ネタバレ・感想ありスメルズ ライク グリーン スピリット SIDE-Bのレビュー

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切なくて苦しかったけど考えさせられた
ネタバレ
2025年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の人生なのに、自分の心を殺して生きていくことが幸せなのだろうかと思いましたが、人生というのは、自分の為だけに生きるだけが人生ではないのだなと感じました。誰かの為に、そういう生き方をする選択もあるのだなと視野が広がった気がします。
あまりにも終わりが切なすぎて苦しくなりましたが、色々と考えさせられる物語でした。読むことができてよかったです。
BL..というかLGBT寄りの作品
2025年3月28日
LGBTや多様性という単語を使うのが苦手なのですが、代わる言葉が考えられないのであえて使わせてもらいますが、すごく性のあり方について考えさせられる作品でした。
別サイトでジャンルBLにされていたので面白そうと思い読んでいたのですが、BLでは括れない作品です。最終的に3人の男の子がメインになりますが、それぞれの性自認や性指向の苦悩や戸惑いが胸が痛くなるほど綿密に描かれています。
賛否両論になりそうな結末ですが、個人的にはスッキリした読後感でした。主人公の三島くんがとても可愛いのにめげない強い子なので、彼の飄々さで最後までテンポ良く読めました。
ヒューマンストーリーが好きな方はおすすめです
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深い複雑
ネタバレ
2024年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はSIDE-Aの二人の恋愛かと思って釣られて読んでみたけど、想像以上に考えさせられる話だった。この作品ではマイノリティの人に注目してたけど、誰でも自分の考え方とか家族とかそういう影響をひっくるめて人生の選択をしていってるんじゃないかと思った。全てが望んだ通りに行くなんて難しいことだけど、選択した道で内に秘めたままになった思いがあったとしても、それでもなんだかんだ幸せだと思えていたらいいなと思う。
そんでこれは私の理解度がないからあまりよくわからなかったんだけど、番外編までみた感じ夢野と三島は結局友達のままで、夢野は女の人と結婚したってことであってるのかな?
私としては本編で2人がいい感じだったからそのまま愛し合えますように!と願ってたけど、夢野はやっぱり女の人が好きだったのかな…そうだとしたら辛いな。
いいね
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またまた…
ネタバレ
2024年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは買うしか無かった…
こんなにも登場人物全員に幸せになって欲しいと思った作品他には無いです

個人的に柳田先生の番外編に心打たれたので柳田先生のその後とかも見てみたいな…
同級生の男の子視点もとても見たい。
どういう意図があって同級生はああいう行動を取ったのかとても気になります。
ただのイタズラなのか出来心なのか…
それとも本当に好きだったのか…
これはもう私の中で妄想を繰り返して消化していくしかないのか
泣きました
2024年10月24日
素晴らしいストーリー
ドラマから入りましたが、イメージが全く変わっていないっていうのがすごいです。
本当に深い深いストーリーで、主人公と、その友人恋人?
すべての、絡みが美しいです
いい作品に出会いました。
ネタバレ
2024年10月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ いい作品でした〜永井先生の力量素晴らしいですね
同性愛者の辛い経験を細かく笑いにもっていったり、
桃源郷という鍵を託したり、感動しながら読み終えました。
暗い部分もあるかもですが、それぞれが違うハッピーエンドでした。
ってかみんなイケメンに育ってる(笑)
色々考えさせられる…
ネタバレ
2024年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ SIDE-Aからの続きです。母と子の関係について考えさせられます。母親の影響は本当に強いんだなと。其々の選んだ道は何が正しくて間違っているかは分からないけど葛藤しながらも自分で考えて出した答えなので幸せに生きていってほしいです。桐野と三島の分岐点泣けました‥
名作
2024年10月12日
久々に読んで泣いた。隠れた名作と思っている。三人とも愛おしいけど桐野は涙無くして語れない。らすとのシーンは忘れられない場面のひとつ。
マイノリティな彼らの選ぶ生き方
2024年10月11日
性的マイノリティな彼らのリアルな生き方を垣間見る本作。
正直なところ、一人に関してはとても辛かった。
でも彼が出した幸せのあり方、選択はこれだったんだなと幸せを願わずにはいられない物語でした。

あらゆる人が自分らしく生きられる時代になろうとしている今、読んで欲しい作品です。

もう一人のマイノリティな彼のスピンオフもこれから読むのが楽しみです。

ストーリー◎マイノリティの生き方とは。
心理描写◎
画力◯
キャラ◎
泣けます
2024年10月10日
色々考えさせられます
人の分だけ選択と人生があるんだなって
表現力が無くて、上手く書けないですが、読んでもらえればきっと人生について考えると思います。

お母さんの愛も描かれていて、その愛も人によって違うんだなって思いました。
なかなか重くて(特にサイドB)読むのに勇気が必要ですが、読んで良かったです
それぞれの選択
ネタバレ
2024年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買い!シリーズ買い!SIDE-A続編。閉鎖的排他的な田舎、絶えない噂話…そのなかでそれぞれの家庭環境と家族の理解、そして自分で自分の人生を選択していく彼ら。夢見た桃源郷を三島と桐野ふたりで目指していたあのとき、桐野の決断した表情と三島にがんばれと叫び逆光で見えないその表情は全く別の顔だったんだろうと思うととても苦しくて悲しくて泣けました。一夏の秘密、パンドラの箱を開けて中身を見せ合い楽しかった屋上でのふたりの記憶は一生の宝物だろう。理解しようと、寄り添ってくれた三島と夢野の母親と寄り添えなかった桐野の母親。母親の笑顔を見たくて自分を隠して生きることを選択した桐野が今幸せだと思えていたらいい。ギャグとシリアスとリアリティが素晴らしくいいバランスで描かれていてこんなに胸に響く作品に出会えて幸せです!柳田先生が主人公のスピンオフも読んでいます。
それぞれ抱え込んでるパンドラの箱
ネタバレ
2024年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれの想いや決意に涙が止まらない。たかが同性愛なのにと思うけど…こんなにも辛くて悲しい気持ちになるとは思わなかった。三島と桐野は自分らしさを隠す毎日の中で、屋上で2人だけでこっそり語り合う時が、自分でいられる宝物のような時間だと楽しかったと言う2人に涙が止まらなかった。夢野も、ほんとおバカだね…でも葛藤も優しさも素直でいい。家族事情も違う3人の母だけど、まさに母は強し!理解を持ち優しく目を背けず愛に溢れていたのには救われた気がします。
ラストには頑張れ!と応援してた。また母を幸せにしたいと決断した桐野に、どんな気持ちでいるのよ…と涙が溢れました。書き下ろしマンガにはオヤジ最高ー!家族も最高だなぁ!と笑いが止まらなかった。
この作品は、性に悩み苦しむ子供の親も読むべきだ、読んでほしいと思った。
儚い青春
ネタバレ
2024年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 儚く悲しい2人の青春を覗かせていただきました。最後の桐野には胸を締め付けられて、、でも実際こんな風に閉じ込めて生活してる人はたくさんいるんだろうな
なんとかならないのかな世の中
昔よりはマシになったとは言え理解者が圧倒的に少な過ぎ
特に田舎はね〜 せつな
三島は大人になっても超絶美人でした!
ドラッグクィーンも見たかった!
deep
ネタバレ
2024年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 描きおろし漫画で描かれている夢野家の会話の中でエリちゃん(嫁)という人物は夢野の二人いた兄弟のうちのどちらかのお嫁さんであって夢野自身はこれから三島と夢野のご両親にご挨拶を兼ねて東京からやってくる設定だと思うので二人の関係は良好に続いてると考えるのが無難でしょう!
そして、絵もお話も文句なしで大好きで、たくさん泣きそうになるとこはありましたが全ての人において何がハッピーエンドかはやはり人それぞれだなと同時に思わされる作品でした。フトシの母ちゃん推しです
Thank you.
珍神とか描いてるから騙された
ネタバレ
2024年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完全に、騙された。
タイトル多分もじってるだろうし、先生もカートコバーン好きー????アタシもアタシもーーー!!!!イエーイ😊ハイタッチハイタッチ✋✋‼
なんて軽く読み始めてみてもう私の心はズタズタの、ぼろぼろである。
桐野、輪廻転生というものがあるのなら、今度こそ偽りなく、自分の心のままに生きられる人生を歩んでほしい。最初から桃源郷という星のもとに生まれてくれ。頼む。本当に、お願いします。
こんなにも漫画で感情移入したキャラクターは久方ぶりかもしらん。
桐野、マザコンだとかちんけな言葉で茶化せも出来ん。
桐野のことをここ三日、ずっと考えている。
桐野の幸せ、人生、生まれてきた意味、アキアカネの意味をずっと考えている。
三日考えたところでなにも、わからん。

