ネタバレ・感想あり500年の営みのレビュー

(4.6) 243件
(5)
168件
(4)
47件
(3)
24件
(2)
2件
(1)
2件
500年…
2025年4月8日
最初から最後まで素晴らしかった。
予想外の展開にそうくるかー!と心揺さぶれずっと泣きながら読みました。
他の作品も読んでみたいです。
いいね
0件
最初っからウルウルです
2025年3月26日
自分の涙腺が弱いのもありますが、最初っからウルウルです。寅雄と光のエピソードからしてウルウル(T ^ T)光にほとんど似てないヒカルの存在に何百年もの孤独が救われて、、、読んで良かったと思える作品です。
いいね
0件
ハピエンなのに切ないのは何故なのか…
ネタバレ
2025年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 確執のある家の息子同士でようやく恋人に。でも恋人の光が事故で死に、寅も飛び降り自◯…。でも寅は目覚め、そこは250年後の世界で、目の前には光そっくりのアンドロイドであるヒカルBがいたーーという人間とアンドロイドのお話。

人間の光はもういないという切なさは常に漂い、それでもヒカルBがいじらしく見えてヒカルAに代わったときにまた切なさを覚える。そしてヒカルBとも離れ離れになり、また250年。どれだけ切なさを感じればいいんだ!

ラストはハピエンなんだけど、(これは個人的な妄想だけど)本当にハピエンなのか。250年後の再会について、2人が離れ離れとなった地に寅が探しに行って再会するなら分かるけれど、ヒカルBがオゼに向かう確証もなく、寅がオゼを目指して再会なんてあり得るのか。ヒカルBのエネルギーは無限なのか。どうやってオゼに辿り着けたのか。250年どうやって動いてこられたのか。寅の倒れたところは荒野っぽいのに、2人が出会えたオゼは湿地帯。じつは再会は寅の”意識の中だけ”の出来事だったのではないかとさえ思える。。。

2人の再会が現実だったとして、2人はあの何もない湿地帯でどうやって生活していくのか。そして寅は90%が人間であり、いずれ老い、死が訪れる。そうなるとヒカルBはどうなるのか。。。

などなど、読後はいろいろなことが頭をめぐり、本当はメリバなのかも、とも考えた。でも素直に描いてあるとおりに捉えて、2人は再会して、その後幸せに過ごしたと思うのがいちばんいいのだろうね。山中ヒコ先生のBLは本当に感情が揺さぶられるなぁ。
世界が崩壊した後の愛💦
2025年1月22日
この作家らしい、壮大で哀しくも美しい愛の物語‼とうに崩壊して汚れきってしまった世界で生き続ける意味はあるかと、迫られる作品。答えは、生き続ける意味は愛、なんだろうか。これ読むと、どうしても現今世界のヤバサを思ってしまう。250年後、500年後の世界って、ほんとにこんなかも…… たとえ生命を保存したり蘇生させたりする科学技術が進んだとしても、世界が壊れちゃってたのではなぁぁ。生身のヒカルも保存できてたら、トラと生身同士で再会できたかもですが、世界がこんなじゃ生きる歓びを感じられるかな。現実世界のヤバサを思わされて、哀しく、最後にはコワくなる大作。
アンドロイドと人間の恋
2024年12月25日
亡くした恋人を追ってマンションから飛んだはずが、250年冷凍保存され未来世界に生還した男。目覚めた時にいた恋人の3割減のアンドロイドとの生活で、再び愛を知るお話。
最初は、勝手に冷凍保存されたこと、恋人のニセモノになるアンドロイドとの再会を用意されたことに腹が立つと共に、虚しさを感じました。寅雄本人が納得して選択した生き方を親のエゴで書き換えられ、恋人の代わりを用意される。そこにはもう自分の知っている人は誰もいないし、住んでいる世界もまるで別世界。自分だったらと思うと納得出来ないし、淋しさも悔しさも虚しさもぶつける相手がいないし意味がないと思いました。
そんな未来世界を生きていく虚無感を吹き飛ばしたのが、ヒカルB。元恋人の失敗作ロボットに最初はイライラしたものの、いつも笑顔で優しく献身的なヒカルBとの生活が寅雄の心を溶かしていきます。このお話のスタートは実はここからで、再び250年冷凍保存された寅雄の生きる原動力になったのがヒカルBとの約束だったというのは感動しました。ゴミとして処理されたヒカルBも寅雄との約束を光に動いていた。アンドロイドであるヒカルBと心を通わせることが出来た。そして二人がもう一度出会えた。そこに500年の意味を感じました。最後はとても清々しい気持ちで二人の再会を祝福できる、愛を感じられる作品です。
いいね
0件
完璧が欲しいわけじゃない
2024年10月20日
あたたかくて切なくて涙が出てきちゃいました。この気持ちを言語化出来ない自分がほんと残念だけど素敵な作品ありがとうございました。
BL読まない人、漫画より小説が好きな人も
2024年9月4日
大好きな作品なのですが実家にあり、久々に電子で読み直しました。
先生は未来から来たのか…。人間はなんでも大切と思ったらずっと大切なんだ。500年の営みは年を重ねるたびに更に刺さる作品になっていくと思いました。
あったかい
2024年8月10日
読了後にあったかい気持ちになりました
いつもBLはもっとえちーがあったりドロドロした内容のとか読んでたけど、この作品読んですごい満ち足りた感じがします(◍´꒳`◍)
人間とアンドロイドだけど、確かにそこになにか通い合うものがあって、ヒカルBは廉価版だったかもしれないけど、とらさんと確かに想い合っていたんだな、と感じました
この続きも読んでみたかったけど、この終わりが1番きれいなんだろうなあ
しんどくて切ないけど好き。
2024年7月25日
タイトルが500年だけど、250年後の蘇生なんだ…と思ったらそういうことかー。涙と鼻水垂れ流しながら読み終えました。SFもの久々に読んだけど、BL読まない人にもオススメしたいやつ。初読み作家さんなのに、イキガミとこの本をまとめて買ってしまうという自分的に大冒険をしましたが、どっちも買ってよかった。
泣ける
ネタバレ
2024年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悲しくて美しくて愛おしい物語でした。
アンドロイド系はそんなお話しが多いですね。
機械だから?250年もの間ひとりで待ち続けることができたのかな?
その間彼は何を考えていたのかな?
彼らが幸せであり続けられるように、私も祈りたい。
いい
ネタバレ
2024年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最高のラブストーリー。
SF好きにはたまらない。
近未来、そしてラブストーリーというのは心をくすぐられまくり。
あまりラブ的行為の描写はないので、ひろく色んな人にすすめたい。
すごくよかった。
光は、死んでしまった
2024年2月24日
いきる意味をなくして寅は、飛び降りた。
目覚めたら250年後。両親の希望で冷凍保存され損傷した機能が治療できるまで眠る。
みんな死んだ世界で、世界の概念が変わって、出会ったのは、アンドロイド光。黒髪黒目のポンコツアンドロイド。
でも、回想しながらアンドロイド光と生きていく
いいね
0件
読みたかったけど避けていた作品
ネタバレ
2024年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山中先生のSFは哲学的で且つ切ない。
だから、なんとなく避けていた作品がこちら。

