季節が巡る度にきっとこの作品を思い出す

ネタバレ

2024年8月5日

このレビューはネタバレを含みます▼ ため息が出る程美しい作画。SNSで試し読みをして、その絵と世界観の美しさに一目惚れし、初読み作者様にも関わらず新刊自動購入の登録をして楽しみに待っていた作品でした。

とにかく作画が繊細で美しい。季節を司る鬼たちのビジュアルもキャラもそれぞれ個性的で魅力的だし、小鬼や琥珀や柘榴もモフモフで可愛い！！背景や小物や植物も一つ一つが細かく丁寧に描かれていて、全ページが超美麗でした。そして和風・ファンタジー・美人・溺愛・嫉妬・もふもふ・愛の溢れるエロ・ハッピーエンドと、私の好きなものがギューギューに詰め込まれていました。
ただ、穏やかなストーリーが想像通りの流れでラストに辿り着いた感じがして、少し勿体無いと感じてしまいました。。。。私としてはもう少し他の鬼達が絡んで拗れてハラハラしても良かったかな、と…(とか言う私が鬼かもしれない)。
せっかくの壮大な設定と秀逸なキャラデザインが、１巻完結では表現し切れていないような気がして。上下巻もしくは３巻以上かけて、他の季鬼とのやりとりや、セリフでしか登場しなかった神との関わりも見られたら良かったのにな、、、と思いました。欲張りですみません。まだまだこの世界観を味わいたい…！！魅力的なキャラクター達を深掘りして欲しい…！！と思ったのです。
続編希望しています！！

辛口な事も書きましたが、初の漫画連載、初のコミックスだとは信じられない素晴らしいクオリティでした。今後の作品も楽しみにしています！！