桐野の母親を批判したいわけではないし、むしろキャラクターとしては読み進めていけば好きになっていったし、全くもって関係の無い完全な第三者のどうでもいいお気持ち表明なんだが、同じ子を持つ親としては桐野が憐れすぎる。
勝手に憐れんでろ!桐野本人は幸せかもしれんだろうが!という思いも隣り合わせにあり、私にはさっぱり、どうすればいいのかわからんし涙も止まってくれんしカートが頭の中でずっとへローへローへローハウローって言ってる。
読むんじゃなかったとも思うし、この作品に出会えて良かったとも思う。
桐野のような人が少なからずいることもわかっている。
桃源郷ってどんなところなんだろ。
私達に出来ることは、なんなのだろうね。
「三島、がんばれ」って手を振って言った桐野の逆光で見えない顔は、どんなだったのだろうか。
今、桐野が少しでも幸せだといい。
がんばれって言葉は、あまり好きではないのだけれど、
桐野、がんばれ。
良かったです
ネタバレ
2024年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL作品を読む際にゲイがゲイであることに悩んだり周りの人に噂されたりして苦しむシーンにいっしょに心が苦しくなるのが嫌でそういった社会との葛藤に重きを置くBL作品を少し嫌厭してしまっていたのですが、はじまり方がそういう展開になる様子は全然感じなかったので読みやすかったですし最後にはそれぞれ思い悩やんで答えを出そうとする3人の事が大好きになりました。桐野と母親の話し合いのシーンでは悔しすぎて大泣きしてしまいましたが母親の幸せが桐野の幸せである以上桐野の選択には何も言えません。願わくば桐野が母親とは違う子供にとっての親になって欲しいという思いです。夢野も最後は女性と結婚したんですね。苦しかったけど本当に読んで良かったです。
予想外に深い話だった
ネタバレ
2024年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ A、B両方読みました。一見ギャグマンガのようで内容はめちゃめちゃ深かった。家庭環境など色々ある中でのそれぞれの決断が切なかったです。実は桐野のような本当の自分を隠して生きてる人が結構多いのかもしれないのと、柳田先生や夢野も含め母親の影響って凄いんだなと読後考えさせられました。パンドラの箱に鍵をかけ桃源郷に行かないことを中学生にして決断した桐野に涙が出ました。最初は本当の自分を偽って生きる決断にモヤモヤしたけど、もし桐野が母親を捨て思うがままに生きたとしてもずっと苦しんだだろうからあの決断はある意味正しかったんだと思います。やりきれないけど。そして対照的に三島は母に背中を押され本当に自分がなりたい自分で堂々と生きる。パンドラの箱の中身を見せ合ったふたりの別れのシーンはすごく辛かったです。そして絵が凄く綺麗で個性的でキャラが皆魅力的で、三島君がほんと綺麗でかわいかった!柳田先生のスピンオフも出てるみたいなのでちょっと怖いけど読んでみたいです。
桐野ー!!
2023年12月30日
柳田ヤバかった…未遂って言い切れるわけじゃないけど最後までできなくてほんとに良かったよ…あそこで三島がちょっと柳田に同情しちゃった気持ちもわからないではないけどでもアレはダメなやつだから。夢野も頑張ったけど結局付き合ってるってことはtnk克服したのか。桐野がなんか不憫だったな。いくらお母さんが大事でもそうやって生きてたら柳田みたいにならないの…それがちょっと心配になった。とても良い作品だったのでたくさんの人に読んでほしい。
感動
2023年10月8日
sideBは、それぞれのキャラクターの選択が描かれていて、本当に良かった。それぞれが何を幸せと思って、その選択をしたかがよくわかって、切なくもあり、納得もあり、本当に素敵な一冊だった。幸せの形は人それぞれなんだなーと。
すごい…
ネタバレ
2023年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごい作品を読んでしまった。
ハピエンではない作品は苦手なのですが、これは本当に読んで良かった。
桐野の選択が本当にやるせないです。きっと彼は母が笑ってくれ、子供も愛しくそれなりに幸せなのでしょう。
しかし本来の自分をずっと閉じ込めている状態というのはどれほど辛いものなのか…
楽しそうに三島と過ごしていた中学生の頃を思い出してしまいます。
きっと周りからどんなに理解されなくても、母一人が笑ってくれたらきっと幸せだったのでしょう。
理解を示してくれた三島と夢野の母、許せなかった桐野の母、その子供3人の人生の対比がまた辛い。
腐とか関係なくたくさんの人に読んでもらいたい作品です。考えさせられることがたくさんあるはずです。
感情と表情が爆発してます
2023年8月6日
絵は綺麗でうまい、話も分かりやすい、表情の表現とセリフ回しが見事でキャラクターが生き生きしてる、考えさせられるとこがたくさんある。
この物語にもっと長く浸かっていたい。
読み終わるとそんな気持ちです。
A・B合わせてぜひ
2023年8月4日
ぜひぜひ読んでみて下さい。普段はBLにどっぷりハマっている私ですが、この作品の切ないけど笑いあり、田舎の高校生のマイノリティに悩む感じがとても良く描かれていて素敵な作品に出会えて感動してます。
それぞれが出した答え
2023年7月29日
SIDE-Aの続編。
男子高生3人が自分に向き合い、答えを出し、それぞれの未来に向かって歩き出していくお話。疾走感のあるストーリーで、若さが溢れていてとても良かった。卒業式のシーンが印象的ですごく好き。皆、後ろを振り返らないで生きていく。
人間は自分の価値観に合わない人を排除し、傷つけてしまいがち。受け容れることはできなくても、共存はできないのか。とても考えさせられる作品だった。
永井先生の絵がすごく好み。主要人物は美男美女なのに、そうでもない人のキャラが個性的すぎて…感動しているのに何故か笑ってしてしまう。先生の自画像?も面白いな。
※表紙の2人は友人です
2023年6月24日
青春です。桐野の決断に衝撃。そうか、そうか、、(涙目) 柳田もした事は許されないけど、受け入れてくれよ〜って懇願してるとこがなんか哀れで。(許さないけど!)永井三郎先生の自画像が好き。えろなし。
BL枠にしないで欲しい
ネタバレ
2023年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ これはヒューマンです。
桐野が桃源郷を目指し三島と旅立とうとした時、ひょんな事から今の自分を否定し、偽って生きる決心をした。
最後に三島に吐いた弱音に喉が詰まった。
自分以外を幸せにする為、自分を深く箱の底にしまった三島。
自分を偽らずに済んだ三島。
アホの夢野。
しがらみが無くなった時、会わせてあげたいなと思った。
凄く良い。
それぞれの人生のお話し
2023年5月25日
とてもとても深いストーリーでした。読んで良かったです。それぞれみんな葛藤し、傷つき、笑い、泣きながら自分を模索していく。
それぞれの人生を必死に生きていく。
母親や家族の話でもある。子供は親を選べないから…。
sideA、sideBとも表紙が素晴らしかった。
(大事な追記)あとがきの永井センセの自画像はいつもお体が素晴らしく柔らかくて色んな体★位できそうでとても羨ましいのです(嫉妬)
この物語はどんな人にでも当てはまること。
ネタバレ
2023年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●作品読了後にこちらのレビューは読んで頂きたいです。/●私が思ったこと。この作品はBL漫画ではなくヒューマンドラマ。そしてゲイだけじゃない、同性愛者だけじゃない、自分の個性に自信がない全ての人に言える話。自信がないから、マイノリティだからと早々に人生を諦めるのか、たくさん傷つくけど自分を生きることを諦めない結果求めたものを掴むのか。最終、人それぞれに価値観や外せないものがあり、どちらが正解とは言えないけれど…。でも自分自身を諦めている人、諦めるにはまだ早いのではないでしょうか…。太っていても、不細工でも、メンタルが弱くても、変な性癖があっても、同性が好きでも、周りの目を気にして自分自身を取り繕って自分の願望や気持ちに嘘をつかないでほしい。私は不細工だから誰にも愛されないし、だから恋愛しない?でも本当の気持ちは?本当に誰からも愛されない人生であなたはそれでいいの?そう問われているように感じた作品でした。誰かの価値観に従う人生が幸せなわけないのです。自分は自分!他人なんて言ってみれば本当はどうでも良い。そう考えると桐野が15歳で自分の人生を諦めたのはあまりにも早すぎました…。本当に辛かったし心が痛い。幸せを掴み取れたフトシとの対比もあり、読了後にはロスがあり少々引きずりました…。ですが自分の個性との向き合い方をもう一度考えさせてもらえた自分にとって大切な漫画作品です。私は私としてちゃんと生きたい。漫画のレビューにしては大袈裟に聞こえるかもしれませんが、他人の目を気にせず自分がどうしたいのかを大切にしたいし、傷つくことを恐れずに、カッコ悪くても変に取り繕わず、ありのままの自分に胸を張れる強い人間になりたいです。名作!泣きました!永井先生、ありがとうございました。
タイトルがNirverna
2023年5月15日
ニルヴァーナの名曲スメルズ ライク ティーン スピリットをもじったタイトルに惹かれて購入。内容もオルタナロックの様に衝撃的で是非ニルヴァーナ聴きながら読んで欲しい
SIDE-AとB両方で一つの物語です(上下巻)
2023年4月30日
SIDE-AとB両方読まないと分かりません。必ず両方読んで下さい。上下巻と同じです。別々になっていたのを気づかずAにAB併せてレビューを書きました。何年経っても色褪せない心に残る名作です。
2023年4月6日
濃すぎて私の語彙力では上手く文章にできないのが悔しい。

