ネタバレ・感想ありBLACK BLOOD【単行本版】のレビュー

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もっと世界設定を知りたい!
ネタバレ
2025年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ SFでサイボーグと人間のお話でした。面白かったです!心や生身のあたたかさといった忘れていたものに気づいていく過程がすごく良かったです!正直、BLという枠を超えてもっと読みたいと思えるお話でした!世界観やサイボーグの造形などもわくわくしながら読めました。最後の方はギュッとした感じはありましたが、ハッピーエンドで満足です!
ロマンがある
ネタバレ
2025年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新の流行りに埋もれながら、たまーに記憶の端っこで思い出してしまう作品がこの「BLACK BLOO」

脳以外サイボーグのイーサンが生身の人間で研究者のミハイルと出会い、懐かしい感情を思い出すお話。

アンドロイドの恋とはひと味違う。サイボーグは身体の一部が機械で人工物。しかもイーサンは軍事用サイボーグのため生殖器がない。(お?と思える設定の細かさとかがあちこちにしっかり入っている)
それじゃミハイルとのエチはどうなるのか!そこは琥狗先生の手抜かりのない展開を楽しんでほしい。

作品が持つテーマが普遍的です。イーサンは戦場では見つけられない何かを探しに来たけれど、見つけられたのか。色々余韻のあるロマン感。今なら、青年誌でもいけそう。
まあ、イーサンの顔面がBL的にどうなの?といわれたらあせるなぁ。高感度スコープじゃぁ、ロマンチックなキラキラは厳しそう。
ん?表紙は見つめ合ってますね^_^
表紙を裏切らないロボぶり!
2025年1月18日
表紙を裏切らないロボぶり!最初から最後までしっかりロボでいて話も面白く、イーサンのメカとしてのかっこよさがしっかり描写されてて素敵でした!
新しいジャンル
2024年9月29日
絵が上手いからこその、サイボーグであることが、より美しいです。内容も深みがあって、まだまだ続けられそうな、広げられそうな世界観。続いて欲しいです。
とてもよかった
ネタバレ
2024年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずアンドロイドと生体の組み合わせとてもよかった!!イーサンの寡黙だけど優しいところも、心はここにあるって表現もすごい好きでした。感動でした。気を付けて研究しながら幸せな2人でいてほしいです。
今すぐ読んで!
2024年9月21日
ほんと今すぐ読んでほしい!
サイボーグものでこんな心揺さぶられる物ない‼︎
みんな騙されたと思って読んで!
イーサン(サイボーグ攻)とミハエル(生体受)どっちも純粋で可愛い
短編でもいいから、その後の幸せな二人をまた見たい
もっとこの世界に浸かっていたかった
2024年8月14日
このテーマはSFじゃなきゃかけないっ💕
しっかりと作り込まれた世界観に、BLに欲しい心の機微も丁寧に描かれていて、良作を読ませていただきました😩💕
XXXのカタログが出てくる作品って、まぁ見たことないよなぁw
もっと沢山上下巻とかで読みたかったです〜
なんという良作
ネタバレ
2024年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ こういう名作に出会えるからBLっていいんですよね〜。どっかでみたような既視感もなくてワクワク感もあり本当に良かったです!奇抜な設定だけど中身は心が温まるようなストーリーです。
こちらもテラフォーミングもの
ネタバレ
2024年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元軍人でサイボーグのイーサンと人間のミハイルの恋。
サイボーグとの恋ってと思いましたが、あたたかい気持ちで読めます。
ミハイルが優しく、かわいいし、サイボーグの恋人を本当に好きでたまらないところがいい。
人間のときの気持ちが薄れかけてるイーサンが恋で心拍数があがったり、オプションでつけてくれたものから、何かでたとか思ってるところとか、かわいらしいです。
いいね
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サイボーグは植物学者と恋をする
ネタバレ
2024年7月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辺境の惑星にセキュリティー要員として現役軍人サイボーグのイーサンが赴任します。酸素濃度が高く住むには適しない星に外敵は無く、施設内は研究室と数名のセキュリティーサイボーグだけののんびりした環境です。その研究員のミハイルがフィールドワークを申請し、イーサンがお供をすることになります。研究に情熱を注ぐ若いミハイルは生身の人間で、その生き生きした様子をイーサンは好ましく思います。ミハイルもまたイーサンの逞しく緻密な身体をそっと触らせてもらうのでした。脳と脊髄のみが生身のイーサンはブラックブラッドと呼ばれるサイボーグで、戦場で何のために戦っているのがわからなくなりこの星にやって来たのでした。ミハイルとの出逢いでイーサンは、大切なものを守るために戦っていたことを思い出します。脳が生体とはいえ軍用サイボーグとして感情が制御されているイーサンは、ミハイルを思ってドキドキすると油液が漏れ出してしまいます。そんな様子をコミカルに描きながら、失くしたと思っていた愛という感情を再び手に入れるイーサンの不器用でピュアな姿が愛しいです。機械として扱われるアンドロイドものやサイボーグもの特有の切なさもありつつハッピーに終わる佳作でした。
興味本位で
2024年7月2日
サイボーグってどうなの?くらいの気持ちで買ったら、めちゃくちゃ良かった。遠い未来にあるかもしれないお話。テーマは心について。決して重くはないけど深くて考えさせられました。読後感は良く、温かい気持ちになりました。もっと読みたいなーと思うけど、続編で軍人に復帰とかは嫌だなーこのまま幸せな2人を見たいです。
愛というものを剝き出しで考える
2024年6月21日
心の在りかとは。
脳でも心臓でもなく、脳でもあり心臓でもあるのかも。
腕や足、瞳や指先かも。
視覚や聴覚にも宿るものなのかもしれない。
魂とも言うけれども、魂の在りかさえ見ることも触れることもできないから。