やはり考えさせられる。
尾瀬を教えておいて良かったね。
250年と250年
2024年2月8日
すごい時間だなぁ。膨大すぎて想像も出来ないけど最高250年も一人でお家を作ってたと思うと健気すぎて可愛すぎて抱きしめたくなりました。会えたのは奇跡。BLというよりアンドロイドだけど人間愛のようなものを感じる作品でした。
ほんとだ…すごい
ネタバレ
2024年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鼻水と涙が出ます。これは人前で読んではいけない、外で読んでもいけない。1人、じっくり大事に読みかなりの余韻を味わう。先生の作風、未来の話というか、でも心えぐられる。これは失敗作である光を選び、一生一緒にいる事を誓い500年の間に何日過ごしたんだろう、その過ごした日の重さで、最後出会えた奇跡。何とも言えない気持ちになりすぎて大変です。
切ない!!
ネタバレ
2023年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ セリフ少なめ、絵で行間を読ませるところに色々な思いを感じて泣ける…。表情がすごくいい。アンドロイドにとってもメンテナンスなしで250年は長すぎだし、未来については突っ込みたいとこもあるにはあるけど、ラストはほんとに良かった!という気持ちでいっぱいで泣けた!あとは過去の本家の光と寅の話がもうちょっと見たかったかも。
やっと見つけた!
2023年8月18日
何年も前に本当にたまたま少し(ヒカルBがいなくなるところまで)読んで、ずっとずっと続きが気になっていたのですが、申し訳ないことにタイトルも作者名もわからなくて探し出せず、今回偶然に見かけてタイトルが気になって無料立ち読み開いたらこれで、即買いしました。

更にまた苦難があったなんて…
でもだからこそ?号泣でございました…
正直、絵は粗めで好き嫌いはわかれるかもしれません。
けど、BLとかSFとか関係なく、気持ちって想いって「祈り」でもあるんだなあ、と。
嗚呼、語彙力が…うまく言えないな……
250年も一人で寅の為におうち作ってたとか、もう…!!けなげでかわいすぎるでしょ!

彼らには敵いませんが、長い年月を経て出会わせてくれて本当にありがとうございます!と感謝しかない作品でした。
ここから新たに始まるんだと思います。
光と寅、寅とヒカルBの愛の話。
2023年8月1日
SFとかファンタジーというよりは、童話のような、絵本のような物語でした。リアリティーには欠けるけど、大人が読んで思わず涙してしまうような……似ているわけではないけど、私は『星の王子さま』や『100万回生きたねこ』を何となく思い浮かべました。
なので、SF的な設定がいろいろ出てくるけど、理論的・科学的なことは考えずにさらっと読み流すのが吉です。
主役の寅とヒカルBの関係も、BL抜きに読めるような愛の話です。
むしろBLとして良かったのは光と寅の話。第1話と第2話の回想シーン合わせて20ページにも満たないぐらいだけど、光と寅がお互いにどんな子で、お互いにどうして惹かれあったのか、絵だけでものすごく伝わってきて……短編をひとつ読んだくらい、ギュッと心を掴まれました。
いろいろ足りないところのある寅を、いつもわかってくれて、愛してくれた光。その経験があるからこそ寅は、いろいろ足りない「3割減」のヒカルBを愛せたのかもしれない。
未熟で弱かった寅が、強く真っ直ぐに変わっていって。初めはただ「役に立つ」ためだけにプログラムされていたヒカルBの中に、感情や願いが芽生えていって。
長い長い時間をかけて、やっとつかみ取った愛。
人間とアンドロイドのその関係は幸せなのか?と言ったら、幸せなんだと私は思います。
ラストにタイトル回収で
ネタバレ
2023年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 百単位の年月をかけて、読み始めはアンドロイド系だから、不滅の内容かなと、軽く受け止めていました。とんでもない!寅の光への愛がジワジワと来るセルフ、そして出来損ないのヒカル、可愛すぎるかよ。
人間の愛は、人だけに限らず、動物、機械、物へそそがれる事を寅が、怪我をしながらもヒカルを背負う姿で表現。なんていうシーン‥😩ラストが感動でした。ヒコ先生の作品を、大好きなのは切なさと愛の温かさが感じられるから。今回の作品も大好きです!紙でも購入しました。ありがとうございます。
一読後
2023年6月26日
しばらく放置してましたすみません。久しぶりに読み返したら驚き!涙涙涙!えー、前回と全然感じ方違う!なぜだろう?でも、よかった!すきになってよかった!
深い深い物語
ネタバレ
2023年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山中先生の作品、好きです。「500年の営み」アンドロイドと青年のお話。

読みながら、手塚先生の「火の鳥」を思い出しました。「宇宙編」だったか、青年がずっと探し続けた女性は、実は最初から彼の傍に居た…というシーンを読みながら思い出しました。色んな解釈があると思いますが、このお話は主人公の未来ではなく虎のあの世での出来事の様にも感じました。

冒頭のシーンは、何度読み返しても胸が苦しくなりますね。綺麗なジャンプ。悔いの無い、虎くんの強い決意を感じたシーンでした。そのシーンの感想を書くのはいけない様に感じますが、例えば人間も犬もメンタルな動物ですが、自死する自由を犬は知りません。自死は選択できるものだと人間は知っている。だから宗教ででしかその行為を禁止する事ができない。言葉にするのが本当に難しいですがそれほどの行為…そこから始まる、この物語。

虎くんのその行為、彼の両親には衝撃とショックの無限ループだったのかなと。それまで自分達がしてきた事の後悔と、どうか光くんと幸せになって欲しい…という想いが寅くんに届いて、それが最後のシーンになっていくのかなとそんな風に思いました。

最終話の尾瀬への旅。アンドロイド・光くんが現存している確率は1%。それを信じないで研究所に残った虎もいれば、信じて尾瀬に向かった虎もいて。物語は信じた方で…。そして光くんに会えた虎もいれば、会えなかった虎もいる。作者は最後のこのシーンをはっきり描いていませんが、それはふたつのパターンの虎くんが同時に存在しているからかなと。2人が再会できたのは、息子への愛を送った両親の応援もあったからかなと。人はひとりでは生きていないんだなと…この歳だからか深いなと感じた作品でした。(アンドロイド・光には、虎が来る事実しかなかった。時間の流れ方の違う2人がまた…に大泣きでした。)