最初から最後まで一人一人似てるけど全然違った悩みで、
生きづらくて周りの目ばかり気になって
息が詰まる生活の表現がすごく良くできたので、
読んでる側までツラさが伝わってきて
それぞれの視点になって感情移入して読みました。

三島と桐野の2人が良き理解者になってるのが
いい関係すぎて感動してましたが最後の結末に泣けました
そっちの選択をとったのか…と。
不正解ではないけど桐野の気持ちになると心が痛かった…
でも桐野が選んだ幸せなので
このラストで良かったとも思いました。

そしてやっぱり三島のお母さんは
最後までかっこよくていいお母さんで素敵
私もこういう母親になりたい理想のお母さん。

三島と夢野のお母さんの言葉が心に刺さった人は絶対いるはず。

久しぶりにこんなに感情動かされました
本当に色んな人に読んでもらいたい作品。

最後はまさかの展開でほっこりの連続でしたが
そこまでの過程をもっともっと詳しく見たかった!
夢野とんでもないくらい、いい男になって…!!!

まだスピンオフがあるみたいなのでそっちも読みます!
すごくよかった
ネタバレ
2023年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は桐野は田舎で母と安寧に暮らし、子供を作るという別の幸せの道を選んだんだから可哀想とは思わなかった。
パートナーとの間に恋はなくても愛や絆、尊敬はありえる。

フトシは田舎に帰れば噂のネタにされ都会でも生きづらいと思うこともあるだろう。夢野はいるが永遠ではないかもしれないし子供は絶対望めない。

桐野は本当の自分を隠したけどそうした生きづらさはない。本人の言うとおり最初は「努力」だったけど今はそうじゃなくなっててほしい。

いつか二人で笑って話せたらいいなと思う。
重い
2023年3月3日
BがLしません(恋人はできるけどそれがメインの話じゃない)。
のでそこ期待して買わないほうがいい。
お話は文句なしにいい。
私はこのラストで良かったです。
号泣
2023年1月13日
皆さんのレビューを読んで重そうだなぁ…耐えられるかなと覚悟して予防線張ってサイドA・Bと一気に読みました。それでも涙で読み進めることができなかったです。心を何度も抉られました。自分を偽って生きることの辛さ、普通なんてこの世にあるのか。色んなことを考えさせられました。
本当に名作でした。読んで良かったです。
ヒューマンドラマ。なるほど。
ネタバレ
2023年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ SIDE-Aを読んで続きが気になり、すぐにBも購入しました。
BLと思って読んだのですが、ジャンル的には女性マンガだったんですね。でも、納得です。三島と夢野の恋愛な一面もあるけど、それより自分のアイデンティティの着地点を探すヒューマンドラマがこの作品の本質なんですね。
SIDE-Aのほうが比較的コミカルに描かれていたのに対してSIDE-Bは現実を突き付けてくるスタイルでその落差に惹きこまれました。
三島と屋上でお互いのパンドラの箱を見せあったあの日が桐野にとってどんな記憶になって箱の中に仕舞われてるのか、想像しただけで胸が詰まる…
それぞれの道を行くと決めたあとの桐野の顔が塗りつぶされて見えない演出の意図考えてるんだけど…正解わからない…。もう2人は別の世界の人になったということの表れ?
あと、娘の名前に夏が入ってるのも桐野にとって夏が特別な季節だから?
三島と夢野も柳田先生も色々あったんだけど、桐野に対する考察ばかり考えてしまう。
あとがき読むまで、柳田先生は最初からショタなんだと思ってたんだけど、ショタというより南条くんの面影ずっと追いかけてる感じなのかな~スピンオフも完結したら一気に読みたいです。
名作!
ネタバレ
2023年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ おもしろすぎてすごい集中力で読みました!
読んでいて心がえぐられました。やばかったです。
久々に感情をこんな揺さぶられるマンガを読みました。
桐野...せつない。冒頭とか桐野夢野たちが三島に対して暴力的で三島の髪切るとか、まじで三島になにしてくれてんだって。いや、まじでやりすぎてて、笑えないんです。
桐野の両親は毒だなと感じたし標準を押し付けてこれが幸せなんだからと言ってるようで、桐野が幸せそうには見えるけどいつか感情がぶっ壊れないかこわい。
幸せであってくれたら良いけど…。
三島ママの言葉に救われた。ほんとにそのとおりだと思った。
三島が髪切られるまでされた夢野と夫婦みたいになってるの驚いた。桐野の選択にせつなくなった。
三島、夢野と夫婦みたいになるまでずっと一緒にいたんだね。と思ったらものすごい続編読みたい欲が湧いてきて、三島夢野の続編をみたい…。高校から大人になるまでどんなふうに生きてきたのか知りたい。桐野がどう生きているのか知りたい。
はぁ~!本当に久々に心にドカンときました。
すごいマンガです。
切ないけどよかった
ネタバレ
2022年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前々からもうホントに前〜から気になっては思い止まり、気になってはグッと断念してきた作品。
なぜならメリーだろうがなんだろうがバッドエンドや理不尽シーンが大地雷だから。
画に惹かれに惹かれて読みたい欲が募るもみなさんのレビューに怖気付き今日まで来てしまったけど、遂に読みたい欲求が限界突破しABまとめて購入。

