確かに今までの作品の中で1番BLっぽいと思いました。添い寝から始まるってキャッチフレーズが特に。出会い方も確かに。ただその中にもろじ先生らしい言葉のチャイスだったり、関係値の構築の仕方だったりがしっかり見えて『ろじ先生のお話はこれがいいんだよな』という気持ちになり嬉しかったです。人物一人ひとりが人間らしくて、すっごく丁寧に描かれていて、満足度が高い。タイトルも腑に落ちました。まさに、『できれば』愛をつづりたいんですね。他作品と比べるとあっさりしている感はあるかもしれないけれど、この2人だからきちんと話し合えて一旦のゴールまで辿り着けたのであって。それもまた人物の個性で、作品の個性だなーと思います。体を繋げるより心を繋ぐことに重きをおいて読みたい方は必見です!今作に限らず!あと読後の気持ちとしては、枕のオーダーメイドをしたくなります。