人型タイプから最後は四角形になったアンドロイド。その理由に納得でした。ロボットとは?といわれたら、どの様に感じるかは生活文化なんかでそれぞれなんだろうなと。だけどドラえもんと共に大きくなった私は、虎の様に家族だと感じるんだろうなと思います。 色んな解釈、SFは面白いですね✨
出先で読んだのに
ネタバレ
2023年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 涙が止まらなかった。
人は1人では生きられないから、誰かに依存したり敵対しながらも誰かと一緒に居たい。
それが判っているから両親はヒカルBを寅に残した。
寅に大切にされ、ヒカルはアンドロイドなのに無いはずの感情を学習し、それに気がついた寅はオリジナルを超えてヒカルを大切にする。気が長くなる時を超え逢えた2人。
尊い。
泣けます
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ アンドロイドと人間の恋愛ストーリー。SFファンタジーです。
途中、何度も泣きました。
これはこれでよかったけど、ほんとに終盤…駆け足な感じだったから、もうちょい分かりやすく表現してくれたら更に良かったかな。
3分の2までがピークで面白かった(泣けた)。
できればその後の二人をもっと見たかったです。
★4.5
感動しました
2023年5月18日
手塚治虫作品を読んだ時の感動と同じ感覚を覚えました。気が遠くなるような長い時間と消えない思い。何度も読み直したい作品。
中々凄い
2023年5月14日
なんか哲学と言うか久々に凄くシンプルな漫画家さんに出会えたな、と。
手塚治虫的な。(巨匠に例えたく成る程)
画力も下手なのか、それがぬくむもりなのか
途中で気にならなくなった。
じんわりくる感動でした。
涙が溢れ出る
2023年5月13日
どうしてこの作者さんは、こんなにも悲しいような…でも幸せのような作品が作れるのでしょうか⁉イキガミもそうでしたが、とにかく心をギュッと掴まれて震えがきちゃうんです💦辛くなったり感動したりで、もう涙が止まりません❗😩読んだあともず〜っと余韻が残る良い作品です✨
じわっときた
2023年4月18日
軽いタッチの絵からは想像もできない世界観が広がっていた。人間とアンドロイドの愛にこれほど気持ちを持っていかれるとは…。シンプルに、愛って相手を思うことなんだなぁと、トラの行動が教えてくれた。最後のシーンはホントに泣けた…。
尊い
2023年4月16日
優しさと愛しさが少しづつ重ねられていくような作品ですね。ラストもとても素敵です。二人の姿にほっとしました。
余韻が残る作品
2023年4月9日
山中ヒコさんの作品好きです。正直、絵は荒いし、流れるように進むのでページ数の割には話が短いなとは思います。でも、それを超えて、人が人を愛する気持ち、大切にしたい気持ちが底流に流れていて、それが読者を惹きつけてやみません。読み終えた後にも余韻が残って、独特の世界観に浸っていたい気持ちになります。設定が非日常なのも面白いです。この作品には、正直、エチがあったのかどうかわかりません。でも、それは必要ないでしょう。トラさんが、ヒカルBを愛する気持ち、行為が、時をも超え、場所をも乗り越えて超え二人が結ばれる、それが抒情詩のようです。
泣いた
2023年4月9日
ヒカルの一途な愛が私には愛おしくて切なくて、とらさんの真っ直ぐな愛が私には眩しくて愛おしく感じました。
最後まで読んで、涙がじわじわ、だばっと出ました。
SFBLの頂点
2023年4月8日
アンドロイドが昔の恋人の代わりになる。よくある話そうで全く違うの、泣きました。人間に魂があることがストンと腑に落ちる、傑作だと思います。
すごい作品に出会いました…。涙と感動の嵐
ネタバレ
2023年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 亡き恋人光の後を追ったはずが、目覚めたのは250年後の世界。そこにいたのは光にややそっくりめのヒカル、アンドロイドだった。でもヒカルは光の代わりではなく、本物のヒカルの代わりで…というストーリー。

緻密なストーリーで、本当によく考えられています。年表などもあり、250年の間に何が起こったのかも分かって、これから先こうなっていくんじゃないかと少しぞぞっとしました笑。読みながら、死ぬほど好きだった光との思い出や寅の想いがもっと知りたかった…と思いましたが、なるほど!そこがメインではなかったからですね!あんなに寅が光のことが好きだったにもかかわらず、ヒカルに惹かれるのにも共感できました。絶対本物のほうがいいんですよ!ビックリするほどポンコツでイラッとするのに、かわいくて癒される(*´꒳`*)何でも受け入れて、いつもニコニコただそばにいるのが健気で…。寅のこと大好きなのに、寅のこと思って身を引くのにも涙が出ます。
「光がいないなら生きていてもしょうがない」と自分の命を投げ捨ててしまった寅が、人間でもなく、光でもないアンドロイドのヒカルに、もう一度恋をします。さらに250年経ち、ヒカルが居るかもわからない中、諦められない恋心が寅を突き動かしていく。一度目の恋を失って500年、幸せを掴むことができるのか…。ぜひハンカチ片手にお読みください。

ラストは、「えー!ここで終わり?(゚o゚;;」と愕然としてしまいましたが、描き下ろしの最後の1ページまで読むと、安心できるはずです。(本当ならもっとラブラブな2人を見たかったのですが…。)スケールの大きい作品を1巻におさめるとなると、どうしても描くシーンが厳選されてしまうので、説明不足に感じたり、もっと見たかったと思うかもしれません。1回目の250年が丁寧だっただけに、2回目の250年になるあたりから駆け足になってしまった感もありました。500年経っているのに、本人の意識は自分の年齢分しか生きていない。そこの感情の移り変わりも描くのが難しかっただろうと思います。