事前に膨らませ過ぎたせいと表現力の妙技で理不尽シーンやバッドはトラウマになるほどではなく作品の素晴らしさの方が勝った。

でもやっぱり桐野は切ないね…。
還暦くらいになってさ、母ちゃんも無事見送って嫁さんとも同志みたいな関係になってさ、そしたら嫁さんに打ち明けて伸び伸び今までの分も全開にできたらいいな〜なんて思いましたですハイ。
私の旦那が打ち明けてきたら応援する(多分違うけど)。
そんな夢でも見なきゃ切な過ぎてね。
センセーも気になるね。
私は皆さんが言うほど憎めなかったな。

いやーいい作品でした。
これからも繰り返し読んでいきたいッス。
対照的な2人
ネタバレ
2022年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三島のかぁちゃん、、(;_;)もうめちゃくちゃ泣けます。やばいっす。ただのBがLするのを楽しむだけでないです。LGBTQ+への理解を高めるてくれる作品だと思います。BL好きじゃなくても皆に勧めたい作品です。
それぞれ別々の道を行く三島と桐野。
三島はあるがままの自分で、思ったままの道を行く。幸せになってくれてほんとに良かったです。
だけどそれとは反対に桐野は本当の自分を押し殺し生きて行くのを選んだ。とても悲しいけど現実的なんです。奥さんも子供もいて、親とも仲良くいっていて、笑顔が溢れる家庭。選んだ道の中にも幸せはあるんだよという感じでしょうか?桐野の心の奥はわからないのですが。こういう結末は永井先生の意図があっての事だと思いますが、考えさせられる終わり方でした。ただ最後に空を見上げた桐野の表情は、切ない、、
何度も読み返したくなるシリーズです
2022年6月30日
SIDE-Aを読見終わって直ぐにこちらも購入しました。
個々に悩みながら生きていて、それを色んな目線から見せてくれる作品です。
みんなが幸せを感じて生きていてくれると良いなと思います…😔
それぞれの幸せ
ネタバレ
2022年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ああ、本当に切ないお話だった。パンドラの箱、最後にあったものは希望だから、この先の長い人生をみんなそれぞれ希望を見い出して歩んでいってほしい。桐野もきっとこれはこれで幸せなんだよと答えてくれそう。
感慨深い作品でした!
ネタバレ
2022年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ SIDE-Aに引き続き凄い作品だとおもいました!とても考えさせられるお話だった!それぞれの選択に胸を打たれました!漫画とは思えないほどの内容の濃さと読み応え!ジャンル関係なく色んな人に読んでみて欲しいと思いました!三島くんと桐野くんのそれぞれの選択、夢野くんの想い、三島くんと夢野くんの母親の強さと桐野くんの母親の弱さとか、親も子もそれぞれが田舎っていう閉鎖的な環境下での自分のあり方を悩む様がヒシヒシと伝わってきました!欲を言えばその後の3人がもっと見てみたかった!とても感慨深い素敵な作品だと思いました!
桐野くん
2022年6月11日
もうパンドラの箱が開くことはないのかな。桐野くんは今幸せですか。そしてそのご家族のことを考えると複雑な気持ちになります。
せつないのと頑張ってという気持ちと
ネタバレ
2022年6月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後の桐野君の表情がせつないです。以前女子との行為の後、吐いたくらい自分の性と違う道を選んだってこと、それも一つの人生の選択なのでしょう。コミカルに村の人を描いてありましたが、現実は複雑ですね。単純じゃないですね。3人とその家族を見ていてとても、根本的な大切なこと考えさせてもらえたと思います。
噂通りに、泣いた
2022年4月3日
三島も桐野も、夢野も、それぞれの母達も、大好き。田舎の息苦しさ、中学生のきらめきや重苦しい心の内。めちゃくちゃツマッテル。こんなの今まで読んだこと無かった。すごい好き、作者さん、ありがとう。
魂を揺さぶられました!
2022年3月29日
何かにひかれるように購入しました。
大当たりだったのは良いのですが、非常に重く切ないお話でした。
好きになっちゃった、エッチしちゃった、らぶらぶでぇす!とかじゃなくて、ホントにこれが現実。
実在するのではないかと思えるリアリティ。
読み終えてから、ふとした拍子に思い出しては切なくなってしまいます。
壮大なドラマを見終わったような気持ちになりました。もっとたくさんの人に読んでもらって、高い評価を獲るべき作品だと思います。
これはメリバになるのでしょうかね。
とにかく読んでいただきたいです。
SIDE-BはAとはうってかわり色々考えた…
ネタバレ
2022年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ SIDE-Aは読んでいて結構面白くギャグっぽい?感じだったんだけど、Bは性同一性障害や同性愛に対する葛藤や田舎特有の偏見とか噂話等の人間関係など少年達を取り巻く色んな問題があり、近親者の理解により本当の自分を否定しないで良かった者と押し殺すしかなかった者に分かれそれぞれの人生を歩いていくみたいな内容で...かなり考えさせられる内容でした。凄く良かったです。
桐野君、悔やまれて悔やまれてなりませんが。それなりに幸せであったのか?それだけが心残り。
道はたくさんあって、同じ道はない。
ネタバレ
2022年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれがどこへ行こうか。そう考え、決めて進む。どんな道を選んでも、100%の正解なんて、きっと死ぬまでわからない。誰かにサジェストされたものでなく、自分で掴み取る未来。フトシは大人になります。フトシのお母さんはカッコいい。
そんな勝手な幸せを願いたいぐらい心に響く
ネタバレ
2022年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ いつか娘さん(+産まれてくる子)が大きくなった何十年も先にパパのパンドラの箱をこじ開けて、よき理解者になってて欲しいーーー!!そんな事思うぐらいにのめり込んでしまった作品!!
母ちゃーん!!
ネタバレ
2022年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ふたつの道はもう決して交わることがない」って、あぁそうなのか…と悲しかったけど、桐野が考えて選んだ道なんだから!と。思ったけど…うん。それぞれの生き方がありますね。めちゃくちゃ切なかった。色んな母親がいますからね。三島のお母さん、めっちゃよかった。母ちゃーん!!て叫びたくなりましたよ。
三島と夢野の2人が一緒になってたのは嬉しかったです。夢野、色々考えたんだね。タロちゃん、フトシ呼びになってた!
柳田先生は、ホラーでしたね。柳田先生のスピンオフ読むか迷う。
色々と考えさせられるお話でした。泣けます。
母親愛、炸裂!
ネタバレ
2022年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 太志の母ちゃん、カッコいい!泣いた。めっちゃ好き。
タロちゃんママも素敵。
桐野のお母さんも必死で考えてくれた事、ホント救い。
多分柳田の母のようなら桐野も壊れたかもしれないし。
だからこその桐野の生き方だったのだろう。
でも、美容師とか向いてたのにね。
ってか、夢野と太志の関係、良かった!そのまま大人になったんだなぁ。
タロちゃん、必死で助けてくれたもんね。うん、うん。