私には50年連れ添ったぬいぐるみがいます。
言葉も話さず視線も合わさないけれども、疲れた時には優しく触れてくれ悲しい時にはそっとそばにいてくれます。
もし彼がサイボーグだとして、動くから、話すから、今以上の近しい関係になるとは思えないのです。
多分今と変わらず大切な存在であるだけでしょう。

このお話はサイボーグと生体の恋。
サイボーグのイーサンは、背骨以外無機質なビジュアル。
でも、それを美しいと感じました。
ミハイルと触れ合っている時には優しさからの温かみや柔らかさまで。
なんと優しいラブストーリーでしょう。
生きている存在の儚さまでが時に強靭な愛に感じます。

クク先生のお話は一味も二味も違う。
コミックでしか味わえない読了感。
感謝。

**248ページ**
本格SF・BL風味。めっちゃ善き…!!
2024年6月21日
性癖の幅が広がりました(笑)。まさかサイボーグ×人間でこんなに萌えれるとは!遥か未来でありそうなお話。サイボーグのデザインも善き!!ただ…イーサンが自然とシュワちゃん吹替えの玄田哲章さんの声で脳内再生されちゃった…。
作家さん買い
2024年3月14日
作家さん買いです。サイボーグと人間のラブストーリーはいつもロマンチックと思います。先生の絵柄が好きです
最高すぎた!
ネタバレ
2024年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完全に見た目サイボーグだけど、読み進めていくと不思議とイーサンがカッコいい大人の人に見えてきました!ミハイルが可愛くて良い子すぎて、これは好きになっちゃうやつ〜って思いながら、イーサンの変化を楽しんでました笑。心の在処を問いつつも、結局サイボーグでも生体でも恋したら逆らえないよねって感じで、わりと過酷な環境で生きてる人たちだけど、みんな明るくて前向きで素敵なお話でした。サイボーグの人たちは年齢がわからないけど、生体より長生きしてそうな感じがしたので、イーサン何歳なんだろう。でもサイボーグにこんなにときめくなんて、また新たな扉を開けました。そして同僚のホークがナイスアシストで、彼のおかげでより2人のアレコレを楽しめました笑
良作!心と向き合った本格的SF(★7)
ネタバレ
2024年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ペリドットという酸素過多の星での1000年くらい先のお話。とってもよくできていて、シンプルだけど本格的サイエンスフィクションで、作者さまの創造力に感嘆でした。
サイボーグ兵士と植物学者のラブストーリー。その中で、心と向き合っていき、いつからか、私もニマニマ、ふわふわしてしまいました。その時代は、どんな病気でも治せるけど、恋の病だけは、治せない世界。素晴らしいお話でした。良作です!おまけの描きおろしでは爆笑してしまいました!
イイ!萌える
ネタバレ
2023年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完全メカの軍事型サイボーグと生体の恋ってどんなだろう?と読んでみたら、賑やかな周りに背中押されてくっついた初々しい2人が堪りませんでした。戦う事に疲れたイーサンは平穏を求めてやってきた地で生体のミハイルと出会い、未知の地を一緒に探検する事で仲を深めていきます。互いに見惚れている様が周りにダダ漏れで可愛い。特にイーサンがミハイルのことを考えて緊張(ドキッと)すると油漏れるの好きです笑。サイボーグで表情がない分、そういう一面で動揺が分かるの楽しいです。ちょいちょい恋愛相談にのってたホークとの掛け合いも笑えます。ミハイルはイーサンに向ける笑顔が一際可愛い!イーサンは軍事型なのでアレが付いてないんですが、ホークの計らいで怪我直してる最中にオプションでつけてくれてた笑。これでミハイルともっともっと愛し合える〜嬉しい限りです(初めて合体できた時「何か…でた…」って言ってるの笑った。メカのアレから何がでたんだろう)イーサンにとっての心の平穏が見つかって良かったです。