でも、読者を引き込む力、誰かを一途に健気に想う純粋さ、アンドロイドと人間の壁を超えた交流…。遥かに超越した素晴らしい作品です。驚きと切なさと優しさと癒しがたくさんつまっています。BLのジャンルにとらわれず、たくさんの方に届いてほしい。
愛とは
2023年3月26日
愛とは何かを深く考える作品でした。失望から新たな出会いにより、希望が生まれ、愛となるストーリーが美しく、最後の終わり方も余韻がありよかったです。
絵本のようなお話
ネタバレ
2023年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「イキガミ〜」の続編から気持ちが昂ぶって、この話も買ってしまいました!その感じで読んでしまうと物足りない人もいるかも。この作品は最後の方はずっとピアノの音が聞こえてくるような、絵本のようなお話でした。前に「積み木の家」というアニメを見ましたが、それを彷彿とさせました。SFだけど、すごくロマンチック。主人公のトラは光という存在とともに在りたかったわがまま王子のような男でしたね。彼を愛した人間の光は冒頭から思い出の中だけの人。一緒に暮らした本物の光の、3割減の出来そこないアンドロイド、光Bはポンコツだけど、愛情深い、ある意味そこもアンドロイドとしてはバグが起きている存在。でも、人間は五百年経っても、不条理な存在のままで、相変わらず戦争をしたり、トラのように、不可能を可能にしようと足搔いたりしている存在なんだな〜と、この作者の世界の捉え方に共感したり…。矛盾の仕方がそのまま美しい、という表現は深いな~と思いました。最後は映画のような余韻が…。はっきりとしたことは想像に任せる感じの終わり方です。後日談のようなおまけ漫画から想像するしかない。個人的に好きなところは、アンドロイドたちが人間を大切にするところです。ゴミ処理場のアンドロイドたちがとても微笑ましかった!この漫画みたいに、願わくば、現実のAIもロボット三原則に沿った存在であり続けてほしいですね~。いろんなことを考えた作品です。
絵本、星の王子様
2023年3月22日
星の王子様の様なストーリーと、淡々と進む年月、絵本の様な終わり方で、愛って感じ。胸がぎゅーって痛い。
余韻を感じます
ネタバレ
2023年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ じーんとした余韻を感じる作品です。寅と光は想いが通じ合ってすぐに光が事故で亡くなり寅が後を追います。250年経った未来では光に似た少し残念なアンドロイドのヒカルが寅を迎えてくれます。そこからの寅とヒカルの切なくて温かい物語です。
寅が500年を経て幸せな気持ちを取り戻して、ここから本当の人生を生きて行くのだろうと感じるラストが良かったです。
なぜこんなに涙が...
2023年3月20日
イキガミとドナー読了後に、こちらのレビューを拝見して購入。多くのレビューにあるように感涙でした。なんでこんなに涙が.....BLというジャンルを超えてます。愛着と喪失、無償の愛と救いの物語なのかな。まだその理由を上手く説明できませんが、山中ヒコ先生の紡ぐ物語の虜になってます。
泣いちゃう。
2023年3月20日
寅と光(ヒカル)の永くて短い恋のお話。500年かけて、寅は最愛の人と再び幸せな時を刻みはじめることができたのかな。たんたんと、可愛く、切なく進む物語。何度読んでもぐっときます。
切ないけど
ネタバレ
2023年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ イキガミを読み、べつの先生の作品も読んでみたくなり、セール中の口コミが良かったこちらを購入しました。他の方も言っていましたが、涙が。
ヒカルBが愛おしい。最後の書き下ろしに気持ちが救われました。
ネタバレ
2023年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 突拍子もない設定だな!と最初は思いましたが、読み進めていくうちにすんなりと入り込めました。ヒカルBが健気で、とらさんの心が少しずつ柔らかくなっていく描写が好きです。余韻が残る終わり方でしたが、後書き?書き下ろし?みたいなページでちゃんとその後を読むことができます。購入して何回か読みましたが、「そらみみ」の件で毎回号泣します。愛する人の聞けなくなった声はそらみみでもいいから聞きたいよね…。切なくて、愛おしい。
胸にこみ上げる
ネタバレ
2023年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ポンコツ(敬愛を込めて)アンドロイドと人間の恋。寅がだんだんアンドロイド光Bに心を許し、2人だけの新たな関係を築いていく様の切なくて尊いこと!寅が僅かな可能性にかけて光Bのもとへ向かう姿は胸を打つし、間の取り方や見せ方が素晴らしく、もう読んでこの世界に浸って下さいとしか言えません。光と寅の恋模様ももっと見たかったけど、それだとアンドロイドの光Bに感情移入出来なかっただろうから仕方ないのかな…。アンドロイドでも人間でも、愛する気持ち、大切に想う気持ちの尊さ、胸にこみ上げる作品でした。購入して良かったです。タイトルも素敵。
何度も読み込みたい作品
ネタバレ
2023年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初、山中ヒコ先生です。アンドロイドや長い間眠りについていたというお話しは結構読んでいますが、読む度に新鮮な感動があります。寅は光の代わりとしてではなく、ヒカルBそのものを愛したのだと思います。今度こそ愛したい、ヒカルBを…という思いが切ない。endでえっ?えぇーっ?となりましたが、そこにヒカルBがいましたね。涙が溢れました。さらに書き下ろしを読んで救われました。幸せそうに尾瀬の木道を歩く二人が印象的です。まだ一度読んだだけですが、何度も読み込みたい作品てす。その時々で受け取るものも変わって来ると思います。
いいね
0件
できそこないほど愛おしい
2023年2月18日
山中ヒコ先生の作品は感情を紙面に盛らないところがホントにせつなくて泣けてくる。互いに腫れモノに触るように感情をぶつけ合うことができない寅とヒカル、二人が世界でいちばん人間らしくて美しい。
いいね
0件
好きだなー、このお話。
ネタバレ
2023年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様のレビュー読んで購入しました。
イキガミとドナーも好きだったので楽しみにしてました。これは切ないし、泣きますね。
虎くんがまだ未来の世界に慣れなくて危ない目に遭うたび、ヒカルが助けて壊れてしまった時、虎くんが心配しながらも逆ギレするシーンが好きです。
アンドロイドのヒカルとまた出会えて本当によかった。
涙腺崩壊
2023年2月14日
涙腺が崩壊しまくりました!近未来SFBL(薄め)です。戦争の年表がほんとにありそうで怖いんですが、優しさが沁みるストーリーです!ラストが秀逸!
読むたび泣く
ネタバレ
2023年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ この話本当に本当に好きで何度読み返したかな‥‥?2010年代初めの傑作のひとつだなーとわたしは思っております。台湾旅行行った時に翻訳版が売っててお迎えしたのも思い出の一つです。遥か遠く未来の話なのに日本人の哀愁を掻き立てる、唯一無二の愛のはなしという印象です。尾瀬行きたいですよね。音楽の授業で聞いた水芭蕉の花がー咲いているーのあの知識と板の風景のイメージしかございませんが‥‥笑
優しくて不器用なアンドロイド
2023年1月25日
長い眠りから覚めて、死んだと思っていた光が目の前にいて、、、夢かと思った寅雄の気持ち、号泣してしまいそうでした。完璧じゃないところが人間らしい、こんなアンドロイドができたら私も会えなくなった人のがほしい。
アンドロイドと紡ぐ、普遍の愛。
ネタバレ
2023年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 秀作です。是非読んでください。

「…お前こそ、人間のことがわかってない。人間は、ロボットだろうが、使用済みの切手だろうが、犬だろうが、金魚だろうが、好きな奴のためにはこうしてしまうものなんだ」

… ヒカルは、寅雄の亡くなった恋人に似せたアンドロイド。でも、恋人には似ても似つかぬ、半端な性能しか持ち合わさない。寅雄は随分不満だけれど、どんな時も側にいて、不器用ながらも心から尽くし、「好きだよ」と囁いてくれた…
思いがけぬ突然の別れから、寅雄は、ヒカルの存在がもはやかつての恋人の代わりではないこと、かけがえのないものであると気づき、現れた恋人そっくりの高性能アンドロイドではなく、捨てられたヒカルを探しに旅に出る…そんな、お話。