問題は柳田ですね。
こちらも続くようで。読まなければ。。。
切ない
ネタバレ
2022年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLだと勘違いして読み始めてしまいました。三島も桐野もその選択が最良だったのかはわかりませんが···悩み、葛藤、覚悟、諦め、決断力、2人とも強くつて切ない。桐野に今、幸せですか?と聞いたら、笑って幸せだよって言うだろうなと想像できて、また切ないです。
現実性が感じられる良い作品
ネタバレ
2022年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 購入済みだけどなかなか読む勇気が出ない『深潭回廊』を読む前におさらいをと思って『スメルズ ライク グリーンスピリット』を読み直しました。やっぱり泣けた、切ないです、桐野くん。本当に辛かったろうなぁ。でも今はあんな爽やかな笑顔で家族と接しているんだから、がんばったんだね。だから三島くんと夢野くんの今に救われました。
せつない
2021年12月16日
泣いた…いろいろ考えさせられる本でした。この先も読み返すんだろうな。出会えてよかった。良い本でした。
ガツーンと残る
ネタバレ
2021年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読了してだいぶ時間が経ちますが、重石のように胸に残り続けててヤバい一冊です。side-Aの始まり方からは想像できなかった結末。終わってみれば切なすぎるひと夏の物語。中学生には厳しすぎる現実との直面とその後の決意。だけど大人になった3人がそれぞれに幸せそうでよかった。終盤、帰郷しようか?という提案のあと「パンドラの箱の鍵」である口紅を三島が手にとって終わるので、この続きがいつか読めるのでは・・と淡い期待をしています。
この結末を、何度も思い返しては考えている
ネタバレ
2021年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三島、桐野、それぞれの選択を、未来を、何度も考えている。
明るさも救いもあったはずなのに、読み終わって、なんという寂しさだろう。寂しい…以外の言葉が見つからない。

男の子達の母親も三者三様に描かれており、子供に絶大な影響を与える親という存在について、考えさせられる。三島の強さは、あのかーちゃんの元で、自己肯定感がしっかり育ったのだろうと推察できる。夢野の母親も、アメリカ人の夫とあんなド田舎で暮らせるので、実はタフで順応性が高い。桐野母……。親があまりに弱いと、子供が親を守ろうとする逆転関係が生じる。でも弱さを隠せない親っていっぱいいる。桐野母が特別弱い訳ではないのだ…。

教師・柳田のその後を描いた「深潭回廊」も、「スメルズ…」に劣らぬ凄まじい作品になる予感がしますが、まだ完結していないので、結末を見届けようと思います。
泣いた
ネタバレ
2021年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ しばらく涙が止まりませんでした。3人とも3人なりに悩んで考えて人生の選択をした姿が素晴らしいです。それぞれの親の姿も少しの描写だけど3人の選択に大きな影響を与えているのがよくわかる。桐野の選択が一番苦しくなってしまったけど、桐野にとっては親の笑顔が一番の幸せなのだと思うし、でもずっと自分に矛盾を感じながら生きてるのだと思うと辛くなる。色んなことを考えさせられる作品。これはジャンルや世代を越えて幅広い方に読んでいただきたい凄い作品だと思います。
どうか、幸せに
ネタバレ
2021年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ とある事件のあと、口さがない大人によって、短い夏にそれぞれの道を決めて、進みはじめる三島、桐野、夢野の三人。それは、正しいとも間違ってるとも言えないけれど、それぞれに幸せなんだと思いたい。三人の母の態度もそれぞれで、子供の幸せを願う気持ちとは皆同じなのに、と思うと切ない。子を持つ親としても、考えさせられる内容。
泣いた!
2021年11月29日
スゴくよかった!切なくて泣けた!久しぶりにハマれた漫画だった。所々ギャグがあったりするから、ストーリー的にはいいバランスで読めた。絵も綺麗だし他の漫画も読んでみたい!
何回も読んで、心を研ぎ澄ませていきたい。
ネタバレ
2021年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分のセクシャリティも親も生きる環境も選んで生まれて来れないですもんね。
何かの影響を受け続けるしかない私たちが決断する時、自分の気持ちをどれだけ込められるのか…
三島が辛いいじめやもっと酷い目にあっても、なんとか自分を保てたのは母の注いできた愛情のおかげだった。
桐野が中学生という早い早い段階でした決断。そうさせたのも母の愛。と同じくらいの母への愛情だった。後悔はしてないだろうし、自分で掴んだ幸せを大事に思っているでしょう。それでもやっぱり切ない。
あの夏の日を思わない日があったんだろうかと思うと涙が出てしょうがない…。
そして夢野のような生き方。
バカなりの伝え方にはグッときた、間違えてからもずっと考えてたんだもんね。
その気持ちを大事にしたら良いよって言ってあげられる母親のおおらかさが素敵だった。
誰かが大事な決断をする時に、あなたの気持ちが1番大切だと言ってあげられる存在に自分がなれるかもとその時気付きたい。
自分で選べなくても周りが変えられることがある、そこからは本人次第なんだからと大人になった三島の姿にこちらも背中押されました。
本当に素晴らしい作品。
感受性ビッリビリ震えました。
綺麗事じゃないんだな。
2021年9月17日
高校生って身体は大人になっているのに自力で生きて行くのは難しいし、自分が何者で、これからどうやって生きていきたいのか漠然としか掴めていない頃。それが同性愛者であったり性に不一致を感じているとなれば、なおさら不安を抱えて生きづらさを感じていることだろうと想像する。

桐野の母親にも三島の母親のように、本当はどうして行きたいのかを聞いて「辛くてもお前の選んだ道を行け」と背中を押してあげて欲しかった。でも、現実は綺麗事じゃないのか。。。
桐野が優しくてお母さん想いであったばかりに、選択した道に心が痛んだ。