サイボーグと生体。
ネタバレ
2023年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ サイボーグ×生体(人間)。ロボットじゃなくてサイボーグなんですね、元人間。どんな特殊な関係でどんな特殊な行為になるのかなーと読んでみたのですが、とっても普通に恋愛しておりました。人間同士だったら普通すぎる恋愛ですが、やはりサイボーグなのでワクワクする要素が多いし、サイボーグの見た目もカッコよくて、最終的にプレゼントしてもらったアソコもしっかり活躍してて満足な一冊でした。絵の描き込みも細かくて、ストーリーもちょっとハラハラする展開もあり楽しめました。登場人物になんかこの人嫌だなーな人物が1人もいない所もありがたいです。
まさか…
2023年12月10日
サイボーグにときめく日が来るとは思いませんでしたよ…。
初読み作家さんです。

本当にすみません!表紙のサイボーグの見た目から人間との恋に果たして萌えるのかな〜と買うのをずっと躊躇してたのですが、あまりにも高評価だったので買いましたところ、まーじーでーサイボーグの彼がめちゃくちゃ男前だった!惚れた!イカつい筋肉触りたい!

これは絶対続編読みたいです!この2人をもっと読みたい!この世界における背景や過程を知りたいし、サイボーグになる前のイーサンの姿も見てみたい。
続編何卒よろしくお願いします!
(表題作のみ、248ページ)
たくさんの人に読まれて欲しい、素敵な作品
ネタバレ
2023年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 肉体のほとんどが人工物のサイボーグと、生身の人間との恋のお話。SFとしてもラブストーリーとしてもBLとしても、すっっっごく素敵なお話でした。それを支える卓越した作画の巧さ。本当に素晴らしい作品だったと思います。

人間とアンドロイドのBLで大好きな他作品はいくつかありますが、サイボーグのBLを読んだのは初めてでした。人間そっくりに造られたAIのアンドロイドよりも、人間の脳と心を持つものの見た目が人工物であるサイボーグの方が、どこか人間離れしている気がしてしまって、生身の人間とは交わることが出来ないような、そんな思い込みがありました。見た目にどれだけ囚われているか思い知りました。「心はここにある」のにね。

こんなに純粋な気持ちでお互いに恋に落ちて、周囲の人間もサイボーグもそれを当然のことのように受け入れ、応援し、愛に生きられる世界。なんて優しく素晴らしい世界なのでしょうか。
初めは「えっ!??」と思ったサイボーグと人間の恋を、これほど自然な気持ちで受け入れ応援しながら読み進めることになろうとは思いませんでした。

気になる濡れ場も、、、しっかりございます。めっちゃくちゃ色っぽくて官能的でびっくりします。
レビューの高評価に激しく納得ですが、レビューの数が少ない気がする。。。もっともっとたくさんの人に読んで貰いたいと心から思う、素晴らしい作品でした。
サイボーグとの温かい純愛譚◎イイ話
ネタバレ
2023年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 琥狗さん買いです。
千年先の未来、高酸素濃度の惑星ペリドットが舞台。
サイボーグ達が生身の人間達を護り共に暮らしていて。