何度も、手に入れたと思ったら消えてしまう愛の前に、寅雄の孤独がどうにも切なすぎる。それ故に、たとえアンドロイドであると知っていても、自分のなかに芽生えた愛に縋った寅雄の姿に強く胸を打たれます。
深い深いお話
2022年12月20日
想像を遥かに超えた深い深いお話でした。切なくて優しい、じんわり不思議で呆然としてしまう読後感。心を持っていかれる良作です。
ああ…これは余韻がすごい
ネタバレ
2022年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 半額のときに買ったまま重そうなので寝かせてました。いやあ…いい作品でしたわ。最初は、恋人が死んだってニュースで聞いたら死体も確認せずに飛び降りるか?とか、設定のツッコミどころが色々気になって入り込めないまま終わるのかと思いきや、いつの間にかそんなのどうでもよくなって入り込んでいて、さらにこれはヒカルBもだけど寅の成長物語でもあるのだと気付いたときに感動しました。最初は死の一報を聞いただけで自死を選ぶような人間だった寅が、250年後、さらに250年後と営むたびに優しく強くなっていくのがその描写でわかり、ツッコミどころにも意味があったのだと自分の浅慮に反省。きっと500年後の寅は、ヒカルBの現存確率が0%って言われたって筋トレして尾瀬に向かったのではないでしょうか。250年後のさいご、涙の本当の意味を知ったヒカルBが、寅を膝に抱いて砂漠の夜空を見上げた顔つきがもはや人間の表情で、うまいなあと。死んでしまった恋人太田光についても、彼がいて、彼が尾瀬に行こうと約束してくれたから最後にヒカルBと再会できたわけで、全てが繋がっていて、でも光の代用ではなくヒカルBを愛していて、優しい太田光もそれをきっと「良かったね」って思っていると確信できて、重いようで、優しいお話だと思いました。でも、ヒカルAはどうなったのだろうかとか、人間至上過ぎやしないかとか、寓話を読んだときのような、余白部分について考えてしまう部分もあって、いくらでも考える余地のある、受け手次第ではどうとでも読後感が変わりそうなお話だなあとも思いました。
美しいお話でした。
ネタバレ
2022年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死んだ恋人ににたアンドロイドと、250年のコールドスリープから目覚めた主人公の話。
いっしょに過ごすうちにアンドロイドと恋人とは似てない!と思う事が多くなって...
でも、だんだん硬く閉じていた心が開いてきて...って時の別れ
その後は読んでからのお楽しみですが、読んで損はない作品だと思います!
ファンタジー。でも未来ではありえそう。
2022年7月8日
イキガミとドナーを読んでよかったので、こちらを購入しました。でもずっと読んでなくて、今日何故か読みたくなって、読んでみた。
250年後目覚めた時に、光が死んでいて、彼に似ているちょっと残念なアンドロイド光Bと住むことになったら…
寅の心の変化がよく描かれています。
読み終えたあと、頭がボーっとして、ジワジワ涙が出てきました。
終わり方好きだな。
凄い物語を読んでしまった
2022年7月2日
レビュー評価が高いのと某BLサイトでオススメされていたのをきっかけに購入したものの、正直絵柄があまり好みではなくて失敗したなかな…と思った気持ちを見事に覆されました。500年という途方も無い長い年月を通して描かれる物語に、読む度に心を動かされます。敢えて内容に触れません。ぜひご自身の目で心で確かめて下さい。
すごい
ネタバレ
2022年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 光はもういないはずなのにヒカルはいる。恋を止められるわけがありません。二人に幸せな未来が待ってることを願います。いつかヒカルに空耳が聞こえれば良いなと思いました。
じんわり
2022年5月11日
スッキリハピエン好きの私なので少しもやりました。がポンコツアンドロイドのヒカル君がとても愛しく、寅さんの250年そして1%に大きな愛を感じとても感動しました(泣)やっと巡り会えて命尽きるまで2人穏やかに過ごせますように。
すごく良いです😍
ネタバレ
2022年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ イキガミとドナーからの、この作品でした。アンドロイドと人の物語なのですが、読み終わって切なくて涙が出てしまいました。暖かい絵柄としっかりしたストーリーに、心を引き込まれます。2人に、最後に会えて良かったねと言ってあげたいです。
じんわり感動する
2022年4月20日
なるほど。。500年の営みか。。SFBLでした。なんかじんわりと感動しました。
寅雄くんは不器用だけど一途ないい子でした。
この作者さんのSFBLって往年の名作っぽくて好きです。
切なくて暖かい😍
2022年3月19日
SFは惹かれないので購入は正直、かなり迷いました。「イキガミとドナー」が好きすぎて、もし好みでなかったらファンになった分、余計にガッカリしそうだなぁと言うのも迷った理由です。でもイキガミもSFだったわ!と気付き(←気付けよ)、購入しました。あー…買ってよかった…号泣ではなく、じんわりと涙が込み上げてくる。キャラの愛しさにもう一度会いたくなる。大好きだぁ!イキガミに続き、何度も読み直す作品です。
幸せになってほしい
ネタバレ
2022年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛を分かち合う場面はとっても少なく、胸が締め付けられるほど切ないお話。ですが長い長い年月、相手を思う気持ちはずっと色褪せずにそこにあります。好きになった相手のいない世界は意味のないものだと命を経とうとする寅ですが、裕福な家庭ゆえに脳手術が発達するまで冷凍保存させられ250年後に目覚めます。そこには恋人だった光の替わりになる全然似てないアンドロイドがいて、彼との生活が始まるのですが…。死にたかったのに生きてて、しかも目覚めたら自分の知らない世界になってて、頼れるのは毎日「寅さん!」と起こしてくれるアンドロイドのヒカル。初めは受け入れ難い現状も、一緒に暮らしていけば情も湧くし愛も…やっと2人の幸せを見れるのかと思ったら、また不幸が。作者様、鬼なんですかね?笑。えー!また250年経つの?!と読んでて悲しい通り越して呆然としました。寅もだけど、ヒカルはずっと寅の事を思いながら一人で250年も過ごしてたのかと思うと涙でてくる。もしかしたらもう一生会えないかもしれないのに生きてるってどんな気持ちなんだろう。…泣けた。
切ないそしてあったかい
ネタバレ
2022年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 切ない展開盛り沢山だけど最後はあったかい気持ちになりました。本当によかった…。
素直になれない寅雄が、光とヒカルと過ごす中で自分の気持ちに正直になっていくところも良かったです。
なかなか相手を大切にできない寅雄もちょっとな…とは思うのですが、それにしたって二度も大切な人を失うなんてツラすぎますね…。めげずに頑張って、やっと手に入れた幸福を今度こそずっとずっと大切にするのでしょう。
凄い・・!
ネタバレ
2022年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高レビューに惹かれて購入しましたが、心に静かに響いてくるような素晴らしい作品でした。色々と考えながら涙が止まりませんでした。主人公の寅は恋人光の死から逃げて自死したのに、結局、光(ヒカル)を想いながら500年も生き続けることになってしまう。それって寅にとっては余計に辛いことになってしまったのでは、、と思いながら読み進めていたけれど、最後にヒカルが1%の可能性で存在していて、あの終わり方で心が救われました。この作品に巡り会えて本当に良かったです。
4QPと一緒な気持ち。
2022年2月20日
アンドロイドものとは知らずに購入。表紙が好みだったので。最初は、こりゃ最後まで読めるかなって感じだったけど、どハマリしました。
BLっていうか、文芸書を読んでるような感じでした。
読後いろんなことを考えてしまって(寿命とかひとりで生きることとか)、しばらく他の作品には手が出せませんでした。アンドロイドもの、深い…。

