読み終えての第一声が「どうなっとんねん!!!!!!」でした。面白すぎてブチギレ。面白すぎてどうなってんのこれ。面白すぎ税とか払わせてほしい。こんなに面白いなら、もうちょっと真剣に表紙とか帯とかあらすじとかに、面白すぎて気が狂うので気をつけてください、とか注意書きしてほしい。
大麦こあら先生を信頼しているので、その信頼値も含めた期待ありきで読み始めたのに、それすらも上回ってくるこの完成度。どうして?舞台は現代、学生、青春、分かりやすく真逆の二人が主役。単純でありきたりな設定でなんでこんなに面白くなるんだよ!!!ごめんなさい、怒ってはいないんです。ただ自分は弱いから、圧倒的な力を目の前にすると混乱して動揺して、狼狽えることしかできない。俺は…弱い…ッ!読み終えた感想の〆が、己の弱さの内省になることある?