柳田のやった事は絶対に許してはいけない。
ただ、自分を受け入れてくれと言った言葉に彼等と同じ苦しみを抱えてきたことが滲み出ていて、いたたまれない思いがした。


普段ふわふわしたBLにどっぷり浸かっていた私に、この作品はとても刺さった。とくに思春期の少年が現実社会の厳しさにぶち当たっている姿は胸を詰まされる。
でも、この作品を読んで良かった。間違いなく名作です。
フォロー様、レビューをありがとうございました。
間違いなくBL史上最高傑作の一角を占める
2021年9月16日
SIDE Bは主人公の大ピンチから始まります。それ以降さまざまな事象と感情が一気に降りかかり、少年らは自らを知ってゆきます。
世間の渦や親のエゴに巻き込まれ、或いは励まされ、決意し生き抜く道を選ぶ。
ソレがほんの中学生だという事が切ないのです。
むしろやるせないのです。
読者でいる自分には何もできない。
彼らが足掻き、藻掻き、それでも進む清廉な姿に涙する事しかできません。
あの夏があったからこそ、守り、生を続けることができる。終盤は終始ガチ泣きしていました。
この作品はカテゴリーこそ女性マンガですが、BL史上的に大傑作間違いありません!
幸せの形
ネタバレ
2021年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれが選んだ道なんだろうけど、桐野が置いてきた三島との一夏の思い出を思うと切なくて仕方がないです。特に、思い描く憧れの姿と成長する毎にかけ離れていく自分の姿に、桐野は辛い思いを抱えていたはずなのに、選んだ結末はパンドラの箱を沈めてしまう道だった……。幸せの形は満月みたいにまん丸じゃなくて、どこかしらかけて成り立っている。そんな切なくてやるせ無い感じがリアルでした。とても面白くおすすめ出来る漫画ですが、心が元気じゃ無いと最後まで読めないかも。
幸せってなんだろう
ネタバレ
2021年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ こんなメッセージ性の強いストーリーを読むと元々無い語彙が更に消滅する。
読後の後味は複雑です。
女装に興味がある、同姓が好き、ショタ好き、彼らのパンドラの箱が開いて自覚する。
精一杯足掻いたり、受け入れたり踠いている。
この物語には三島、夢野、桐野、柳田がいるけれどキーパーソンなのは母親だと思う。
三島の母親は正に見本となる素晴らしい対応だった。あれほど心強い言葉は無い。彼の強さの一端をみた。
一番心に残ったのは桐野の母親で、人口の少ない田舎で先生と呼ばれる職業であり仕方なかったのかもしれない。でも…と思ってしまう。少数派と言うだけで異端なんですね…。
彼は桃源郷には行かなかったし、行けなかった。全てを受け入れた時の黒塗りの顔は笑っていたのか、泣いていたのか全て読者の想像に任せる永井三郎先生がニクい。私が泣いた。
ガンバレが決別の言葉なんですね。普通に大人になった彼の目には母親の笑顔と子供、赤トンボが写っている。其れだけが彼の幸せなんだろう。余計なお世話ですが、母親が亡くなったら桐野は保てるだろうか。子供が支えてくれるかな。赤トンボは三島との想い出なのかな、そうだと良いな。
柳田はちょっと特殊なのでコメントが難しいのですが、絶対にしてはいけない事をしたけれど、もう少し周りが対応が違えば違う人生になったのかな。
救いなのは三島と夢野が幸せだった事。
これを発行されたのが2013年ですか…。全く古さを感じさせないストーリーでした。
そして柳田のスピンオフがちょっとまだ読めなくて。心身共に健康なタイミングで読ませて頂きます。
素敵なお話
ネタバレ
2021年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泣いちゃいました…感想という感想が出てこなくて読んでとしか言えないです…みなさんおっしゃる通り、考えさせられるお話でした AB続けて一気読みしましたが、内容がスッと入ってきて読みやすかったです 三島くんと夢野くんの関係が曖昧なまま終わってしまうのかな…と途中不安になりましたが、互いを認め合い関係性を築いてくれたのが嬉しかったです ラストで時間が飛びますが、その間の年月も含みを持たせてくれる作風が良かったです 登場人物のみんなが幸せでいてくれたらいいなと思います
この先何回読み返すんだろう✨
2021年6月23日
これでもかと現実を突きつけられるSIDE-B

先生も含めて受け止めるのがキツイぞ。
中学生がこう決断するのか~💦
でも、内容が内容だからすっきりするなんて事はないんだよね。
3人が3人共自分の道を選択して歩いていることが素晴らしい最後なんだろう。

やっぱすごい。
この作品。

スピンオフもあります。
まだ読んでません。先生のお話受け止められるか~?心の体力復活したら読みます。

パンドラの箱の鍵
2021年6月22日
様々な、人目を憚る一種の性癖(BL漫画物題材の)が、社会の中でひっそり息づいている。沢山の人に受け入れられにくいと分かっている。隠したい、でも表したい。
自分を受け入る、他人を受け入れる、自分を偽る、他人に合わせる。どこかに属して生きていく(それも無理なケースへさらり言及があり、彼らのポジションに想いを馳せると、さらりとしていても胸が苦しい)。

SIDEーAを振り返ると、主人公達の短いある一時期の事が、その後の彼らの人生の大きな屈折点を与えたと、ここに至って、改めて実感。
淡いストーリーなんかではないのに、読みはじめた時には、思いもよらず、で読み手のこちらは斜め上にも感じる展開。ここ迄第一印象をひっくり返すのにたやすいプロセスをたどってなかった、と。軽く描いているようで、どうしてどうしてコトの成り行きに伴う彼らそれぞれの道のりがひととおりでないでこぼこで、読後感はずっしり。

絵は私の好みではない。特に崩しの各場面。社会科教師の歪んだ企ての場面の彼の顔も受け入れがたい。
しかし、涼しげに人前で普通ぶっているさまと、その犯罪者顔とのギャップは、だからこそ見せ方としてそれが生きている、とは言える。
私はそれに、絵が好みでないという理由では星は下げない。

この特異性、強烈なメッセージ性を評価したい。

三者三様の母たちもよく描かれていて物語世界のうねりが外向きに広がり、パンドラの箱は親の前に明らかとなるのだが、特筆すべきなのはフトシの母。息子を、強すぎて優しすぎる子に育てたという、彼女の肝の座りかたが堂々としていてスカッとくる。