4QPと一緒にとらとヒカルBのその後がただただ幸せであることを祈るばかりです。
196ページ
2022年2月18日
アンドロイドものは初めて読みましたが、良い話でした。私は号泣するではなく、最後のページで涙が一粒落ちました。
上手く言えないけれど
2022年2月16日
もう色んなものが切ないです。
寅の光への想い、ヒカルへの気持ち、両親へのわだかまり、いつも笑顔のヒカル、寅へのプログラム。
そして、人間とアンドロイドを超えた絆、必要だった時間。
全てが切ない。
それらが映画と言うより、コマ送りで流れて心に染み込んでいくような感覚の作品です。
「250年の営み」を読み終えた時は、涙が溢れました。
"ソラミミが聞こえるのに"。
常に笑顔のヒカルが堪らなく愛しいです。
胸を打たれるという表現が適切かも。
すごい作品だと思います。
美しい矛盾
ネタバレ
2022年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ しょっぱなから恋人の事故死で、本人も飛び降りてって衝撃的な内容で読むのを止められませんでした。完璧な恋人光の3割減のアンドロイドであるヒカルB。だからなのか少し人間味のあるヒカルBの250年の営みを読んで大号泣しました。ヒカルBが考えるのはトラさんの事だけ。ヒカルBが作るのは自分の家じゃなくてトラさんの家。完成したトラさんの家に元々一緒に居た家にあったのと同じ様なベッドを作っていたヒカルBに涙が止まりません…。500年かけて幸せになったその後は?トラは人間で補強出来ても寿命はあるみたいだし、またヒカルBは一人になるのか、そんな深い所まで考えさせられるお話でした。
おすすめ出来ます
2022年2月13日
最初の展開から想像外でどうなっちゃうの?と続きが気になります。アンドロイド物だとは知っていたのですが、そのイメージも良い意味で裏切られ、人間くささにすぐ大好きになってしまいました。全力で幸せを祈りたくなる良いカップルです。
人間、頑丈。
ネタバレ
2022年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死んだ恋人に似せようとして非なる残念なアンドロイドヒカルと、冷凍保存をされ続け、最終的に500年後の世界を見ることになる寅の、長い長い恋物語です。最初の250年後の寝覚めの時の、寅の気持ちを考えたらたまらんです。恋人の後追いしたのに死ねてなくて、知った人は誰もいない。いるのは死んだ恋人の劣化版。また飛び降りたくなるでしょ普通は。ヒカルのポンコツ振りで怒りまくってたせいで、死ぬどころじゃなく、それがむしろ良かったのかな。
二度目の目覚めは、寅のヒカルへの気持ちがはっきりしてたから、また辛すぎた…。
しかし、アンドロイドが頑丈なのは当然として、寅、人間のくせにやたら頑丈。死にそうになりつつ、死なない。気もふれず、強い。カッコいいです。
おもしろかった!
感動を求める人に激推し
ネタバレ
2022年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私の涙腺が弱いのか、この物語の構成が素晴らしいからなのか。何度も泣いてしまう。
ボーナストラック11頁合わせて190頁全て表題作プラスあとがきとおまけ1頁あり。キスもエッチも直接的な描写はありません。それに近いシーンが数コマあるだけ。お色気要素求める人には物足りないかも。
主人公たちの関係性と家族との関わりを考えるとBL設定ありきですが、ジャンル関係無しで心を揺さぶられたい人に激推しです。
人間とアンドロイドとのお話ですが、単純に異人種?異文化?の恋物語ではありません。
読み進めていくと、あーこれの伏線だったのかと気付くこともあって、結局何回読んでもその度に涙してしまう。
ボーナストラック『250年の営み』の作りも素晴らしく、想像力を膨らませながら読めました。短い頁や文字の少なさにも関わらず、その中にタイトルの『250年』が詰まっている。そして最後の頁の一言で涙腺崩壊。切ない涙です。
最後までなかなかハピエンが見えないのですが、それが「消化不良」と感じる方もいるかも。
余韻は残しつつも、私的には納得のいく終わり方でした。
おまけの1ページでやっとハッピーな描写が出てきます。
1回目はあっという間に読み終えてしまいましたが、何回も読み返して細かいところに目を向けて、色々と気付きながらまた感動できます。
BLファン以外の人たちにももっと読んで欲しい。。

余談ですが、終盤に出てくる四角いロボットがかわいいです。箱に◯2つ付いてるだけなのに不思議。セリフや動きに愛嬌を感じる。これも作者さんの腕なんでしょうね。
よかった
ネタバレ
2022年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ SFな内容ですが、ヒカルと寅という2人のほのぼのとした日常から、悲しい現実に号泣でした。最後はハッピエンドで良かったです。番外編とか、もっと読みたい、、、、。
いいね
0件
500回泣けます
2022年1月13日
イキガミといい、この方は天才だと思います。
こういう特殊な設定を、くだくだ説明するでもなく読者がスっと世界観に入れるってなかなかできないと思うし、こんなすごい設定思いついたらきっと、私ならもっと色々背景やエピソードを書き込みたくなってしまう。
背景も人物も、セリフやモノローグも、ごくシンプルで空白や間がたくさんあるのにきちんと伝わるのはなぜなんでしょう。
それにしても、健気なアンドロイドって、人より泣けるなぁ。。
おとぎ話
2021年12月25日
泣けました。なんだか設定が途方もない年月過ぎて頭がついて行かない?想像が出来ない感じはありましたが、とにかく切ない。
いいね
0件
いわゆるBLではないかもだけど好き
ネタバレ
2021年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『イキガミとドナー』でガツンと衝撃を受けて、好きになった作家さんの作品。

