悪魔はゆりかごを唄う
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悪魔はゆりかごを唄う

うめーち

解錠シーンがめちゃくちゃカッコいい!

ネタバレ
2025年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ うめーち先生の青年ジャンル。青騎士で連載中の作品。是非とも応援していきたい。

未知のウィルス・通称悪魔。人から人へと寄生し、宿主の魂を喰らい死に至らしめる。そしてまた、その死体を見て恐怖や嫌悪を抱いた者へ寄生する。死してなお灰にも宿る悪魔。聖職者であっても、人の手で祓うことはできない。

弟に憑いた悪魔を眠らせ鍵をかけ、悪魔憑きと出会った時にだけ解錠を行うエクソシストのチッチ兄弟。悪魔憑き同士が対面すると、弱い方の悪魔は強い方へ吸収される。だから、強い悪魔を求めて依頼を受ける。

正義感が強くて他の悪魔憑きを助けたいと思う弟。冷静に振る舞いながらも尋常ではない量のアルコール摂取で精神の均衡を保つ兄。司祭団、バチカンの思惑。兄弟を心配するローザと、昔馴染みのシーカ神父。そして謎の少年アダム。

いやいや、設定が面白すぎるし絵も上手すぎる!解錠シーンなどもう圧巻。2巻で明らかになる事実が非常に辛く、物語にも広がりを見せていくのですが、これから兄弟はどう乗り越え、どうなっていくのか。弟の鍵が背中っていうのがまたね…。まだ読み込みも足りないし、読み返しながら読みたいから3巻に向けて紙でも購入。ハルタ、青騎士の本はほんといい。
1巻巻末のパニモン悪意のくだりも、何か意味があったりするのかな。
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