戦い疲れたサイボーグ戦士イーサン×植物学者ミハイルの話。

マスクで覆われたイーサンの表情が伝わる描写◎探究心を露わに素直にぶつかってくるミハイルの優しさが、戦場での心の傷を癒して◎最新型高性能ボディなのに、不慣れな感情の昂りで油液が噴き出しちゃう可愛いポンコツさに萌え◎
イーサンって生身の人間時代きっとイイ男だったと思う笑

二人の温かい純愛譚トキメキました。そして大事故の功労賞で受け取った贈り物が素敵〜しかも高機能( *´艸`)バンザイ
もっと見たいので番外編でも続編でもお待ちしています
(^人^)
あったかくて柔らかくて優しいんです
2023年10月19日
はじめ表紙のサイボーグの彼に驚くかもしれませんが、彼の奥深くにある柔らかい部分に触れてみてください。あったかくて優しくて誰より純粋なんです。そしてそんな彼を偏見なく丸ごと受け止める生体のミハイルは、まるで全人類のマザーのよう深くて広い心の持ち主です。異種同士モノなのでシリアスなのかと思いきやコミカルで可愛らしいシーンも多く想像よりも明るめにまとまっていて、でもだからこそそこに切なさが上乗せされているという、ほんとにすごい作品でした。今年のわたしのBL TOP10に入れたい👑
サイボーグBL新しい!
ネタバレ
2023年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ サイボーグって、今までは顔は人間だったりするんだけど、イーサンはまんま顔まで機械だし、どっちかって言うとロボットっぽいんだよね。でもセクシーなの。不思議。
脳と脊髄以外は作り物だけど、機械の身体を触ると暖かい。
触ってみたーい。機械の身体と生身の人間のベッドシーンは
とっても素敵でした。続きが読んでみたいです。
すごい・・・!
2023年7月14日
初読みの作家様です。何これ?と表紙に惹かれ評価も良かったのて購入。サイボーグ?SF?と普段なら手を出さないのですが、作品のアメコミっぽい雰囲気にそそられて読んで正解でした!設定など作り込まれていて凄いなと。そして人間っぽいAIではないのに、表情がしっかり伝わって来るんです。作家さんの力ですね。過去作を見るとファンタジー作品が多いみたいでなるほどと思いました。これから過去作も読みたいと思います!
異色BL!
2023年7月13日
作者様買いです。色んなファンタジーを描かれていますが、サイボーグと人間って初めて読みました!少しの違和感がかえって面白く、お互いを想い合う愛情に溢れてて、とても良かったです♪
素晴らしい!
2023年7月1日
どんな話かと思ったら、すっかりBがLしているのにびっくり!気づいたら何の違和感もなく、、すごく良かった!
素敵な近未来SFBL
ネタバレ
2023年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素敵な作品でした!もともと近未来SFが好きで読み始めた作品で、世界観や設定、その人物の背景などもしっかりと描かれており、読みやすく面白かったです。近い未来にこういった世界が来るのかなあと想像しながら読むことができ、わくわくしながら作品を楽しめました。表紙を見てどういう風にBLを表現していくんだろうと思いながら読み始めましたが、しっかりとBLでした。2人のやりとりにどきどきしながら読ませていただきました。
サイボーグBL、良かったです……!
2023年6月4日
はじめての作家さん+サイボーグBLでしたがめちゃくちゃよかったです!
もともと人外BLが大好きなのですがサイボーグやSFものにはあまり手を出してこなかった私、もっと早く読めば良かった……!表情もなにもわからないのに読んでいくうちに攻めのイーサンがめちゃくちゃかっこよく見えてきますし、受けのミハイルにドキッとさせられると油圧液?が出てきちゃうのもサイボーグBLの醍醐味でニヤニヤしてしまいました。
お話としては生体を持っていない、軍人としての能力に特化されたはずのサイボーグのイーサンがミハイルと交流することによって“心”を思い出していく、というような感じです。植物学者のミハイルはサイボーグだからどうこう、というわけではなく、学者らしく目に見えている目の前にいるイーサンを好きになるというのもらしくて好きです。
終始お互いうぶい感じなんですが、濡れ場もしっかりあってそれもまた良いです♡ 周りのサブキャラたちも良い味出してました!嫌な人が誰もいない!
このまま完結でもいいですが、もっとイーサンの過去やミハイルとのイチャイチャが見たい気持ちもあるので、もし続編が出たら絶対買います!!良作BLです、オススメ!!
ふしぎーなSF
2023年5月8日
好きな作家さんなので、有無を言わさず購入。おもしろかったです。SFモノは珍しいような…サイボーグ君は表情とかわからないのに、なんとなくで分かるのがすごい。受け君は純粋で可愛い。無垢って素晴らしい。続きがあるのかな?でもこれで終わっても満足です。
衝撃
ネタバレ
2023年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ サイボーグと人間の恋。どんな物語になるのかすごく気になり購読。最高に良かった…まさかこんな引き込まれるとは思わなかった〜サイボーグなので感情が顔にも出ないはずなのにイーサンのミハイルに対する愛情がすごく読み取れました。それに加え気になるのはどんなエチになるのかという事。読んでなるほど〜とこれまた満足な仕上がりでした。機械なのにエロく見えるって…
やはり作家さんの凄さが改めて分かる一冊です。王道に飽きた、新たなる扉を開きたい方は是非、人間×サイボーグはいかがでしょう。
心があった。
2023年4月30日
サイボーグとは?と思いつつ、先生のお話好きだし読んでみようと購入。愛おしさ半端ない!かわいいんだもん。高機能なんだろな。
心とは何か
2023年4月17日
西暦3020年。
サイボーグの軍人・イーサンと植物学者・ミハイルの物語――。