アンドロイドのヒカルB×人間、寅雄。←書き方これで合ってるのか謎なくらいBLみは少ないけど、感情の深さ切なさで言ったら断然好き。

情景が美しい。
細部を見てても楽しい。
光×寅雄ももっと見たかったけど、それはあったらあったであとが切ないから、ヒカルB×寅雄のその後の生活のほうが良いな🌙
いいね
0件
何だろう…
2021年12月9日
悲しくて、愛おしくて、寂しくて、恋しくて…。
そんなゴチャゴチャした感情が生まれた作品でした。
ただ一人の人を500年も思い続ける。
どんだけ一途だよっ!って突っ込みたくなりますが純愛と言う言葉で片付けるには勿体無い感じが…。
何とも言えない気持ちが生まれる作品でした。
尾瀬に行ってみたくなりました。
ネタバレ
2021年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 500年って途方もない。
途方もなくって呆然と立ち尽くすしかない。それでも生かされる時間の長さだけ考えるとあまりの孤独に考えるのさえやめたくなるような。
愛する人の死に耐えかねビルから飛び下りたとらが目覚めたのは250年後の世界だった。
幸せとは?と問いかけながら読みたくなる作品でした。
人から認められなくても大好きな人の目に自分が映っているだけで、好きだよって言ってくれるだけで良かったとら。完璧なアンドロイドではなく3割減のアンドロイドを愛しいと思ったとら。
人間の考え方の矛盾、その美しさと愛しさが1冊を通して言葉少なに表現されているところが素敵だなと思いました。
途方もない時間に放り出されても幸せの方向へ歩き出す人の強さと、そうさせるだけの愛をくれた存在がいたこと。
切なさで胸が押しつぶされそうになります。
想像の余地を残したラストは2人の幸せを願わずにはいられない。
何食わぬ顔で、でも悠然と流れる時間をこの1冊で全身で感じられるって凄い…辛いけど温かさも散りばめられたストーリー感動しました。
大事に読みたい作品です。
最高ファンタジー
ネタバレ
2021年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 衝撃的な出だしからひきつけられますが、起きたら彼氏のアンドロイドが。という、それぞれが育っていく姿や、2人の絆が芽生えていく過程がとても綺麗に描かれていて、素敵な作品でした!
いいね
0件
タイトルの重み
2021年10月10日
登場人物、アンドロイド、全てが愛おしく感じる作品です。矛盾とやり切れなさに満ちているけど、それでも希望を持たずにはいられなくて行動する愚かさ。ぎゅーっと抱きしめて頭をなでてあげたい。母を訪ねて三千里の時間バージョンです。
アンドロイドものの名作‼️(長文です)
ネタバレ
2021年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 突然だが昔からアンドロイドをテーマにした作品が自分の琴線に触れてしまう。古くはスティーブン.スピルバーグのA.I.最近ではカズオ・イシグロのクララとお日さま。繰り返し描かれるのは、人間という創造主により、一定の目的の為や代替品として製造され、アンドロイドは高度な知能と感情を持っているのに、無垢に、献身的に役割を果たすと人間に捨てられ、それから長い時を最初に与えられた役割を使命と捉え努力しても見放される姿。人間の身勝手さを逆説的に訴え、どちらが人間的か考えさせられる。そういった作品が繰り返し創作されるのも、国境を越えて訴えかけるテーマがあるからだろう。だが、鉄腕アトムを生んだ日本で愛を語るBL作品にはそういった定番の展開を覆す作品が数多くあり、アンドロイドもの好きとしては胸が救われる思いになる。この「500年の営み」も、そういった定番を覆したことにより、人間が抱く愛情の素晴らしさを描いていると思う。主人公寅(寅雄)は、恋人の太田光を不慮の事故で失い、自/殺を試みる。250年後に息を吹き返したときに、待っていたのがヒカルB。恋人に似せた代替品のアンドロイドとして寅の身の回りの世話をする。性能としては、不器用で素朴。不出来なアンドロイドは妙に人間的で愛嬌がある。でも太田光の代替品としてみるとやはり違い、寅はヒカルBに偽物と告げるが、その時には既に太田光の代替品としてヒカルBを見なくなりつつあったのだろう。ベッドも共にするようになったある朝、高性能のヒカルAが来てヒカルBは姿を消す。そこで、恋人の代替品としてでなく、ヒカルBを愛していることに気付いた寅が、ヒカルBを探し出して、ヒカルBの為に涙を流したとき、ヒカルBは代替品としてではなく、自分自身へ愛情が向けられていることを知り、プログラムされたのではない寅への特別な感情を知り寅を抱きしめる...。本当になんて美しいのだろうか。アンドロイドの純粋さに人間が応える姿に、人間の愛情の純粋さが表れて。その後、アンドロイドと人間の寿命の違いも、医学の進歩で人間がアンドロイドに近付き、ハッピーエンドを迎えたことを示唆する終盤の描写。どの場面も、人間とアンドロイドの純粋さが、人間も素晴らしいことを描いていて胸を打つ。何回読んでも、筋が分かっていても、このアンドロイドものの定番を覆した作品は、涙腺のツボを刺激し涙が溢れる。未見の方、おススメです。
500年てそういうことか
ネタバレ
2021年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現代から始まって、冷凍保存、蘇生を経て、かつての恋人に似せて作られたアンドロイドとの恋の話。切ない…!希望がありつつ、すごく先が気になる終わり方です
健気だ‥
ネタバレ
2021年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者様のお話は、切なくて泣けてきて、でも愛に溢れてて大好きです!
途中途中に時間軸が分からなくなる時があって、一冊に纏めず、じっくりと話が進んでいけば良かったなあとは思います。
いいね
0件
ヒカルくんが愛おしくて
2021年8月13日
『イキガミとドナー』を読んでこちらへきました。人間って、大切なものを失くして初めてその大切さに気づくんですよね。一緒にいられる時に大切にすれば良いのに、そのありがたみに気づかないし素直に表現できない。寅さん最後はよく頑張ったからヒカルくんと一緒に救われたよ。ソラミミ聞けたらなぁって思ってるヒカルくんが、いじらしくて愛おしくて泣けました。読んで良かったです。
とても感動しました。
2021年8月8日
何回も読みたいと思える作品です!!
人の感情とロボット、アンドロイドの感情が伝わってきてとても感情移入しやすかったです。
いいね
0件
白黒の良い作品
2021年7月13日
昔の白黒映画で未来を撮った様な感じがしました。とても良かったです。寅の「矛盾ありきの人間」って言葉に同調します、愛する人を想う気持ちは人でもペットでも物でも変わりないですね。
感動…(T . T)
2021年5月20日
作家さん買いでした。やっぱり良い‼︎
イキガミとドナーもそうでしたが、映画を観たかのような充実感!
何度読み返しても泣けます。
寅さんが生きてる間はヒカルと一緒にいれたらいいな。
コレはただのBL枠じゃないですね。
童話でSFでブロマンスのような
2021年4月25日
愛は愛だけど性愛よりブロマンスっぽい。設定はSFですが全体的に童話のような雰囲気でした。
私は萌えを求めてBLを読むので甘〜いお話が好みですが、甘いだけではなく心を温めてくれる余白があるお話でした。
あたたかい
2021年4月3日
本当に買ってよかったです。ストーリーがとても素敵です。心というものについて改めて考えさせられました。繰り返し読みたい作品です。
ポンコツアンドロイドは砂漠の夢を見るか
ネタバレ
2021年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 反目する家同士の光と寅は幼馴染を経て恋人となりますが、不慮の事故で光が亡くなり、光のいない人生に絶望した寅は自ら命を断ちます。が、目が覚めると光によく似たアンドロイドのヒカルが自分を起動してくれと頼んできます。起動されたヒカルは、これでようやく生まれることができたと涙を流します。実は寅が自死を謀ってから250年が過ぎており、ダメージを受けた寅の脳手術が可能となり、光そっくりのアンドロイドが、その目覚めを迎えられるようにと、両親が寅の冷凍保存契約していたのでした。ところがヒカルはかなりのポンコツで、ちっとも光に似ていません。それでも一生懸命頑張るヒカルに、かつて命を賭けた恋人とは違う想いに捉われた寅は、実際には行ったことの無い尾瀬のことを覚えていないとヒカルを責めます。尾瀬は、いつか光と一緒に行こうと約束していた場所の一つでした。250年後の尾瀬に水芭蕉やニッコウキスゲがあるのかはわからないけど、いつか一緒に行こうと約束をして、初めて寅はヒカルと一夜を共にします。ところが目覚めるとヒカルは居ず、かつての恋人にそっくりな明らかにハイスペックなアンドロイドが寅を起こします。かつて愛した恋人そのもののようなアンドロイドではなく、ポンコツなアンドロイドのヒカルを探し求める寅、次に目覚めたのは、さらに250年後でした。それでも寅はヒカルを求めて尾瀬を目指します。ロースペックで健気なアンドロイドと、恋人の死に自死を選んだ過去を踏み越え、ひたすら前進する主人公の姿に胸を打たれます。
ながかったね
2021年3月1日
ホントに素敵な物語でした。素晴らしい作家さんですね。子どもの頃に読み漁ったSFを思い出しました。大好きな作品です。
いいね
0件
美しい矛盾の先に
2021年2月28日
アンドロイドのヒカルと人間の寅の、運命と想いに号泣。人間は矛盾だらけで、自身が持つ矛盾に苦しみながら生きていくしかないのだけど、そんな矛盾の先にあるのは、希望ある未来なのかもしれない。2人の未来が幸せなものであることを。もう一度読も。
いいね
0件
たとえ同じじゃなくても。
2021年2月28日
うわ〜感動した(涙)ヒコ先生の作品で1番刺さった。読後にタイトルの重みがズシっと胸にきます✨人間は矛盾で満ちているがそれはなんて美しい矛盾だと、ロボットが言うんですね…深い。寅雄が愛したかつての恋人:光が上手かったウサギりんごをバケツいっぱいにむいて光に近づこうとしたアンドロイド。寅雄と再会した時に見せた複雑な表情。アンドロイドとしては残念でも、人間に限りなく近づいてたんじゃないかと思う♦もう光の代替品としてではなく「彼」を愛していた寅雄。エロはほぼ無くジャンルはBLですがジャンル無くてもいいくらいの壮大な愛のSFファンタジー🔧ストーリー重視派におすすめ🪑bonus track250年の営みも名作絵本のような雰囲気があり、全体的に多くは見せずしてしっかり伝えてくるヒコ先生はすごいですね👍
あの約束のために
ネタバレ
2021年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買い。この作品もとても良かったです。アンドロイドが当たり前に存在している世界。寅は恋人の死をきっかけに自 殺をはかり、冷凍保存され、目覚めた時に側に居たのは恋人に似せて造られらたアンドロイドのヒカルでした。
ヒカルが「うれしいの?」「かなしいの?」自分では理解できないその感情の意味を寅に問う姿が可愛い。そんなヒカルに寅が少しづつ心を開いていく様子も頷けます。寅がヒカルを想って流す涙によって、ヒカルが涙の意味を知るように、お互いを大切だと感じる気持ちに、人も機械もないのだと思わせてくれる、優しくて温かい描写に心を打たれます。2人を分かつ長い長い空白の時間。一つの想いだけを支えに前を向く寅に、ギュウっと胸が締め付けられますが、ラストは先生らしい、読者が幸せな未来を想像する事ができる終わり方になっていて、私はとても好きでした。
描きおろしのヒカルにはまた泣かされちゃったけど、とりあえず、2人とも本当にお疲れ様!って言いたい気分です。このお話の続きが同人誌であるみたいで読みたいけど取り扱ってる所を探しきれなかった。。いつかシーモアさんで取り扱ってもらえたら嬉しいな。
切ない………っっ
2021年2月15日
なんかもうとにかく切ない……。恋人に似てないって思いながらも、似てないからこそアンドロイド自身に惹かれていくのが…最後はちゃんと辿り着けたのかな、おまけのページは夢なのか、それとも辿り着けたというメッセージなのか……切ない
BLはあまり読みませんが。
2021年2月14日
BLはあまり読んだことがなくて、どちらかというと苦手意識が強いのですが評価が高いので購入しました。
とても純粋な話で絵も好みで、読んで良かったと思いました。
196ページ
2021年2月11日
一冊まるごと表題作。
ストーリー重視、ファンタジー。
BL要素はめっちゃ薄いですが、すっっごい良かった(泣)
心臓痛い。本当に良かった~~(号泣)
その後の番外編読みたい。
紙も買おう!
じーんとしました
2021年2月11日
無料アプリで途中まで読んでいたので値下げしたらすぐ買いました。イキガミを読んでからファンになったので同じ近未来ファンタジーで楽しく読みました。箱型のロボットが可愛かったです。内容重視派の人向き。
こんなに
2021年1月19日
こんなに泣ける漫画ない。
BLとか超えて泣ける。

