感想やネタバレなしで読んでほしいのでストーリーについては書きません。昨今の商業BLは2010年代半ばに比べると原点回帰してるというか、昔から続く王道BL(無理やりなしの令和版)しか描けない環境なのかなと読者として薄々感じていました。実際編集の方にノワールな話は避けてと言われる作家さんもSNSで見かけましたし。ジャンル問わず漫画全体の流行りとしても勧善懲悪の分かりやすい物語が好まれる傾向にあるのかなと。時代とは移り変わるものなので仕方ないのですが、個性のある話が少なくなっているなかBLの商業作品でこのストーリーを描いてくれた作者様とOKを出した大洋図書の編集さんに感謝したいです。