蛇足ながら知恵袋というサイトに夢野家の太郎と次郎を混同しているらしい人がベストアンサーとなっていた。あの知恵袋サイトではよく誤回答や珍回答、噛み合ってない回答が散見されるが、残念過ぎる。「書き下ろし」と表現されているが未読の教師編ではないだろう。
泣けた…
ネタバレ
2021年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ SIDE-Aでも思いましたが、表紙のセンスがSIDE-Bも良い!読み終わってから表紙を改めて見直すとSIDE-Aとの本編の曲調の違いをここでも感じることができます。SIDE-A,Bの表紙の通りこのストーリーは三島と桐野の話なので、読みはじめた時にこの結末は想像できなかったな。結末はハッピーエンドなんだと思うんだけど、「母さんが笑ってなきゃダメだ」という桐野がラストにお母さんの笑顔を見て桐野も笑顔になるシーンが胸を掴まれるように切ない気持ちになり泣けました。三島にパンドラの箱の鍵を託したあの時からもう桐野の箱は開くことはなかったんだろうな。あのラストのシーンは、あれから霧野がしたであろう努力の積み重ねによるものなんだろうな。親の愛の形は様々だけど、その愛によって子供の生き方を左右するものなのかな…と個人的にはどうしても切なくなってしまいました。お母さんしか殆ど画面に出てこない桐野目線の幸せの形の表現が、作者様の凄さを感じます。たった一夏の宝物のような時間…これを書きながらも涙が溢れるくらい本当に読んでよかった作品です。
余韻半端ない
2021年6月21日
主人公が割とあっけらかんとしていたり、所々コミカルに描いてるおかげでドス黒い展開が少しは薄まっているのだけど、でも凄く深く考えさせられる漫画でした。
読み終わってからも考えてしまう。
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考えさせられた
2021年6月19日
ホロリとしてしまったり、親目線で読んだり、彼ら主人公達の目線で読んだりと気持ちが忙しかった。読むたびにきっと感じる事が違うんだろうなぁ。いろいろと考えさせられたなぁ。
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切なくなる
ネタバレ
2021年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三島と夢野のラストにはほっとしましたが。。。桐野だけは違う感じでしたね。
彼らは自分の性の自認に悩む時間が充分とれずに、答えを出していたように思いました。もうちょっと、桐野は時間をかけて自分と深く向かい合うべきだったような気がします。
桐野のラストシーン、笑っていてもアキアカネを見上げた目は笑っているのかを考えさせられ、余韻が深く残るラストでした。家族と笑い合う桐野。
読者によってその表情がどう見えるのか、人それぞれ違うのかもしれません。私には「満足の仮面」をつけたように見えました。「幸せな家庭と家族」の為に努力して、それを選んで手にして、でもその彼は本当の「桐野」なのか?望んだものを手に入れて彼は穏やかなのか幸せなのか、しかしそれは「彼」なのか?
最後まで美しい絵と迫力ある表現に引き込まれて、楽しく読めました。もしBLジャンルに分類されたら、もっとBLファンの目に届くような気がします。女性マンガジャンルの読者にもこの作品の魅力が伝わるのかもしれませんが、私はBLの名作だと思いました。
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ヨイデス、ホントに
2021年5月3日
A,B-side 続けて読みました。Aのレビューにも書きましたが、薔薇族とか牧歌メロンとかJUNEとか隠れて読んでた頃のドキドキ感、やるせ無さ、閉塞感、色々あふれてくる…不思議な懐かしさのある素敵な作品でした。好きです。
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衝撃
2021年4月21日
ラストはすごく衝撃的でしたがそこがまたリアルでした。
そうやって自分を隠して生きていく人もいるだろうしBLはハピエンが多いからやっぱり物語なんだなぁ、と。主人公はくっついてハピエンですがいろいろ考えるお話でした。
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深いお話でとても読み応えがありました。
2021年3月29日
登場人物一人一人の気持ちがとても丁寧に描かれていて、とても良い作品だと思いました。
幸せなだけではないけれど、とても良いお話だと思うので、色々な方に読んでもらいたいなと思います。メインのキャラたちの母親の考え方も各々が子供を思ってのもので共感したし心を打たれました。
とても絵が上手くて、自分の性的指向への悩み、葛藤とかシリアスに実直にかかれているんですが、面白い部分も沢山あってすごく不思議な感覚になりました。桐野君の選んだ道もどうかどうか彼にとって苦しいだけじゃない世界でありますように。
余韻
2021年3月13日
読後の余韻がすごいです。本当に映画を1本見終わったような感覚。切なさと安堵と少しの虚無感と、何とも言えない感情が残りました。詳しい内容は皆さんが書かれている通り。もう、読んだほうがいいとしか言えません!この作品のスピンオフである深譚回廊も(まだ完結していませんが)併せて是非!
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深いなぁ
2021年3月11日
AとBを読んで、映画を1本観きったような感動を覚える作品でした。主人公達3人のお母さん達も、みんなそれぞれに息子の幸せを考えていて泣けました。ただのBLでは無い深みがあります。何度も読み返したい作品です。
永井三郎様!好きです!
2021年3月10日
何て凄い作品なんだろう。。。
もう、言葉なしで画力でつたわるそれぞれの心情。
永井さんのこの作品、4冊即購入させて頂きました。
作品は素晴らしいのは当たり前ですが、産まれて初めてこんなに
作者様の事が気になって気になって仕方ない作品は本当に初めて!是非、皆さん引き込まれて下さい。
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辛すぎてしばらく引きずる
ネタバレ
2021年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ あまりにも辛いです、
自分にとっての本当の幸せ、本当の姿でいることが、自分の大切な人にとっての幸せではなかった時、どうしたら辛くならない道を選べるんでしょうか……桐野は自分の大切な人が幸せでいてくれないと自分も幸せになれない人だったから、自分の本当の姿を箱に閉じ込めてその鍵を三島に託してあの夏に置いてきたのかな、なんて勝手に想像してめちゃくちゃ泣きました。
二人で行こうとした桃源郷には結局行けなかったし、これからも行くことはないんだろうな。それでも自分の本当の姿でいれたあの夏を桐野は絶対忘れないだろうし、三島と過ごしたあの日々を胸に抱いてこれからも強く生きて欲しい。ずっとずっと応援しています。
再読(幸せになるための決断とその先)
ネタバレ
2021年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ SIDE-Aの続編です。少年に性的興奮を覚え、三島を犯そうとした柳田の闇、夢野の男の体(同性)への拒否反応、町の人たちの性的マイノリティへの偏見と噂、性的嗜好に対する桐野の母の拒絶、どれもリアリティがあって胸が苦しくなります。その痛みと苦しさを受け止めながら、それぞれの決断をしていく中学生の3人。痛々しくありながら、強さを感じます。1年以上悩み考え、三島に気持ちを伝えた夢野、大人になってしっかりと前を見据えて「三島太志」として生きる三島、そして、家庭をもち、家族とともに笑顔で暮らす桐野の澄んだ目、再読でも涙ダダ漏れです。SIDE-Aのレビューでも書きましたが、本当におススメの作品です。そして、スピンオフの主となる柳田の番外編を読んで、作者さんは、柳田のスピンオフを描くことを当初から想定していたのだろうかと考えました。そうであっても、そうでなくても、柳田に焦点を当てるってすごいなって思ったのです。(スピンオフは未完です)
良すぎてしんどい
2021年2月4日
BLのくくりになかったので、こんな名作があったの知りませんでした!!
たまたま知ったけどもっと早く知りたかった。
3人の男の子メインに話が進みます。BLですがストーリー重視で読み応えがあります。
悩んでそれぞれの答えを見つけるまでの過程が痛々しいけど目が離せないです。夢中で読みました。特にあの分かれ道に胸が痛かった。
話の締めくくりに三島くんが自分がどんな人間かはっきり分かって良かった。
必ず泣く
ネタバレ
2021年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何度も読み返していますが、必ず泣きます。
同性愛、性同一性障害が重くのしかかるお話。
2人はお互いにパンドラの鍵を開けて見せ合えたけれど、実際には誰にも言えずに悩んでいる子は世の中に沢山いるんだろうなと思うだけでも泣いてしまいました。自分の選択する幸せは一体何なのか。そしてやはり大事なのは親だと言うことが痛い程伝わってきました。先生がここまで壊れてしまったのも、やはり親や周りの環境。それぞれが決断できたのも、親が関係しています。同性か好きだというだけで病気扱いされたり、噂されたりという偏見の世の中がなくなればいいのにと深く思いました。
どの人生も正解
2021年1月9日
十人十色と改めて思いました。自分に素直に生きていくのもヨシ、大切な誰かの為に生きるのもヨシですね。最後は桐野も三島も夢野で良かったな〜。分かり合える友だちと話せないってのはは寂しいケド…
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良い!!!
2020年12月23日
Aの続きです。最初、Aさんの側から見たストーリーと、Bさんから見たストーリーかなと思ってた。もう、スタンドバイミーくらいの名作です。ラスト、この人とくっついたか!と驚き。さらにこの人は結婚したか!と更に驚き。結婚して家庭を持つことを選択した彼、やはり本当は今も苦しいのではないかなぁと思う。とても切なく、愛すべき三人の男の子達。超オススメです。
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良い!
2020年12月20日
読み応えあり、ほとんどエロはないのでストーリー重視ですね。2巻によくまとまってるなーと言うくらい、様々な展開や人物がきちんと書かれています。ちょっと、幸せなような、切ないような、余韻に浸る作品です。
素晴らしい作品
2020年12月13日
それぞれの道を歩んでいく。最後の桐野の目がとても印象的でした。初めて、沢山の人に読んでもらいたいと思った作品です。
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桐野の選択は間違っていない
ネタバレ
2020年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ パンドラの箱を閉じて生きることを決めた桐野と柳田。
道を踏み外した柳田と異なり、桐野は桃源郷ではない現実の幸せを掴んでいます。
それが彼の選んだ「母の笑顔」という幸せ。
正しい選択かどうかは分からない。けれども、決して間違ってはいないのです。

桐野にとって、三島と過ごした時間がどれほど大きなものであったのか?
読了直後、SIDE-Aからもう一度読み返しました。
切ないけれど大変素晴らしい作品です。
深い
2020年12月12日
思春期の葛藤、閉鎖的空間での生き辛さ、周囲の関りの中で選択していく自分の生きる道…。読み終えた後、何とも言えない気持ちになりました。生きる中で何度も選択を迫られれる瞬間がありますが、その選択によって道は大きく変化していく。主人公二人は共に過ごした時間こそ短かったかもしれないけれど、一生の結びつきを得たのではないでしょうか。
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すごくディープなお話でした。
2020年12月7日
BL作品風だと思って読んでいたら、この作品、性に目覚めた男子中学生(見た目は 高校生に 十分見える。)のお話でした。それも 同性愛。そして、田舎なので、噂は 尾びれ背びれをつけて、拡大する。その恐怖。自分が 中学生なら きっと 心が狂って 崩壊するだろうな、と思いました。子を思う親の気持ち、親を思う子の気持ち。そして、おまけ漫画で、クソ教師の過去が少しだけ描かれてあります。彼と似たような未来を選んだ桐野くんが クソ教師のようになりませんように。そして、くそ教師が 今度こそ、彼が安堵して生きていく環境を見つけられますように。