天才。エロはほぼないですがめちゃめちゃ心にきます。
最高!
2020年12月30日
最高!感動した!めちゃくちゃ面白かった!読んでみる価値あり!
あぁ、もう…
2020年11月24日
なんて切ない。アンドロイドが出てくる時点でもの悲しい話だとわかりますが、とにかく愛に溢れています。幼馴染みから、両親から、アンドロイドから、旅の途中に親切にしてくれた人たちから、ロボットから…。涙がじんわり出てくる良いお話でした。何度も読み返したくなります。
「500年の営み」
2020年11月9日
ハラハラと涙が止まらなくなる。
また何度も何度も読み返したくなる。
心の中にとどめておきたい。
物語をそのまま まるごと受けて。
500年の営み。
250年の営み。
ただただありがとうございます!

2019読 2012/7/25/総196(第1~5話+描き下ろし12p bounus track+あとがき1p)
BL要素はあまりない
ネタバレ
2020年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL要素はあまりありませんでしたが優しいお話でした
これからの二人のお話が読みたいです
☆4.5
2020年10月22日
冒頭の両家のくだりから、全く想像もつかないストーリー。
まさかこんなにスケールが大きいお話だったとは!
ハッピーエンドなのにどこか物悲しさのあるお話でした。じんわり引きずって、定期的に読み返したくなるような、中毒性のあるお話だと思う。
私は好き。
レビューをシェアしよう!
作家名: 山中ヒコ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 祥伝社
雑誌: onBLUE / onBLUE comics