みなさまが既に書かれている通り、フェロモンが結晶で見えるという珍しい設定のオメガバースで、その設定を余すところなく活かしきった、とても素敵な世界観の作品です。
特異体質なΩの朱音はもちろんのこと、βであるマキ先生も世間の厳しさに晒されて苦労を重ねる日々。
そんな中で出会った2人の、相互救済のお話。
それに加えて、マキ先生がいい人すぎてもう堪りません…。
健気に頑張っている朱音の姿もですが、マキ先生のこの底無しの優しさが、とてもあたたかい気持ちにさせてくれます。
"特殊"だからではなく"特別"だから。
フェロモンが噛み砕かれる音は、朱音にとってどれ程爽快だっただろう。
2人のフェロモンが溶け合う様子、私もぜひカラーで見てみたいと思いました。
オメガバース好きなら、絶対オススメの作品です。