シリーズ3作目。
シリーズ長くなると、結婚とか子供とか親とか、重くて現実的な話になりがちで、ありきたりな葛藤の表現になって一気につまらなくなる作品が多いんですよね。
こちらも例外なく3作目ともなると、ゲイとノンケあるあるの普通の結婚だの子供だの未来を奪っているだのと悩んで2人の間に距離ができます。
出向先にいるシングルマザーとその子供が出てきたときは、あまり好きな設定ではないかも、、と、購入を後悔しましたが、攻めが器用な人ではないけども疑いようのない一途さがとても上手に描かれていること、受けが鬱陶しく感じさせないさじ加減のウダウダ感と絶妙なかわいさ感で、気がつけば涙して読み終わっていました。
とても現実的でありながら、マンガらしい幸せな展開で読後感がとても良かったです。