「羊の~」が面白く、こちらも試しに読んでみたら沼だったので即購入。
お話の舞台は日本で、リアルな描かれ方ではありますが設定は一応架空のようです。
近未来の日本にありそうといえばありそうな、移民街というスラム街のような場所で逞しく強かに生きる青年のお話。
一見青年漫画風で裏社会やその抗争なんかが描かれてはいるものの「てっぺん取ろうぜ!」要素は皆無、より人物や人間模様にフォーカスした作品です。
BL要素はというと薄口で、今のところラブな部分よりはお仕事要素が強いインパクトを残しています。
6巻にもなると登場人物の初めの頃の印象とは大分変り、どこからどう見てもスジモンの兵藤氏に至っては、誰よりも真人間に見えてしょうがない。
その男気にも磨きがかかり、遂には発光し始めているようで… 眩しい。
発光型イケメンとは一線を画しその見目の麗しさではなく、この方の男気が眩しく目頭が熱くなる…。
その人物を掘り下げていくと見えてくる心情、人間関係、そこに至るまでの経緯、それらがうまく絡み合ったストーリーに読む手が止まらず没頭。綿密に作り込まれた内容と作者様の技量に感嘆。
登場人物それぞれに結構な人情話がてんこ盛りで、あちらもこちらも応援したくなり結果収集付かず。
私の気が多いのではなく人物が魅力的な為、お話が進むにつれ肩入れせずにはいられず、全方向に幸あれと切に願います。
まだ目が離せない部分が混在しているので、この先の展開も気になるところ。
次巻が待ち遠しい。