BL作品は大好きで よく読むのですが、現実には 同性愛者の方には、少なからず、こういう背景があるのだろうと思うと、BLの世界は ほんとに 幸せな世界なんだなぁと感じました。現実と創作は ほんとに 違いますよね。
深い、、、!!!
2020年12月7日
すごく泣けました、、、!ゲイに対しての世の中の考えって色々あって、何が正解なのか分からなくなるけど、差別はしてはいけないとやはり思いました。田舎は男尊女卑だとか偏見がなくならなく私にとっては嫌なイメージですが、都市が改革や今までに無かった事を受け入れることで田舎に伝播して、少しずつ変わっていけるのかなと思いました。
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泣ける
ネタバレ
2020年12月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃ泣けます!!2人の人生がわかれたー!!!!めちゃ切ないですが、最後の恋がうまくいってるのがまたほんとなんともって感じで、ほんとおすすめな作品です。
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感動作!!
2020年12月5日
同性愛に向き合い、それぞれが自分の選んだ道を進んでいきます。桐野の選んだ道が示されたとき、胸が締め付けられる思いでした。教師の柳田は心の闇が深すぎます。救われない形で終わったのが痛々しいです。
何が正解なのかは分かりませんが、それぞれが幸せになってくれたらと思ってしまいます。
また読もうと思える作品に出会えました、ありがとうございます。
皆が幸せであるように
2020年12月5日
タイトルは、青春の香り、と意訳してよいのでしょうか。サイドBは、人生の選択の話。ふたりで桃源郷を目指すけど、そんな所なんて世界中にどこにもない、あるのは、後悔しないように自分が今在る場所で選択をしていく自分自身。ラストシーンが印象的です。皆、それぞれの場所で幸せであるようにと祈ります。ほんとうによいお話でした。
闇を背負い去っていった先生は、あまりにもどうしようもない存在だったので、せめてスピンオフで救われてほしいです。
泣いた
2020年12月4日
大げさじゃなく本当に泣いてしまいました。グッと胸にきます。私の語彙では上手く説明できないので是非、読んでみてほしいです。未来は読者の想像におまかせっていう終わり方じゃなくてきっちり終わらせてくれているところがまたいいです。
これは読む度に感じ方が変わるかもしれない。。何回か読んでみます。でも、とにかく名作!!
ぜひ読んでもらいたい
2020年12月4日
SIDE-Aからの続きです。
Bでは柳田の行方、夢野の恋、三島と桐野の決断が描かれます。最低な事をした柳田が抱えた闇。
その闇が生まれる時に救いの手があれば違う未来があったのかもしれない。
夢野が戸惑った気持ちも痛いくらいにわかります。
それでも今までの過程を見てきていて、夢野はきっと大丈夫、と強い信頼が私にはありました。
そして桐野の決断。
桐野が壊れずに生いきていけるのは、三島との時間があったからかな。何の理由があろうとも自分で決めたのだと言えるその強さが、愛おしい。しがらみを振り切って自分らしく生きる事を幸せだと思える人もいれば、思いきって切り捨てても振り切れずずっと心の中にある後悔を引き摺って幸せを感じられない人もいる。
ラストのシーンを見ると、ああこれも幸せなのだと思えるし、思いたい。彼の決意を、覚悟を、簡単な言葉で哀れみたくない。私の涙はしばらく止まらなかったけれど。
この作品も3人の母親が出てきます。決断に対する母親の存在が大きいのは事実。正解も不正解もないけれど、子供が決めた生き方にどうか寄り添ってほしい。是非是非、色んな方に読んでほしい作品です。
とても良かった〜!
2020年12月1日
とても奥が深い作品だと思います。話は笑いあり、でもその後深く考えさせられます。
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それぞれの思いが良かった
2020年11月9日
数年前に読んでましたが絵が綺麗で格好良いのに時々変な絵になるのが気になって途中でやめてました。深潭回廊のレビュー読んで購入し もう1度読んでみて凄く良かったです。自分の思いと体の変化と家族との板挟みがあってどうしようもならないことが描かれていて。
桐野とフトシがお互いの秘密をさらけ出して親友になるのは読んでいて羨ましかったです。
桐野が自分自身で決めたことでも幸せだったら良いな。毛むくじゃらマッチョの彼氏とかいて欲しい。
桐野は母親の笑顔が幸せでも本当に幸せに生きて欲しいです。
幸せとは
ネタバレ
2020年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 柳田先生の三島への未遂事件から始まるが、描写に感服した。本当は受け入れてほしかった柳田の闇の存在がすごい。その時のふたりの表情に漫画の奥深さを感じた。この衝撃的なシーンの後、桐野と三島の東京への桃源郷探しの未遂がある。最終話は神。心優しい桐野は母親のために男性として生き、娘がいる。笑顔の桐野が今幸せかどうかはわからなかった。夢野と三島は東京で社会人となり一緒に暮らしている。三島の母親の器が大きかった。番外編の柳田先生の子供時代の話が切なかった。小悪魔の南條君に翻弄され、未遂であったため、彼は沼にはまったままなのだろう。救われるといいと思う。続編が出ているので読んでみたい。4.8
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ぜひ読んで欲しい
2020年10月21日
BLという枠組みだけでは語れない、まさにヒューマンドラマ。世間の普通と違うということをどう受け止め何を選択して生きていくか。何度も繰り返し読みたくなる作品です。
柳田先生のその後がスピンオフで出ていますので、気になる方は「深潭回廊」をぜひ。。
どんな人にも呼んでほしい
2020年10月16日
人間の不条理さとか醜さとか純粋さとか強さとか
こういう一見口先だけ見たいな言葉がギュッと詰め込まれた胸が熱くなるストーリー
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ボロボロに泣いた
ネタバレ
2020年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分らしくいられる事、理解してくれる人がいる事、愛される事…三島君はラッキーな方なんですよね。桐野君は本当に幸せなのだろうか。笑顔が切なくて。そして柳田先生はどうなってしまうのだろうか(←スピンオフ読みます!)全てのキャラに幸せになって欲しいと願わずにいられないの作品。涙と鼻水でグチャグチャになりました。あと三島君ママが最高過ぎます!
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BLというよりヒューマンドラマ
2020年9月10日
すっごく高校生だ!この頃って純粋で逃げることをしらない。読んでてハラハラしましたが、絶妙にコミカルでそれほどシリアスにはさせないのは作家さんのセンスがすごい。暗い話は苦手なのでどうかなって思ってましたがするする読めました。幸せは人それぞれ違う、って使い古された言葉で当たり前じゃんって思ってたけど、モヤモヤしてしまった自分は分かってなかったって思い知らされました。ストーリー自体は片田舎のマイノリティの高校生、っていう言葉で想像つく話でしたが、最後まで書ききって凄いと思いました!
素晴らしい作品!
ネタバレ
2020年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい!多くの人に読んで貰いたい!と思う作品でした。作者様に感謝です。最後、三島と夢野が自分らしく生きる事ができ安堵。逆に桐野は自分自身を封じ込め、母親の理想と笑顔を選んだ。親の理解で生きる道が違ってしまったけれど、現実も桐野みたいな人が多いのだと思う。皆が自分らしく生きることの出来る世界になって欲しい、と切に思う。
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