この作品…すっっっっごかった!!!

ものすごく面白い。
そして、深かった。

――心とは何か。いつ生まれ、どこに在り、どうして動くのか……がテーマ。

このテーマだからこそ、あえて顔の表情がない、機械の体を持つ男を主人公に設定したのかな…と思ったとき、続きを読まずにはいられませんでした。

最初は主人公が「The サイボーグ」っていうビジュアルで、かなり戸惑いがあったのですが、とにかくストーリーが滅茶苦茶面白い。
いつの間にか貪るように読んでいました。

ものすごく画力がある作家様。
マンガとしての表現力も本当にすごい。
最初は軍事用ロボットにしか見えなかったイーサンが、読み進むうちに恐ろしくセクシーでかっこいい男に見えてくる不思議。。
人間とサイボーグのベッドシーン、すごかったです。久しぶりにぞくぞくしました。
綺麗でした…すごかったです…。

そして読み終わったとき、自分でもびっくりしたのですが、気がついたら泣いてました。
なぜだろう…作品が訴えるメッセージに、自分の中で何かが救われたような気がしました。

とにかく読んでみてほしいです。
ものすごく面白くて、笑えて、深くて、考えさせられます。
ふと思ったのですが、手塚治虫先生がBLを描いたらこんな感じになるんじゃないかな…とちょっと思いました。

