧巻で、ぜひカラーで見たかった!!
朔先生の作品は、1番盛り上がる場面で目を奪われる一コマがあるのが印象的。
また、朱音が先生の真意を知って、抱かれたい気持ちを抑えて引く場面や、後半で清廉潔白そうなマキ先生の雄味がググっと加速するところ、見所です!
朔先生の美しい空想力と、それを作品に表現できる画力の高さに改めて感服しました!
続編首を長くして待ってます!!