タイトルに聞き覚えあるなと思ったら、中高時代に友人が読んでた本でした。
まず、絵が美しい。これだけでも眼福。
初めにことばありき。ことばは神なりき。呪文ではなく「ことば」自体を力として捉えた漫画を、私は初めて読みました。祈るの語源は「斎・宣る(い・のる)」だそうです。祈りの唱和を無声映画で観ているような感覚があります。
最初からずっと青比古が好きでした。「自分」が希薄だけど、自己犠牲というわけでもない。ニュートラルという言葉を人間にすると青比古になる。そんな彼にも、桂との触れ合いで実は変化が生じていた。そして想いを抑える桂。1番感情移入していたと思います。
壮大な話ではあるけど、その流れの中を命いっぱい生きている人間たちの姿も描かれています。
「イティハーサ」は、インドでは神話的叙事詩、歴史物語を指すらしいです。文字通り1つの歴史を見たようで、言葉が出ませんでした。
素晴らしかった。無理矢理一言で言うならこれしかないです。