SFBLの傑作だと思う。
本当にすごい作品でした。
ロマンティックなお話
2023年4月16日
作者様の作品にハズレはない!!!今回サイボーグ??まさかのパターンだなと思い読み始めたら、やっぱりハズレる事はなく、めちゃくちゃ良かったーーーん!!サイボーグなのに表情豊かというかくっっっそ良い男に見えるとか何のマジックなの笑笑笑笑笑 惑星に常駐しているサイボーグ達も良い味出しててほっこり。お腹の奥あたりが温かくなる物語です。ボーナスエピソード本当にご馳走様でした♡
SFな世界観と初心な二人の恋が最高
ネタバレ
2023年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白かった。テラフォーミングが進む未来のSFな世界観。体を戦闘特化なサイボーグ化している軍人攻めと、研究対象の惑星で植物学者をしている生体の受け。戦線から離れて平和な惑星の閑職なセキュリティ部門に移動た攻めが、受けのフィールドワークの護衛役になる話。世界観がとても面白い。そして二人の交流がとても温かくて微笑ましい。軍人として働くために強い感情も抑制されてコントロール出来る攻めだけど、それでも戦争に疲れていたり心の奥で波たつ感情があってそれを見つけてくれる受け。脳と脊髄以外は機械な自分は人間なのか疑問を抱える攻めに植物学者らしい視点で話をする受けのシーンなど、二人の会話が素敵で好き。
初めてのサイボーグ
ネタバレ
2023年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いなのですが冒険でした。内容的に間違いなく好きなのは大好きな作者様なので分かってましたが、サイボーグ…完全なるサイボーグだし?サイボーグってなに?って一旦調べたり(笑)見た目を受け入れられるか不安でしたが、やっぱり好きになりました。近未来とかSFは苦手系ですが、作者様だからでしょうか、心はあるんだなぁって感動すらしました。ちゃんと結ばれたしね、すごい世界でした…。
SFが舞台
2025年3月22日
サイボーグのボディを持つイーサンと、植物学者のミハエルの出会いから始まるラブストーリー。周りの人たちがみんな応援してくれる優しい世界観なので、癒やされました。
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最初マスク脱げるかと思ってた。
2025年3月5日
男同士よりももっと壮大な「サイボーグ×人間」が先に来ちゃってBLに求めるキュンなどは私としては少なかった。じ~んって感じかな。でもクスッと笑えるとこもありいいお話でした。
いいね
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よかった
2024年6月25日
えっもう終わっちゃうの、この先は?って感じで1巻で終わるのがもったいないお話でした。サイボーグだけど恋をしているイーサンがカッコいいかわいい。ミハエルは生身の体でかわいいカッコいい。
この優しい世界の外側に広がる闇が気になる
ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ アンドロイドのどこまでも人間に近づいても、人間でないことによって生まれる切なさに惹かれる身として、サイボーグものの魅力ってどんなところにあるんだろう…そんな気持ちから、本作を読んでみました。
主人公のイーサンは、軍事用サイボーグとして、脳と脊髄以外は、全て人工物の表紙の通り異形の存在。
地球外惑星で出会ったミハイルに好かれ、戦争で忘れていた人間としての心を取り戻していき、生体であるミハイルとの恋に落ちていくストーリー。軍用サイボーグは顔を含めた生体部分の殆どを人工物に置き換えているけれど、あくまでも人間であり、人間と同じ権利が認められ、誰も人外扱いしない優しい世界。
絵も美しく、世界観の構築含めて高水準。高評価がつくのもよく分かるのです。
けれども、読んでいて少しずつ違和感を感じてしまい、違和感がピークに達したのはイーサンのイーサンを部品として付けて喜んでいる場面でした。

かつて人間としての身体を持っていたイーサンならば、新しくつける喜びの前に、なぜ自分は、子孫を残す可能性を失い、戦後の人間としての喜びを放棄して自分の身体を人工物と置き換えることを受け入れたのか。まず再び人を愛することになったときに、その後悔が先に生まれるのではないの?
彼らが元々、自分たちと同じ人間で、感情の起伏は軍事用に抑制されているとはいえ、脳があり、心があるのならば、早まったことをしてしまったことに対する内省や後悔の念に襲われるのではないかと思うのです。
しかし、そのような疑問が生まれる気配がない。ということは、この世界では、軍人になったら、脳を国に捧げて身体も顔も捨て、戦闘用に最適化された人口物に脳をはめ込むことを受け入れるのが当然という教育が施されてきたのだろうか。
そう考え出すと、この作品で描かれている平和な世界の外側には仄暗い闇が広がっていると思うのです。
人外ものの異形である自己の存在に悩み、苦しみながら、光を見つけるまでの切なさを愛でるのが性癖。そのような身からすると、イーサンが自分も生身の身体を捨ててしまったことが、心又は社会的障壁となって、一度はミハイルを諦めようとするけれども諦めきれず外側の世界の闇と闘い、愛を勝ち取る…という一ひねりが入ったならば☆5超えの傑作だったかと。
自分の性癖の輪郭を知ることができた印象に残る一冊。個人的な感性でのレビューですみません。
サイボーグと人間
2025年3月22日
元は人間のサイボーグと人間の地球外惑星での恋。同じような設定で完全機械のアンドロイドとか故人を模したアンドロイドのは他でもありましたが元人間で人間の感覚をほぼ忘れているサイボーグというのは初読み。SFぽさも面白く出てくるキャラもみんな良かったですが顔…なんで顔ないの?サイボーグとしてはかっこいいかもだけどちょっとエイリアンみたいなとこもあって、顔ほしかったなぁって思います。
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作家名: 琥狗ハヤテ
ジャンル: BLマンガ
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna